ヌスラ戦線、自由シリア軍の合従連衡(2015月2月23日)

シャーム自由人イスラーム運動の広報局は組織の幹部でイスラーム法学者のアブー・ムハンマド・サーディク氏のビデオ声明をインターネットを通じて発信した。

ビデオ声明のなかで、サーディク氏は、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの鷹旅団、イスラーム軍、シャーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、自由シリア軍を名のる武装集団などに対して、アサド政権を打倒するための統合を呼びかけた。

Kull-na Shuraka', February 23, 2015

Kull-na Shuraka’, February 23, 2015

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アレッポ県で活動するアブー・アマーラ特殊任務中隊は声明を出し、同大隊を離反し、シャーム戦線への加入を宣言したアスィール大隊に対して、「彼らが選んだことがにとって善となるよう我々はアッラーに願っている。シャーム戦線の同胞の助けになることを願っている」との祝辞を発表した。

アスィール大隊はアブー・ジャアファル・マンスール氏が率いる武装集団で、22日にアブー・アマーラ特殊任務中隊からの離反を発表し、シャーム戦線への参加を表明していた。

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自由シリア軍に所属するという第7旅団は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線によってイドリブ県アイン・ラールーズ村が襲撃されたと非難、シャーム自由人イスラーム運動に対して旅団とヌスラ戦線の対立解消のために責任を果たすよう要求した。

AFP, February 23, 2015、AP, February 23, 2015、ARA News, February 23, 2015、Champress, February 23, 2015、al-Hayat, February 24, 2015、Iraqi News, February 23, 2015、Kull-na Shuraka’, February 23, 2015、al-Mada Press, February 23, 2015、Naharnet, February 23, 2015、NNA, February 23, 2015、Reuters, February 23, 2015、SANA, February 23, 2015、UPI, February 23, 2015などをもとに作成。

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