ダマスカス郊外県では、マナール・チャンネル(5月13日付)によると、シリア軍とヒズブッラー戦闘員がカラムーン地方の対レバノン国境地帯で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団との交戦の末、同地方最高峰のムーサー丘を制圧した。
シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊の支援を受けたヒズブッラー戦闘員は、ランクース市郊外無人地帯、ナフラ村郊外無人地帯、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯でヌスラ戦線らと交戦、ヒズブッラー戦闘員による激しい砲撃を受け、ヌスラ戦線戦闘員らは撤退を余儀なくされたという。
これに関して、SANA(5月13日付)は、シリア軍が、「抵抗運動」(ヒズブッラー戦闘員)の支援を受け、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯、ムーサー丘でシャームの民のヌスラ戦線を掃討し、同地を完全制圧したと伝えた。
またSANAによると、またトゥファイル町南部、ハズラジーヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、クッルナー・シュラカー(5月13日付)は、「カラムーン・ファトフ軍」作戦司令室がインターネットを通じて、ヒズブッラー戦闘員35人を殺害したと発表したと伝えた。
AFP, May 13, 2015、AP, May 13, 2015、ARA News, May 13, 2015、Champress, May 13, 2015、al-Hayat, May 14, 2015、Iraqi News, May 13, 2015、Kull-na Shuraka’, May 13, 2015、al-Mada Press, May 13, 2015、Qanat al-Manar, May 13, 2015、Naharnet, May 13, 2015、NNA, May 13, 2015、Reuters, May 13, 2015、SANA, May 13, 2015、UPI, May 13, 2015などをもとに作成。
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