アレッポ革命軍事評議会(自由シリア軍)前議長で独自の武装部隊を率いるアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐はフェイスブックを通じて声明を出し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・アブヤド市一帯などで「民族浄化」を行っているとするトルコ政府、ジハード主義武装集団・アル=カーイダ系武装集団、シリア革命反体制勢力国民連立などの批判に関して、「民主統一党(西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党)と人民防衛隊が組織として民族浄化に関与しているとの証拠があれば…、私は自由シリア人とともに、彼らとの戦闘の最前線に立つだろう」と発表した。
アカイディー大佐は、2014年10月、トルコのミュルシトプナル市からアイン・アラブ市に進軍、人民防衛隊と連携して、ダーイシュと交戦、その後、2015年4月にミュルシトプナル国境通行所を経由して、トルコに撤退したと報じられていた。
AFP, June 16, 2015、AP, June 16, 2015、ARA News, June 16, 2015、Champress, June 16, 2015、al-Hayat, June 17, 2015、Iraqi News, June 16, 2015、Kull-na Shuraka’, June 16, 2015、al-Mada Press, June 16, 2015、Naharnet, June 16, 2015、NNA, June 16, 2015、Reuters, June 16, 2015、SANA, June 16, 2015、UPI, June 16, 2015などをもとに作成。
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