オバマ米大統領「ロシアにアサド政権支援は失敗すると伝え続ける」(2015年9月11日)

バラク・オバマ米大統領は、9・11事件の14周年に合わせて行われたメリーランド州のフォートミード陸軍基地での軍関係者との懇親会で、ロシア軍がシリア情勢への介入の動きを強めていることに関して、アサド大統領の現状に対する懸念を示すものであり、彼がロシア側に支援を要請したとの見方を示した。

オバマ大統領はまた「我々はロシアとともに、過激派との戦いと考えている…。ロシアが我々、そして60カ国からなる有志連合とともに行動する用意があるなら、シリアでの政治的移行に関する合意が成立する可能性も生じるだろう」と述べた。

そのうえで「ロシアはアサドが支援に値するとロシアは考え続けているが…、失敗が目に見える戦略を続けることはできない、とロシアに明確に伝えたい」と付言した。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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