ハモンド英外相はアサド大統領との対話の必要を改めて強調する一方で、フランス外務省報道官はこれを依然として拒否(2015年9月25日)

英国のフィリップ・ハモンド外務大臣は『ル・モンド』(9月25日付)のインタビューで、シリア情勢に関して「もし我々は、アサドがその一部をなす権力の移譲をめぐって合意にいたるのであれば、このプロセスにおけるアクターとして彼と対話する必要がある」と述べた。

ロイター通信(9月25日付)が伝えた。

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フランス外務省のロマン・ナダル報道官は、パリでの英仏独の外相会談後に、シリア情勢について「シリア危機の解決への唯一の方法である政治的移行をめぐる広範な一致が生じている」としたうえで、「もしアサドが解決策の一部をなしていたとしたら、我々はそのことに4年前に着目していたはずだ…。彼がいることで危機は悪化している。彼が去ることが解決策の一部だ」と述べた。

AFP, September 25, 2015、AP, September 25, 2015、ARA News, September 25, 2015、Champress, September 25, 2015、al-Hayat, September 26, 2015、Iraqi News, September 25, 2015、Kull-na Shuraka’, September 25, 2015、al-Mada Press, September 25, 2015、Naharnet, September 25, 2015、NNA, September 25, 2015、Reuters, September 25, 2015、SANA, September 25, 2015、UPI, September 25, 2015などをもとに作成。

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