シリア軍がドゥーマー市(ダマスカス郊外県)、アレッポ市各所を空爆・砲撃し、70人以上が死亡、150人以上が負傷(2015年10月30日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団やシリア民間防衛団などによると、ドゥーマー市へのシリア軍の砲撃により、57人が死亡、100人が負傷した(マサール・プレス(10月30日付)によると55人が死亡、200人以上が負傷、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、47人が死亡、100人以上が負傷)。

一方、SANA(10月30日付)によると、ヌーラ村・マルジュ・スルターン村回廊一帯、マルジュ・スルターン航空基地南部、シャイフーニーヤ村、マイダアー町農場地帯、ドゥーマー市でシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまたダーライヤー市でアジュナード・シャーム・イスラーム連合の拠点を攻撃し、戦闘員9人を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市フィルドゥース地区、サラーフッディーン地区、カッラーサ地区、シャイフ・サイード地区、ハーン・アサル村を空爆し、サラーフッディーン地区では子供2人が死亡、2人が負傷、フィルドゥース地区では10人が死亡、28人が負傷、カッラーサ地区では20人が死亡、42人が負傷した。

またシャイフ・サイード地区では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員3人が死亡する一方、アレッポ市西部のザフラー地区では反体制武装集団が米国製のTOW対戦車ミサイルでシリア軍戦車を攻撃した。

シリア軍と反体制武装集団はこのほかにも、ハーン・トゥーマーン村で交戦した。

なお、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、カッラーサ地区への空爆はロシア軍によるものだという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラール・シャイフ村などガーブ平原北部を空爆する一方、反体制武装集団はアトシャーン村でシリア軍の戦車2輌を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥワイル村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサキーク村、カスタン村を「樽爆弾」などで空爆し、子供3人を含む4人が死亡した。

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ラタキア県では、SNN(10月31日付)は、反体制武装集団がカフルダブラ村を奪還したと伝えた。

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ダルアー県では、SANA(10月30日付)によると、シリア軍がムザイリーブ町、ダルアー市避難民キャンプ一帯で反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(10月30日付)によると、カッサーア地区、サーリヒーヤ区、ザバダーニー地区に迫撃砲弾20発が着弾し、1人が死亡、12人が負傷した。

AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Masar Press Agency, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、SNN, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。

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