イランのラリージャーニー国会議長「シリアとイエメンにおける危機の同時解決に向けた政治改革は諸外国の会議ではなく、国民の意見に沿って行われるべき」(2015年11月7日)

アリー・ラリージャーニー国会議長は、イランを訪問中のマーティン・シュルツ欧州議会議長と会談し、シリア情勢などへの対応について意見を交わした。

『ハヤート』(11月8日付)によると、ラリージャーニー国会議長は会談後の記者会見で、「シリアの問題は、中東地域におけるテロ活動を増大させ、同地域の解体の始まりになっており、それによってイラク、アフガニスタン、イエメンなどといった国で多くの問題が生まれてしまっている」と警鐘を鳴らし、域内から犯罪テロ行為を排除するための計画を策定するべきだと述べた。

ラリージャーニー国会議長はまた、「イランは、シリアとイエメンにおける危機の同時解決に向けた政治改革が選択されることを信じている…。この改革が、一部の国の一部の人々の会議ではなく、各国国民の意見に沿って行われるもので…、諸外国の役割は問題解決を促すことである。これらの国はシリア国民の声にとって代わることはできない」と述べた。

さらに、アサド大統領の進退については、シリアの危機を一人の人間に結びつけることは「戦略的なあやまり」だと批判した。
一方、シュルツ欧州議会議長は、アサド大統領の進退については「すべての当事者がその進退を決定するための解決策に至らねばならない…。危機を終わらせ、国民の頭上に爆弾を投下する政府の行為を含め、戦争犯罪を処罰するための国民計画を策定する必要だ」と述べた。

AFP, November 7, 2015、AP, November 7, 2015、ARA News, November 7, 2015、Champress, November 7, 2015、al-Hayat, November 8, 2015、Iraqi News, November 7, 2015、Kull-na Shuraka’, November 7, 2015、al-Mada Press, November 7, 2015、Naharnet, November 7, 2015、NNA, November 7, 2015、Reuters, November 7, 2015、SANA, November 7, 2015、UPI, November 7, 2015などをもとに作成。

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