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国内の動き
ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とダマスカスで会談した。
会談後に外務在外居住者省が発表した声明によると、両者の会談は「建設的」で、地域情勢や国連の人道活動などについて協議された。
しかし声明では、イード・アル=アドハーの休戦案について言及はなかった。
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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はまた、民主的変革諸勢力国民調整委員会の使節団とも会談した。
委員会の声明によると、会談では、地域情勢、国際情勢、両者の提案が協議された。
ハサン・アブドゥルアズィーム代表は、ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハーの休戦に関して「政治プロセスを促すだろう」と述べ、歓迎の意を表明した。
国内の暴力
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、マアッル・シャムシャ市が軍の空爆を受け、マアッラト・ニウマーン市南部の国際高速道路で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、南部環状線(ドゥワイリア)などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サクバー市でがれきの下から市民の遺体14体が発見された。
一方、SANA(10月20日付)によると、スバイナ町近郊のアドナーン・モスクで反体制武装勢力が仕掛けた爆弾が爆発した。
この爆発で、反体制武装勢力の戦闘員複数名が死傷した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、シリア国民評議会などによると、ダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区(軍・治安部隊が制圧する地区)で拷問を受けるなどして死亡した市民の遺体37体が発見された、と発表した。
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アレッポ県では、SANA(10月20日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ハナーヌー地区、ハーン・アサル村、ターディフ市、フライターン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力への掃討作戦を継続し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(10月20日付)によると、反体制武装勢力がダルアー国立病院の医師を暗殺した。
クルド民族主義勢力の動き
サウジ日刊紙『アッカーズ』(10月20日付)は、シリア・クルド国民評議会の信頼できる複数の消息筋の話として、米国がシリア分割への懸念を示しつつも、クルド人の自治を認めた連邦制を樹立することに同意した、と報じた(未確認情報)。
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クルディーヤ・ニュース(10月20日付)は、人民議会議員を務めるシリア・クルド人国民イニシアチブ代表のウマル・ウースー議員が滞在先のイランで、アサド政権崩壊後に連邦制の樹立を主唱すべきだとのシリア・クルド国民評議会などの主張に異議を拒否すると述べた、と報じた。
レバノンの動き
3月14日勢力を支持する若者グループ(ムスタクバル潮流、レバノン軍団の支持者ら)は、ベイルート県中心に位置する殉教者広場でテントを設営し座り込みを開始し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺への抗議の意思を示すとともに、ナジーブ・ミーカーティー内閣の総辞職を訴えた。
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3月14日勢力は、10月21日を「怒りの日」と名づけ、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長の葬儀への参列を国民に呼びかけた。
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前日に引き続き、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に抗議する若者が、ベイルート県、北部県、南部県などで道路を封鎖した。
また北部県トリポリ市アビー・サムラ地区では、住民どうしが衝突し、1人が死亡した。
NNA(10月20日付)が報じた。
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ナジーブ・ミーカーティー首相は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺への対応を協議するための緊急閣議で辞意を表明した。
しかし、ミシェル・スライマーン大統領が慰留し、首相はこれを受け入れた。
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『ハヤート』(10月21日付)によると、ミーカーティー首相の辞意に対して、進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首および国民党争ブロックの閣僚も、政治的真空の発生を懸念しつつ反対した。
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『アフバール』(10月20日付)は、ナジーブ・ミーカーティー首相が、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺事件発生の責任をとって辞表するとの意思をナビーフ・ビッリー国民議会議長に伝えていた、と報じた。
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3月14日勢力は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、事件発生を防げなかったナジーブ・ミーカーティー内閣を追及、総辞職を求めた。
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レバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、アリー・アブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使を追放すべきだと述べた。
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レバノン・カターイブ党のサーミー・ジュマイイル国民議会議員は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、「シリアの紛争に我々の国が巻き込まれないようにしなければならない」と述べた。
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マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教は声明を出し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を強く非難、「悪に対抗するための統合」を国民に呼びかけた。
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ムハンマド・ラシード・カッバーニー大ムフティーはテレビ演説で、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を「それによって誰が得をするのかは周知の通りだ」と非難した。
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イラン外務省報道官は外務省HPで、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を「シオニスト」の犯行と断じた。
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サウジ国営通信(SPA)は、同国高官がウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を非難した、と報じた。
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フランスのフランソワ・オランド大統領は、ミシェル・スライマーン大統領とナジーブ・ミーカーティー首相に対して、政治的真空の発生を避けるべきだと伝えた。
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潘基文国連事務総長は、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺に関して、ナジーブ・ミーカーティー首相に「レバノン国民との連帯」の意思を伝えた。
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ローマ法皇ベネディクト16世は、声明を出し、ウィサーム・ハサン内務治安軍総局情報課長暗殺を非難した。
諸外国の動き
『ミッリイェト』(10月20日付)は、トルコ軍がこれまでシリア領内に87回迫撃砲を発射し、兵士12人を殺害、複数の戦車を破壊したと報じた。
トルコは、シリア領へのサラフィー主義外国人戦闘員の潜入を事実上黙認しつつ、からの迫撃砲着弾への報復として軍にシリア領内を迫撃させている。
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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、記者会見で、ファールーク・シャルア副大統領への大統領権限の移譲などを骨子ととする持論(「イエメン型解決策」)を撤回した。
ダウトオール外務大臣はこの案を今月8日に公表したが、「イエメン型解決策は9ヶ月前には適切だった」と述べて、撤回した。
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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、シリアのすべての紛争当事者にイード・アル=アドハー(10月26~28日)の暴力停止を呼びかけた。
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ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハー(10月26~28日)の休戦案への支持を表明した。
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カタール外務省は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表によるイード・アル=アドハー(10月26~28日)の休戦案への支持を表明した。
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国連の潘基本文事務総長とアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は共同声明を出し、イード・アル=アドハー(10月26~28日)の暴力停止を呼びかけた。
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ヨルダンのナースィル・ジャウダト外務大臣はアンマンで反体制運動指導者の一人リヤード・サイフ元人民議会議員と会談し、シリア情勢について協議した。
AFP, October 20, 2012、al-Akhbar, October 20, 2012、Akhbar al-Sharq, October 20, 2012、‘Akkaz, October 20, 2012、al-Hayat, October 21, 2012、Kull-na Shuraka’, October 20, 2012、al-Kurdiya News,
October 20, 2012、Naharnet, October 20, 2012、NNA, October 20, 2012、Reuters,
October 20, 2012、SANA, October 20, 2012などをもとに作成。
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