ロシアのガティロフ外務次官「テロ組織に関して米国とロシアの視点は極めて近い」(2015年12月30日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヴラジミール・プーチン大統領がジョン・ケリー米国務長官との最近の会談で、アサド大統領の選挙への出馬を求めたとするブルームバーグ・ニュースの報道を否定した。

一方、ゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ウィーン会議での合意と国連安保理決議第2254号に従い、国際シリア支援グループ(ISSG)が作成しているテロ組織のリストに関して、「ダーイシュ(イスラーム国)、アル=カーイダ、ヌスラ戦線というテロ組織に関する我々の見解は一致している」と述べ、米国とロシアの視点に関して「極めて近い」ことを強調した。

ガティロフ外務次官はまた、「ヒズブッラーとハマースについては、我々は米国と協議することすら拒否している」と付言した。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

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