シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市に近いサリーブ村、アッラーン村を制圧(2016年1月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市から10キロ弱の距離に位置するアッラーン村を制圧した。

同村制圧に際しては、ロシア軍が航空支援を行ったという。

これに関して、同監視団は、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市各所を8回にわたり空爆したと発表した。

一方、SANA(1月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のサリーブ村およびその周辺一帯をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

シリア軍はまた、ダーイシュから奪還したサーリブ村・アイン・バイダー村・ナスルッラー村間の幹線道路を再開した。

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アッシリア人権監視団は、ハサカ県タッル・シャーミーラーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に拉致していた住民(アッシリア教徒)のうち16人が新たに解放されたと発表した。

AFP, January 14, 2016、AP, January 14, 2016、ARA News, January 14, 2016、Champress, January 14, 2016、al-Hayat, January 15, 2016、Iraqi News, January 14, 2016、Kull-na Shuraka’, January 14, 2016、al-Mada Press, January 14, 2016、Naharnet, January 14, 2016、NNA, January 14, 2016、Reuters, January 14, 2016、SANA, January 14, 2016、UPI, January 14, 2016などをもとに作成。

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