アレッポ県では、『ハヤート』(1月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、国境近く(アアザーズ市東部)のバラーギーディー村一帯を襲撃し、反体制武装集団との戦闘の末に同地を制圧した。
これに対して、トルコ軍が反体制武装集団を支援するかたちで攻撃、反体制武装集団はバラーギー村一帯を奪還した。
また、有志連合と思われる戦闘機が同地一帯を空爆、バザーア村では女性1人と子供4人の合わせて5人が死亡、多数が負傷した。
なお、クッルナー・シュラカー(1月23日付)によると、ダーイシュはバッル村、バラーギーダ丘、シャイフ・リーフ村に侵攻、シャーム戦線などとの戦闘の末、同地を制圧したという。
また、ARA News(1月23日付)によると、バッル村の北部に位置するトルコ領内のキリス市では、シリア領内から発射されたと思われる迫撃砲弾2発が着弾、うち1発がハイダル・アトゥンチュ診察所に着弾した。
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ARA News(1月23日付)によると、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団とトルクメン人(トルコ系シリア人)武装組織スルターン・ムラード旅団は、カッラ・クーバリー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。
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ARA News(1月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)はジャラーブルス市、マンビジュ市の住民に対して、ロシア軍の空爆を避けるために市外に避難することを禁止すると発表した。
AFP, January 23, 2016、AP, January 23, 2016、ARA News, January 23, 2016、Champress, January 23, 2016、al-Hayat, January 24, 2016、Iraqi News, January 23, 2016、Kull-na Shuraka’, January 23, 2016、al-Mada Press, January 23, 2016、Naharnet, January 23, 2016、NNA, January 23, 2016、Reuters, January 23, 2016、SANA, January 23, 2016、UPI, January 23, 2016などをもとに作成。
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