YPGおよびシリア民主軍はそれぞれ声明を出し、米露によるシリアでの敵対行為の停止に関する合意を遵守すると発表(2016年2月25日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官はフェイスブックを通じて声明を出し、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意について「我々は米・ロシアによって発表された戦闘停止プロセスを大いに重視している」としたうえで、「合意が発行されれば、たとえ我々が攻撃に曝されたとしても、正当な自衛権の範囲内での敵への報復を留保するだろう」と発表した。

**

人民防衛隊主体のシリア民主軍の総司令部は声明を出し、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意について「我々はこの提案をシリアでの現下の危機の政治的・平和的解決に向けた前向きな一歩だとみなし、米国に対して我々の(遵守するという)決定を告知した」と発表した。

AFP, February 25, 2016、AP, February 25, 2016、ARA News, February 25, 2016、Champress, February 25, 2016、al-Hayat, February 26, 2016、Iraqi News, February 25, 2016、Kull-na Shuraka’, February 25, 2016、al-Mada Press, February 25, 2016、Naharnet, February 25, 2016、NNA, February 25, 2016、Reuters, February 25, 2016、SANA, February 25, 2016、UPI, February 25, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.