シリア軍はダマスカス郊外県マルジュ・スルターン村一帯でヌスラ戦線、イスラーム軍などへの攻勢を強める(2016年3月10日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス県東部のサラーム高速道路一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と激しく交戦した。

またマルジュ・スルターン村に近いバーラー村一帯でも、シリア軍、国防隊が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月10日付)によると、シリア軍は9日深夜から10日未明にかけて、東グータ地方に戦車、装甲車などを展開させ、バーラー村一帯への攻撃を激化させ、「革命家」はシリア軍の進軍を食い止め、多数の兵士を殺傷したという。

マルジュ・スルターン村一帯は、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などが合同作戦司令室を設置し、シリア軍に対して抵抗を続けている。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区、サカン・シャバービー地区一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がシャームの民音ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、シャイフ・マクスード地区ではヌスラ戦線側の砲撃で10人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムーリク市一帯を砲撃し、またトルキスタン人戦闘員などからなるジハード主義武装集団と交戦し、シリア人・非シリア人戦闘員20人以上が死亡した。

これに関して、SANA(3月10日付)は、シリア軍がマアーン村、タイバト・イスム村、シャアタ村、カッラーフ村、ラーイ山一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦交戦し、戦闘員70人以上を殲滅した、と伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、シリア人・アラブ系・アジア系民兵がロシア軍の指揮のもと、クルド山一帯で、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦を続けた。

AFP, March 10, 2016、AP, March 10, 2016、ARA News, March 10, 2016、Champress, March 10, 2016、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2016、al-Hayat, March 11, 2016、Iraqi News, March 10, 2016、Kull-na Shuraka’, March 10, 2016、al-Mada Press, March 10, 2016、Naharnet, March 10, 2016、NNA, March 10, 2016、Reuters, March 10, 2016、SANA, March 10, 2016、UPI, March 10, 2016などをもとに作成。

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