イドリブ県では、ARA News(3月16日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市の住民らが、シャームの民のヌスラ戦線による第13師団の掃討とメンバー逮捕に抗議し、市内各所で街頭デモを行った。
抗議デモは12日の事件発生以来、連日続いているという。
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第13師団はSNSを通じて声明を出し、12日にイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市とヒーシュ村でシャームの民のヌスラ戦線とジュンド・アクサー機構に捕らえられたメンバーのうち、士官1人(イブラーヒーム・ハーリド大尉)とメンバー17人が依然として拘束されていると発表し、その氏名を公表した。
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ムジャーヒディーン軍はSNSを通じて声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線に対して「1個人の過ちを組織全体の過ちとしない」よう呼びかけ、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で拘束した第13師団のメンバーの釈放と、独立司法裁判所での事件の審理を呼びかけた。
またシャームの民のウラマー連盟も声明を出し、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でのシャームの民のヌスラ戦線と第13師団の対立に関して、独立司法委員会のもとで対立を解消するよう呼びかけた。
AFP, March 16, 2016、AP, March 16, 2016、ARA News, March 16, 2016、Champress, March 16, 2016、al-Hayat, March 17, 2016、Iraqi News, March 16, 2016、Kull-na Shuraka’, March 16, 2016、al-Mada Press, March 16, 2016、Naharnet, March 16, 2016、NNA, March 16, 2016、Reuters, March 16, 2016、SANA, March 16, 2016、UPI, March 16, 2016などをもとに作成。
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