ハサカ県のアラブ人部族は「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言を非難、拒否すると宣言(2016年3月18日)

ハサカ県で活動するとされるアラブ人部族の武装連合組織「東部戦線」およびその政治母体の「シリア部族最高評議会」のムダッル・ハマード・アスアド報道官は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局支配地域での「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言に関して、「シリアの主権、領土の統一性に抵触し、民族対立を助長する」と非難、拒否すると表明した。

なお声明によると、「東部戦線」と「シリア部族最高評議会」はバッカーラ部族、ジュブール部族、タイイ部族、ジャイス(カイス)部族、ズファイル部族、ブー・バナー部族、バキール・アカイダート部族、シャラービーイーン部族、ウドワーン部族、ファドアーン部族から構成されている、という。

AFP, March 18, 2016、AP, March 18, 2016、ARA News, March 18, 2016、Champress, March 18, 2016、al-Hayat, March 19, 2016、Iraqi News, March 18, 2016、Kull-na Shuraka’, March 18, 2016、al-Mada Press, March 18, 2016、Naharnet, March 18, 2016、NNA, March 18, 2016、Reuters, March 18, 2016、SANA, March 18, 2016、UPI, March 18, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.