アレッポ市に対する反体制派の砲撃で子供2人を含む住民7人が死亡(2016年5月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と共闘する反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市西部を砲撃し、子供2人を含む7住民人が死亡した。

また、SANA(5月15日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ブスターン・ザフラ地区を砲撃し、女性1人が負傷した。

一方、ARA News(5月15日付)によると、アレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン市一帯で、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍との戦闘を続けた。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、トルクメン山一帯でシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団がシリア軍、外国人民兵と交戦した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたキンサッバー町、マズアリー村、アイン・フール村一帯、クルド山一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アフル・スンナ大隊、ヒムス軍団、アジュナード・ヒムスからなる武装集団によって占拠されたザーラ村を空爆、またシリア軍、国防隊がこれらの武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(5月15日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がバアス市一帯に侵攻したが、シリア軍がこれを撃退した。

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ダルアー県では、SANA(5月15日付)によると、シリア軍がダルアー市難民キャンプ地区、マンシヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。


AFP, May 15, 2016、AP, May 15, 2016、ARA News, May 15, 2016、Champress, May 15, 2016、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2016、al-Hayat, May 16, 2016、Iraqi News, May 15, 2016、Kull-na Shuraka’, May 15, 2016、al-Mada Press, May 15, 2016、Naharnet, May 15, 2016、NNA, May 15, 2016、Reuters, May 15, 2016、SANA, May 15, 2016、UPI, May 15, 2016などをもとに作成。

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