ドイツ外務省はシリアで失踪し、ヌスラ戦線に拉致されていたとされるドイツ人女性記者の解放を確認(2016年9月29日)

ドイツ外務省はシリアで失踪し、ヌスラ戦線に拉致されていたとされるドイツ人女性記者の解放を確認(2016年9月29日)

シリアのアル=カーイダ「シャーム・ファトフ戦線」(旧シャームの民のヌスラ戦線)が27日付の声明で解放を報じたドイツ人女性ジャーナリストのジャニナ・フィンダイセン氏(27歳)とその息子(乳児)の2人に関して、ドイツ外務省は、シリア領内からトルコ領内に移送され、無事在トルコ・ドイツ領事館職人に保護されたことを明らかにした。

フィンダイセン氏らの解放に際して、身代金の授受がなされたかは不明。

フィンダイセン氏は2015年10月にシリア領内で消息を絶っていたが、ドイツ当局の要請を受け、メディアでの報道は規制されていた。

フィンダイセン氏の失踪について2016年2月に報じたドイツ誌『フォーカス』は、同氏が「ヌスラ戦線内の犯罪集団」に拉致され、500万ユーロの身代金支払いを要求されていたと伝えていた。

『テレグラフ』(9月29日付)などが伝えた。

AFP, September 29, 2016、AP, September 29, 2016、ARA News, September 29, 2016、Champress, September 29, 2016、al-Hayat, September 30, 2016、Iraqi News, September 29, 2016、Kull-na Shuraka’, September 29, 2016、al-Mada Press, September 29, 2016、Naharnet, September 29, 2016、NNA, September 29, 2016、Reuters, September 29, 2016、SANA, September 29, 2016、UPI, September 29, 2016などをもとに作成。

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