米国務省ナウアート報道官「米国はダーイシュ掃討後もシリアに駐留することは計画していない」(2017年8月19日)

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は、米軍がシリア北部に長期にわたって駐留するとしたシリア民主軍のサッルー報道官の発言に関して、「米国はダーイシュ(イスラーム国)掃討後もシリアに駐留することは計画していない。シリア人が自分自身で国を指導しなければならない」と述べ、否定した。

ナウアート報道官は「我々の目標はダーイシュを打ち負かすことで、それ以外の何ごともするつもりはない。我々は、米国、そしてそれ以外の勢力ではなく、シリア人が自分たちの国を指導することを望んでいる…。私たちの目標は(シリアに駐留することではなく)ダーイシュを殲滅することだ」と述べた。

ARA News(8月19日付)が伝えた。

ARA News, August 19, 2017

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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