YPG主体のシリア民主軍のサッルー報道官「米国はこの先数十年にわたりシリア北部に駐留する」(2017年8月19日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は、ロイター通信(8月19日付)の取材に対し、「米国には(シリア北部に)留まる戦略的利益がある…。彼らにはこの先数十年にわたる戦略的な政策がある」と述べ、米軍が西クルディスタン移行期民政局の支配地域への駐留を続けるだろうとの見方を示した。

サッルー報道官はまた「軍事、経済、政治面で、北部地域の指導部(西クルディスタン移行期民政局、北シリア民主連邦当局)と米政権との間で長期的な合意が交わされることになろう」と付言した。

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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