米主導の有志連合がタンフ国境通行所近くでシリア軍を爆撃、米国はこれを否定しつつも「正体不明の敵」への攻撃を認める(2018年6月22日)

ヒムス県では、AFP(6月22日付)によると、米主導の有志連合が、タドムル市の南東約50キロに位置する砂漠地帯(ハルバ地区)でシリア軍の拠点に対して爆撃を行い、兵士1人が死亡、7人が負傷した。

ロイター通信(6月22日付)も、予備部隊の司令官の話として、米軍などの占領下にあるタンフ国境地帯近くのシリア軍拠点が爆撃を受けて、兵士1人が死亡したと伝えた。

SANA(6月22日付)も、21日版のハルバ地区に対する有志連合の爆撃でシリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷したと伝えた。

しかし、米国防総省のエイドリアン・ランキン=ギャロウェイ報道官(少佐)はAFPに対して、「革命特殊任務軍と有志連合の顧問が基地近くで、「非衝突地帯」(deconfliction zone)外に展開していた正体不明の敵部隊の攻撃を受け…、自衛のために反撃した」と述べ、爆撃したとの報道を否定した。

syria.liveuamap.com, June 22, 2018

AFP, June 22, 2018、ANHA, June 22, 2018、AP, June 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2018、al-Hayat, June 23, 2018、Reuters, June 22, 2018、SANA, June 22, 2018、UPI, June 22, 2018などをもとに作成。

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