「オリーブの怒り」作戦司令室を名乗る武装集団が、声明を出し、イドリブ県のアティマ村でトルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の武器弾薬庫、塗装工場を爆破、戦闘員5人を殺害、6人を負傷させたと発表した。
「オリーブの怒り」作戦司令室は、7月1日に結成が発表された組織で、イドリブ県、アレッポ県でのトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団に対する抵抗を目的としている。
また、シリア人権監視団によると、シリア軍がナージヤ村、ビダーマー町を砲撃した。
さらに、『ハヤート』(7月19日付)が複数の活動家および地元消息筋の話として伝えたところによると、ダーナー市の反体制武装集団(イスラーム警察)の本部で大きな爆発が発生し、多数が死傷した。
一方、シャーム解放機構は、マアッルシューリーン村で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる10人を拘束した。
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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月18日付)によると、国民解放戦線が県南部に進攻したシリア軍と交戦した。
AFP, July 18, 2018、ANHA, July 18, 2018、AP, July 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2018、al-Hayat, July 19, 2018、Reuters, July 18, 2018、SANA, July 18, 2018、UPI, July 18, 2018などをもとに作成。
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