北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市で12時30分頃に爆発が発生し、米軍兵士を含む多数が死傷した。
北・東シリア自治局、人民防衛隊(YPG)、民主統一党(PYD)に近いANHA(1月16日付)によると、爆発が起きたのはスンドゥス通りにあるカスル・ウマラー・レストラン。
自爆によるもので、米軍兵士のほかにも、人民防衛隊(YPG)や住民多数が死傷したという。
ANHA(1月16日付)がマンビジュ市の医療委員会の情報として伝えたところによると、死者は13人(うち米国人4人)。
なお、反体制系のドゥラル・シャーミーヤ(1月16日付)などは、カスル・ウマラー・レストラン近くにある女学校前を米軍パトロール部隊が通過した際に爆発が発生したとし、事実と異なる報道を行っていた。
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ANHAはその後、スンドゥス通りに設置された監視カメラが撮影した爆発発生時の画像をユーチューブを通じて公開した。
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爆発で死傷した米国人は、ヘリコプターでただちにマンビジュ市から搬送された。
搬送先は不明。
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一方、死亡したシリア人9人のうち2人はアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市出身者で、同日中に遺体はアイン・アラブ市に搬送された。
AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。
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