ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月30日付)を公開し、5月29日に難民1,301人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは356人(うち女性107人、子供181人)、ヨルダンから帰国したのは945人(うち女性284人、子供482人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は239,301人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者82,572人(うち女性25,222人、子ども42,540人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者155,729人(うち女性46,729人、子ども79,409人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 468,581人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。
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一方、国内避難民210人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性2人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは5人(うち女性1人、子供3人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは202人(うち女性68人、子供81人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,453人(うち女性4,383人、子供5,48人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,049人(うち女性386,338人、子供648,448人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した202人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は202人だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, May 30, 2019をもとに作成。
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