イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから148日目を迎えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府支配下のマアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所でシリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦し、シリア軍兵士4人が死亡、6人が負傷した。
また、ザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯に潜入しようとしたシリア軍部隊が、地雷の爆発に巻き込まれて、士官1人と兵士2人が死亡した。
これに対して、シリア軍はルワイハ村一帯を砲撃、シャーム解放機構メンバー1人が死亡、1人が負傷した。
シリア軍はこのほかにも、カンスフラ村、カフル・ウワイド村、アイン・ラールーズ村、ファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村などを砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のクルド山一帯を砲撃した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。
AFP, July 31, 2020、ANHA, July 31, 2020、AP, July 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 31, 2020、Reuters, July 31, 2020、SANA, July 31, 2020、SOHR, July 31, 2020、UPI, July 31, 2020などをもとに作成。
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