トルコ軍ドローンがハサカ県北東部を爆撃、シリア民主軍自衛部隊の隊員2人が死亡(2020年10月20日)

ハサカ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍の偵察用の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のマズリー村、ダイルカー・バラーフィー村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、爆撃は車を狙ったもので、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する「自衛部隊」の隊員2人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(10月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民5人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市とジャンディールス町を結ぶ街道で、トルコ軍装甲車が子供2人が乗っていたオートバイと衝突、乗っていた子供1人が死亡、1人が負傷した。

一方、トルコの占領下にあるバーブ市近郊のシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)に展開するトルコ軍部隊は、カーウカリー村にあるシリア民主軍バーブ軍事評議会の拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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