イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバルシューン村、イブリーン村、バルユーン村、M4高速道路沿線のアリーハー村を砲撃し、バルシューン村では子供2人、バルユーン村では子供2人、イブリーン村では女性1人と子供3人を含む5人が死亡し、アリーハー村では子供4人を含む5人が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
また、ロシア軍戦闘機もルージュ平原北部にある灌漑用の給水ステーション、シャイフ・ユースフ村にあるホワイト・ヘルメットのセンターに対して爆撃を行った。
これに対して、トルコ軍はハーン・スブル村、ハーミディーヤ村にあるシリア軍の拠点複数カ所に対して迫撃砲とロケット弾による砲撃を加えた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、当局によって逮捕されていたドゥーマー市の反体制活動家のうち、シリア人の殺害に関与してなかったことが確認された住民23人が釈放された。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を49件(イドリブ県23件、ラタキア県13件、アレッポ県6件、ハマー県7件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は40件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。
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