ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県フドル丘を4回にわたって爆撃(2021年10月12日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるフドル丘を4回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配地を爆撃するのは5日ぶり。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフル・アンマ村一帯を砲撃し、女性1人と子供4人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアムキーヤ町で砲撃戦を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

AFP, October 12, 2021、ANHA, October 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2021、Reuters, October 12, 2021、SANA, October 12, 2021、SOHR, October 12, 2021などをもとに作成。

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