ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を爆撃、シリア軍と「決戦」作戦司令室の砲撃戦で死傷者(2021年10月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村一帯を爆撃した。

シリア軍もバーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から兵員輸送車、武器を積んだ貨物車輌など20輌からなる車列をシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハッダーダ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃し、女性1人を含む2人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市一帯、イルハーブ村を砲撃し、ダーラ・イッザ市一帯では子供2人と女性1人を含む4人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 23, 2021、ANHA, October 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 23, 2021、Reuters, October 23, 2021、SANA, October 23, 2021、SOHR, October 23, 2021、October 24, 2021などをもとに作成。

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