「決戦」作戦司令室がイドリブ県サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2022年10月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のマアッラート・ヌアサーン市を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるシャイフ・アキール山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村でシリア軍第4師団の兵士が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、タスィール町とサフム・ジャウラーン村を結ぶ街道で、シリア政府に協力していた住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

さらにヤルムーク川河畔でも住民1人が撃たれて死亡した。

AFP, October 1, 2022、ANHA, October 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2022、Reuters, October 1, 2022、SANA, October 1, 2022、SOHR, October 1, 2022などをもとに作成。

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