シリア軍は米国、ヨルダンが支援する「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室支配下のダマスカス郊外県東部砂漠地帯に進攻し、サブア・ビヤール区を制圧(2017年5月8日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月9日付)によると、シリア軍は、「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室所属の反体制武装集団が3月末から4月初めかけてダーイシュ(イスラーム国)から奪取した県東部砂漠地帯のサブア・ビヤール区に進攻し、同地を制圧した。

「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室は、東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団、部族自由人軍団、カルヤタイン殉教者、革命特殊任務軍、部族自由人軍からなる連合組織で、米国、英国、ヨルダンからの支援を受けているとされる。

syria.liveuamap.com, May 9, 2017

AFP, May 9, 2017、AP, May 9, 2017、ARA News, May 9, 2017、Champress, May 9, 2017、al-Hayat, May 10, 2017、Kull-na Shuraka’, May 9, 2017、al-Mada Press, May 9, 2017、Naharnet, May 9, 2017、NNA, May 9, 2017、Reuters, May 9, 2017、SANA, May 9, 2017、UPI, May 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍とダーイシュがタブカ市第1地区で激しく交戦(2017年5月8日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、タブカ市(サウラ市)第1地区を制圧したと発表した。

しかし、ARA News(5月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が第1地区を重火器などで攻撃し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と激しく交戦した。

これに関して、人民防衛隊は声明を出し、タブカ市の戦闘で隊員14人が死亡したことを認めた。

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部のマンスーラ市を砲撃した。

ARA News, May 8, 2017

なお、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がラッカ県およびハマー県東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点などに対する空爆を実施し、民間人10人以上が死亡した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーラト・イッザ市で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が撃ったと思われる迫撃砲弾複数発が着弾したと思われる爆発が発生した。

AFP, May 8, 2017、AP, May 8, 2017、ARA News, May 8, 2017、Champress, May 8, 2017、al-Hayat, May 9, 2017、Kull-na Shuraka’, May 8, 2017、al-Mada Press, May 8, 2017、Naharnet, May 8, 2017、NNA, May 8, 2017、Reuters, May 8, 2017、SANA, May 8, 2017、UPI, May 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がファールーク・ウマル大隊の司令官ら4人を処刑(2017年5月8日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍は県西部のヤルムーク川河畔での戦闘で、反体制武装集団のファールーク・ウマル大隊の司令官ら4人を処刑した。

AFP, May 8, 2017、AP, May 8, 2017、ARA News, May 8, 2017、Champress, May 8, 2017、al-Hayat, May 9, 2017、Kull-na Shuraka’, May 8, 2017、al-Mada Press, May 8, 2017、Naharnet, May 8, 2017、NNA, May 8, 2017、Reuters, May 8, 2017、SANA, May 8, 2017、UPI, May 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県最後のダーイシュの拠点マスカナ市郊外が所属不明の戦闘機の爆撃を受ける(2017年5月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア・ロシア両軍が攻勢を強める県内最後のダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市マスカナ市郊外が戦闘機(所属不明)の空爆を受け、少なくとも7人が死亡した。

**

ヒムス県では、SANA(5月8日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(5月8日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のサルダ山一帯、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またムッラート村、ムーハサン市でダーイシュの拠点、船舶を空爆、これを破壊した。

**

ハマー県では、SANA(5月8日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市・シャイフ・ハラール村・イスリヤー村街道でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

AFP, May 8, 2017、AP, May 8, 2017、ARA News, May 8, 2017、Champress, May 8, 2017、al-Hayat, May 9, 2017、Kull-na Shuraka’, May 8, 2017、al-Mada Press, May 8, 2017、Naharnet, May 8, 2017、NNA, May 8, 2017、Reuters, May 8, 2017、SANA, May 8, 2017、UPI, May 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団はシリア軍が各地で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に違反したと発表(2017年5月8日)

シリア人権監視団は、前日に引き続き、各地でシリア軍による「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」が定めた停戦違反が発生したと発表した。

しかし、この停戦違反で民間人の死者は記録されず、ハマー県ズラーキーヤ村一帯で、シャーム解放機構と共闘するイッザ軍や「イスラーム主義武装諸派」の戦闘員14人とシリア軍兵士11人、ダルアー県ヒルバト・ガザーラ町一帯で反体制派戦闘員4人が死亡したのみだったという。

シリア人権監視団が主張する停戦違反は以下の通り:

**

ハマー県では、シリア軍がラターミナ町一帯を「樽爆弾」で空爆、砲撃し、ズラーキーヤート村一帯で「イスラーム主義武装諸派」(シャーム解放機構などからなる反体制武装集団)と交戦した。

なお、SANA(5月8日付)も、シリア軍がヒルブナフサ村、ザーラ村一帯などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦したと伝えた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア軍が東グータ地方のアシュアリー農場一帯を砲撃、「イスラーム主義武装諸派」と交戦した。

またクッルナー・シュラカー(5月8日付)によると、東グータ地方のバイト・ナーイム村一帯でもシリア軍と反体制武装集団が交戦したという。

**

ダルアー県では、シリア軍がヌアイマ村、ヤードゥーダ村を砲撃した。

**

クナイトラ県では、シリア軍が西サムダーニーヤ村を砲撃した。

**

ヒムス県では、タルビーサ市一帯でシリア軍が「イスラーム主義武装諸派」と交戦、ウンム・シャルシューム村を砲撃した。

**

AFP, May 8, 2017、AP, May 8, 2017、ARA News, May 8, 2017、Champress, May 8, 2017、al-Hayat, May 9, 2017、Kull-na Shuraka’, May 8, 2017、al-Mada Press, May 8, 2017、Naharnet, May 8, 2017、NNA, May 8, 2017、Reuters, May 8, 2017、SANA, May 8, 2017、UPI, May 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、タブカ市内の国立病院を制圧(2017年5月7日)

ラッカ県では、ARA News(5月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タブカ市内の国立病院を制圧した。

AFP, May 7, 2017、AP, May 7, 2017、ARA News, May 7, 2017、Champress, May 7, 2017、al-Hayat, May 8, 2017、Kull-na Shuraka’, May 7, 2017、al-Mada Press, May 7, 2017、Naharnet, May 7, 2017、NNA, May 7, 2017、Reuters, May 7, 2017、SANA, May 7, 2017、UPI, May 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦いを続ける(2017年5月7日)

ヒムス県では、SANA(5月7日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を拡大し、県東部のマドラージュ丘、ウンム・スィルジュ村東部の複数カ所を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(5月7日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市南部の墓地地区のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を実施、ダーイシュと交戦した。

AFP, May 7, 2017、AP, May 7, 2017、ARA News, May 7, 2017、Champress, May 7, 2017、al-Hayat, May 8, 2017、Kull-na Shuraka’, May 7, 2017、al-Mada Press, May 7, 2017、Naharnet, May 7, 2017、NNA, May 7, 2017、Reuters, May 7, 2017、SANA, May 7, 2017、UPI, May 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「緊張緩和地帯」各所で20件弱の停戦違反が発生(2017年5月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」(5月6日0時0分に発効)への違反を18件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が10件、ラタキア県が3件、ダルアー県が3件、ハマー県が2件。

またトルコ側の監視チームも15件(内訳はダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ダルアー県3件、ハマー県7件、ヒムス県3件)の停戦違反を確認したという。

またトルコ側の監視チームも11件の停戦違反を確認したという。

その内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ダルアー県が2件、ハマー県が2件、ヒムス県が1件、アレッポ県が1件、イドリブ県が1件。

**

一方、シリア人権監視団は、ロシア、トルコ、イランが署名した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(緊張緩和地帯設置にかかる覚書)の発効(5月6日0時0分)後「40時間の間に、イドリブ県、ハマー県、ヒムス県…、ダマスカス県東部の東グータ地方…シリア南部に拡がる緊張緩和地帯内で複数の違反が発生した」と発表した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町各所を「樽爆弾」で空爆、ズラーキーヤート村一帯で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

『ハヤート』(5月8日付)によると、この戦闘でシリア軍はズラーキーヤート村を制圧した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるタルビーサ市、ガントゥー市とタルビーサ市を結ぶ街道一帯、ハウラ地方を砲撃し、子供1人が死亡した。

また反体制武装集団はシリア政府支配下のジャッブーリーン村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外のザフラー協会地区一帯、バヤーヌーン町一帯で、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカーブーン区を地対地ミサイルと思われる砲弾などで攻撃し、反体制武装集団と交戦した。

また、カーブーン区東部に隣接する東グータ地方では、シリア軍がラフマーン軍団、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団と交戦し、東グータ地方のアシュアリー農場一帯、ムハンマディーヤ町、カフルバトナー町一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村各所、ヒルバト・ガザーラ町一帯(西ガーリヤ村一帯)、ダルアー市内を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月2日付)によると、シリア政府が県東部の反体制武装集団支配地域とシリア政府支配地域を結ぶために新たに設置した「通商路」を6日に閉鎖したことを受け、反体制武装集団側も「通商路」の封鎖を決定した発表した。

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(5月7日付)によると、シリア軍とヒズブッラーが6日晩、西サムダーニーヤ村方面に進攻し、同地を支配する反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 7, 2017、AP, May 7, 2017、ARA News, May 7, 2017、Champress, May 7, 2017、al-Hayat, May 8, 2017、Kull-na Shuraka’, May 7, 2017、al-Mada Press, May 7, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 7, 2017、Naharnet, May 7, 2017、NNA, May 7, 2017、Reuters, May 7, 2017、SANA, May 7, 2017、UPI, May 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合がラッカ県各所を爆撃(2017年5月6日)

ラッカ県では、ARA News(5月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市、マシュラファ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またラッカ市北西部のハッバース村では、ダーイシュが自爆攻撃を行い、住民4人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、有志連合(と思われる戦闘機)がラッカ市郊外、タブカ市パレスチナ通り地区を空爆、タブカ市では住民18人が死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、ARA News(5月6日付)によると、有志連合と思われる無人航空機がダイル・ザウル市北東部に位置するバクアーン村の鉄橋近くでダーイシュ(イスラーム国)の車輌を空爆、乗っていたダーイシュの司令官2人を殺害した。


AFP, May 6, 2017、AP, May 6, 2017、ARA News, May 6, 2017、Champress, May 6, 2017、al-Hayat, May 7, 2017、Kull-na Shuraka’, May 6, 2017、al-Mada Press, May 6, 2017、Naharnet, May 6, 2017、NNA, May 6, 2017、Reuters, May 6, 2017、SANA, May 6, 2017、UPI, May 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(緊張緩和地帯設置にかかる覚書)が発効し、各地で散発的戦闘続く(2017年5月6日)

ロシア国防省は声明を出し、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが署名した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(緊張緩和地帯設置にかかる覚書)が5月6日0時0分に発効したと発表した。

2016年12月30日の0時0分にロシアとトルコの合意に基づき発効した停戦を再発効するかたちとなった今回の停戦には、ロシア国防省によると、65の反体制武装集団が参加している。

停戦最発効後、ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームは、シリア国内で15件の違反があったことを確認したという。

その内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が9件、ハマー県が3件、ラタキア県が2件、ダルアー県が1件。

またトルコ側の監視チームも11件の停戦違反を確認したという。

その内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ダルアー県が2件、ハマー県が2件、ヒムス県が1件、アレッポ県が1件、イドリブ県が1件。

一方、米国務省は声明で、レックス・ティラーソン米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が電話会談を行い、シリア情勢などについて意見を交わしたと発表した。

**

一方、クッルナー・シュラカー(5月6日付)は、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」発効後、各地で散発的な停戦違反が発生したと伝えた。

同サイトによると、合意発効後、ヒムス県ティール・マアッラ村、タルビーサ市に対して「親政権のシーア派民兵」が砲撃を加えたという。

また、ハマー県でも、ズラーキーヤート村に対して「イランとイラクの民兵」が砲撃を行ったのを受け、ラターミナ町、ズラーキーヤート村で戦闘が発生、ハラファーヤー市、スーラーン市、マサースィナ村に展開するシリア軍が砲撃を行ったという。

なお、同サイトは、ダマスカス県カーブーン区、ダルアー県でも、シリア軍による停戦違反があったと伝えているが、両地では停戦対象外のシャーム解放機構が戦闘を継続している。

**

シリア人権監視団もまた、イドリブ県、ハマー県(ズラーキーヤート村、ラターミナ町、ザカート村、ムハルダ市)、ヒムス県、ダマスカス郊外県東グータ地方(ムハンマディーヤ町)、ダマスカス県(カーブーン区、ティシュリーン地区)、ダルアー県(ヒルバト・ガザーラ町一帯)で、シリア軍による砲撃・空爆、反体制武装集団の砲撃といった停戦違反を確認したと発表した。

なお、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」発効後に発生した主な戦闘は以下の通り。

**

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(5月6日付)によると、カーブーン区でシリア軍がシャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる反体制武装集団と交戦を続けた。

一方、ヒズブッラーの中央戦争広報局は、シリア軍および親政権武装勢力がレバノン国境に面するザバダーニー市西部の西カラムーン地方全土を完全制圧したと発表した。

**

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(5月6日付)によると、シャーム軍団が声明を出し、ジャルジャナーズ町での戦闘で、アレッポ地区司令官の一人ジュムア・サリーム氏が死亡したと発表した。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月6日付)によると、ヒルバト・ガザーラ町一帯(西ガーリヤ村)でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

また、シリア軍ヘリコプターがダルアー市内のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配地域を「樽爆弾」で空爆した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマクサル・ヒサーン村一帯、ティール・マアッラ村一帯を砲撃した。

AFP, May 6, 2017、AP, May 6, 2017、ARA News, May 6, 2017、Champress, May 6, 2017、al-Hayat, May 7, 2017、Kull-na Shuraka’, May 6, 2017、al-Mada Press, May 6, 2017、Naharnet, May 6, 2017、NNA, May 6, 2017、Reuters, May 6, 2017、SANA, May 6, 2017、UPI, May 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ県におけるダーイシュ最後の拠点マスカナ市、ジャッラーフ航空基地に対して攻勢(2017年5月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が県東部のダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市とジャッラーフ航空基地を空爆した。

また同地一帯でシリア軍とダーイシュが交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(5月6日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区、ブロック工場一帯、サルダ山一帯、ワーディー・サルダのダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を行った。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)はダイル・ザウル市クスール地区を砲撃し、子供1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, May 6, 2017、AP, May 6, 2017、ARA News, May 6, 2017、Champress, May 6, 2017、al-Hayat, May 7, 2017、Kull-na Shuraka’, May 6, 2017、al-Mada Press, May 6, 2017、Naharnet, May 6, 2017、NNA, May 6, 2017、Reuters, May 6, 2017、SANA, May 6, 2017、UPI, May 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はタブカ市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年5月5日)

ラッカ県では、ARA News(5月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)に面するサウラ市の第1地区、第2地区、第3地区、サフル・ハッシャーブ村、イバード村、サフサーファ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続けた。

この戦闘で、シリア民主軍はダーイシュ戦闘員50人以上を殲滅、サフル・ハッシャーブ村を制圧した。

これに対して、ダーイシュは無人航空機を投入し、シリア民主軍の拠点などに対する空爆を激化させた。

ダーイシュ・ラッカ州の広報センターは4日、ラッカ市北部のジャルブーア村を無人航空機で空爆したと発表、その写真を公開した。

ARA News, May 5, 2017

なお、シリア民主軍とダーイシュの戦闘はラッカ市東部のカラーマ村一帯でも行われた。

ARA News, May 5, 2017

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県カーブーン区でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘続く(2017年5月5日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(5月5日付)によると、カーブーン区でシリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦を続けた。

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市南部の発電所をダーイシュから奪取(2017年5月5日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(5月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部郊外でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、発電所を制圧した。

Kull-na Shuraka’, May 5, 2017

AFP, May 5, 2017、AP, May 5, 2017、ARA News, May 5, 2017、Champress, May 5, 2017、al-Hayat, May 6, 2017、Kull-na Shuraka’, May 5, 2017、al-Mada Press, May 5, 2017、Naharnet, May 5, 2017、NNA, May 5, 2017、Reuters, May 5, 2017、SANA, May 5, 2017、UPI, May 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ4会議閉幕:ロシア、トルコ、イランは「安全地帯」(緊張緩和地帯)設置を骨子とする新停戦合意に署名、シリア政府はこれを支持、反体制武装集団は怒号を浴びせ退場(2017年5月4日)

カザフスタンの首都アスナタで3日に開幕したシリア政府と反体制武装集団の和平協議「アスナタ4会議」は2日間の日程を終え、閉幕した。

2日は、カザフスタンのカイラット・アブドラフマノフ外務大臣を議長とする全体会合が開かれ、シリア国内での停戦の保障国であるロシア、トルコ、イランの3カ国の代表団(ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣、トルコのセダト・オナル外務大臣特別顧問)は、ロシアが提案した「安全地帯」設置を骨子とする新たな停戦合意、「緊張緩和地帯(de-escalation zones)設置にかかる覚書」に署名した。

SANA, May 4, 2017
Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

 

**

ロイター通信(5月4日付)によると、3日に米国の代表団との会談後に会議への参加中止を決定していた反体制武装集団の代表団(イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏が代表)は、4日の全体会議に出席したが、ロシア、イラン、トルコの3カ国の代表が「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意に署名すると、怒号を浴びせて、議長を退出した。

反体制武装集団の代表団に参加するウサーマ・アブー・ザイド氏は、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが合意した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意に関して「反体制派はシリアの統合を維持したい…。我々はシリア分割に反対する。この合意において、我々は当事者ではない。イランが保障国とされる限り、もちろん支持などしない」と述べた。

『ハヤート』(5月5日付)が伝えた。

**

一方、シリアの外務在外居住者省は声明を出し、「シリア・アラブ共和国は、「緊張緩和地帯」にかかるロシアのイニシアチブを支持し、2016年12月30日に署名された停戦規定を順守する」と発表するとともに、「テロとの戦い」を継続する意思を改めて表明した。

**

ロシア国防省が5日の会見で明らかにしたところによると、「緊張緩和地帯」は、ロシア国防省が5月に入って原案を作成、3日のソチでのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談など、トルコ、米国、イラン、シリア、イスラエルとの協議を経て合意に至り、国連のアントニオ・グテーレス事務総長、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表からも高く評価され、支持を得ているという。

「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」は、2017年5月6日0時00分に発効され、その実施により、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構(シャームの民のヌスラ戦線)と反体制派の峻別が実現するとともに、同地域への医療物資、食糧物資などの自由な支援、インフラ復興、難民および国内避難民の帰宅、内戦終結と紛争の政治的解決を保障するという。

**

覚書によると、合意に基づいて設置される「緊張緩和地帯」は4カ所。

第1の地域はシリア北部のイドリブ県やラタキア県を含むシリア北東部、アレッポ県西部、ハマー県北部で、1万4,500人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約100万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第2の地域はヒムス県北部のラスタン市、タルビーサ市一帯で、約3,000人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約18万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第3の地域はダマスカス郊外県の東グータ地方で、約9,000人の反体制武装集団戦闘員が同地を支配し、約69万人が暮らしている。

なおこの地域には、シャーム解放機構の支配下にあるダマスカス県カーブーン区は含まれない。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

第4の地域はダルアー県、クナイトラ県内の地域で、いわゆる「南部戦線」(1万5,000人の戦闘員を擁する)が同地を支配、約80万人が暮らしている。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 5, 2017

「緊張緩和地帯」は必要に応じて増設されるという。

「緊張緩和地帯」では、シリア政府軍と反体制武装集団は停戦に応じ、戦闘を中止し、すべての兵器の使用が禁止される。

また、停戦実施のために、安全通路を確保し、検問所を設け、武器を持たない民間人の往来、人道物資の搬入、経済活動の支援が行われ、その監視にはロシア、イラン、トルコが2週間以内に合同作業グループを発足させ、人員を派遣する。

合同作業グループはまた、7月4日までに、「テロ組織」と反体制派を峻別する地図を作成する。

なお「緊張緩和地帯」設置に伴う停戦は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構を含むものではなく、停戦保障国は引き続きシリア国内での「テロとの戦い」を継続する。

また、シリア軍もシリア中部、東部、ユーフラテス川一帯でダーイシュに対する「テロとの戦い」を継続、ロシア空軍はこれを支援する。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation , May 5, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ドゥーマー市住民42人は共同声明で、アル=カーイダ系のシャーム解放機構、ラフマーン軍団への攻撃を続けるイスラーム軍を非難(2017年5月4日)

ダマスカス郊外県では、東グータ地方でのイスラーム軍とシャーム解放機構・ラフマーン軍団との交戦を受け、ドゥーマー市の住民42人が連名で声明を出し、「住民に対するイスラーム軍の振る舞いと行為」を非難した。

Kull-na Shuraka’, May 4, 2017

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの交渉の末タブカ市を完全制圧したとの情報を否定(2017年5月4日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の撤退を定めた停戦合意を受けて、シリア民主軍がタブカ市を完全制圧したとの一部情報を否定し、戦闘はサウラ市の第1地区、第2地区、第3地区で激しく続いていると発表した。

一方、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市内、サフサーファ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)との攻防戦を続けた。

またダーイシュの中心都市ラッカ市では深夜から未明にかけて、有志連合の空爆によると思われる爆音が複数回聞こえた。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のウマル油田、CONOCO石油精製所一帯を空爆した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県西部でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2017年5月4日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、県西部のヤルムーク川河畔一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘を続け、ヒムス県東部の支配地域を拡大(2017年5月4日)

ヒムス県では、SANA(5月4日付)によると、シリア軍は予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、タドムル市東部郊外のタリーラ保護区西部の拠点4カ所、ジュッブ・ジャッラーフ町郊外の第968地点、第876地点、第881地点を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ルーワード協会地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(5月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラサーファ地区、墓地地区一帯、サルダ山一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア・シリア両軍戦闘機がハマー県北部を爆撃(2017年5月4日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、ロシア軍およびシリア軍戦闘機が県北部のラターミナ町、カフルズィーター市、ズラーキーヤート村を空爆した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区、ティシュリーン地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のメンバーと思われる2人がダルクーシュ町に対する空爆で死亡した。

**

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、シリア軍と部族軍(反体制武装集団)がカスル村一帯で交戦した。

**

ダルアー県では、SANA(5月4日付)によると、シリア軍がダルアー市内でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 4, 2017、AP, May 4, 2017、ARA News, May 4, 2017、Champress, May 4, 2017、al-Hayat, May 5, 2017、Kull-na Shuraka’, May 4, 2017、al-Mada Press, May 4, 2017、Naharnet, May 4, 2017、NNA, May 4, 2017、Reuters, May 4, 2017、SANA, May 4, 2017、UPI, May 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はアイン・アラブ市のロジャヴァ治安部隊の検問所を狙撃(2017年5月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市西側の入口に設置されている西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの検問所を狙撃した。

ARA News, May 3, 2017

また、ARA News(5月3日付)によると、県北部のアアザーズ市一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タブカ市(ラッカ県)でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年5月3日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市内およびタブカ・ダム(ユーフラテス・ダム)一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合のタブカ市に対する空爆で6人が死亡した。

またタブカ市東部のサフサーファ村一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部の反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市で爆弾テロ発生(2017年5月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室などの反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市内のマティーム・モスク横で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、イラク人2人を含む4人が死亡した。

シリア人権監視団によると、爆発はモスク近くの文化センター地区にあるシリア革命反体制勢力国民連立の暫定内閣本部を狙ったもので、「自由警察」の隊員1人を含む5人が死亡したという。

Kull-na Shuraka’, May 3, 2017


AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍はヨルダン国境に位置するナスィーブ国境通行所を爆撃(2017年5月3日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ロシア軍戦闘機がヨルダン国境のナスィーブ国境通行所に対して4回の空爆を実施した。

また、ムサイフラ町と東カラク村を結ぶ街道で、爆弾が爆発し、住民3人が死亡した。

Kull-na Shuraka’, May 3, 2017

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がキースィーン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・フール村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がラターミナ町、ラトミーン村、ズラーキーヤート村を空爆・砲撃した。

一方、SANA(5月3日付)によると、シャーム解放機構がザーラ発電所、スカイラビーヤ市を砲撃した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(5月3日付)によると、ハラスター市郊外を反体制武装集団が砲撃し、1人が死亡した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスナタ4会議が開幕:ロシアが「安全地帯」設置を骨子とする新提案を示すなか、反体制武装集団代表団は会議参加中止を決定(2017年5月3日)

カザフスタンの首都アスタナで、シリア政府と反体制武装集団による和平協議「アスナタ4会議」が2日間の日程で開幕した。

「アスナタ4会議」には、シリア政府、反体制武装集団の代表団、停戦保障国であるロシア、イラン、トルコの代表団に加えて、米国が代表団を派遣した。

1日目となる3日は、各代表団が個別会談を行い、ロシアの代表団が示した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦案について意見が交わされたという。

SANA(5月3日付)、『ハヤート』(5月4日付)などが伝えた。

**

アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が率いるロシアの代表団は、シリア政府代表団との協議に先立って、ステュワート・ジョーンズ国務次官補代行(中東問題担当)と会談した。

**

バッシャール・ジャアファリー国連シリア大使を団長とするシリア政府代表団は、ロシアの代表団(アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使)、イランの代表団(ホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣)、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と個別に会談した。

SANA(5月3日付)が伝えた。

**

一方、ARA News(5月3日付)によると、イスラーム軍などからなる反体制武装集団の代表団はアスタナ4会議への出席中止を決定した。

イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏が団長を務める反体制武装集団の代表団は、アスタナ入りしていたが、ステュワート・ジョーンズ国務次官補代行(中東問題担当)を団長とする米国代表団との会談後、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が率いるロシアの代表団に対して「国内で我々の住民が砲撃を受けているなかでこうした会合を続けることには無理がある」と伝え、参加中止を通達したという。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘の末にヒムス県東部のシューマリーヤ山地を制圧(2017年5月3日)

ヒムス県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍が予備部隊ともに県東部のシューマリーヤ山地およびその周辺の丘陵地帯一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地を制圧、タドムリーヤ村、ハリーリーヤ村、マフシャム村の治安と安定を回復した。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)はスッカリー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

SANA, May 3, 2017

**

ダイル・ザウル県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

アレッポ県では、ARA News(5月3日付)によると、ロシア軍戦闘機が県東部のダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市を空爆した。

AFP, May 3, 2017、AP, May 3, 2017、ARA News, May 3, 2017、Champress, May 3, 2017、al-Hayat, May 4, 2017、Kull-na Shuraka’, May 3, 2017、al-Mada Press, May 3, 2017、Naharnet, May 3, 2017、NNA, May 3, 2017、Reuters, May 3, 2017、SANA, May 3, 2017、UPI, May 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部のロジャヴァ支配地域でトルコ軍の爆撃によると思われる爆発発生(2017年5月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下にあるマルアナーズ村とアイン・ダクナ村一帯(アアザーズ市近郊)で爆発が発生した。

爆発はトルコ軍の空爆によるものと思われる。

また、ARA News(5月2日付)によると、シリア民主軍はアアザーズ市近郊のマルアナーズ村一帯で反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦した。


AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャッダーディー市(ハサカ県)でYPGと地元部族が交戦(2017年5月2日)

ハサカ県では、ARA News(5月2日付)によると、シャッダーディー市で30日に発生した西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊隊員による商店主殺害事件によって市内での緊張が高まるなか、人民防衛隊主体のシリア民主軍とジュブール部族が交戦した。

殺害された商店主のマーヒル・アワード・ジージャーン・ムハイミード氏はジュブール部族の出。

ARA News, May 2, 2017

AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県でイスラーム軍がシャーム解放機構・ラフマーン軍団への攻勢を強めるなか、ダルアー県でイスラーム軍を標的とした暗殺続発(2017年5月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市内の街道でイスラーム軍に所属する第9旅団の司令官の車にしかけられた爆弾が爆発し、4人が死亡した。

またダルアー市郊外のガラズ穀物サイロ地区で爆弾が爆発し、イスラーム軍のメンバー1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サウジアラビアの支援を受けるイスラーム軍が、シャーム解放機構と共闘するラフマーン軍団の本拠地であるハッザ町およびザマルカー町一帯の回廊地帯、アフタリース村、アシュアリー農場一帯で攻撃を再び激化させた。

AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東グータ地方(ダマスカス郊外県)7市町村の地元評議会は、シャーム解放機構・ラフマーン軍と戦うイスラーム軍の攻撃停止、退去を要求(2017年5月2日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月2日付)によると、東グータ地方の地元評議会7組織が共同声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構、ラフマーン軍団の拠点などを襲撃し、攻撃を続けるイスラーム軍に対して、支配地域からの撤退を要求するとともに、住民にイスラーム軍の攻撃を停止させるため圧力をかけるよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、サクバー市、アルバイン市、ザマルカー町、ジスリーン町、カフルバトナー町、ハッザ町、アイン・タルマー村の自治を担うとされる地元評議会。

Kull-na Shuraka’, May 2, 2017

 

AFP, May 2, 2017、AP, May 2, 2017、ARA News, May 2, 2017、Champress, May 2, 2017、al-Hayat, May 3, 2017、Kull-na Shuraka’, May 2, 2017、al-Mada Press, May 2, 2017、Naharnet, May 2, 2017、NNA, May 2, 2017、Reuters, May 2, 2017、SANA, May 2, 2017、UPI, May 2, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.