シャーム解放機構と「穏健な反体制派」がハマー県北部のシリア政府支配地域を奇襲、複数カ村を制圧(2017年3月22日)

ハマー県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、シャーム解放機構や「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍などからなる反体制武装集団が21日にスーラーン市一帯で奇襲攻撃(「彼らに(善いことを)行えと言ってやるがよい」の戦い)を開始したことを受け、シリア軍が増援部隊を同地に派遣した。

クッルナー・シュラカー(3月22日付)によると、この戦闘でシャーム解放機構側はハッターブ村、アルザ村、マジュダル村、ヒルバト・ハジャーマ村、マアッルザーフ町、カフルアミーム村を制圧したという。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

しかし、SANA(3月22日付)は、スーラーン市、ハッターブ村一帯に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が撃退したと伝えた。

だが、SANAによると、シャーム解放機構が県北西部のマジュダル村を襲撃し、女性と子供多数を殺害したという。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

**

ヒムス県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がラスタン市、サアン・アスワド村、アイドゥーン村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ダルアー県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がダルアー市各所でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍はYPG主体のシリア民主軍とともにダーイシュの主要拠点の一つタブカ市近郊で空挺・揚陸作戦を実施(2017年3月22日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、有志連合を主導する米軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つタブカ・ダム近郊(タブカ市近郊)で空挺作戦を実施したと発表した。

シリア民主軍によると、この空挺作戦は、タブカ市一帯の制圧とシリア軍の同地への南下を阻止することが目的だという。

シリア人権監視団によると、米軍が空挺作戦を実施したのは、タブカ市の西5キロの距離に位置するカリーン村付近。

またこの空挺作戦と合わせて、別の米軍部隊がユーフラテス川を小型船舶で渡り、カリーン村一帯に進攻したという。

シリア民主軍と米軍主導の有志連合がラッカ市、タブカ市一帯のユーフラテス川南方で作戦を行うのはこれが初めて。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

一方、ARA News(3月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市東部のカラーマ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

**

米中央軍(CENTCOM)のジョー・スクロッカ報道官(大佐)は、3月21日から22日にかけて、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるタブカ・ダム解放に向けた戦闘に参加、空軍戦闘ヘリコプター、海兵隊砲兵部隊による支援を行ったと発表した。

なお、タブカ市一帯へのシリア民主軍と米軍の空挺作戦、揚陸作戦に先立って、米軍と思われる戦闘機が20日、ラッカ市とタブカ市を結ぶ街道に位置するマンスーラ市内にある避難民を収容していた学校を空爆し、民間人????を殺害している。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘の末ダイル・ハーフィル市(アレッポ県)周辺の3カ村を新たに制圧(2017年3月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ジャフル・マンスール村、ジャフラト・アブー・サーリフ村、ハラーイジュ・ダッハーム村を制圧した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍が県東部のウンム・アダサ・ハリーリーヤ村、マスカナ市、アトシャーナト・マスカナ村、ラーラ・ムハンマド村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を行った。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャイフ・ハラール村一帯を激しく砲撃、シリア軍が一時アレッポ市とサラミーヤ市を結ぶ街道を閉鎖した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマザール山一帯、アーラーク油田一帯、タリーラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がスフナ市およびその一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を行った。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカス東部でシャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる反体制武装集団が攻撃を再び激化、ジャウバル区北部でシリア軍と激しく交戦(2017年3月21日)

ダマスカス県では、シャーム解放機構とともに県東部で戦闘を続けるラフマーン軍団は声明を出し、県東部(ジャウバル区、カーブーン区一帯)での「アッラーの僕たちよ、しっかりとせよ」作戦第2段階を開始し、20日に喪失したすべての拠点を奪還したと発表した。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

また、ラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は声明を出し、宗教宗派を問わず民間人を攻撃対象としないと宣言した。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

シリア人権監視団によると、ジャウバル区北部、カーブーン区南部一帯(工業地区)で、シリア軍、親政権武装勢力が、シャーム解放機構、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などと激しい戦闘を続け、反体制武装集団側は、ジャウバル区北の紡績工場一帯、テレビ工場一帯、お菓子工場を制圧、ファーリス・フーリー通りを射程圏内に収めた。

これに対して、シリア軍はジャウバル区一帯に空爆・砲撃を加え、20日以降の空爆回数は140回以上、砲撃回数は約500回に達しているという。

しかし、SANA(3月21日付)によると、シリア軍は県東部のジャウバル区北部に位置する紡績工場一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

武装集団は同地一帯に潜入を試みたが、シリア軍がこれを撃退し、追撃、戦闘員多数を殺傷、拘束したという。

シリア軍はまた、ジャウバル区北部の電力会社、工業地区に侵攻を試みたシャーム解放機構などからなる反体制武装集団も撃退するとともに、カーブーン区からアッバースィーイーン地区に対して狙撃を続ける武装集団の拠点に対して砲撃を加えた。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ダマスカス県内のシリア政府支配地域を砲撃、マサーキン・バルザ地区、ティシュリーン地区、シャーグール地区、カイマリーヤ地区に迫撃砲弾が着弾し、19人が負傷した。

SANA, March 21, 2017

また、ダマスカス県ジャウバル区で抵抗を続ける反体制武装集団は、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の民家を砲撃した。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、ジャウバル区北部工業地区からシャーム解放機構などからなる反体制武装集団を放逐(2017年3月20日)

ダマスカス県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍が県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、ジャウバル区北部工業地区から反体制武装集団を排除、同地を奪還した。

シリア人権監視団によると、戦闘はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が拠点とするカーブーン区、バルザ区一帯、イスラーム軍が拠点とするダマスカス郊外県東グータ地方一帯で激しく行われた。

またシリア軍戦闘機がジャウバル区、カーブーン区一帯を100回以上にわたり重点的に空爆した。

県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、工業地区一帯は、19日にシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、ラフマーン軍、第1旅団が侵攻し、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、2日間の戦闘で、シリア軍は士官19人を失った。

SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017

一方、SANA(3月20日付)によると、マズラア地区にあるロシア大使館の施設に対して反体制武装集団が砲撃を行い、施設のガラスが割れるなどの被害を受けた。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ県南東部のダーイシュの拠点都市ダイル・ハーフィル市への包囲を強化(2017年3月20日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー精鋭部隊、ロシア軍機甲大隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市ダイル・ハーフィル市近郊のシャリーマ村、クサイル村を制圧した。

Kull-na Shuraka’, March 20, 2017

**

ダイル・ザウル県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市北部墓地地区、工業地区、ハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ティーム砂漠、ワーディー・ザルダ、ブガイリーヤ村、シューラー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市郊外一帯に対して60回以上の爆撃を実施(2017年3月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外、北西部郊外、南部郊外、北部郊外一帯の反体制武装集団支配地域を空爆した。

空爆は、ダーラト・イッザ市、ウワイジル村、カフル・カルミーン村、マアーッラト・アターリブ村、ICARDA、ハーン・アサル村、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村、カフルハムラー村、アナダーン市、英国人墓地地区、タッル・ハディーヤ村、ハーン・トゥーマーン村、カラースィー村、ハルサ村、フール村、ジャファル・マンスール村、アレッポ市ラーシディーン地区郊外に対して60回以上にわたり行われ、女性1人、子供1人を含む多数が死傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラーがマダーヤー町を砲撃し、4人が死亡した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市を3回にわたり空爆し、女性2人が死亡、8人が負傷した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市郊外のガラズ刑務所近くの街道で、ホワイト・メルメットの幹部が乗っていた車を攻撃、殺害した。

殺害されたのはアブドゥッラー・スィルハーン氏(アブー・ヤースィーン)で、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、空爆を行ったのはロシア軍だという。

**

ハマー県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍が県北部のタイバト・イマーム市、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラハーヤー村、カルアト・マディーク町などでシャーム解放機構の拠点を空爆した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市南東部のダーイシュ拠点複数カ所を制圧(2017年3月20日)

ラッカ県では、ARA News(3月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市南東部の鉄道駅、揚水施設などを制圧した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構(旧ヌスラ戦線)などからなる反体制武装集団が首都ダマスカス東部で攻撃を激化、アッバースィーイーン・バス・ターミナルの大部分を制圧(2017年3月19日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(3月19日付)、シリア人権監視団などによると、県東部のジャウバル区、カーブーン区、バルザ区を拠点とするシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などの反体制武装集団が「アッラーの僕たちよ、しっかとせよ」作戦を開始、数千人の戦闘員を動員して、シリア軍拠点に対する攻撃を激化させた。

攻撃は、シャーム解放機構、ラフマーン軍団がジャウバル区で、第1旅団とウンマの曉旅団がカーブーン区およびバルザ区一帯で開始され、反体制武装集団はカーブーン区の工業地区、ジャウバル区内の複数の建物群を制圧した。

Kull-na Shuraka’, March 19, 2017
Kull-na Shuraka’, March 19, 2017
Kull-na Shuraka’, March 19, 2017
Kull-na Shuraka’, March 19, 2017

アッバースィーイーン・バス・ターミナルへの侵攻と前後して、バルザ区などダマスカス県東部一帯でシリア軍との戦闘を続けるシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍は大規模作戦に向けて、動員を強化、戦闘員数千人が同地に集結していたという。

戦闘により、シリア軍兵士20人以上が死亡したという。

また、シャーム解放機構メンバーなどからなる特攻自爆戦闘員(インギマースィー)が特攻攻撃を繰り返し、アッバースィーイーン・バス・ターミナルの大部分を制圧した。

さらに、反体制武装集団は、アレッポ街道、カッサーア地区、アッバースィーイーン病院一帯、ジョルジュ・フーリー広場、ルクン・ディーン区各所、クスール地区、ムハージリーン区、アダウィー地区、アッバースィーイーン地区、ファーリス・フーリー通り、ティジャーラ地区、バーブ・トゥーマー地区を砲撃した。

これに対して、シリア軍はアッバースィーイーン・バス・ターミナル一帯奪還のために攻撃を強めるとともに、カーブーン区およびダマスカス郊外県東グータ地方一帯(ハラスター市、アルバイン市など)に対して35回以上の空爆を実施した。

ハラスター市ではこの空爆で女性や子供を含む8人が死亡したという。

一方、SANA(3月19日付)は、シリア軍がジャウバル区北部(カーブーン区)の工業地区でシャーム解放機構に対する包囲を強め、戦闘員数十人を殲滅したと伝えた。

また、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアッバースィーイーン・バス・ターミナルを制圧したとの報道が「噂」、「嘘」で正しくないと否定した。

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点イドリブ市、ハーン・シャイフーン市を爆撃し、女性や子供ら11人が死亡(2017年3月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がイドリブ県に対しても空爆を行い、子供2人と女性3人を含む6人が死亡した。

戦闘機はまたハーン・シャイフーン市各所を空爆し、女性1人と子供2人を含む5人が死亡した。

**

ヒムス県では、SANA(3月19日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、カフルラーハー市、アクラブ町でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

**

ラタキア県では、SANA(3月19日付)によると、カッラーバー農場一帯でシャーム解放機構の車輌を攻撃した。

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ハーフィル市近郊でダーイシュと交戦を続ける(2017年3月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県東部のダイル・ハーフィル市一帯でシリア軍、ヒズブッラー精鋭部隊、ロシア機甲大隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同市南部のシャリーマ村、アフマディーヤ村などを制圧した。

ARA News, March 19, 2017

**

ヒムス県では、SANA(3月19日付)によると、シリア軍がタドムル市北部郊外のマザール山地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(3月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ハマー県では、SANA(3月19日付)によると、サラミーヤ市郊外のワーディー・アズィーブでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団などからなる反体制武装集団がヒムス県カルヤタイン市郊外の砂漠地帯にあるダーイシュの拠点複数カ所を制圧、ロシア軍と思われる戦闘機が爆撃支援(2017年3月19日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月19日付)、シリア人権監視団によると、県南東部の砂漠地帯(カルヤタイン市郊外)で、東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団、部族自由人軍団、カルヤタイン殉教者、革命特殊任務軍、部族自由人軍からなる反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦を開始し、ダーイシュの拠点複数カ所(科学研究中隊基地、サブア・ビヤール検問所、マクフール検問所、スィーン丘、リーシャ・ダム)を制圧した。

シリア人権監視団によると、反体制武装集団の進軍に合わせて、ロシア軍と思われる戦闘機が同地やダマスカス郊外県東カラムーン地方のダーイシュ支配地域を空爆した。

**

反体制武装集団が声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)掃討とダイル・ザウル県の解放を目的とする「ダイル・ザウル統合軍事評議会」を発足したと発表した。

ダイル・ザウル統合軍事評議会への参加を表明したのは、北部戦線、スルターン・ムラード師団、ダイル・ザウル子息連合、カアカーア連合、グラバー旅団、殉教者アリー・マタル旅団、ユーフラテス殉教者旅団、ムハーリジーン・イラー・アッラー旅団、ファールーク大隊。

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ市北東部のカラーマ村の80%を制圧(2017年3月19日)

ラッカ県では、ARA News(3月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北東部のカラーマ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地の約80%を制圧した。

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県南西部でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍と反体制武装集団と交戦(2017年3月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク川河畔一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 18, 2017、AP, March 18, 2017、ARA News, March 18, 2017、Champress, March 18, 2017、al-Hayat, March 19, 2017、Iraqi News, March 18, 2017、Kull-na Shuraka’, March 18, 2017、al-Mada Press, March 18, 2017、Naharnet, March 18, 2017、NNA, March 18, 2017、Reuters, March 18, 2017、SANA, March 18, 2017、UPI, March 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ市東部でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュが交戦(2017年3月18日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市東部のハッス・アジール村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がウルーワ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 18, 2017、AP, March 18, 2017、ARA News, March 18, 2017、Champress, March 18, 2017、al-Hayat, March 19, 2017、Iraqi News, March 18, 2017、Kull-na Shuraka’, March 18, 2017、al-Mada Press, March 18, 2017、Naharnet, March 18, 2017、NNA, March 18, 2017、Reuters, March 18, 2017、SANA, March 18, 2017、UPI, March 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市ワアル地区の戦闘員および家族1,400人がトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室支配下のジャラーブルス市に退去(2017年3月18日)

ヒムス県では、SANA(3月18日付)によると、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族1,400人が、ロシアの仲介によるシリア政府との停戦合意に従い、同地を退去した。

退去したのは、戦闘員423人とその家族1,053人で、タラール・バラーズィー県知事によると、シリア赤新月社、ロシア軍憲兵隊、シリア軍治安部隊の監視のもと退去、これによりヒムス市全土はシリア政府の支配に復帰した。

戦闘員とその家族を乗せたバス第1陣は、トルコ軍と同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ市ジャラーブルス市に向かったという。

SANA, March 18, 2017

AFP, March 18, 2017、AP, March 18, 2017、ARA News, March 18, 2017、Champress, March 18, 2017、al-Hayat, March 19, 2017、Iraqi News, March 18, 2017、Kull-na Shuraka’, March 18, 2017、al-Mada Press, March 18, 2017、Naharnet, March 18, 2017、NNA, March 18, 2017、Reuters, March 18, 2017、SANA, March 18, 2017、UPI, March 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦(2017年3月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃した。

一方、SANA(3月18日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所、ハマド丘、ナワー市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 18, 2017、AP, March 18, 2017、ARA News, March 18, 2017、Champress, March 18, 2017、al-Hayat, March 19, 2017、Iraqi News, March 18, 2017、Kull-na Shuraka’, March 18, 2017、al-Mada Press, March 18, 2017、Naharnet, March 18, 2017、NNA, March 18, 2017、Reuters, March 18, 2017、SANA, March 18, 2017、UPI, March 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年3月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、電気保全旅団基地一帯、第137歩兵連隊基地でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を攻撃した。

シリア軍はまた、ブガイリーヤ村のユーフラテス川でダーイシュの戦闘員を乗せた船舶を攻撃、破壊した。

**

ムンズィル・ムンズィル国連シリア副代表は、国連のアントニオ・グテーレス新事務総長に対し、米軍主導の有志連合によるユーフラテス・ダムとティシュリーン・ダムおよびその一帯への空爆を阻止するよう求めた。

ロイター通信(3月17日付)が伝えた。

AFP, March 17, 2017、AP, March 17, 2017、ARA News, March 17, 2017、Champress, March 17, 2017、al-Hayat, March 18, 2017、Iraqi News, March 17, 2017、Kull-na Shuraka’, March 17, 2017、al-Mada Press, March 17, 2017、Naharnet, March 17, 2017、NNA, March 17, 2017、Reuters, March 17, 2017、SANA, March 17, 2017、UPI, March 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米空軍がアル=カーイダを攻撃するとして、アレッポ市郊外のジーナ村のモスクを爆撃し、民間人ら46人を殺害(2017年3月16日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月16日付)、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外のジーナ村にあるモスク(ダアワ・モスク)が所属不明の戦闘機の空爆を受け、少なくとも46人(そのほとんどが民間人)が死亡した、民間人150人あまりが負傷した。

これに関して、米中央軍(CENTCOM)は17日、米空軍がイドリブ県内でアル=カーイダに対して空爆を実施し、テロリスト数人を殺害したと発表した。

しかし、『ハヤート』(3月18日付)によると、CENTCOMはその後、空爆実施場所をイドリブ県ではなく、アレッポ県だったと訂正し、ジーザ村への空爆を認めつつ、標的としたのがジーザ村のモスクではなく、過激派が会合を開いていたモスク近くの建物だったと弁明した、という。

一方、アナトリア通信(3月17日付)は、米軍が空爆の標的としたのはタブリーグ・ワ・ダアワ協会を名乗るグループで、アル=カーイダではなかったと伝えた。

アナトリア通信によると、タブリーグ・ワ・ダアワ協会のメンバーは、ジーナ村のウマル・モスクで会合を開く旨、予め発表していたという。

AFP, March 17, 2017、Anadolu Ajansı, March 17, 2017、AP, March 17, 2017、ARA News, March 17, 2017、Champress, March 17, 2017、al-Hayat, March 18, 2017、Iraqi News, March 17, 2017、Kull-na Shuraka’, March 16, 2017、March 17, 2017、al-Mada Press, March 17, 2017、Naharnet, March 17, 2017、NNA, March 17, 2017、Reuters, March 17, 2017、SANA, March 17, 2017、UPI, March 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サウジアラビアの支援を受けるイスラーム軍は15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロを政権の自作自演と非難(2017年3月16日)

ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯を拠点とし、サウジアラビアの支援を受けるイスラーム軍は声明を出し、15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロへの関与を否定したうえで、民間施設に対するこの手の大規模な爆弾テロはこれが初めてだと指摘したうえで、「二つの爆破の背後には政権がおり…、シリア革命にテロの容疑をかけ、シリア人どうしの内乱をもたらそうとしている」と非難、政権の自作自演を疑った。

Kull-na Shuraka’, March 16, 2017

 

AFP, March 16, 2017、AP, March 16, 2017、ARA News, March 16, 2017、Champress, March 16, 2017、al-Hayat, March 17, 2017、Iraqi News, March 16, 2017、Kull-na Shuraka’, March 16, 2017、al-Mada Press, March 16, 2017、Naharnet, March 16, 2017、NNA, March 16, 2017、Reuters, March 16, 2017、SANA, March 16, 2017、UPI, March 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロへの関与を否定、すべての責任は政権にあると非難(2017年3月16日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロへの関与を否定し、「外国の手先であるシリア政府にすべての責任がある」と非難した。

Kull-na Shuraka’, March 16, 2017

AFP, March 16, 2017、AP, March 16, 2017、ARA News, March 16, 2017、Champress, March 16, 2017、al-Hayat, March 17, 2017、Iraqi News, March 16, 2017、Kull-na Shuraka’, March 16, 2017、al-Mada Press, March 16, 2017、Naharnet, March 16, 2017、NNA, March 16, 2017、Reuters, March 16, 2017、SANA, March 16, 2017、UPI, March 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)は15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロへの関与を否定(2017年3月16日)

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)はテレグラムを通じて声明を出し、15日にダマスカス県ナスル通りの裁判所とラブワ地区のレストランで発生した連続爆破テロへの関与を否定した。

シャーム解放機構は、自らのテロの標的が「犯罪者体制およびその同盟者どもの治安施設や兵舎に限定される」と述べ、関与を否定した。

シャーム解放機構は、3月11日にダマスカス県バーブ・サギール地区でのイラク人巡礼者を狙った「ダブル・タップ」爆破テロ、2月25日にヒムス市グータ地区、マハッタ地区の治安機関に対する同時自爆テロへの犯行については関与を認めている。

AFP, March 16, 2017、AP, March 16, 2017、ARA News, March 16, 2017、Champress, March 16, 2017、al-Hayat, March 17, 2017、Iraqi News, March 16, 2017、Kull-na Shuraka’, March 16, 2017、al-Mada Press, March 16, 2017、Naharnet, March 16, 2017、NNA, March 16, 2017、Reuters, March 16, 2017、SANA, March 16, 2017、UPI, March 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、タドムル市(ヒムス県)東部のマザール山地を制圧(2017年3月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市東部郊外の穀物サイロ地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、またシリア軍はタドムル市北部郊外の丘陵地帯を制圧した。

一方、SANA(3月16日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外のマザール山地でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地一帯を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市郊外のダイル・ザウル航空基地一帯、墓地地区でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(3月16日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部のダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山、墓地地区、アッルーシュ丘、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 16, 2017、AP, March 16, 2017、ARA News, March 16, 2017、Champress, March 16, 2017、al-Hayat, March 17, 2017、Iraqi News, March 16, 2017、Kull-na Shuraka’, March 16, 2017、al-Mada Press, March 16, 2017、Naharnet, March 16, 2017、NNA, March 16, 2017、Reuters, March 16, 2017、SANA, March 16, 2017、UPI, March 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカスで連続自爆テロが発生し、30人以上死亡、数十人負傷(2017年3月15日)

SANA(3月15日付)などが伝えたところによると、ダマスカス県中心街ナスル通り(ハミーディーヤ市場入口)の裁判所建物内と北西部の歓楽街ラブワ地区のレストランで午後1時半頃に自爆テロが発生し、多数の市民が死傷した。

ダマスカス県警察によると、ナスル通りでの自爆テロは、自爆ベルトを着用した男性による犯行で、この男性は軍服を着用し、軽火器、手榴弾を携帯、人混みに紛れた玄関から施設内に進入し、警察が静止しようとしたところ自爆したという。

また、ナジュムッディーン・アフマド法務大臣によると、裁判所での自爆テロでは、別の男性も自爆ベルトを着用し、2度目の自爆を試みようとしたが、現場を逃走、その後当局によって逮捕されたという。

SANAによると、この爆発で少なくとも25人が死亡、数十人が負傷した。

しかし、シリア人権監視団によると、死者は39人で、うち民間人は24人、警察、軍兵士、警備員は7人にのぼり、ディマシュク・ナウ(3月15日付)によると、死者は30人、負傷者は45人だという。

SANA, March 15, 2017
SANA, March 15, 2017

一方、ラブワ地区での自爆テロに関して、SANA特派員が複数の消息筋から得た情報によると、第2、第3の爆発が計画されていたが、当局が男性2人を逮捕し、未然に防いだという。

SANAによると、この爆発で多数の負傷が出たと報じられたが、具体的な人数については明らかにされなかった。

だが、クッルナー・シュラカー(3月15日付)によると、負傷者は24人にのぼるという。

Kull-na Shuraka’, March 15, 2017
SANA, March 15, 2017

AFP, March 15, 2017、AP, March 15, 2017、ARA News, March 15, 2017、Champress, March 15, 2017、Dimashq.Now, March 15, 2017、al-Hayat, March 16, 2017、Iraqi News, March 15, 2017、Kull-na Shuraka’, March 15, 2017、al-Mada Press, March 15, 2017、Naharnet, March 15, 2017、NNA, March 15, 2017、Reuters, March 15, 2017、SANA, March 15, 2017、UPI, March 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がタドムル市東部郊外でダーイシュとの戦闘、フラー砦一帯を制圧(2017年3月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアーラーク油田一帯を激しく空爆、タドムル市東部郊外および北東部郊外の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外のスフナ市一帯、アーラーク油田一帯、ジバーブ・ハマド村一帯、サワーナ町南部、でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた予備部隊とともに、タドムル市東部郊外のハラー城一帯でダーイシュと交戦し、同地を制圧した。

**

アレッポ県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外の航空士官学校南部に位置するクトビーヤ村、ウンム・アルキーラ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、両村を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部校外のサルダ山一帯(ミーラード丘、ヒンズィール丘南部、ジャリーリー丘、アッルーシュ丘、タイスィール丘)でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, March 15, 2017、AP, March 15, 2017、ARA News, March 15, 2017、Champress, March 15, 2017、al-Hayat, March 16, 2017、Iraqi News, March 15, 2017、Kull-na Shuraka’, March 15, 2017、al-Mada Press, March 15, 2017、Naharnet, March 15, 2017、NNA, March 15, 2017、Reuters, March 15, 2017、SANA, March 15, 2017、UPI, March 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍と思われる戦闘機がイドリブ市を爆撃し女性、子供9人が死亡(2017年3月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がイドリブ市内のクスール地区を空爆し、子供4人、女性5人が死亡した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ティシュリーン地区にシリア軍が地対地ミサイル16発を撃ち込んだ。

**

ダルアー県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がダルアー市内、タフス市、ダーイル町東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 15, 2017、AP, March 15, 2017、ARA News, March 15, 2017、Champress, March 15, 2017、al-Hayat, March 16, 2017、Iraqi News, March 15, 2017、Kull-na Shuraka’, March 15, 2017、al-Mada Press, March 15, 2017、Naharnet, March 15, 2017、NNA, March 15, 2017、Reuters, March 15, 2017、SANA, March 15, 2017、UPI, March 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動はトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるジャラーブルス市近郊にあるYPG主体のシリア民主軍拠点を攻撃(2017年3月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市郊外のムーサンバート村で、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の検問所で、車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

またトルコ国境に面するユーフラテス河畔のジャラーブルス市郊外で、トルコ領内に越境しようとした男性1人をトルコ軍国境警備隊が射殺した。

一方、シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、アレッポ県ジャラーブルス市郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃し、戦闘員多数を殺害し、武器を捕獲したと発表した。

ARA News, March 14, 2017

AFP, March 14, 2017、AP, March 14, 2017、ARA News, March 14, 2017、Champress, March 14, 2017、al-Hayat, March 15, 2017、Iraqi News, March 14, 2017、Kull-na Shuraka’, March 14, 2017、al-Mada Press, March 14, 2017、Naharnet, March 14, 2017、NNA, March 14, 2017、Reuters, March 14, 2017、SANA, March 14, 2017、UPI, March 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はバーブ市南東に位置するダーイシュの拠点都市ダイル・ハーフィル市近郊の2カ村を制圧(2017年3月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバーブ市南部のダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市ダイル・ハーフィル市およびその周辺一帯を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、シリア軍はダイル・ハーフィル市東部一帯でダーイシュと交戦し、カルキーズ村、アークーラ村を制圧した。

Kull-na Shuraka’, March 14, 2017

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・サフリージュ村を砲撃、またタドムル市東部の油田地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市郊外のダイル・ザウル航空基地一帯、電気保全旅団基地、ジャフラ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 14, 2017、AP, March 14, 2017、ARA News, March 14, 2017、Champress, March 14, 2017、al-Hayat, March 15, 2017、Iraqi News, March 14, 2017、Kull-na Shuraka’, March 14, 2017、al-Mada Press, March 14, 2017、Naharnet, March 14, 2017、NNA, March 14, 2017、Reuters, March 14, 2017、SANA, March 14, 2017、UPI, March 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市で乗合バスに仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡、5人が負傷(2017年3月14日)

ヒムス県では、SANA(3月15日付)によると、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区で乗合バスに仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡、5人が負傷した。

SANA, March 14, 2017

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外一帯(ラーシディーン地区郊外など)、アイス村、ヒルバ村、アトシャーナ村で反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ダーラト・イッザ市、ハーン・トゥーマーン村、第46連隊基地、アウザムー村、タワーマ村、ハーン・アサル村、ズィーターン村を空爆した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区一帯、バルザ区およびカーブーン区の農園地帯で、シリア軍が、シャーム解放機構、ラフマーン軍、第1旅団などからなる反体制武装集団と交戦した。

またアッシュ・ウルール地区に迫撃砲弾多数が撃ち込まれた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムサイフラ町、サイダー町、ジーザ町、ダルアー市各所を空爆し、女性1人が死亡した。

一方、SANA(3月15日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 14, 2017、AP, March 14, 2017、ARA News, March 14, 2017、Champress, March 14, 2017、al-Hayat, March 15, 2017、Iraqi News, March 14, 2017、Kull-na Shuraka’, March 14, 2017、al-Mada Press, March 14, 2017、Naharnet, March 14, 2017、NNA, March 14, 2017、Reuters, March 14, 2017、SANA, March 14, 2017、UPI, March 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアはアスタナ3会議出席の条件として、シャーム解放機構やイスラーム軍へのシリア・ロシア軍の攻撃停止を求める反体制武装集団の求めを拒否(2017年3月13日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、14日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の代表団による協議(アスタナ3会議)に向けて電話会談を行った。

ロシア外務省によると、会談では、シリア国内での戦況や戦闘停止に向けた取り組み、アスタナ4会議開幕の準備などについて集中的に意見が交わされた。

『ハヤート』(3月14日付)が複数の外交筋から得た情報によると、電話会談はトルコ側からの要請で行われ、反体制武装集団の出席を保証するための協議の仕組みをめぐって合意に達することがめざされたという。

反体制武装集団の代表団は「シリア革命軍事諸勢力代表団」の名で11日に出した声明で、シリア国内で戦闘が停止するまで会議を延期すべきと表明し、アスタナ3会議をボイコットする意思を示している。

スプートニク・ニュース(3月13日付)が「自由シリア軍」の幹部の話として伝えたところによると、反体制武装集団側は、シリア・ロシア両軍による「停戦違反」への対処に関するロシア側からの回答を待っており、この回答を受けて、アスタナ3会議への参加の是非を決定する予定だという。

しかし、ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は「現地情勢は昨年末にシリアで停戦が発効して以降、大幅に改善した…。我々は、個別の違反はあるものの、停戦状態が安定していると見ている」と述べ、アスタナ3会議の開催と、シリア国内の停戦、とりわけダマスカス県・ダマスカス郊外県でのシリア軍とシャーム解放機構、イスラーム軍などからなる反体制武装集団と戦闘停止を結びつける必要はないとの姿勢を示した。

AFP, March 13, 2017、AP, March 13, 2017、ARA News, March 13, 2017、Champress, March 13, 2017、al-Hayat, March 14, 2017、Iraqi News, March 13, 2017、Kull-na Shuraka’, March 13, 2017、al-Mada Press, March 13, 2017、Naharnet, March 13, 2017、NNA, March 13, 2017、Sputnik News, March 13, 2017、Reuters, March 13, 2017、SANA, March 13, 2017、UPI, March 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.