ダマスカス郊外県バラダー渓谷での水源をめぐるシリア軍と反体制武装集団の戦闘に呼応するかのように、ダーイシュがヒムス県東部の発電施設を爆破(2017年1月9日)

ヒムス県では、アアマーク通信(1月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シリア政府支配地域に電力を供給しているヒヤーン・ガス社の施設(火力発電所)を爆破したと報道、その映像(https://youtu.be/G03XWghGyHw)を公開した。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

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アレッポ県では、SANA(1月9日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム町、ハルマラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、ARA News(1月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局とシリア政府が共同(分割)統治するカーミシュリー市内のヌール病院前で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、アサーイシュの隊員1人が死亡した。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

 

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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バラダー渓谷(ダマスカス郊外県)では、司令官レベルでの停戦合意が徹底されず、シリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘が続く(2017年1月9日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、バラダー渓谷南東部のバスィーマ町とアイン・フィージャ町を結ぶ回廊地帯への進軍を試みたが、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の抵抗を受け、失敗した。

これを受け、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員は、バラダー渓谷北西部のフライラ村、カフル・アワーミード村、バルハリヤー村を結ぶ回廊地帯からの攻撃を激化させ、ヒズブッラーの戦争広報局によると、ダイル・ムクリン町北西部のダフル・マサービー高地を制圧したという。

シリア人権監視団によると、ロシア、地元名士らの仲介によるバラダー渓谷一帯でのシリア軍と反体制武装集団の停戦は、司令官レベルで確認されたにもかかわらず、前線では実施されていないという。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

一方、東グータ地方では、イスラーム軍、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動が、ハズラマー村郊外のミサイル代替基地北東部および西部一帯でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力と交戦し、同地の農場地帯の一部を奪還した。

なお、この戦闘により、同地から住民数十世帯がナシャービーヤ町、ズライキーヤ村、フーシュ・サーリヒーヤ村方面に避難した。

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ダルアー県では、ARA News(1月9日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(1月9日付)によると、アレッポ市西部郊外のザフラー協会地区一帯、南部郊外のICARDA一帯、カスィービーヤ村一帯などでシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月9日付)によると、県北部からヒムス市・サラミーヤ市(ハマー県)街道を遮断しようと侵攻したシャーム・ファトフ戦線とシリア軍が空爆・交戦し、これを撃退した。

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ハマー県では、SANA(1月9日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市郊外のフナイフィス村、サトヒーヤート村、ラムリーヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、トゥルール・ハムル村一帯でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃、戦闘員7人以上を殲滅した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(1月8日)にシリア領内で14件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反が確認されたのは、ハマー県(8件)、ダマスカス郊外県、ラタキア県、アレッポ県。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市郊外の2カ村をダーイシュから新たに奪取(2017年1月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、スワイディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(1月8日付)によると、シリア民主軍がラッカ市郊外のアブー・ジャッディー村、フサイニー村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

一方、ラッカ市南部郊外のキスラト・シャイフ・ムジュア村一帯では、有志連合と思われる戦闘機が空爆を行った。


AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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トルコの全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市でダーイシュと市街戦(2017年1月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハワール・キリス作戦司令室が進軍を遂げ、バーブ市西部郊外のザンマール村、タッル・ウスフール村でダーイシュと交戦した他、バーブ市内でダーイシュ(イスラーム国)と市街戦を行った。

またトルコ軍はバーブ市およびその一帯を砲撃・空爆、ハワール・キリス作戦司令室を支援した。

一方、ラーイー村郊外でのダーイシュとの戦闘で、トルコ軍士官1人が死亡した。

ARA News, January 8, 2017
ARA News, January 8, 2017

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県東部タイフール航空基地一帯でシリア軍とダーイシュの交戦続く(2017年1月8日)

ヒムス県では、SANA(1月8日付)によると、シリア軍がタイフール航空基地(T4)北部および東部などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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停戦合意が成立したダマスカス郊外県バラダー渓谷のほか、アレッポ市周辺、ダルアー県、ハマー県、ヒムス県で停戦違反が多発、シリア軍、反体制武装集団が交戦(2017年1月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシアの仲介により停戦に達したアイン・フィージャ町一帯で、シリア軍が13回にわたり空爆を行うとともに、バラダー渓谷の無人地帯を砲撃した。

シリア軍はまた、東グータ地方一帯に対してもを空爆を実施した。

一方、SANA(1月8日付)によると、東グータ地方を拠点とする反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発がアッバースィーイーン競技場近くに着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原でシリア軍、親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区に迫撃砲弾1発が着弾した。

これに対し、シリア軍も、ファトフ軍支配下のアレッポ市東部郊外のアブー・タルタル村各所、同市西部のバービース村を砲撃し、15人が死傷したほか、アレッポ市ラーシディーン地区、同市郊外のカフルナーハー村、ハーン・トゥーマーン村、アイス村、タッル・ダマーン村、クナイトラート村、サルジュ・ファーリア村、サミーリーヤ村、バンーン・フッス村、ワージド村、ヌウマーニーヤ村、ミンタール村、カフルカール村、アウラム・クブラー町、カフル・ハムラ村、ICARDA一帯などを空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアイドゥーン村、ダラーク村、ラハーヤー村、ムーリク市、アトシャーン村を砲撃・空爆する一方、反体制武装集団もラビーア村を砲撃した。

また、ARA News(1月8日付)によると、ハラファーヤー市一帯でシリア政府と反体制武装集団の停戦に向けた交渉が進むなか、「穏健な反体制派」と目されているイッザ軍が声明を出し、両者の間で停戦が成立したとしても「我々はこれを遵守しない」と発表、拒否の構えを示した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村各所、タルビーサ市、ハウラ地方一帯を砲撃した。

一方、SANA(1月8日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市、ムハッラム村一帯の反体制武装集団元戦闘員130人が、2016年政令第15号に基づく恩赦の対象となり、放免となった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアブー・ズフール町、アブー・ズフール航空基地一帯を空爆、またスカイク村を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡した。

一方、ARA News(1月8日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がハーン・スブル村を襲撃し、同地の反体制武装集団戦闘員多数を拘束した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山一帯を砲撃した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(1月7日)にシリア領内で6件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反は、ラタキア県、アレッポ県、ハマー県で発生、いずれも反体制武装集団によるものだった。

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県で自爆テロが発生し住民15人が死亡、反体制派を主導するシャーム・ファトフ戦線が犯行声明を出す(2017年1月8日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月8日付)によると、西部のサアサア町郊外のバイト・ジン村にいたる分岐路で、反体制武装集団戦闘員が爆弾を積んだ車で自爆し、住民15人が死亡(シリア人権監視団によると、4人が死亡)、15人が負傷した。

この自爆攻撃に関して、シャーム・ファトフ戦線は犯行を認める声明を出した。

近郊のバイト・ジン交差点の軍事情報局の検問所

ARA News(1月8日付)によると、アブー・タルタル村に対する空爆では8人が死亡した。

ARA News, January 8, 2017
ARA News, January 8, 2017
ARA News, January 8, 2017
ARA News, January 8, 2017

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がバーブ市(アレッポ県)を爆撃し、民間人8人を殺害(2017年1月7日)

アレッポ県では、ARA News(1月7日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市の北部および東部郊外に進軍、ダーイシュと交戦した。

またトルコ軍がバーブ市を空爆し、民間人8人が死亡、18人が負傷した。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線、「ユーフラテスの盾」作戦参加組織の戦略拠点アアザーズ市(アレッポ県)で爆弾テロが発生し、40人以上が死亡、反体制武装集団の施設多数が利用不能に(2017年1月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室などからなる反体制武装集団)の要衝であるトルコ国境に近いアアザーズ市の裁判所前で、爆弾が仕掛けられたタンクローリーが爆破され、43人が死亡、多数が負傷した。

アナトリア通信(1月7日付)によると死者は60人以上、負傷者は50人以上にのぼっているという。

『ハヤート』(1月8日付)によると、犠牲者のなかには、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団のシャリーア法廷の裁判官らもいるという。

なお、クッルナー・シュラカー(1月7日付)によると、この爆発により、アアザーズ市内の中央裁判所、シリア赤新月社ビル、広報局、障害者センター、郵便局、アアザーズ市庁舎が利用不能となったという。

ARA News, January 7, 2017
ARA News, January 7, 2017

AFP, January 7, 2017、Anadolu Ajansı, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム・ファトフ戦線メンバーが爆殺される(2017年1月7日)

イドリブ県では、ARA News(1月7日付)によると、アブー・ズフール町でシャーム・ファトフ戦線メンバーが乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同戦線メンバー1人が死亡した。

また、シリア軍はこのアブー・ズフール町一帯を空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(1月7日付)によると、シリア軍がアレッポ市南部郊外に位置するファトフ軍支配下のドゥマーン村、クナイトラート村、ハージブ村、サルジュ・ファーリジュ村、サミーリーヤ村を空爆した。

シリア軍はまた、アレッポ市北部郊外の科学研究センター一帯などで反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、ARA News(1月7日付)によると、ダルアー市内のマンシヤ地区で、シリア軍、親政権武装勢力が、停戦を拒否する反体制武装集団と交戦した。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がラッカ市郊外、ダイル・ザウル市郊外での爆撃で民間人13人を殺害(2017年1月7日)

ラッカ県では、SANA(1月7日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市の北部郊外および西部郊外を空爆、ガドバーン村で住民2人が、スワイディーヤ村で子供5人を含む住民9人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(1月7日付)によると、米軍主導の有志連合は、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村内の市場を空爆し、民間人2人が死亡、複数が負傷した。

ARA News, January 7, 2017
ARA News, January 7, 2017

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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ロシアの仲介によりダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で停戦が成立、シリア政府側の修復チームがアイン・フィージャ町の水源と揚水施設入り、また反体制武装集団戦闘員の投降ないしはイドリブ県への退去が決定(2017年1月7日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(1月8日付)などによると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員など親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団が、アイン・フィージャ町の水道施設にシリア政府側の修復作業チームを派遣することなどに合意、戦闘が停止された。

この停戦は、6日に同地に入ったロシア軍士官の代表団と武装集団代表者および「仲介者」との折衝によるもの。

ヒズブッラーの戦争広報局によると、停戦は1月7日午前9時に発効し、水道修復作業チームが現場に入ったという。

シリア人権監視団によると、この停戦合意は、①水源および揚水施設を修復する作業チームの派遣、②首都ダマスカスへのバラダー渓谷の水源の揚水施設の修復のほか、③投降した離反兵、兵役忌避者の恩赦、④バスィーマ町からバラダー渓谷市場にいたる地域から同地以外からの戦闘員の排除とイドリブ県への移送、⑤バラダー渓谷一帯出身の戦闘員のなかで同地からの退去を希望するもののイドリブ県への移送、⑥シリア軍の同地への展開と各町・村入口での検問所の設置、⑦投降した戦闘員、兵役忌避者の国防隊員としての復帰と同地への配属、などを骨子とするという。

ARA News, January 7, 2017
ARA News, January 7, 2017

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは声明を出し、過去24時間(1月6日)での反体制武装集団による停戦違反が10件にのぼったと発表した。

また1月5日の反体制武装集団の停戦違反は15件だったという。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県中部でシリア軍とダーイシュの戦闘続く(2017年1月7日)

ヒムス県では、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を集中的に攻撃、ダーイシュと交戦した。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県で有志連合と思われる無人戦闘機がシャーム・ファトフ戦線の幹部を新たに爆撃で殺害(2017年1月6日)

イドリブ県では、『ハヤート』(1月7日付)によると、シャーム・ファトフ戦線のシューラー評議会メンバーの一人ユーヌス・シュアイブ氏(アブー・ハサン・タフタナーズ)が、有志連合と思われる無人戦闘機によるタフタナーズ市への空爆で息子とともに死亡した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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ハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍はバーブ市のダーイシュ拠点を爆撃(2017年1月6日)

アレッポ県では、トルコ軍によると、ハワール・キリス作戦司令室を全面支援する同軍航空部隊が、バーブ市およびブザーア村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点21カ所を空爆した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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有志連合の支援を受けるYPG主体のシリア民主軍はアサド湖畔(ラッカ県)の遺跡ジャアバル城を制圧(2017年1月6日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官がロイター通信(1月6日付)に述べたところによると、有志連合の航空支援を受けたシリア民主軍は、アサド湖畔に位置する遺跡ジャアバル城一帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

サッルー報道官によると、シリア民主軍は「ユーフラテスの怒り」作戦を継続し、ジャアバル城東部に位置するタブカ・ダム方面への進軍を続ける予定だという。

ARA News(1月6日付)によると、シリア民主軍はまた、ナースィリーヤ村、ウンム・ヒジュラ村、ビール・アルダーリー村、タッラージュ村を新たに制圧した。

ARA News, January 6, 2017
ARA News, January 6, 2017

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シリア民主軍によるジャアバル城制圧に関して、マアムーン・アブドゥルカリーム遺跡局長はロイター通信に対して「シリア国民の勝利だ。なぜなら、ダーイシュからのジャアバル城の解放は、シリア国民への救済とみなしえるからだ」と述べた。


AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部のシャリーファ村南東部一帯でダーイシュと交戦(2017年1月6日)

ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のシャリーファ村南東部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラーはバラダー渓谷北西部で新たな戦端を開き、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団への攻撃を激化(2017年1月6日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷各所を「樽爆弾」などでの空爆・砲撃を激化させた。

シリア軍、ヒズブッラー戦闘員はまた、バラダー渓谷南東部に対して集中的に行ってきた攻撃に加えて、同渓谷の北西部で新たな戦端を開き、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

Kull-na Shuraka', January 6, 2017
Kull-na Shuraka’, January 6, 2017

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(1月6日付)によると、シリア軍がナワー市を空爆した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室の拠点都市アアザーズ市(アレッポ県)で何者かが自爆テロ(2017年1月5日)

アレッポ県では、ARA News(1月5日付)によると、県北部の反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室)の拠点都市アアザーズ市の工業地区で男性が着用していた自爆ベルトを爆破させ、反体制武装集団戦闘員複数が死亡した。


AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は有志連合に続いてイドリブ県で、ダーイシュとつながりがあり、シャーム・ファトフ戦線に統合されたジュンド・アクサー機構の車列を爆撃(2017年1月5日)

イドリブ県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがあり、シャーム・ファトフ戦線に統合されたジュンド・アクサー機構の車列を空爆し、車輌6輌を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がタドムル市南西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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アレッポ県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のラスム・ハルマル・イマーム町、ウンム・マラー村でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯で、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、ラサーファ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘でホワイト・ヘルメット隊員1人が死亡(2017年1月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、シリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装集団とシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘が続き、シリア軍は同地を数十回にわたり空爆、これにより民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の隊員1人が死亡した。

シリア軍はまた、東グータ地方のマイダアーニー村一帯などを砲撃、ジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(1月5日付)によると、アレッポ市南部郊外のアイン・アッサーン村一帯で、シリア軍とイラク人・イラン人などからなる親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍と砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、ARA News(1月5日付)によると、反体制武装集団がダルアー市内のシリア軍拠点を砲撃、シリア軍も反体制武装集団の支配下にあるカイラータ村を砲撃した。

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イドリブ県では、カッリー町一帯で活動する複数の武装集団が共同声明を出し、統合軍事評議会を設置すると発表した。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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ジャブラ市(ラタキア県)で爆弾が仕掛けられた車が爆発し10人以上が死亡(2017年1月5日)

ラタキア県では、SANA(1月5日付)によると、ジャブラ市アマーラ地区郊外の県立競技場近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、少なくとも11人が死亡、35人が負傷した。

シリア人権監視団によると、死者は少なくとも15人でうち民間人は8人だという。

Kull-na Shuraka', January 5, 2017
Kull-na Shuraka’, January 5, 2017
Kull-na Shuraka', January 5, 2017
Kull-na Shuraka’, January 5, 2017

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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バーブ市(アレッポ県)でのダーイシュとの戦闘でトルコ軍兵士1人が死亡(2017年1月4日)

アレッポ県では、ARA News(1月4日付)によると、バーブ市一帯でトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、トルコ軍兵士1人が死亡した。

ダーイシュ側も、トルコ軍の空爆で戦闘員14人が死亡した。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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シリア領内に侵入したトルコ軍兵士をYPGが戦闘の末殺害(2017年1月4日)

ハサカ県では、ARA News(1月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がカフターニーヤ市郊外でシリア領内に侵入したトルコ軍と交戦、兵士1人を殺害した。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団が退去したアレッポ市東部ハナーヌー地区に住民2,200人が帰宅(2017年1月4日)

アレッポ県では、ロイター通信(1月4日付)によると、シリア軍による解放後、地雷・爆発物撤去作業が行われていたアレッポ市東部の住民数千人が同地への帰宅を開始した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐シリア事務所のサージド・マーリク代表によると、帰宅したのは、ハナーヌー地区の住民約2,200人。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はタドムル市郊外のタイフール航空基地でダーイシュに対して攻勢(2017年1月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、親政権系のサイトなどでは、ダーイシュがタドムル市西部郊外のタイフール航空基地一帯からの撤退を開始したと伝えた。

また、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のタイフール航空基地(T4)一帯、アワーミード丘一帯、マハッサ地区、バーリダ地区、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して攻撃を行った。

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アレッポ県では、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外にある航空士官学校に近いダイル・ハーフィル市でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯、イドリブ県、アレッポ県で停戦を拒否する反体制武装集団とシリア軍の戦闘続く(2017年1月4日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(1月4日付)によると、バラダー渓谷のバスィーマ町、アイン・フィージャ町、アイン・ハドラー村などの無人地帯で、シリア軍ヘリコプターが反体制武装集団の拠点などに対して空爆を続ける一方、シリア軍地上部隊、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

この戦闘で、シリア軍側は、バスィーマ町近郊などの反体制武装集団の拠点複数カ所(カフタールー集合住宅など)を制圧した。

一方、東グータ地方のマルジュ・スルターン村に近いハズラマー村一帯、アイン・タルマー村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がラフマーン軍団などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、シリア人権監視団によると、イスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市で、シリア軍による停戦違反に抗議するデモが行われた。

デモでは、シリア軍の攻撃が続くバラダー渓谷一帯の住民との連帯が叫ばれた。

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イドリブ県では、ARA News(1月4日付)によると、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、シリア政府の支配下にとどまるフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(1月4日付)によると、アレッポ市南部郊外のビンジーラ丘、ハッダード丘一帯でシリア軍と、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(1月4日付)によると、サナマイン市出身の元反体制武装集団戦闘員ら89人が、地元和解プロセスの一環で2016年政令第15号に基づいて放免となった。

SANA, January 4, 2017
SANA, January 4, 2017

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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ハサカ県のイラク国境近くに位置するロジャヴァ支配下の2カ村を所属不明のヘリコプターが爆撃(2017年1月3日)

ハサカ県では、ARA News(1月3日付)によると、イラク国境に近い西クルディスタン移行期民政局支配下のジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のタッル・マシュハム村とアリー・アーガー村が所属不明のヘリコプターの空爆を受けた。

空爆を受けた同地では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と共闘するサナーディード軍が応戦した。

また、ARA News(1月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市近郊の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃した。


AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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有志連合の航空支援を受けるYPG主体のシリア民主軍はダーイシュからラッカ市西方の4カ村を奪取(2017年1月3日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はラッカ市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アラブー村、ダフラーン村、アーリール村、ハンフード村を制圧した。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がユーフラテス川右岸に位置する西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍支配下のアリーマ村(アレッポ県)を激しく砲撃(2017年1月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川右岸のマンビジュ市西部に位置する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下ののアリーマ村一帯を、ハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍が激しく砲撃し、人民防衛隊隊員ら少なくとも2人が死亡、12人が負傷した。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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