ダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯でシリア軍がシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団への攻撃を続ける(2017年1月3日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機およびヘリコプターが、バラダー渓谷のバスィーマ町、アイン・ハドラー村などを空爆、またシリア軍地上部隊は同地一帯を地対地ミサイルと思われる砲弾などで、アイン・フィージャ町などを激しく砲撃した。

また、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力は、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団とバスィーマ町、アイン・フィージャ町一帯で交戦した。

一方、イスラーム軍の参謀長を名乗るアリー・アブドゥルバーキー少佐(離反士官)はツイッターで、東カラムーン地方に展開している部隊をバラダー渓谷に派遣すると表明した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のハーン・シャイフーン市を空爆し、妊婦1人が死亡、3人が負傷した。

また、ARA News(1月3日付)によると、シリア軍はジスル・シュグール市一帯を空爆した。

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ハマー県では、SANA(1月3日付)によると、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍がラビーア村を砲撃し、住民複数人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がハマッタ村、ジャワーリク村にあるシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃し、戦闘員7人を殲滅した。

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ダルアー県では、ARA News(1月3日付)によると、ダルアー市東部郊外でウマリー旅団の戦闘員が何者かに暗殺された。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(1月2日)にシリア領内で27件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反は、ハマー県で8件、アレッポ県で7件、ラタキア県で7件、ダマスカス郊外県で5件でいずれも反体制武装集団による違反だという。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市西部郊外の2カ村をダーイシュから奪取(2017年1月2日)

ラッカ県では、ARA News(1月2日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハーンフード村、シャーリー村を制圧した。


AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県東部でシリア軍がダーイシュとの戦闘を続ける(2017年1月2日)

ヒムス県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のタイフール航空基地(T4)一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、インヒル市の名士の一人が何者かに暗殺された。

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍は犯行を認める声明を出した。

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がダーイシュ支配下のバーブ市一帯を爆撃・砲撃し、戦闘員22人を殲滅する一方、ロシア軍も同地郊外を爆撃(2017年1月2日)

アレッポ県では、ロイター通信(1月2日付)によると、トルコ軍航空部隊と地上部隊がダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市一帯を空爆・砲撃し、戦闘員22人を殲滅した。

また、ロシア軍戦闘機もバーブ市近郊のダイル・カーク村一帯を空爆した。


AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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有志連合と思われる無人戦闘機の爆撃でシャーム・ファトフ戦線の幹部らが死亡、ホワイト・ヘルメットはその遺体を収容する動画を公開(2017年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線の司令官ら乗った車2台が相次いで無人戦闘機の空爆を受け、司令官複数人を含む8人が死亡した(クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、死亡した戦闘員は11人)。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月2日付)などによると、死者8人のなかには、シャーム・ファトフ戦線の軍事局幹部のハッターッブ・カフターニー氏、アブー・ムウタスィム・ダイリー氏、そしてシャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」との統合に向けた交渉を主導していたアブー・ウマル・トゥルキスターニー氏らが含まれているという。

空爆はサルマダー市・ハザーヌー町街道、サルマダー市・バーブ・ハワー国境通行所間の街道の2カ所で行われた。

アブドゥッラッザーク・スバイフを名乗る活動家は、クッルナー・シュラカー(1月2日付)に対して、空爆を実施した無人戦闘機は有志連合所属機と思われると述べた。

イドリブ県の民間防衛部隊(ホワイト・ヘルメット)が空爆現場から焼死体を収容する映像をユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=wiG69-QaZiQ&feature=youtu.be)を通じて公開した。

Youtube, January 2, 2017
Youtube, January 2, 2017

 

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県バラダー渓谷でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団への攻撃を続ける(2017年1月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がバラダー渓谷のアイン・フィージャ町、ダイル・ムクリン町、バスィーマ町一帯を空爆した。

またシリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が同地一帯を砲撃、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、シリア軍がバハーリーヤ村一帯でジハード主義武装集団と交戦し、拠点2カ所を制圧した。

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ヒムス県では、ARA News(1月2日付)によると、シリア軍がラスタン市を砲撃し、男性2人が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村でシャーム・ファトフ戦線の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(1月2日付)によると、シリア軍がファトフ軍支配下のブワイダ村、カフルカール村、ハミーラ村、ハーン・トゥーマーン村を空爆・砲撃した。

シリア軍はまたアターリブ市一帯を空爆し、4人が死亡した。

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダーイシュとの戦闘の末ラッカ市西部郊外の1カ村を制圧(2017年1月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

ARA News(1月1日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市南部郊外に位置するマフムーディーヤ村を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(1月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の広報局が、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のカルバナーフ村、クーラーン村、カールリーク村、カルフーフ村をトル尾軍が砲撃したと発表した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ支配下のバーブ市、ターディフ市(アレッポ県)内の住宅地を砲撃(2017年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市西部一帯で進軍を続けた。

ARA News(1月1日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室所属部隊が発射した迫撃砲弾がバーブ市内のサブア・バフラート地区に着弾し、子供2人が負傷した。

また、トルコ軍が、バーブ市南部に位置するターディフ市の住宅街を砲撃した。

一方、ダーイシュはバーブ市西部郊外のアズラク村、ダグルバーシュ村一帯で反撃を強め、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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シリア人権監視団は、停戦を拒否する反体制武装集団への攻撃を続けるシリア軍による停戦違反で民間人13人と戦闘員1人が死亡したと発表(2017年1月1日)

シリア人権監視団は、12月30日0時にトルコ・ロシアの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦発効後60時間で、ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯、バラダー渓谷、東グータ地方、アレッポ県カフルダーイル村、ダルアー県ダルアー市での停戦違反により、民間人13人と戦闘員1人が死亡したと発表した。

犠牲者はいずれもシリア軍の攻撃によるものだが、停戦違反が発生した地域は、停戦を拒否しているシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、そして停戦対象に例外を設けることを停戦違反と主張するイスラーム軍など支配・活動地域。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県アイン・フィージャ町の水源確保をめざして、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など停戦拒否派への攻撃を続行(2017年1月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力が、東グータ地方のマイダアーニー村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員など親政権武装勢力は、バラダー渓谷(アイン・ハドラー村、バスィーマ町、アイン・フィージャ町、フサイニーヤ村など)でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団との戦闘を続け、アイン・フィージャ町を見下ろす周辺地帯に進軍した。

同地への進軍は、アイン・フィージャ町にある水源を確保するため。

Kull-na Shuraka', January 1, 2017
Kull-na Shuraka’, January 1, 2017

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がアターリブ市を空爆し、複数人が負傷、またシリア軍地上部隊がカフルダーイル村を砲撃し、子供2人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の包囲が続くフーア市、カファルヤー町に対して、反体制武装集団が砲撃を行った。

一方、ARA News(1月1日付)によると、ハーン・スブル村で、シャーム・ファトフ戦線メンバーが乗った車の近くで爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

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ヒムス県では、ARA News(1月1日付)によると、シリア軍がハウラ地方、タルビーサ市、ガントゥー市一帯を砲撃した。

また、ロシア軍と思われる戦闘機がシャンダーヒーヤ村、マスアダ村、ラビーア村を空爆し、女性1人を含む民間人3人が死亡した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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タルトゥース市で大晦日に男性2人が自爆テロを敢行、アアマーク通信はダーイシュによる攻撃と喧伝(2017年1月1日)

タルトゥース県では、SANA(1月1日付)によると、タルトゥース市コルニーシュで31日深夜、自爆ベルトを身につけた男性2人が相次いで自爆し、警察のパトロール隊員2人が死亡した。

SANA, January 1, 2017
SANA, January 1, 2017

この自爆攻撃に関して、アアマーク通信(1月1日付)は、「タルトゥース市コルニーシュ地区にあるシリア軍検問所に対して新年に、イスラーム国の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)が爆弾攻撃を行った」と発表した。

A'maq, January 1, 2017
A’maq, January 1, 2017

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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バーブ市一帯でハワール・キリス作戦司令室がダーイシュと交戦、トルコ軍の爆撃で民間人3人が死亡(2016年12月31日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室がトルコ軍の全面支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦、バーブ市西部のダグルバーシュ村を制圧した。

なお、ARA News(12月31日付)によると、トルコ軍はまたバーブ市西部一帯を空爆し、民間人3人が死亡した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ラッカ市西部郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2016年12月31日)

ラッカ県では、ARA News(12月31日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外の東ジャアバル村一帯、マフムーディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で、シリア軍が、停戦合意に応じていないシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団への攻撃を続ける(2016年12月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、戦闘機(所属明示せず)が10回ほど空爆を実施、またシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力が同地でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

なお、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動は、ロシア・トルコ仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦に応じていない。

また、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、シリア軍が、バラダー渓谷一帯の町・村、東グータ地方のマイダアーニー村一帯に対して、空爆・砲撃を継続した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、シリア軍がダルアー市内の反体制武装集団支配地域(マンシヤ地区)を砲撃、同地一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、ARA News(12月31日付)によると、シリア軍と反体制武装集団はまたアルマー町一帯でも交戦した。

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ヒムス県では、ARA News(12月31日付)によると、シリア軍がハラーリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村を砲撃した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(12月30日)にシリア領内で12件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反は、ダマスカス郊外県で6件、アレッポ県で5件、ハマー県で1件発生し、「ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)のテロリスト」が同地の町や街区に対して砲撃を加えたという。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ラッカ市西部郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2016年12月30日)

ラッカ県では、ARA News(12月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外の東ジャアファル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はタドムル市郊外のシャリーフ村をダーイシュから奪還(2016年12月30日)

ヒムス県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のシャリーフ村からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

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ダルアー県では、SANA(12月30日付)によると、フーシュ・ハマード村一帯に展開するダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線がハバブ町を砲撃し、1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍が前日に引き続き、シリア領内に進攻中のトルコ軍を航空支援し、バーブ市一帯のダーイシュ拠点を爆撃(2016年12月30日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月31日付)によると、ロシア軍戦闘機が、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が攻撃を続けるバーブ市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点3カ所を空爆、トルコ軍の発表によると、この空爆でダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、バーブ市近郊のアズラク地区一帯では、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室とダーイシュが交戦したが、トルコ軍兵士1人が死亡、5人が負傷したという。

トルコ軍はまた、バーブ市一帯などを激しく砲撃し、ダーイシュの拠点17カ所を破壊、戦闘員26人を殲滅したという。

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トルコ軍は声明を出し、2016年8月下旬に開始された「ユーフラテスの盾」作戦で、トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)戦闘員1,171人を殺害、117人を負傷させるとともに、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員291人を殺害、4人を負傷させ、11人を投降させたとの戦果をハッピー発表した。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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ロシア・トルコ仲介によるシリア政府と反体制武装集団7組織の停戦が発効するも、ダマスカス郊外県、ハマー県、アレッポ県でシャーム・ファトフ戦線と共闘する武装集団とシリア軍が交戦(2016年12月30日)

ロシアとトルコの仲介により、30日午前0時にシリア政府と反体制武装集団7組織の停戦合意が発効するなか、シリア国内での戦闘は概ね収束したが、シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県とハマー県でそれぞれ1件の「停戦違反」が発生した。

同監視団によると、ダマスカス郊外県では、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、シリア軍とシャーム・ファトフ戦線および同戦線と共闘する反体制武装集団が交戦、シリア軍ヘリコプターがシャーム・ファトフ戦線などの拠点で空爆した。

またハマー県では、シリア軍が県北部の16の町・村を空爆した。

同地域の一部、停戦に合意した反体制武装集団の支配地域だという。

一方、停戦合意に署名した反体制武装集団7組織の一つイスラーム軍が声明を出し、ダマスカス郊外県マイダアーニー村一帯、ダマスカス・ヒムス国際幹線道路一帯で、シリア軍の攻撃に対して応戦したと発表した。

このほか、ARA News(12月30日付)によると、アレッポ県では、シャーム・ファトフ戦線と停戦合意に著名した反体制武装集団からなるファトフ軍の支配下にあるアレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン村、カラースィー村、ハルサ村に対して、シリア軍が砲撃を行った。

ロシア国防省によると、シリア政府との停戦に応じた反体制武装集団は、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、シャーム革命家、ムジャーヒディーン軍、イドリブ自由軍、シャーム戦線の7組織で、その兵力は6万2,000人におよぶという。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はタイフール航空基地近郊のシャリーファ村一帯の丘陵地帯をダーイシュから奪取(2016年12月29日)

ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外に位置するタイフール航空基地に近いシャリーファ村周辺の丘陵地帯をダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末に制圧した。

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アレッポ県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外の航空士官学校に近いラスム・ハルマル・イマーム町でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県各所への爆撃で25人あまりが死亡する一方、シリア政府支配下の首都ダマスカス、アレッポ市への砲撃で2人が死亡(2016年12月29日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がアルバイン市、ザマルカー町、ドゥーマー市などを空爆し、25人あまりが死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(12月29日付)によると、イスラーム軍が迫撃砲を発射し、首都中心街にタジュヒーズ地区にあるジャイダト・ハーシミー学校(旧タジュヒーズ校)周辺に砲弾複数発が着弾し、7人が負傷した。

砲弾はまた、マズラア地区にも1発着弾し、2人が負傷した。

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アレッポ県では、SANA(12月29日付)によると、アレッポ市西部・南部郊外一帯を支配下に置くアル=カーイダ系シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、旧メリディアン・ホテル一帯、ハムダーニーヤ地区を砲撃し、2人が死亡、12人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がタファス市、西ガーリヤ橋北西部一帯、ダルアー市製鉄工場南部一帯、シャーム・ファトフ戦線、ムウタッズ軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外で1カ村をダーイシュから奪取(2016年12月28日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市西部のユーフラテス川左岸の東ジャアバル村、ハッダーム村一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

ARA News(12月28日付)によると、シリア民主軍はハッダージュ村をダーイシュから奪取した。

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ハサカ県では、SANA(12月28日付)が地元住民の話として伝えたところによると、トルコ軍がハサカ市北東部の国境地帯のアイン・ディーワール村一帯に重機を投入、ティグリス川支線の進路を変更する工事を開始した。

AFP, December 28, 2016、AP, December 28, 2016、ARA News, December 28, 2016、Champress, December 28, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 28, 2016、Kull-na Shuraka’, December 28, 2016、al-Mada Press, December 28, 2016、Naharnet, December 28, 2016、NNA, December 28, 2016、Reuters, December 28, 2016、SANA, December 28, 2016、UPI, December 28, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が攻撃を続けるダーイシュ支配下のバーブ市から脱出しようとした住民15人以上が死亡(2016年12月28日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が攻撃を続けるダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市から脱出しようとした住民15人以上が、ダーイシュの敷設した地雷の爆発や狙撃によって殺害され、28人が負傷した。

AFP, December 28, 2016、AP, December 28, 2016、ARA News, December 28, 2016、Champress, December 28, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 28, 2016、Kull-na Shuraka’, December 28, 2016、al-Mada Press, December 28, 2016、Naharnet, December 28, 2016、NNA, December 28, 2016、Reuters, December 28, 2016、SANA, December 28, 2016、UPI, December 28, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍がダイル・ザウル県の村を爆撃し、ハサカ県からの避難民12人が死亡(2016年12月28日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、ロシア軍がハジュナ村を空爆、ハサカ県シャッダーディー市近郊のアドラ村から同地に避難していた住民12人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市一帯の砂漠地帯からカルヤタイン市一帯にいたる地域で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(12月28日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外一帯、柑橘農園一帯、ジャズル油田一帯、西ハイル城一帯、アブー・カッラ・ダム一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, December 28, 2016、AP, December 28, 2016、ARA News, December 28, 2016、Champress, December 28, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 28, 2016、Kull-na Shuraka’, December 28, 2016、al-Mada Press, December 28, 2016、Naharnet, December 28, 2016、NNA, December 28, 2016、Reuters, December 28, 2016、SANA, December 28, 2016、UPI, December 28, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町一帯でシリア軍とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘続く(2016年12月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機およびヘリコプター(所属明示せず)が、アイン・フィージャ町、バスィーマ町などバラダー渓谷一帯を空爆、またシリア軍が同地を砲撃、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、上下水道公社ダマスカス支部局長のムハンマド・シハーフ氏は、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団が汚染物質を流し込んだことを受け、稼働を停止していたダマスカス

郊外県アイン・フィージャ町に関して、新たな貯水槽の使用を開始し、ダマスカス県への水道供給のニーズに対応すると発表した。

SANA(12月28日付)が伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でもシリア軍の攻撃により、5人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、アイン・フィージャ町の水道施設の稼働停止を受け、ダマスカス県ラブワ地区などで漏水、洪水が発生しているという。

 

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ダマスカス県では、ロイター通信(12月28日付)が伝えたところによると、アダウィー地区にあるロシア大使館が、2度にわたり砲撃を受け、敷地内の広場などに着弾した。

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イドリブ県では、ARA News(12月28日付)によると、ロシア軍がファトフ軍支配下のビンニシュ市、アブー・ズフール町などを空爆した。

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ハマー県では、SANA(12月28日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、シリア政府支配下のラビーア村、ムハルダ市、シーザル村、サフサーフィーヤ村を砲撃し、住民3人が死亡、6人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月28日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村で、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所を砲撃し、5人が死亡した。

AFP, December 28, 2016、AP, December 28, 2016、ARA News, December 28, 2016、Champress, December 28, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 28, 2016、Kull-na Shuraka’, December 28, 2016、December 29, 2016、al-Mada Press, December 28, 2016、Naharnet, December 28, 2016、NNA, December 28, 2016、Reuters, December 28, 2016、SANA, December 28, 2016、UPI, December 28, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯、ヒムス県東部、アレッポ県東部郊外などでダーイシュとの戦闘を続ける(2016年12月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月27日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区に侵攻しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

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アレッポ県では、SANA(12月27日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市近郊のナスルッラー村に侵攻しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

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ヒムス県では、SANA(12月27日付)によると、シリア軍がタドムル市西部のタイフール航空基地(T4)一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が同地一帯を空爆した。

一方、ARA News(12月27日付)によると、ダーイシュはスード丘を制圧したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イスリヤー村とハナースィル市(アレッポ県)を結ぶ街道でシリア軍の車輌が爆発し、乗っていた兵士全員が死亡した。

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スワイダー県では、SANA(12月27日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛諸組織がサアド村・カスル村街道東部からバナート・バイール丘方面に侵攻したダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市北西部郊外への砲撃を再開(2016年12月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市北西部郊外および西部のライラムーン地区、ダーヒヤト・ラーシディーン地区一帯への砲撃を再開した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市近郊のムルーク検問所一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

またシリア軍がラスタン市一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マダーヤー村で武装集団が同地のウラマー連盟のシャイフの一人を誘拐しようとして、別の武装集団と交戦し、2人が死亡した。

またカフルナブル市で首を切り落とされた男性の遺体2体が発見された。

このほか、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍支配下のジスル・シュグール市を空爆、シリア軍も同地を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(12月27日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、トゥッラービーヤ広場一帯、難民キャンプ地区一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県マダーヤー町の市民団体がシリア政府との停戦(降伏)を呼びかける(2016年12月27日)

ダマスカス郊外県では、シリア軍とヒズブッラー戦闘員の包囲に晒されているマダーヤー町で活動する複数の市民団体が、同地およびザバダーニー市、ブカイン市一帯での停戦(シリア政府への降伏)を呼びかけた。
http://www.all4syria.info/wp-content/uploads/2016/12/15698049_1859490264264996_5050981188144095601_n444.jpg
それによると、停戦合意は、シリア軍側と反体制武装集団側双方の戦闘および作戦の停止、マダーヤー町とザバダーニー市からの重篤患者の搬送、国際機関監視下でのシリア政府当局による反体制武装集団、離反兵、指名手配者(兵役忌避者)の免罪、ヒズブッラー戦闘員、人民諸委員会による包囲の解除、シリア軍第4師団の撤退などを骨子とするという。

なお、マダーヤー町とザバダーニー市からの反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など)のイドリブ県への退去については、アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者らの移送と合わせて、トルコ仲介によるロシア、イラン、反体制武装集団との合意のなかに盛り込まれていた。

クッルナー・シュラカー(12月27日付)などが伝えた。

Kull-na Shuraka', December 27, 2016
Kull-na Shuraka’, December 27, 2016
Kull-na Shuraka', December 27, 2016
Kull-na Shuraka’, December 27, 2016

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月27日付)によると、軍事情報局ダルアー支部長のワフィーク・ナースィル准将がマハッジャ町の住民および武装集団に対して、12月28日正午までに、シリア政府との「国民和解」を受諾するよう通達した。

AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町の水道施設をめぐるアル=カーイダ系組織シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団とシリア軍、ヒズブッラー戦闘員の攻防戦続く(2016年12月27日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(12月28日付)によると、首都ダマスカスの水道供給源である水道施設を要するアイン・フィージャ町および同地一帯のバラダー渓谷で、シリア軍と、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘が続き、シリア軍の空爆・砲撃により、女性2人と子供2人を含む民間人15人が死亡した。

戦闘はアイン・フィージャ町、バスィーマ町、カフィール・ザイト村、ダイル・カーヌーン村、ダイル・ムクリン町一帯で行われ、クッルナー・シュラカー(12月27日付)によると、反体制武装集団は、フサイニーヤ村周囲の丘陵地帯の一部を制圧したという。

シリア人権監視団によると、シリア政府当局は、アイン・フィージャ市の水道施設に反体制武装集団が流し込んだという汚染物質(灯油など)の除去のため、同施設の稼働を現在も停止しているという。

こうしたなか、ダマスカス県カーブーン区、バラダー渓谷一帯、東カラムーン地方で活動するという武装集団が共同声明を出し、「合同防衛同盟」の盟約を結び、統合司令部を設置したと発表し、シリア軍による包囲解除、住民の強制移住の停止をめざして活動すると表明した。

Kull-na Shuraka', December 27, 2016
Kull-na Shuraka’, December 27, 2016

AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。

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有志連合の爆撃とYPG主体のシリア民主軍の攻勢でダーイシュのクウェート人幹部が死亡(2016年12月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受けて26日に制圧した西ジャアバル村一帯にダーイシュ(イスラーム国)が侵攻を試み、シリア民主軍と交戦した。

また同人権監視団は、西ジャアバル村一帯でのシリア民主軍とダーイシュの戦闘と同地に対する有志連合の空爆で、ダーイシュの幹部の一人でクウェート人のアブー・ジャンダル・クワイティーが戦死したと発表した。

AFP, December 27, 2016、AP, December 27, 2016、ARA News, December 27, 2016、Champress, December 27, 2016、al-Hayat, December 28, 2016、Iraqi News, December 27, 2016、Kull-na Shuraka’, December 27, 2016、al-Mada Press, December 27, 2016、Naharnet, December 27, 2016、NNA, December 27, 2016、Reuters, December 27, 2016、SANA, December 27, 2016、UPI, December 27, 2016などをもとに作成。

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トルコの大統領府報道官「米主導の有志連合はバーブ市での我々の作戦を航空支援すべき」(2016年12月26日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は、トルコ軍の全面支援のもとにハワール・キリス作戦司令室が続行する「ユーフラテスの盾」作戦に対して、米国主導の有志連合が支援を行うべきだと述べた。

カルン報道官は「バーブ市での我々の作戦に対して、有志連合はとくに航空支援の安全を確保する責任を負わねばならない…。(バーブ市一帯)上空の状況によって(作戦に)遅れを生じ得ることもある。正当な理由がないのに航空支援が行われないということは受け入れられない」と述べた。

『ハヤート』(12月27日付)などが伝えた。

al-Hayat, December 27, 2016
al-Hayat, December 27, 2016

AFP, December 26, 2016、AP, December 26, 2016、ARA News, December 26, 2016、Champress, December 26, 2016、al-Hayat, December 27, 2016、Iraqi News, December 26, 2016、Kull-na Shuraka’, December 26, 2016、al-Mada Press, December 26, 2016、Naharnet, December 26, 2016、NNA, December 26, 2016、Reuters, December 26, 2016、SANA, December 26, 2016、UPI, December 26, 2016などをもとに作成。

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