シリア軍はダイル・ザウル県で大量の米国製武器を押収(2017年11月25日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月25日付)が、シリア軍が爆弾が仕掛けられた車輌2台を発見、積まれていた米国製の武器弾薬約2トンを押収したと伝え、その写真を公開した。

SANA, November 25, 2017

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、ロシア軍戦闘機がブーカマール市近郊のサイヤール村にある避難民キャンプを爆撃し、11人が死亡、数十人が負傷した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)は、シリア軍によって制圧されたブーカマール市内の南東部の複数街区に対して爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行うなどして、シリア軍と交戦した。

AFP, November 25, 2017、ANHA, November 25, 2017、AP, November 25, 2017、ARA News, November 25, 2017、Champress, November 25, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017、al-Hayat, November 26, 2017、al-Mada Press, November 25, 2017、Naharnet, November 25, 2017、NNA, November 25, 2017、Reuters, November 25, 2017、SANA, November 25, 2017、UPI, November 25, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はクナイトラ県、ハマー県でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦(2017年11月25日)

クナイトラ県では、SANA(11月25日付)によると、シャーム解放機構が県北部のハドル村一帯のシリア軍拠点を襲撃するも、シリア軍がこれを撃退した。

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ハマー県では、SANA(11月25日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北東部のサトヒーヤート村に侵攻しようとしたシャーム解放機構を撃退した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、シリア軍と親政権民兵は、シャーム解放機構および「自由シリア軍」とバリール村、シャティーブ村一帯で交戦した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、反体制武装集団が、ハラスター市郊外の車輌管理局一帯でシリア軍と交戦した。

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イドリブ県では、イバー通信(11月26日付)によると、シャーム解放機構が、「抑圧されしヌスラ連合」を名乗る暗殺集団をサルマダー市で摘発した。

AFP, November 25, 2017、ANHA, November 25, 2017、AP, November 25, 2017、ARA News, November 25, 2017、Champress, November 25, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017、al-Hayat, November 26, 2017、al-Mada Press, November 25, 2017、Naharnet, November 25, 2017、NNA, November 25, 2017、Reuters, November 25, 2017、SANA, November 25, 2017、UPI, November 25, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 25, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会幹部のシハーブッディーン氏がリヤド2会合長後に脱会を宣言(2017年11月24日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、最高交渉委員会の幹部の一人ハーリド・シハーブッディーン氏が脱会を宣言した。

脱会の理由に関して、シハーブッディーン氏は、サウジアラビアの首都リヤドで開催された反体制派全体会合(リヤド2会合)で再編が決定された「新たな最高小委員会は、その構造において、国連の方針に基づいて専門家を人選できない」からと述べた。

al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017

AFP, November 25, 2017、ANHA, November 25, 2017、AP, November 25, 2017、ARA News, November 25, 2017、Champress, November 25, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017、al-Hayat, November 26, 2017、al-Mada Press, November 25, 2017、Naharnet, November 25, 2017、NNA, November 25, 2017、Reuters, November 25, 2017、SANA, November 25, 2017、UPI, November 25, 2017などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるアサドッラー・ハムザ連合は、司令官がロシアの支援を受けていたとして組織解体を宣言(2017年11月24日)

アレッポ県北部および東部で、トルコの支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、ユーフラテスの盾作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)の一つアサドッラー・ハムザ連合は声明を出し、組織を解体すると発表した。

声明によると、組織解体は、司令官であるアブー・アリー・シハーダ氏が「ロシアの手先」であることが判明したから。

アサドッラー・ハムザ連合はそのうえで、アレッポ県で活動する他の武装集団に対して、メンバーを受け入れ、クルディスタン労働者党(PKK、西クルディスタン移行期民政局のこと)、政権の「ブタども」との戦いを行うよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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反体制活動家らは「無条件での対話」を受け入れるとした反体制派全体会合(リヤド2会合)を「深刻な譲歩」と非難(2017年11月24日)

シリア革命反体制勢力国民連立の元代表で無所属の活動家ハーリド・ハウジャ氏はツイッターの自身のアカウントで、22~23日にサウジアラビアの首都リヤドで開催された反体制派全体会合(リヤド2)に関して「深刻な譲歩」をしたと批判した。

ハウジャ氏は「もっとも深刻な譲歩とは、大統領の地位を含むすべての問題において無条件の対話を行うという原則を受け入れたことだ。これによって、政治移行、化学兵器を使用したアサドの退陣といったすべての言葉が、単なる立場表明になってしまっている」と綴った。

アル=ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)によると、アフマド・ザイダーン氏、ワーイル・アブドゥルアズィーズ氏といった活動も、「無条件での対話」を受け入れたリヤド2会合の決定を批判した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュは、シリア軍と戦闘を続けるアル=カーイダ系のシャーム解放機構からハマー県北東部の複数カ所を奪取(2017年11月24日)

ハマー県では、イナブ・バラディー(11月24日付)によると、シリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団との戦闘が続く県北東部で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム解放機構と交戦し、複数カ村を制圧した。

ダーイシュからシャーム解放機構から奪取したのは、アニーク・バージラ村、タウタフ村、フジャイラ村、アブー・フライジュ村、アブヤーン村、アブー・ムッルー村、アブー・ハナーディク村、サミーリーヤ村、ジャディーダ村、ワスィータ村、マダービア村、アブー・クスール村、シャッルー村、サッルージュ村、トゥライハーン村、ムアスラーン村、ザジャーフィー村、タワール・ダブギーン村、ジャナート・ワーリナ村。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、‘Inab Baladi, November 24, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構、トルコマン・イスラーム党が活動を続けるイドリブ県南部、ハマー県北東部に対して激しい爆撃・砲撃(2017年11月24日)

『ハヤート』(11月25日付)によると、イドリブ県南部のマアッラト・ヌウマーン市近郊のカフルナブル市、ハーン・シャイフ市一帯、ハマー県北東部のアブー・ダーリー村、ラフジャーン村、ムスタリーハ村などで、反体制武装集団の支配地域に対して激しい爆撃が行われた。

爆撃がロシア軍、シリア軍のいずれによって行われたかは、『ハヤート』では言及されていないが、ハマー県北東部でシリア軍との戦闘を続けるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党と共闘する武装集団の拠点が標的となったという。

カフルナブル市に対する爆撃は、シャーム病院周辺にも及び、ハマー県北東部ではシリア軍がシャーム解放機構などからなる武装集団に対して砲撃も行われたという。

一方、イドリブ県のカフルルーマー村とマアッラト・ヌウマーン市を結ぶ街道で、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のメンバーが乗ったオートバイが爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていたメンバーが負傷した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍戦略爆撃機がダイル・ザウル県のダーイシュ拠点を爆撃するなか、ダーイシュがユーフラテス川右岸で反撃(2017年11月24日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が複数の地元筋の話として、ダーイシュがダイル・ザウル県でユーフラテス川右岸(西岸)でシリア軍に対して反撃し、クーリーヤ市とアシャーラ市を奪還したと伝えた。

これに対して、シリア軍はダブラーン村、ハジーン市などを激しく空爆したという。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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サウジアラビアで開かれていた反体制派全体会合(リヤド2会合)は、反体制派統合を実現しないまま、移行期開始前のアサド政権退陣とイランの役割を拒否して閉幕(2017年11月23日)

サウジアラビアの首都リヤドで22日に開幕した反体制派全体会合(リヤド2会合)は閉幕声明を採択して閉会した。

『ハヤート』(11月24日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、閉幕声明の骨子は以下の通り:

1. 領土の統一性と平和、主権維持に専心することを確認する。シリアが、地方分権の原則に基づく民主的政体の多民族・多文化国家であるよう専念すると表明する。シリア人と国際社会の責任において政治移行プロセスが行われることを強調する。
2. 移行期統治機関にかかるジュネーブ合意(2012年)の文言に従い、交渉における反体制派の姿勢の「限度」を守ることを表明する。
3. 移行期間の開始時に、バッシャール・アサド、政権幹部が権力の座から去ることなしにこのことが実現し得ないことを強調する。
4. 移行期における独裁体制との関係正常化は、政治交渉プロセスのさらなる混乱をもたらすだけでなく、さらなる民間人の犠牲をもたらすことになる。
5. 国連に対し、政治プロセス活性化とジュネーブ会議の再開に向けた措置を講じることを求めるとともに、ジュネーブ合意および関連する諸決定に基づき、国連主催したで統一反体制派代表団とシリア政府代表団による無条件の直接対話を行うことを主唱する。
6. 緊張緩和地帯にかかる合意の効率的で断固とした実施と、政権およびその同盟者による違反の抑止を要求する。この合意は、政治プロセスへの真摯な取り組みが伴われる、公正な政治解決に至らなければ、より深刻なかたちでの紛争の悪化をもたらすことを強調する。
7. あらゆるかたちの過激主義、テロ、地域諸国、諸外国の干渉を拒否、とりわけ、地域の治安と安定を揺るがし、その人口動態的な改編をもたらし、国家テロ、宗派主義的外国人民兵のテロなどのテロを拡散しようとするイランの役割を拒否する。
8. シリア政府による国際法で禁じられた大量破壊兵器の使用を非難する。
9. 最高交渉委員会の組織構造、委員会内の諸組織にかかるリストを承認するとともに、その代表者を指名し、交渉代表団の任務を付託する。
10. シリア政府の代表団との交渉を行う交渉代表団を設置すること、そしてそのメンバーが移行期統治機関およびそこから派生する諸機関に参画する権利を有さないことに合意する。

シリア革命反体制勢力国民連立の副代表のアブドゥルバースィト・ハンムー氏によると、再編される最高交渉委員会の代表団は30人から33人によって構成されるとともに、20日に辞任したリヤード・ヒジャーブ元首相に代わる新たな代表(総合調整役)が選出されるという。

これに関して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ラマダーン広報局長はAFP(11 月23日付)に対して、「カイロ・プラットフォーム」が最高交渉委員会の一部になった」と述べ、「リヤド・プラットフォーム」と「カイロ・プラットフォーム」が糾合したことを明らかにした。

一方、会合への参加を直前に見合わせた「モスクワ・プラットフォーム」の代表を務めるカドリー・ジャミール前副首相は、「代表間の平等が維持された統一代表団の結成をめざすことになり、現在そのための検討がなされている」と述べた。

AFP, November 23, 2017、ANHA, November 23, 2017、AP, November 23, 2017、ARA News, November 23, 2017、Champress, November 23, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、November 23, 2017、al-Hayat, November 24, 2017、al-Mada Press, November 23, 2017、Naharnet, November 23, 2017、NNA, November 23, 2017、Reuters, November 23, 2017、SANA, November 23, 2017、UPI, November 23, 2017などをもとに作成。

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反体制派がスワイダー県で旅客バスを襲撃し、8人を殺害(2017年11月23日)

スワイダー県では、SANA(11月23日付)によると、ハッラーン村郊外で旅客バスが、ダルアー県東部を拠点とする反体制武装集団によって襲撃され、女性1人を含む8人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(11月23日付)によると、反体制武装集団がヒルバト・ガザーラ変電所を攻撃した。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(11月23日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、ジャルマーナー市、サイイダ・ザイナブ町の旅客バス発着場、ドゥライラア地区、ファイハー地区、カッサーア地区、シャーグール区を砲撃し、少なくとも7人が負傷した。

これに対して、シリア軍は応戦し、東グータ地方各所を砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、県南部の小ヒジャーラ村で反体制武装集団がヒズブッラーと交戦、これを撃退した。

AFP, November 23, 2017、ANHA, November 23, 2017、AP, November 23, 2017、ARA News, November 23, 2017、Champress, November 23, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2017、al-Hayat, November 24, 2017、al-Mada Press, November 23, 2017、Naharnet, November 23, 2017、NNA, November 23, 2017、Reuters, November 23, 2017、SANA, November 23, 2017、UPI, November 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はマヤーディーン市とブーカマール市を結ぶ街道上に位置するクーリーヤ市を制圧(2017年11月23日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月23日付)によると、シリア軍がロシア軍の航空支援を受け、マヤーディーン市とブーカマール市を結ぶ街道上に位置するクーリーヤ市でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

syria.liveuamap.com, November 23, 2017

AFP, November 23, 2017、ANHA, November 23, 2017、AP, November 23, 2017、ARA News, November 23, 2017、Champress, November 23, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2017、al-Hayat, November 24, 2017、al-Mada Press, November 23, 2017、Naharnet, November 23, 2017、NNA, November 23, 2017、Reuters, November 23, 2017、SANA, November 23, 2017、UPI, November 23, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県、ヒムス県、ハマー県の活動家らはリヤド2会合参加者にアサド政権退陣を要求し続けることを求める(2017年11月22日)

北ヒムス・南ハマー交渉委員会を名乗る組織は、リヤドでの反体制派全体会合(リヤド2会合)開幕に合わせて声明を出し、会合参加者に「シリア革命の原則を誇示する必要」を強調、アサド政権を移行プロセスにおいて受け入れないよう求めた。

al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017

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イドリブ県の自治を担うことを目的に結成されたシリア救国内閣は声明を出し、リヤドでの反体制派拡大会合(リヤド2会合)に関して、「恐怖と懸念」を抱いていると表明した。

その理由として、シリア救国内閣は「ロシアの諜報機関が作り上げたいわゆるモスクワ・プラットフォームがバッシャール・アサド政権や政権幹部を処罰するのではなく、再生しようとしているから」と主張した。

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20日に最高交渉委員会から脱会したと伝えれたスハイル・アタースィー女史はツイッターの自身のツイッターで、脱会の理由に関して「国際社会が反体制派にアサド残留の圧力をかけている」ためとつぶやいた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)が伝えた。

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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「モスクワ・プラットフォーム」は国連安保理第2254号改悪が企図されているとしてリヤド2会合への参加を中止(2017年11月22日)

「モスクワ・プラットフォーム」を率いるカドリー・ジャミール元副首相は、リヤドで開幕した反体制派全体会合(リヤド2会合)への参加をみ合わせる旨、主催者であるサウジアラビア外務省に伝えたと発表した。

その理由としてジャミール元副首相は「会合準備委員会内の一部の当事者(参加者)が、国連安保理決議第2254号について、同決議に違反した独自の解釈を押しつけ、反体制派どうしの間でこれまでに合意されてきた事項を無視しようとしたため」と説明した。

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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サウジアラビアで反体制派拡大会合「リヤド2会合」が開幕、アサド政権退陣を交渉と政治移行の前提条件とする閉幕声明案を準備(2017年11月22日)

サウジアラビアの首都リヤドで、シリアの反体制派拡大会合(「リヤド2会合」)が開幕した。

会合はサウジアラビア外務省の主催で、24日までの2日間の予定で開催され、リヤド・プラットフォーム、カイロ・プラットフォーム、モスクワ・プラットフォーム、そして無所属活動家や反体制武装集団幹部ら合わせて約140人が参加した。

もっとも多くの代表者を送り込んだのはリヤド・プラットフォームに属するシリア革命反体制勢力国民連立で23人が参加、また反体制武装集団も、イスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ政治局長(シリア革命軍事諸勢力代表団)、バッシャール・ズウビー氏(最高交渉委員会、ヤルムーク旅団)ら21人が参加した。

なお無所属活動家の数は70人以上に達し、そのなかにはアーリフ・ダリーラ氏、ヤフヤー・カドマーニー氏らが含まれていた。

会合には、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表もオブザーバーとして出席した。

だが、20日に最高交渉委員会(リヤド・プラットフォーム)の代表(総合調整役)職からの辞意を表明したリヤード・ヒジャーブ元首相、そしてスハイル・アタースィー女史ら幹部は会合には参加しなかった。

al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017

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サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は会合の冒頭、「王国はシリア国民に寄り添うとともに、常に公正な解決に向けて彼らの意思を実現しようとしてきた…。あなた方は今日、危機を終わらせ…、問題を解決し、新たな未来に向けて移行するという歴史的な責任の前にその身を置いている」と述べるとともに、「我々は彼らが必要なすべてを支援し、彼らが一つになってこの会議を終えることができるよう願っている」と強調、ジュネーブ8会議開催に先立ってシリアの反体制派が統合できるよう支援する意思を表明した。

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会合では、23日に発表される予定の閉幕声明案の内容、具体的には、新憲法起草、アサド大統領や政権幹部の処遇などに関する反体制派の統一ヴィジョン、ジュネーブ8会議(11月28日開幕予定)に参加する反体制派の統一代表団の結成の是非が審議された。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)が独自に入手した声明案には、以下のような文言が盛り込まれているという。

1. 出席者の領土の一体性と保全に専心し、いかなる割譲・放棄も許さず、シリアが多民族・多文化国家であるべきと強く表明する。
2. シリアは、民族、宗教、宗派が多様な分権的民主政体を有する国家であるべき。
3. 国際社会における取り決め、人権を尊重する。
4. 市民権の平等、代議制の原則に依拠する。
5. シリアの国家機関の維持を制約し、軍・治安機関を再編する。
6. あらゆる形態の過激派、テロを拒否する。
7. 地域の治安と安定を揺るがし、その人口動態を改編し、国家テロ、宗派主義的外国人民兵などのテロを育むイランなどの地域諸国、諸外国の干渉を拒否する。
8. 国際社会の合意に基づくシリア危機の政治的解決。
9. あらゆる問題に対する無条件の直接交渉。
10. 交渉に際しての「限度」としての、バッシャール・アサドと政権幹部の退陣を起点とする移行期開始」。
11. シリア政府代表団との交渉に際して共通の姿勢、原則、統合的な組織を有する交渉代表団の設置・
12. 反体制派の交渉代表団メンバーの移行期統治機関(移行政府)およびそれに関連する機関への参加の禁止。

『ハヤート』(11月22日付、11月23日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)などが伝えた。

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 22, 2017、November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県南部でシリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団が交戦(2017年11月22日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)によると、シャーム解放機構が、県南部のヒジャーラ・カビーラ村、ラシャーディーヤ村、ラジャム・サワーン村を結ぶ回廊地帯に進軍したシリア軍と交戦し、これを撃退した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、ホワイト・ヘルメットのワーイル・ウマル啓発局長が、シャラフ村近郊で何者かに撃たれて死亡した。

al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はマヤーディーン市・ブーカマール市間のユーフラテス川右岸地域でダーイシュ掃討を続ける(2017年11月22日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月22日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに、イラク国境に面するブーカマール市とダイル・ザウル市南東部のマヤーディーン市の間のユーフラテス川右岸(西岸)幹線道路地帯で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続、ダーイシュとの戦闘の末に、マフカーン町の東西両街区複数カ所、カシュファ村、サーリヒーヤ村、ワルド丘検問所、ムルヒム丘、シャアブ・ハアン村を制圧した。

シリア軍はまた、ダーイシュが逃亡したダフル・ナスラーニー村、シャイフ・アリー村、ワーディー・ハウル村、ハウダト・アフマド・ハイファーン村、ワーディー・フタイラ村、ワーディー・サイル村の安全を確保した。

syria.liveuamap.com, November 22, 2017

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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シリア・ムスリム同胞団は22日開催予定のリヤド2会合参加者に対して、アサド政権を是認しないよう警告(2017年11月21日)

シリア・ムスリム同胞団は、22日にサウジアラビアの首都リヤドで開幕予定の反体制派拡大会合(リヤド2会合)の参加者に向けて声明を出し、「反体制派の統合、革命の目的実現に向けたヴィジョンの統一をめざす兄弟のとりくみを支持する」と表明するとともに、「移行期、そして未来のシリアにバッシャール・アサドと政権幹部の居場所はない、というのが従来通りの我々の公式の立場」と主張した。

AFP, November 21, 2017、ANHA, November 21, 2017、AP, November 21, 2017、ARA News, November 21, 2017、Champress, November 21, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017、al-Hayat, November 22, 2017、al-Mada Press, November 21, 2017、Naharnet, November 21, 2017、NNA, November 21, 2017、Reuters, November 21, 2017、SANA, November 21, 2017、UPI, November 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県、ハマー県でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦、ホワイト・ヘルメットはシリア軍がハラスター市に激しい砲撃を行っていると主張(2017年11月21日)

ダマスカス郊外県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍が県南西部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、バイト・サービル町およびバイト・ティーマー村に近いハラフ・シュール丘、カフル・フール村西方のマクラア丘を制圧した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月21日付)がホワイト・ヘルメットの情報として伝えたところによると、シリア軍がハラスター市に100発以上の迫撃砲弾を撃ち込んだ。

al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017

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アレッポ県では、SANA(11月21日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに、県南東部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦、ハナースィル市南西に位置するジュッブ・アワド村、タッラト・シャイフ・ムハンマド村を含む地域を制圧した。

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ハマー県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(11月21日付)によると、シャーム解放機構が県東部のムスタリーハ村に進攻したシリア軍と交戦、これを撃退した。

al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017

AFP, November 21, 2017、ANHA, November 21, 2017、AP, November 21, 2017、ARA News, November 21, 2017、Champress, November 21, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017、al-Hayat, November 22, 2017、al-Mada Press, November 21, 2017、Naharnet, November 21, 2017、NNA, November 21, 2017、Reuters, November 21, 2017、SANA, November 21, 2017、UPI, November 21, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はブーカマール市(ダイル・ザウル県)の完全制圧に続いて、マヤーディーン市とブーカマール市を結ぶ観戦道路の制圧をめざす(2017年11月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団の実施的指揮のもと、シリア軍を主体とする部隊がブーカマール市でのダーイシュ(イスラーム国)の掃討を完了し、同市を完全制圧した。

なお、ブーカマール市解放作戦全体でのシリア軍および親政権民兵の死者は82人、うち、シリア軍兵士28人、ヒズブッラー戦闘員15人、39人はイラク人民動員隊、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団隊員だという。

また、ブーカマール市一帯での戦闘でも、イラク人民動員隊30人以上が戦死したという。

これに対して、ダーイシュの死者は70人以上、うち14人が自爆攻撃によるという。

また、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将指揮下のシリア軍地上部隊は、マヤーディーン市とブーカマール市の間(スバイハーン市とドゥワイル村の間)に位置するキシュマ村をダーイシュから奪還した。

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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22日にリヤドで開幕予定の反体制派拡大会合の主目的はジュネーブ会議の反体制派統一代表団の輩出(2017年11月20日)

サウジアラビアの首都リヤドで反体制派の拡大会合(リヤド2大会)の開催(11月22日から24日)を直前に控え、会合に出席を予定している無所属の活動家ハーリド・マハーミード氏は『ハヤート』(11月21日付)に対して、三つのプラットフォーム(リヤド、モスクワ、カイロ)がヴィジョンを一つにし、統一代表団を結成するうえでの最大の障害は、反体制派個々人の政治的意識の未成熟にあると批判した。

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一方、ジュネーブ会議においてカイロ・プラットフォームの代表団長を務めるフィラース・ハーリディー氏は、『ハヤート』(11月21日付)に対して、「リヤドでの大会は、すべての勢力に共通のヴィジョンに基づいて、最高交渉委員会をより真摯なかたちで再生産するものとなる…。新たな骨格のもとに作り出される(新たな)最高交渉委員会は、次回のジュネーブでの会合で反体制派の唯一の代表になるだろう」と述べた。

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また、シリア革命反体制勢力国民連立のアブドゥルイラーフ・ファフド前事務局長も『ハヤート』(11月21日付)に対して、会合の主な目的は「新たな委員会の再選出することで、そこからジュネーブ会議の統一代表団が輩出される」と述べた。

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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ヒジャーブ氏に続いて最高交渉委員会の有力幹部複数名も脱会(2017年11月20日)

最高交渉委員会内の複数の消息筋によると、リヤード・ヒジャーブ元首相が代表(総合調整役)からの辞意を表明したのに続いて、サーリム・ムスラト報道官、スハイル・アタースィー女史、リヤード・ナアサーン・アーガー氏、アブドゥルアズィーズ・シャッラール少将、アブー・バクル中佐、アブー・ウサーマ・ジャウラーニー少佐、サーミル・ハッブーシュ氏、アブドゥルハキーム・バッシャール氏(クルド民族主義者)ら有力幹部も脱会を表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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リヤドでの反体制派拡大会合を2日後に控え、リヤド・プラットフォームを主導する最高交渉委員会代表のヒジャーブ元首相が辞意を表明(2017年11月20日)

サウジアラビアの首都リヤドで反体制派の拡大会合(リヤド2大会)の開催(11月22日から24日)を直前に控え、リヤド・プラットフォームを主導する最高交渉委員会の代表(総合調整役)を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は声明を出し、革命の原則に順じ、「アサドを受け入れようとする路線への逸脱の試み」を拒否するとし、辞意を表明した。

ヒジャーブ氏は、国内外で活動する反体制政治活動家のなかでもっとも高位の公職(首相)に就いた経歴を持ち、アサド政権の打倒とそれに代わる新政権の樹立(そしてその首班への就任)にもっとも強くこだわっていたとされる人物。

al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017

 

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県西部でYPGがトルコ軍監視所を砲撃、トルコ軍も応戦(2017年11月20日)

アレッポ県では、アナトリア通信(11月20日付)によると、アフリーン市一帯を支配下に置く西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊が、県西部各所にトルコ軍が最近になって設置した監視所を砲撃した。

同通信によると、人民防衛隊が撃った迫撃砲弾5発がダーラト・イッザ市にあるトルコ軍の監視所一帯に着弾、また1発がカルアト・サムアーン山近郊にある監視所近くに着弾、また複数発が民家の近くに着弾したという。

これを受け、スィムアーン山近郊に駐留するトルコ軍部隊が人民防衛隊の拠点に対して砲撃した。

AFP, November 20, 2017、Anadolu Ajansı, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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ムスリム同胞団のワリード最高監督者「革命の退行の責任は欧米諸国などの自称「シリアの友」にある」(2017年11月20日)

トルコで活動を続けるシリア・ムスリム同胞団のムハンマド・ヒクマト・ワリード最高監督者はアラビー21(11月20日付)のインタビューに応じ、そのなかで「シリア国民の友」を名乗る国々に、反体制派の革命が軍面と政治面を分断し、退行してしまったことの責任がある」と述べ、欧米諸国、サウジアラビア、カタール、トルコといった国々を非難した。

ヒクマト氏はまた、「人口動態の変化、樽爆弾、サリン・ガス、(ロシア海軍)潜水艦から発射されるミサイル、ファーティマの民兵(アフガン人)の参加によって、政治的ではなく、軍事的解決が承認されてしまった…。国際社会は政治的解決開始に向けてダーイシュ(イスラーム国)の殲滅を期待していたのではなかった…。政権こそがダーイシュ登場以前、そして殲滅後も政治的解決に抗ってきた」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Arabi 21, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内3地区の自治をラッカ市文民評議会、ラッカ市内務治安部隊に移管(2017年11月20日)

ラッカ県では、ANHA(11月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市のマシュラブ地区、タイヤール地区、ジャズラ地区の3地区の自治をラッカ市文民評議会と同市の内務治安部隊に移管した。

ANHA, November 20, 2017

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団によるダマスカス県・ダマスカス郊外県への砲撃が続く(2017年11月20日)

ダマスカス県では、SANA(11月20日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、ハーリド・ブン・ワリード通り、ムジュタヒド地区ファイハー・スポーツ・サロンに着弾し、4人が死亡、183人が負傷した。

犠牲となった4人のうち2人は、シリアの柔道ナショナル・チームのメンバーだった。

反体制武装集団が撃った迫撃砲弾はまた、アルヌース広場にも着弾したが、死傷者はなかった。

一方、ロシア外務省は声明を出し、ロシア大使館の居住ブロックの外壁に迫撃砲弾1発が着弾し、施設の壁、電気系統、水道施設が損害を受けたと発表、「シリア領内で和平を望まない武装集団」によって「女性、子どもとといった民間人だけでなく、ロシア代表部も意図的に狙われている」と非難し、欧米諸国に対してこうした行為を黙認しないよう訴えた。

これらの砲撃に対して、シリア軍も応戦し、ダマスカス郊外県東グータ地方各所を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月20日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がジャルマーナー氏を砲撃し、子ども1人が死亡した。

これらの砲撃に対して、シリア軍も応戦し、ダマスカス郊外県東グータ地方各所を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)によると、「彼らが不正を働いた」の戦いと銘打って攻撃を激化させているシャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる武装集団がハラスター市の前線で共和国護衛隊の部隊を要撃し、多数の兵士を殺害した。

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クナイトラ県では、SANA(11月20日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がバアス市の福祉地区を砲撃し、3人が負傷した。

シャーム解放機構らはまた、ハミーディーヤ村に対しても砲撃を行い、少なくとも3人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(11月20日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県北東部(サアン町北方)のシュハイティル村一帯でアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、同村を制圧した。

一方、シャーム解放機構に近いイバー通信(11月20日付)によると、シャーム解放機構はシリア軍との戦闘の末にシュハイティル村、タッラト・バリールを奪還したという。

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 20, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍航空機がロジャヴァ支配地域上空を旋回するなか、監視所にトルコ軍兵士80人が進駐(2017年11月19日)

アレッポ県では、ANHA(11月19日付)によると、県北西部のアフリーン市近郊のバルバラ村上空をトルコ軍の偵察機が旋回するなか、同国戦闘機が数度にわたって飛来した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、トルコ軍の車列が領内に進入し、アキール山一帯に設置された第3監視所に進駐した。

進駐したのはトルコ軍兵士80人、車輌13台。

ANHA, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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「ユーフラテスの盾」作戦司令室のメンバーら150人が「トルコの野望」に反対して離反、YPG主体のシリア民主軍に参加(2017年11月19日)

トルコの支援を受ける「ユーフラテスの盾」作戦司令室(ハワール・キリス作戦司令室、「家のものたち」作戦司令室)のメンバーら約150人がビデオ声明を出し、同作戦司令室を離反し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍すると発表した。

アブー・サイフ・ダイリーを名乗る戦闘員が読み上げたビデオ声明では、離反したのが、サフワ大隊、東部自由人大隊に所属していたダイル・ザウル県出身者とその家族であることを明らかにされた。

また離反の理由に関しては「我々ダイル・ザウル県出身者は、ダーイシュ(イスラーム国)から国を開放するためにユーフラテスの盾に加わった。だたが、その約束がウソだということが分かった…。トルコはユーフラテスの盾を支援するなかで、植民地的な野望を持っていた。だから、我々は離反し、シリア民主軍こそがシリアでテロと戦う唯一の勢力だと分かった」と述べた。

ANHA(11月19日付)が伝えた。

ANHA, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

ハマー県などで、シリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団が交戦(2017年11月19日)

ハマー県では、SANA(11月19日付)によると、シリア軍が県北東部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦を続け、ハッラーン村、ハルダーナー村の拠点を破壊した。

SANA, November 19, 2017

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、シャーム解放機構などからなる武装集団が、県北東部のシュハイティル村を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(11月19日付)によると、反体制武装集団がヒムス市北部のワリード製粉工場を砲撃し、工場作業員7人が死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(11月19日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がマッザ86地区に着弾した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、シリア軍がマディーラー市、ハラスター市、アルバイン市、ミスラーバー市、ドゥーマー市、サクバー市、ハムーリーヤ市などを砲撃・空爆し、17人が死亡したという。

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はシリア国内におけるダーイシュ最後の拠点ブーカマール市を再び完全制圧(2017年11月19日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月19日付)によると、シリア軍は、予備部隊、同盟部隊とともにブーカマール市内のダーイシュ(イスラーム国)の最後の拠点を殲滅、同市を再び制圧した。

これにより、ブーカマール市の統治者(ワーリー)であるアブー・ハサン・イラーキー氏らダーイシュのメンバー約150人は、米主導の有志連合の「援護を受け」、ユーフラテス川左岸(東岸)に逃走した。

なお、シリア軍は9日にブーカマール市制圧を発表したが、その後11日にダーイシュの反撃を受けて、同市を喪失していた。だが、この喪失については公式発表は行っていなかった。

syria.liveuamap.com, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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