アレッポ県北部で活動を続ける「穏健な反体制派」はトランプ米大統領によるCIAの教練プログラムの取りやめ決定は自分たちには適用されないと主張(2017年7月20日)

アレッポ県北部で活動を続けるムウタスィム・ビッラー旅団の副司令官を務めるアブー・ジャアファルを名乗る人物は、ドナルド・トランプ米大統領がCIAによる「穏健な反体制派」への教練プログラム廃止を決定したとの情報に関して、『ハヤート』(7月21日付)に対し、「我々には適用されない。なぜなら、我々はインジルリク基地での教練プログラムの枠組みのなかで支援を受けているからだ」と述べた。

アブー・ジャアファリー氏はまた「この手の決定についての情報が流れているが、現場の我々は何らの変化も感じていない」と付言した。

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第51旅団の副司令官を務めるアブー・ハムザを名乗る活動家も、この決定は自分たちに適用されないと述べた。

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一方、スルターン・ムラード師団のアフマド・ウスマーン司令官は「いまだに正式な決定を受けていない」としつつ、米国から武器弾薬の直接支援は受けておらず、兵站支援を受けているだけだと強調した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主導のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年7月20日)

ラッカ県では、ARA News(7月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市のバリード地区、ヒシャーム・ブン・アブドゥルマリク地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュの司令官(アミール)1人を含む18人を殺害した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍とイスラーム軍が交戦(2017年7月20日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がリーハーン農場一帯、アルバイン市一帯を砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

一方、イスラーム軍はリーハーン農場一帯でのシリア軍との戦闘で兵士30人以上を殺害したと発表した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室の武器庫が爆発した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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オバマ前政権の支援を受けていたヌールッディーン・ザンキー運動がアル=カーイダ系のシャーム解放機構から離反(2017年7月20日)

バラク・オバマ前政権下の米国から支援を受け、その後アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線と合併し、シャーム解放機構に発展解消していたヌールッディーン・ザンキー運動が声明を出し、シャーム解放機構から離反すると発表した。

声明は、シャーム解放機構に発展解消するまで同組織を指導してきたタウフィーク・シハーブッディーン氏が署名しており、シャーム解放機構が「シャリーアの裁定」に従っていないことが離反の理由だという。

al-Durar al-Shamiya, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動との停戦をめぐりシャーム解放機構は事実上拒否するなか、ヌールッディーン・ザンキー運動の元司令官は停戦イニシアチブを歓迎(2017年7月20日)

シャーム解放機構の幹部の一人のタウフィーク・シハーブッディーン氏(ヌールッディーン・ザンキー運動の元幹部)は声明を出し、19日にイドリブ県のシャイフ3人が発表した停戦イニシアチブを歓迎し、受け入れる意思を示した。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

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しかし、シャーム解放機構は声明を出し、シャイフ3人による停戦イニシアチブに関して、「分断と分裂に直面する…現状を前に持ち堪えることはできない」と主張、「分断と分裂状況を終わらせ、解放区の自治について現実的な案を提示することが真のイニシアチブである」と主張、反体制派の糾合を呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県のトルコ国境地帯でシャーム解放機構がシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、アクラバート村、バービスカー山を制圧(2017年7月20日)

イドリブ県では、シャーム自由人イスラーム運動のムハンマド・アブー・ザイド報道官によると、シャーム解放機構がトルコ国境に位置するバーブ・ハワー国境通行所を砲撃、シャーム自由人イスラーム運動と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、バービスカー村、アクラバート村、カフル・ルーサイン村一帯でシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が交戦、同地にある避難民キャンプが重火器による砲撃を受け、多数の避難民が負傷した。

シャーム解放機構に近いイバー通信(7月19日付)によると、砲撃を行ったのはシャーム自由人イスラーム運動で、ナワーイール避難民キャンプとアースィー避難民キャンプに身を寄せる避難民13人が負傷したという。

なお、この戦闘でシャーム解放機構は、トルコ国境に面するアティマ村近郊のアクラバート村、バービスカー山を制圧した。

これに対して、シャーム自由人イスラーム運動は、ユーチューブで砲撃の映像を公開し、シャーム解放機構によるものだと主張した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 16, 2017、などをもとに作成。

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ロシア軍はハマー県東部のダーイシュ拠点を激しく爆撃(2017年7月20日)

ハマー県では、SANA(7月20日付)によると、ロシア軍戦闘機が県東部のジュッブ・アブヤド地区一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して空爆を実施した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南部の石油採掘所多数をダーイシュから奪還(2017年7月20日)

ラッカ県では、SANA(7月20日付)によると、シリア軍が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、マアダーン町、ラービヤ村、ラスム・ガーニム村、ジャブラ村にある石油採掘所多数を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、ハミーディーヤ地区、ウルフィー地区、アルディー地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ザルダ山一帯、ジャフラ村、ジュナイナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまたダイル・ザウル市南部一帯でダーイシュと交戦した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県のシャイフ3人がシャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の停戦イニシアチブを発表、シャーム自由人イスラーム運動はこれに応じる(2017年7月19日)

イドリブ県のシャイフ3人(アブー・ムハンマド・サーディク氏、アブドゥッラッザーク・マフディー氏、アビー・ハムザ・ミスリー氏)の3人は共同声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の戦闘を20日0時0分に停止することを呼びかけた。

シャイフ3人はまた、シャーム自由人イスラーム運動の代表3人、シャーム解放機構の代表3人、そしてどちらにも属さない無所属の3人からなる仲裁委員会の設置も呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

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シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、イドリブ県のシャイフ3人による停戦イニシアチブを受け入れると発表した。

Kull-na Shuraka’, July 20, 2017

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県北部ではアル=カーイダ系のシャーム解放機構はアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動の支配地域をダッシュ、その一部を「穏健な反体制派」に移譲(2017年7月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、18日にザーウィヤ山一帯で発生したシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘は19日も続き、双方が激しい砲撃戦を繰り広げた。

この戦闘でシャーム解放機構は、トルコ国境に近いダーナー市、アズマーリーン村、ハザーリーン村、カフルナブル市を制圧した。

シャーム解放機構はまた、ハーリム市からシャーム自由人イスラーム運動が撤退したのを受け、同地を制圧した。

両者の戦闘はサルキーン市、サラーキブ市、ジャルジャナーズ町などで続いており、シャーム解放機構が攻勢を強め、サラーキブ市南部の穀物サイロ(シャーム自由人イスラーム運動が拘置所として利用)を制圧したという。

さらに、アルマナーズ市では、シャーム自由人イスラーム運動の本部近くで爆発が発生、メンバーを含む17人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、この戦闘で双方の戦闘員少なくとも15人と、女性1人を含む住民3人が死亡、数十人が負傷した。

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一方、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、イドリブ県カフルナブル市の地元評議会は声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構の戦闘に与しないよう市民に呼びかけるとともに、同地の治安維持を、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」のイドリブ自由軍に要請したと発表した。

これを受け、イドリブ自由軍は声明を出し、カフルナブル市地元評議会の要請を受け入れると発表した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

なおシリア人権監視団によると、カフルナブル市に加えてハザーリーン市もイドリブ自由軍が治安を掌握したという。

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シャーム解放機構のアブー・ジャービル・シャイフ最高司令官は声明を出し、イドリブ県ザーウィヤ山一帯でのシャーム自由人イスラーム運動との戦闘に関して、「委員会は家に留まるシャーム自由人イスラーム運動の全戦闘員の身の安全を保障する」と呼びかけた。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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シリア・イスラーム評議会はシャーム解放機構メンバーに離反を呼びかけるとともに、反体制武装集団に攻撃を呼びかける。シャーム解放機構はこれに反発(2017年7月19日)

シリア・イスラーム評議会は声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構のメンバーに対して、組織を離反し、ほかの武装勢力に所属するよう呼びかけた。

同評議会はまた、シャーム解放機構が「革命」、なかでもシャーム自由人イスラーム運動に対して「不義」をはたらいていると指弾、シャーム解放機構に対する「不義や攻撃」を認めるとの見解を示した。

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シャーム解放機構は声明を出し、委員会メンバーに離反を呼びかけたシリア・イスラーム評議会の声明について「逸脱し、信用を欠き、最低限の正義にも基づいていない」と非難した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

また、ファトフ軍の実質的統括者でシャーム解放機構幹部メンバーと目されるサウジアラビア人説教師アウドゥッラー・ムハイスィニー氏はテレグラムを通じて声明を出し、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘を「ハラーム」と判断、シャーム解放機構メンバーに離反を呼びかけるとともに、他の武装集団にシャーム解放機構への攻撃を認めたシリア・イスラーム評議会の声明を無効だと主張した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年7月19日)

ラッカ県では、ARA News(7月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のヌズラト・シハーダ地区でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2017年7月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、リーハーン農場一帯、シャイフーニーヤ村一帯でシリア軍が反体制武装集団と交戦、同地を砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月19日付)によると、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプとハラスター市近郊を反体制武装集団が砲撃し、1人が負傷した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県南部のルマイラーン村、ルマイラーン・ダム、ドゥバイサーン油田東部の採掘所15カ所、給水所2カ所をダーイシュから奪還(2017年7月19日)

ラッカ県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ルマイラーン村、ルマイラーン・ダム、そしてドゥバイサーン油田東部の石油・採掘所15カ所、ドゥバイサーン第1給水所、第2給水所を制圧した。

シリア軍はまた、マアダーン町、ザムラ村のダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ウルフィー地区、ジュバイラ地区、墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、パノラマ交差点一帯、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ブガイリーヤ村でダーイシュと交戦した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(7月18日付)が、イラク国境に近いブーカマール市南部のワーディー・ワアル一帯で、ダーイシュがシリア軍部隊を襲撃し、兵士25人を殺害したと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がシャンダーヒーヤ村、ウンム・トゥワイニー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 19, 2017、AP, July 19, 2017、ARA News, July 19, 2017、Champress, July 19, 2017、al-Hayat, July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 19, 2017、al-Mada Press, July 19, 2017、Naharnet, July 19, 2017、NNA, July 19, 2017、Reuters, July 19, 2017、SANA, July 19, 2017、UPI, July 19, 2017などをもとに作成。

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米国の支援を受ける東部獅子軍の司令官がダマスカス郊外県ドゥマイル市で暗殺される(2017年7月18日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、米国の支援を受ける東部獅子軍(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)の司令官の一人シブリー・ハリーファ氏が東カラムーン地方のドゥマイル市で何者かに撃たれ死亡した。

AFP, July 20, 2017、AP, July 20, 2017、ARA News, July 20, 2017、Champress, July 20, 2017、al-Hayat, July 21, 2017、Kull-na Shuraka’, July 20, 2017、al-Mada Press, July 20, 2017、Naharnet, July 20, 2017、NNA, July 20, 2017、Reuters, July 20, 2017、SANA, July 20, 2017、UPI, July 20, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム自由人イスラーム運動が「革命旗」を掲揚したことをきっかけにシャーム解放機構が一大攻勢(2017年7月18日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、ザーウィヤ山近郊のハザーリーン村の近くにあるアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動の検問所を襲撃し、これを制圧した。

シャーム解放機構はまた、カフルルーマ村、ハーッス村などザーウィヤ山一帯のシャーム自由人イスラーム運動の拠点も攻撃し、両者は激しく交戦した。

シャーム解放機構はさらにイフスィム町で、シャーム自由人イスラーム運動のザーウィヤ山地区裁判所長のムハンマド・ターヒル氏を逮捕、対するシャーム自由人イスラーム運動もシャーム解放機構のメンバーを拘束した。

このほか、イブリーン村でも、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が交戦し、住民1人が死亡、イドリブ市では「革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲揚した住民が何者かの発砲を受け、3人が負傷した。

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シャーム自由人イスラーム運動のムハンマド・アブー・ザイド報道官は声明を出し、シャーム解放機構と交わしていた停戦合意(タッル・トゥーカーン村の移譲にかかる合意)を反故にし、ザーウィヤ山一帯に進軍、シャーム自由人イスラーム運動の検問所複数カ所、ハザーリーン村を襲撃、またイブリーン村に対しても「革命旗」が掲揚されていたとの理由で侵攻し、ムハンマド・ターヒル・アティーク裁判所長(ザーウィヤ山地区)を逮捕、またシャーム自由人イスラーム運動のメンバー多数を殺害したと非難した。

Kull-na Shuraka’, July 19, 2017

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一方、シャーム解放機構のザーウィヤ地区幹部の一人フサーム・アブー・ウムラーン氏は、シャーム自由人イスラーム運動との衝突に関して、シャーム自由人イスラーム運動に属す「アブー・ハフド・イブリーン」を名乗る活動家の一団が「革命旗」をイブリーン村各所に掲揚、シャーム解放機構が「タウヒード旗」(黒旗)を掲揚していた村の貯水槽一帯を襲撃し、同地に駐留していたシャーム解放機構メンバー2人に暴行を加えたことが事の発端だったと主張した。

AFP, July 18, 2017、July 19, 2017、AP, July 18, 2017、July 19, 2017、ARA News, July 18, 2017、July 19, 2017、Champress, July 18, 2017、July 19, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、July 20, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、July 19, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、July 19, 2017、Naharnet, July 18, 2017、July 19, 2017、NNA, July 18, 2017、July 19, 2017、Reuters, July 18, 2017、July 19, 2017、SANA, July 18, 2017、July 19, 2017、UPI, July 18, 2017、July 19, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍によるアレッポ県北西部への砲撃が続くなか、トルコとロジャヴァが捕虜・遺体交換をロシアが仲介(2017年7月18日)

アレッポ県では、『ハヤート』(7月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にある県北西部のハイヤーン町、バルサーヤー村一帯をトルコ軍が砲撃した。

またアイン・ダクナ村一帯、マンナグ航空基地一帯では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、あるいはハワール・キリス作戦司令室)と交戦した。

17日に激化した同地の戦闘で、少なくとも19人(ほとんどがシリア民主軍戦闘員)が死亡、またシリア民主軍戦闘員4人が負傷した。

また反体制武装集団戦闘員1人がシリア民主軍に捕捉される一方、シリア北部での「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」発効を受けてアレッポ県北西部に展開していたシリア軍兵士1人が反体制武装集団に捕捉されたという。

シリア人権監視団によると、戦闘激化を受けて、ロシアがトルコ側とシリア民主軍の仲介に乗り出し、トルコ側はロシアに対して、戦闘でトルコ軍兵士5人と反体制武装集団戦闘員約10人が負傷しているが、戦火のなかで負傷者の搬送ができない状態が続いている旨通知し、また戦闘で死亡したトルコ軍兵士や反体制武装集団戦闘員の遺体9体の返還を求めたという。

こうしたなか、シリア民主軍を主導する人民防衛隊は、アイン・タクナ村一帯での戦闘で死亡した反体制武装集団戦闘員の遺体2体を遺族に返還する用意があると発表した。

「家の者たち」作戦司令室は、革命家軍、北部民主旅団、クルド戦線、部族軍などからなる。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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YPG主導のシリア民主軍はラッカ市ヌズラ地区に新たに進軍しダーイシュと交戦(2017年7月18日)

ラッカ県では、ARA News(7月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内のヌズラト・シハーダ地区に新たに進攻し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室がダマスカス郊外県東部砂漠地帯で「イランの民兵」と交戦(2017年7月18日)

ダマスカス郊外県では、米軍の支援を受ける東部獅子軍(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)のサアド・ハーッジ広報局長は、殉教者アフマド・アブドゥー軍団とともに、ウンム・ルマム地区、アブー・ハシュバ・ダム、マフルーサ地区で「イランの民兵」の拠点を攻撃し、戦闘員40人以上を殺害、戦車などを破壊したと発表した。

シリア人権監視団によると、東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団に加えて、シャーム解放軍も戦闘に参加しているという。

クッルナー・シュラカー(7月18日付)などが伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍がラフマーン軍団と交戦、同地やドゥーマー市一帯を砲撃・空爆した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(7月19日付)によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外のザフラー協会地区を砲撃した。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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マンビジュ市(アレッポ県)でシリア政府と反体制派の和解を仲介していたガナーイミー氏がダーイシュの自爆テロで死亡(2017年7月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ジュナイナ村、ダイル・ザウル市カナーマート交差点、ハミーディーヤ地区、工業地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、ヒムス県東部とダイル・ザウル県西部の県境に拡がる砂漠地帯をマヤーディーン市に向かって進軍、ダーイシュを放逐した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラサーファ市南方でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ヒムス県、ダイル・ザウル県との県境に位置し、ダーイシュの戦略拠点の一つとされるバシャリー山に接近した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスフナ市西部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、同市約10キロの地点まで進軍した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下のマンビジュ市でシリア政府と反体制派の和解を統括してきたシャッラーシュ・イブラーヒーム・シャッラーシュ・ガナーイミー氏が17日に同市近郊で自爆攻撃による爆発に巻き込まれて重傷を負い、18日搬送先のアレッポ市内の病院で死去した。

ガナーイミー氏襲撃については、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(7月17日付)が、「マンビジュ市の和解裁判所長」を襲撃したとして、犯行を認めていた。

ARA News, July 18, 2017

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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マナージール村(ハサカ県)のアサーイシュ本部前でダーイシュが自爆テロを敢行(2017年7月17日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、ラアス・アイン市近郊のマナージール村にある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの本部前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、アサーイシュ隊員2人が死亡、3人が負傷した。

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(7月18日付)は、ダーイシュの戦闘員が自爆攻撃を行ったとして、犯行を認めた。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部でYPG主導のシリア民主軍とトルコ軍およびその支援を受ける武装集団の戦闘激化(2017年7月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が県北西部のアイン・ダクナ村、カーイダ村、マンナグ航空基地一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、トルコ軍が同地を砲撃した。

一方、バーブ市近郊では、シリア民主軍がダグラバーシュ村一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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イラク内務省「ダーイシュのバグダーディー指導者はラッカ市外に潜伏している」(2017年7月17日)

イラク内務省諜報テロ撲滅総局のアブー・アリー・バスリー局長は報道声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏が死亡したとの情報が「正しくない」と否定、同氏がラッカ市外で潜伏しているとの見方を示した。

ARA News(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍とラフマーン軍団の戦闘続く(2017年7月17日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍がラフマーン軍団と交戦した。

ARA News(7月17日付)によると、シリア軍はまた、フーシュ・ダワーヒラ村でも反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区各所を砲撃した。

一方、ダルアー県では、SANA(7月17日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のダルアー市カーシフ地区を砲撃し、2人が負傷した。

このほか、クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、ダイル・アダス村近郊で地雷が爆発し、撤去作業にあたっていたロシア軍兵士1人が負傷した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県南部のダイラア油田を制圧(2017年7月17日)

ラッカ県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍が県南部のダイラア油田をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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ヒムス県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍がスフナ市の南西約10キロの距離に位置する砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して特殊作戦を実施し、同地の重要拠点複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ジュバイラ地区、サルダ交差点一帯、パノラマ交差点一帯、ティーム交差点一帯、フワイジャト・サクル、アイヤーシュ村、ジュナイナ村、フサイニーヤ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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YPG主導のシリア民主軍はラッカ市内のヤルムーク地区をダーイシュから解放(2017年7月16日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市内のヤルムーク地区を制圧したと発表した。

ARA News(7月17日付)などが伝えた。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2011年3月以降の死者数は33万1,765人を記録(2017年7月16日)

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、2011年3月15日から2017年7月15日までの6年4ヶ月間にシリア国内での紛争で死亡した犠牲者の数が33万1,765人にのぼると発表した。

このうち「民間人」は9万9,617人(うち子供は1万8,243人、女性は1万1,427人)、シリア軍兵士・親政権武装集団戦闘員は11万6,774人(うちシリア人は6万1,808人、ヒズブッラー戦闘員は1,480人)、反体制武装集団および「イスラーム主義」武装集団の戦闘員は約5万7,000人、シャーム解放機構、ダーイシュ(イスラーム国)、そのほかの組織の外国人戦闘員は約5万8,000人にのぼるという。

AFP(7月16日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会「アサド退陣を要求するのは過激派ではない」(2017年7月16日)

ジュネーブ7会議に代表団を派遣していた反体制派の一つの最高交渉委員会(リヤド・プラットフォーム)は声明を出し、アサド大統領退陣に固執する「委員会内に過激派がいる」と述べたアレクセイ・ニコラエヴィチ・ボロダフキン在ジュネーブ・ロシア国連大使の発言について、「ロシアの大使がリヤドの声明に目を通していないのは奇異なこどだ。この声明は重要な文書であり、アサド、ないしは政権の幹部、そしてシリア人の血で手を染めたいかなる者もシリアの政治的未来において何らの役割も果たさないとして明白な行程を示している」と反論した。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ラタキア市北部のバイダー港で爆発が発生、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が犯行を認める(2017年7月16日)

ラタキア県では、イフバーリーヤ・チャンネル(7月16日付)など複数メディアによると、ラタキア市北部のラアス・シャムラー地区のバイダー港にあるシリア軍拠点の一つで爆発が起こり、兵士複数が負傷した。

爆発に関して、イフバーリーヤ・チャンネルは「閉鎖地区内で発生し、おそらく軍事訓練に伴うものだろう」と伝えた。

これに対して、ディマシュク・アーン(7月16日付)は、「バイダー港にあるシリア軍兵舎内での技術的ミスによるもの」と伝え、「テロ攻撃だとの一部情報には根拠がない」と強調した。

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これに対し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に近いイバー通信(7月16日付)は、同組織の工作部隊がバイダー港に潜入し、敷地内で爆弾を仕掛けた車を爆発させたと伝え、工作部隊が撮影したとされる写真複数点を公開した。

公開された写真のなかには、爆発の瞬間を捉えたとされる写真も含まれている。

Kull-na Shuraka’, July 15, 2017
Kull-na Shuraka’, July 15, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、Dimashq al-An, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 16, 2017、al-Ikhbariya, July 16, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東部砂漠地帯でシリア軍と米国の支援を受ける武装集団の戦闘が続くなか、東カラムーン地方ではロシアの仲介により停戦合意が交わされる(2017年7月16日)

ダマスカス郊外県では、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)に参加するカルヤタイン殉教者旅団のアブー・ターリク・カルヤタイン報道官はツイッターを通じて、スィーン山に近いハルバ地区およびその一帯、ハムダ地区、グラーブ山、グラーブ地区をシリア軍との戦闘の末に制圧したと発表した。

Kull-na Shuraka’, July 16, 2017


一方、ARA News(7月16日付)によると、ロシアの仲介により、シリア政府当局と東カラムーン地方で活動を続けてきた反体制武装集団が停戦合意を結んだ。

複数の消息筋によると、停戦合意はシリア軍と東カラムーン地方の各都市の代表からなる交渉委員会(ジャイルード市革命指導評議会)との間で交わされ、①2ヶ月間の戦闘停止(および戦闘停止期間の延長)、②重火器、中火器の撤去、武装解除、③医療施設の再建、医療物資の搬入、④逮捕者、解雇された公務員の処遇にかかる合同委員会の設置、⑤選挙で選出される地元評議会による自治、が定められているという。

Kull-na Shuraka’, July 16, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、July 17, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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