シリア南部砂漠地帯でのシリア軍と米軍の緊張を受け、ロシア軍一個大隊がスワイダー県に進駐(2017年5月20日)

スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)が、シリア軍および親政権武装勢力のダマスカス郊外県南部、ヒムス県南東部、スワイダー県東部の砂漠地帯への進軍と、「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室、革命特殊任務軍との緊張化を受けて、ロシア軍一個大隊が20日にヒルバト・アウワード村に進駐したと伝えた。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

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タンフ国境通行所に向けて進軍するシリア軍・親政権武装勢力と革命特殊任務軍の戦闘に米軍、ヨルダン軍も参加(2017年5月20日)

スマート・ニュース(5月22日付)は、革命特殊任務軍が20日、ヒムス県のタンフ国境通行所の北西約27キロの地点に位置するザルカー地区一帯に進軍したシリア軍および親政権武装勢力と交戦、戦闘には米軍とヨルダン軍も参加したと伝えた。

AFP, May 22, 2017、AP, May 22, 2017、ARA News, May 22, 2017、Champress, May 22, 2017、al-Hayat, May 23, 2017、Kull-na Shuraka’, May 22, 2017、al-Mada Press, May 22, 2017、Naharnet, May 22, 2017、NNA, May 22, 2017、Reuters, May 22, 2017、SANA, May 22, 2017、SMART News, May 22, 2017、UPI, May 22, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市北部でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュが交戦(2017年5月20日)

ラッカ県では、ARA News(5月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市北部のマズルーム村を攻撃、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれを迎撃した。

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合の爆撃にもかかわらず親政権武装勢力とシリア軍はヒムス県南東部の米英の軍事拠点タンフ国境通行所に向けて進軍を続ける(2017年5月20日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(5月20日付)によると、親政権民兵組織が、県南東部の砂漠地帯に位置するザルカ地区に進軍し、同地を掌握した。

ザルカ地区は、ダマスカス県とイラクの首都バグダードを結ぶ幹線道路沿いに位置し、タンフ国境通行所北西に位置する。

また、シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県サブア・ビヤール区東部のザーザー三角地帯に展開するシリア軍および親政権武装勢力がシリア砂漠を南東に向かった数十キロ進軍、ヒムス県南東部のイラクとの国境に位置するタンフ国境通行所から約55キロの地点に位置するザルカ地区に到達した。

これに関して、米英軍の地上部隊の支援を受ける革命特殊任務軍のバラー・ファーリス報道官は、「我々は当初、シリア砂漠の民兵が進軍し、ザルカ地区を制圧したことを否定していた…。しかし同地の作戦司令室との通信が回復すると、同司令室からザルカ地区が民兵の進軍を受けたとの報告を受けた」と述べた。

そのうえで、ファーリス報道官は、革命特殊任務軍が民兵組織と交戦し、戦車2輌を破壊したものの、民兵組織には増援部隊が合流、ザルカ地区に展開したという。

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一方、SNN(5月20日付)によると、シーア派民兵部隊がスワイダー県からダマスカス郊外県東部砂漠地帯、ヒムス県南東部タンフ国境通行所に向けて進軍を開始したという。

Kull-na Shuraka’, May 20, 2017

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タンフ国境地帯には、米軍および英軍がシリア国内での対ダーイシュ(イスラーム国)掃討戦のために拠点化し、革命特殊任務軍も同地に拠点を構えている。

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、SNN, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県ワアル地区、ダマスカス県バルザ区から反体制武装集団戦闘員ら4,000人弱が退去(2017年5月20日)

ヒムス県では、SANA(5月20日付)によると、ロシアの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員の退去が行われた。

シリア政府当局への投降を拒否する戦闘員の同地からの退去はこれが14度目で、今回が最後(18日に行われていた13度目の退去についてもSANAは「最後」と報じていた)。

戦闘員408人を含む約1,220人が、シリア政府の用意した旅客バス20台に分乗し、ワアル地区を退去し、イドリブ県イドリブ市、アレッポ県ジャラーブルス市に向かった。

SANA, May 20, 2017

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ダマスカス県では、SANA(5月20日付)によると、バルザ区、カーブーン区で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員1,076人を含む2,672人の退去がシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に基づき行われた。

同地からの退去はこれが3度目で、戦闘員らはシリア政府が用意した旅客バスに分乗し、イドリブ県方面へと向かった。

SANA, May 20, 2017

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市各所を砲撃し、住民15人を殺害(2017年5月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部墓地地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

これに対して、ダーイシュは、シリア政府支配下のダイル・ザウル市ハラービシュ地区、ジャウラ地区を砲撃し、住民15人を殺害、63人を負傷させた。

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構幹部がシャーム自由人イスラーム運動に移籍(2017年5月19日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の幹部の一人ムハンマド・アッルーシュ氏(アブー・サーミー)は声明を出し、組織からの離反と、シャーム自由人イスラーム運動への加入を宣言した。

Kull-na Shuraka’, May 20, 2017

AFP, May 20, 2017、AP, May 20, 2017、ARA News, May 20, 2017、Champress, May 20, 2017、al-Hayat, May 21, 2017、Kull-na Shuraka’, May 20, 2017、al-Mada Press, May 20, 2017、Naharnet, May 20, 2017、NNA, May 20, 2017、Reuters, May 20, 2017、SANA, May 20, 2017、UPI, May 20, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市東部入口に到達(2017年5月19日)

ラッカ県では、ARA News(5月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市周辺一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ハムラト・ブワイティーヤ村、マダール村を制圧、同市東部入口に到達した。

またシリア人権監視団によると、シリア民主軍はタブカ市東部のフナイダ村、ラッカ市北東部のカラーマ村でダーイシュと激しく交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のウマル油田一帯を空爆した。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ(ダマスカス)一帯でダーイシュとイスラーム軍が交戦(2017年5月19日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、県南部のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプとダマスカス郊外県ヤルダー市を隔てるウルーバ通行所近くでイスラーム軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

この戦闘で、イスラーム軍はダーイシュ戦闘員1人を捕捉、2人を殺害した。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構がアレッポ県北部のロジャヴァの拠点都市アフリーン市近郊を初めて攻撃(2017年5月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、県北西部に位置する西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のイースカー村にある人民防衛隊の拠点複数カ所が、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の攻撃を受け、隊員3人が死亡した。

シャーム解放機構がアフリーン市一帯の人民防衛隊の拠点を攻撃するのはこれが初めて。

スマート・ニュース(5月19日付)によると、シャーム解放機構は、12人の自爆戦闘員(インギマースィー)を投入し攻撃を敢行、人民防衛隊の隊員16人が死傷した。

またシャーム解放機構の戦闘員2人も死亡したという。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、SMART News, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県では、ラフマーン軍団、シャーム解放機構がシリア軍、イスラーム軍とそれぞれ交戦(2017年5月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、シリア軍がアルバイン市一帯でラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、アシュアリー農場一帯では、シャーム解放機構、ラフマーン軍団がイスラーム軍の拠点を攻撃、交戦した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、インヒル市でナワー自由人運動に所属する第8歩兵師団の司令官マーズィン・ジャウワード氏が何者かによって撃たれて死亡した。

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ヒムス県では、ARA News(5月19日付)によると、反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が完了したヒムス市ワアル地区(第7、第8ブロック)にロシア軍憲兵隊が派遣され、治安維持活動を開始した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラハーヤー村一帯、ハーン・シャイフーン市一帯を砲撃した。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動とアサーラ・ワ・タンミヤ戦線がトルコ軍・ハワール・キリス作戦司令室支配下のアレッポ県ジャラーブルス市から撤退(2017年5月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月19日付)が匿名消息筋の話として伝えたところによると、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるジャラーブルス市で活動を続けてきたシャーム自由人イスラーム運動とアサーラ・ワ・タンミヤ戦線が、同市外への本部の移転を開始した。

シャーム自由人イスラーム運動とアサーラ・ワ・タンミヤ戦線の退去は、ハワール・キリス作戦司令室に参加するスルターン・ムラード師団と、同作戦司令室を2016年9月に離反した東部自由人の戦闘(3人が死亡)を受けた動きで、シャーム自由人イスラーム運動は同市から自発的に退去することで、住民の安全確保に貢献しようとしているのだという。

また、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線はこうした動きに同調して、ジャラーブルス市からの退去を決定したという。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部で進軍を続け2カ村をダーイシュより奪還(2017年5月19日)

アレッポ県では、ディマシュク・アーン(5月19日付)によると、シリア軍が県東部にあるジャッラーフ航空基地南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、カウワース村、ハムラー村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区を砲撃し、子供1人が死亡した。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、Dimashq al-An, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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ジュネーブ6会議は「何らの重要な突破口」も見出せず閉幕(2017年5月19日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスのジュネーブで記者会見を開き、シリア政府代表団の憲法にかかる専門家とデミストゥラ代表側の専門家との間で新憲法起草にかかる非公式会合に関して、「我々はこの会合を通じて新憲法を制定する計画はないし、そうすることもめざしていない…。シリア国民が政治的解決の文脈のなかでこの問題を推し進めることを支援したい」と述べた。

SANA(5月19日付)が伝えた。

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スイスのジュネーブにある国連本部で開催されていたシリア政府と反体制派の代表団による和平協議「ジュネーブ6会議」が閉幕した。

シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会合後に記者団に対し、「我々の専門家と特別代表側の専門家の間で行われた一度目の専門家会合が(ジュネーブ6会議における)唯一の成果だった」と振り返った。

ジャアファリー国連シリア代表はまた、米主導の有志連合がヒムス県タンフ国境通行所近郊でのシリア軍、ヒズブッラーの車列に対して行ったとされる威嚇空爆に関して「我々の国に対する米国の敵対行為によってもたらされた虐殺については詳しく述べてきた…。この問題において重要なことは、我々の政治的願望が崇高であるということだ…。なぜなら我々はテロとの戦、すなわちテロ組織によるテロ、一部の外国やその政府によるテロとの戦いに対して引き続き力点を置きたいと考えているからだ…。そのなかには当然、米国の攻撃、そしてフランスや英国の我が国に対する攻撃が含まれている」と述べた。

SANA(5月19日付)が伝えた。

SANA, May 19, 2017

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最高交渉委員会のナスル・ハリーリー団長もスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会談後に記者団に対して、「ジュネーブ6会議においては、何らの重要な突破口も生じなかった」と述べた。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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スルターン・ムラード師団など武装集団8組織が最高交渉委員会を批判し、ジュネーブ6会議への参加を中止(2017年5月18日)

アレッポ県北部などで活動する反体制武装集団8組織は共同声明を出し、シリア政府と反体制派の代表による和平協議「ジュネーブ6会議」への参加中止を決定した。

共同声明を出したのは、スルターン・ムラード師団、シャーム軍団、革命軍、ヤルムーク軍、祖国解放運動、南部部隊連合、部族自由人軍、シャーミーヤ戦線。

声明によると、参加中止は、最高交渉委員会と武装集団の代表団の間での意思決定プロセスが不明瞭で、交渉の戦略がないことが理由だという。

AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。

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米軍はイラク国境のタンフ国境通行所に向けて進軍するシリア軍、ヒズブッラーの車列に対して爆撃を実施し、威嚇(2017年5月18日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、18日、タンフ国境通行所を擁するヒムス県タンフ国境通行所の北西部に設置された「非戦闘地域」(緊張緩和地帯のこと)内に進軍し、同地の米国およびその支援部隊に脅威を及ぼした「親政権部隊」(pro-regime forces)に対して爆撃を実施したと発表した。

爆撃は、この「親政権部隊」のタンフ国境通行所方面への進軍を抑止しようとする試みが奏功しなかったことを受けて実施されたもので、有志連合は威嚇射撃などの示威行為を行っただけだという。

タンフ国境通行所一帯では、有志連合は数ヶ月にわたり、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う武装勢力への教練を行っているという。

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米英両軍地上部隊の支援を受け、ヒムス県タンフ国境通行所方面からダイル・ザウル県への進攻を試みる革命特殊任務軍の広報局長を務めるバラー・ファーリスを名乗る活動家は、有志連合の空爆に関して以下の通り述べた。

「タンフ国境通行所から約50キロの地域に展開していた政権軍およびヒズブッラー民兵…に対して、我々は同地域(タンフ国境通行所)に近づかないよう警告を発した。しかし、彼らは今日、ズラカー砂漠と呼ばれる方面からタンフ国境通行所に進軍を試みたので、革命特殊任務軍の車輌が偵察を行い、有志連合に対処するよう通告した。有志連合は航空機1機を派遣し、(シリア軍、ヒズブッラーの)車列を完全に壊滅した」。

クッルナー・シュラカー(5月18日付)が伝えた。

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なお、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、スワイダー県東部のラシーダ村に戦車を含む軍用車輌40輌以上を展開させていたシリア軍部隊は、同村から約30キロの地点に位置するラスィーイー給水場一帯に進軍し、同地を掌握していた。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハドル村を制圧、ラッカ市に至るダーイシュのすべての兵站路を遮断(2017年5月18日)

ラッカ県では、ARA News(5月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ県郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、同市東部6キロの地点に位置するバドル村を制圧、同市にいたるすべての兵站路を遮断した。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県南西部で反体制武装集団と交戦(2017年5月18日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月18日付)によると、バイト・ジン村一帯でシリア軍と、クナイトラ県シャイフ山(ヘルモン山)一帯を拠点とする反体制武装集団「シャイフ山部隊連合」が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(5月18日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がダルアー市カーシフ地区内の公園に着弾し、子供5人が死亡、子供13人を含む住民多数が負傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月19日付)によると、シリア軍がナワー市内にあるシリア革命家戦線の拠点を砲撃し、司令官複数を含む戦闘員多数が死亡した。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、May 19, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2017年5月18日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、ジャバリーヤ村、ジッリーン村一帯に進攻し、反体制武装集団と交戦した。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはハマー県東部で住民52人を虐殺する一方、シリア軍はアレッポ県東部のダーイシュ支配下の複数村を制圧(2017年5月18日)

ハマー県では、SANA(5月18日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のアカーリブ・サーフィヤ村とマブウージャを襲撃し、子供15人を含む住民52人を殺害した。

またこの襲撃により、住民100人あまりが負傷し、住居などが被害を受けた。

これに関して、シリア人権監視団は、民間人12人を含む少なくとも31人を殺害されたと発表した(シリア人権監視団はその後マブウージャ村とアカーリブ・サーフィヤ村での死者数は82人にのぼったと発表)。

またダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(5月18日付)は、ダーイシュがマブウージャ村、アカーリブ・サーフィヤ村を制圧したと伝えた。

SANA, May 18, 2017

だが、SNN(5月18日付)によると、ダーイシュはその後、シリア軍と親政権武装勢力の反撃を受け、少なくとも戦闘員15人を失い、同地から撤退した。

マブウージャ村、アカーリブ・サーフィヤ村は、イスラーム教イスマーイーリー派、アラウィー派、スンナ派が住んでいる。

SANAによると、ダーイシュはこのほかにも、サラミーヤ市を砲撃し、2人を負傷させた。

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アレッポ県では、ARA News(5月18日付)によると、シリア軍がロシア軍の航空支援を受けて、県東部のマスカナ市一帯およびジャッラーフ航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を続け、ナーフィイーヤ村、タッル・ハッサーン村、マバーキル村、ヒルバト・ウンム・マンスール村、ジュッブ・アリー村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに対してダーイシュは、ダイル・ザウル市クスール地区を砲撃し、3人が死亡、3人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(5月18日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市郊外のウンム・ルンマーン地区一帯、カルヤタイン・ダム一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

一方、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(5月18日付)によると、ダーイシュはタドムル市西部のタイフール航空基地近くのシリア軍検問所に対して自爆攻撃を行った。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、CENTCOM, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、SNN, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会はジュネーブ6会議で新憲法起草を議題にすることを拒否(2017年5月18日)

最高交渉委員会のサーリム・ムスラト報道官は、アナトリア通信(5月18日付)に対して、「シリア国民はテヘランやモスクワで書かれた憲法を議論することを望んでいない」と述べ、新憲法起草を審議事項に含めることに前向きなスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表、ロシア、そしてアサド政権の姿勢に異議を唱えた。

AFP, May 18, 2017、Anadolu Ajansı, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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シリア政府代表はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と新憲法起草にかかる非公式会合を開くことで合意(2017年5月18日)

ジュネーブ6会議に出席するためにスイスに滞在中のバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、16日以降のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との折衝を通じて、シリア政府代表団の憲法にかかる専門家とデミストゥラ代表側の専門家との間で新憲法起草にかかる非公式会合を開くことで合意に達したと述べた。

なお、デミストゥラ代表は同日午後、最高交渉委員会の代表者と会談した。

SANA(5月18日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から反体制武装集団戦闘員と家族の最後の退去が行われる(2017年5月18日)

ヒムス県では、SANA(5月18日付)によると、ロシアの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員の退去が行われた。

シリア政府当局への投降を拒否する戦闘員の同地からの退去はこれが13度目で、今回が最後。

戦闘員70人を含む約300人が、シリア政府の用意した旅客バスに分乗し、ワアル地区を退去し、同県のダール・カビーラ村に向かった。

SANA, May 18, 2017

AFP, May 18, 2017、AP, May 18, 2017、ARA News, May 18, 2017、Champress, May 18, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 18, 2017、al-Mada Press, May 18, 2017、Naharnet, May 18, 2017、NNA, May 18, 2017、Reuters, May 18, 2017、SANA, May 18, 2017、UPI, May 18, 2017などをもとに作成。

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ロシアのガティロフ外務次官は新憲法審議に前向きなデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表を高く評価(2017年5月17日)

ジュネーブ6会議に参加しているロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、「スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表のイニシアチブは正しい方向へのステップだと見ている。新憲法にかかわる問題は我々が、政治プロセスを前進させることを可能とする議題だと考えている」と述べた。

ガティロフ外務次官はそのうえで、「四つのパッケージからなる議題が軸となる。我々は常に、テロとの戦いとともに憲法にも最優的に関心を寄せてきた。しかし、我々は前進したい。だから、何らかの問題から始めねばならない」と付言した。

発言は、デミストゥラ氏が、ジュネーブ6会議参加者に対して、憲法や法律にかかわる問題についての技術面での審議を行う仕組みを作ることを提案したことを受けたもの。

RT(5月17日付)が伝えた。

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最高交渉委員会の顧問を務めるヤフヤー・アリーディー氏は、ロシア、トルコ、イランの署名により6日に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に関して、「断続的に停戦違反が続くなか」で緊張緩和地帯を設置できるか疑わしいと述べた。

アリーディー氏は、緊張緩和地帯の設置が、予定されているロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官との会談で議題となるか承知していないとしたうえで、この問題がアスタナ会議の枠組みのなかで審議されるべきもので、ジュネーブ6会議では「政治問題、とりわけ政治移行に専念すべき」と述べた。

『ハヤート』(5月18日付)が伝えた。

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ジュネーブ6会議に参加するためにスイスに滞在中のシリア政府代表団(バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表が団長)は、ジュネーブにある国連本部で前日に引き続きスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

SANA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、RT, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はダルアー市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦(2017年5月17日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シリア軍が、ダルアー市マンシヤ地区一帯で攻撃を再開し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(堅固な建造物作戦司令室)と交戦する一方、ロシア軍戦闘機が同地を空爆した。

シリア人権監視団によると、戦闘は、ロシア、トルコ、イランが署名した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」が発効(6日)して以降、最大規模だったという。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シリア軍がバイト・ナーイム村、ムハンマディーヤ町一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦、同地を地対地ミサイルなどで砲撃した。

Kull-na Shuraka’, May 17, 2017

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シャーム解放機構の支配下にある県東部のスィンジャール町に至る街道が16日に武装集団によって掌握されたが、その後シャーム解放機構が武装集団を武力で排除し、街道封鎖を解除した。

複数の活動家によると、同地一帯では、シャーム解放機構参加の武装集団とシャーム自由人イスラーム運動参加の武装集団が対立を強めているという。

AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合がシリア領内で空挺作戦を実施し、ダーイシュのメンバー多数を拘束(2017年5月17日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(5月17日付)によると、米主導の有志連合が未明に、イラク国境に位置するブーカマール市近郊で空挺作戦を行い、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー多数を拘束した。

同サイトによると、有志連合のヘリコプター複数機が午前2時頃、ダーイシュが拠点として使用しているブーカマール市近郊のサイヤール砂漠にあるサファー社一帯で作戦を開始、約1時間半にわたってダーイシュと交戦し、四輪駆動車2台を破壊、施設にいたメンバーを拘束したという。

AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、Euphrates Post, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦(2017年5月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区、ムワッザフィーン地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員28人を殲滅、30人を負傷させた。

シリア軍はまた、サルダ山一帯、墓地地区、工場地区などのダーイシュ拠点を空爆した。

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シリア人権監視団は、ダーイシュ(イスラーム国)がハイル州(ダイル・ザウル県のこと)のワーリー(為政者)を務めているアブー・ハッターブ・イラーキー氏を解任、後任としてアブー・ハーリド・ジャズラーウィー氏が任命されたと発表した。

解任は、アブー・ハッターブ・イラーキー氏がダーイシュ戦闘員の処刑を停止したことを受けた措置だという。

AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市郊外一帯でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年5月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米軍主導の有志連合の航空支援を受け、ラッカ市東部および北西部の郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しい戦闘を続けた。

AFP, May 16, 2017、AP, May 16, 2017、ARA News, May 16, 2017、Champress, May 16, 2017、al-Hayat, May 17, 2017、Kull-na Shuraka’, May 16, 2017、al-Mada Press, May 16, 2017、Naharnet, May 16, 2017、NNA, May 16, 2017、Reuters, May 16, 2017、SANA, May 16, 2017、UPI, May 16, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方でシャーム解放機構、ラフマーン軍がイスラーム軍との戦闘を再開するなか、ホワイト・ヘルメットは同地方でのシリア軍の砲撃による被害映像を公開(2017年5月16日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月16日付)によると、シリア軍が東グータ地方のバイト・ナーイム村一帯で進軍を試み、イスラーム軍と交戦した。

また、『ハヤート』(5月17日付)によると、東グータ地方のアシュアリー農場一帯で、シャーム解放機構とラフマーン軍団が、イスラーム軍との戦闘を再開し、双方に複数の戦傷者が出た。

一方、ホワイト・ヘルメットはハムーリーヤ市がシリア軍の地対地ミサイルによる砲撃を受けたと発表、攻撃現場から子供が救出される映像を公開した。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア軍が地対地ミサイル3発を撃ち込み、子供2人、女性2人を含む6人が死亡、11人が負傷したと発表、「緊張緩和地区でのシリア軍による最初の虐殺」と形容した。

Youtube, May 16, 2017

 

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アレッポ県では、ARA News(5月16日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市西部郊外(ザフラー協会地区、ラーシディーン地区一帯)のシリア軍拠点を砲撃し、交戦した。

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クッルナー・シュラカー(5月16日付)によると、ナワー自由人師団は声明を出し、ナワー市での武器売買を行わないよう業者・商店に呼びかけた。

AFP, May 16, 2017、AP, May 16, 2017、ARA News, May 16, 2017、Champress, May 16, 2017、al-Hayat, May 17, 2017、Kull-na Shuraka’, May 16, 2017、al-Mada Press, May 16, 2017、Naharnet, May 16, 2017、NNA, May 16, 2017、Reuters, May 16, 2017、SANA, May 16, 2017、UPI, May 16, 2017などをもとに作成。

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ヨルダン北部のラクバーン地区にあるシリア人難民キャンプ入口でダーイシュが部族自由人軍の拠点を爆弾攻撃し、15人を殺害(2017年5月16日)

クッルナー・シュラカー(5月16日付)が伝えたところによると、ヨルダン北部のシリア国境地帯に位置するルクバーン地区にあるシリア人難民キャンプの入口に設置されている部族自由人軍のチェック・ポイント付近で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、火災が発生、民間人10人を含む15人が死亡、数十人が負傷した。

これに関して、南部部族自由人連合部族自由人軍は声明を出し、アイマン・ザーヒル・ブハイル司令官ら5人が死亡したと発表した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を宣伝するアアマーク通信(5月16日付)は、この爆発に関して、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がルクバーン・キャンプを攻撃したと伝えた。

ルクバーン地区のシリア人難民キャンプには約10万人の難民が身を寄せており、米英軍、そしてヨルダン軍が支援する部族自由人軍など「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室参加組織や「新シリア軍」が拠点として使用している。

Kull-na Shuraka’, May 16, 2017
ARA News, May 16, 2017
Kull-na Shuraka’, May 16, 2017

AFP, May 16, 2017、AP, May 16, 2017、ARA News, May 16, 2017、Champress, May 16, 2017、al-Hayat, May 17, 2017、Kull-na Shuraka’, May 16, 2017、al-Mada Press, May 16, 2017、Naharnet, May 16, 2017、NNA, May 16, 2017、Reuters, May 16, 2017、SANA, May 16, 2017、UPI, May 16, 2017などをもとに作成。

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