ヒムス県レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡(2025年3月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で、ハサカ県タッル・タムル町近郊のアッブーシュ村の男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡した。

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SANAによると、国防軍部隊(新シリア軍)の第52師団第1旅団のアブドゥルムンイム・ダーヒル大佐が、シリア、レバノン両国の国防省の連絡と調整により、民間人を帰還させるため、両軍をフーシュ・サイイド・アリー村から撤退させることで合意したと発表した。

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レバノン軍は声明を出し、国境地域の治安を確保し、安定を維持するためのパトロールを実施していると発表した。

また、別の声明で、ベカーア県ヘルメル郡、バアルベック郡の違法な国境通行所を閉鎖したと発表した。

また、ナハール・ネットによると、レバノンのジョゼフ・アウン大統領は、レバノン軍のルドルフ・ハイカル司令官と電話会談を行い、ベカーア県の国境地帯での戦闘を停止させ、停戦を強化するよう指示した。

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ヒムス県西部のレバノン国境での戦闘続く:レバノン保健省によると一連の戦闘でこれまでに少なくとも7人が死亡、52人が負傷し(2025年3月18日)

ヒムス県では、SANAによると、ベカーア県のカスル村に集結しているレバノンのヒズブッラーの民兵が、ズィーター村、ミスリーヤ村を迫撃砲や重機関銃で攻撃した。

ナハール・ネットによると、レバノン保健省は、一連の戦闘で少なくとも7人が死亡、52人が負傷したと発表した。

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沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難(2025年3月18日)

『アフバール』などは、レバノンのアッカール県災害危機管理室からの情報として伝えたところによると、シリア沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難したと伝えた。

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ヒムス県西部の国境地帯でレバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘続く:国防隊部隊はレバノン領内で2人を拉致殺害、戦闘による国防隊兵士などの死者数は11人に(2025年3月17日)

シリア人権監視団によると、レバノン軍は暫定政権当局に、16日のヒムス県のシリア・レバノン国境地帯要撃で殺害された国防省部隊の兵士3人を含む4人の遺体を引き渡した。

シリア人権監視団によると、レバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘で、国防省部隊の兵士4人が新たに死亡、また複数が負傷した。

これにより、16日以降の死者は、処刑された3人を含めて8人、負傷者は少なくとも13人となった。

シリア人権監視団によると、国防省部隊はサイイド・アリー村を制圧したものの、戦闘で兵士3人が死亡、死者総数は11人となった。

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アラビーヤ・チャンネルによると、現地を取材していた記者らが攻撃を受け、アラビーヤ・チャンネルおよびハドス・チャンネルのカメラマンルストゥム・サラーフ氏が負傷したと伝えた。

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ナハール・ネットによると、ベカーア県のファドリーヤ村で若い男性2人(M.N.M.氏とA.N.M.氏)が暫定政権の治安部隊によって自宅で拉致され、殺害された。

2人は喉を切られて死亡した。

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ヒムス県のレバノン国境地帯で16日に始まったレバノンの部族民兵(親ヒズブッラーの民兵)とシャルア暫定政権の国防省部隊による戦闘に関して、SANAは以下の通り伝えた。

県の広報総局は、ズィーター・ダム近くの国境地帯で、ヒズブッラーの民兵がカメラマンとジャーナリストを地対地ミサイル1発で攻撃し、負傷させた。

これに関して、情報省は、ヒズブッラーの民兵が報道関係者を直接狙ったことを国際法、国際慣習への違反として非難、報道関係者の保護を訴えるとともに、レバノンに加害者の処罰を呼びかけた。

ヒズブッラーの民兵は、アイン・タンヌール村の揚水施設を砲撃した。

国防省は、クサイル市西の国境地帯で掃討作戦を開始、ヒズブッラーのアジトと化したフーシュ・サイイド村を標的としたうえで、ヒズブッラー民兵の集結地や動きを標的とすると発表した。

その後、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村からヒズブッラーの民兵を放逐し、これを完全制圧した。

また、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村のヒズブッラーのアジト複数ヵ所で武器弾薬、麻薬を発見した。

国防省部隊は、フーシュ・サイイド村に再び進攻しようとしたヒズブッラーの民兵を迎撃した。

国防省広報局は、レバノンの国防省との間で、国境地帯での停戦と連携・協力の強化にかかる合意を交わしたと発表した。

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レバノンのヒズブッラーがヒムス県の国境地帯でアフマド暫定政権の国防省部隊の兵士3人を拉致、殺害:これを受け、国防省部隊は国境地帯とレバノン領内を砲撃(2025年16月16日)

SANAによると、国防省広報局は、レバノンのヒズブッラーの民兵が、ヒムス県西部のズィーター・ダム近くの国境地帯で、シリア軍(国防省部隊)の兵士3人を要撃・誘拐し、その後レバノン領内に連行して処刑したと発表、国防省がすべての必要な措置を講じると表明した。

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これに関して、シリア人権監視団によると、この戦闘で、国防省部隊の兵士3人が死亡した。

殺害されたのは、旧シャーム解放機構アリー・ビン・アブー・ターリブ旅団の兵士。

シリア人権監視団によると、事態を受けて、国防省部隊は、国境地帯の複数ヵ所を砲撃、ヒムス県ハーウィーク村方面で、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の無人地帯で、武装した部族民兵と交戦した。

また、ムラースィルーン(Syrian Reporters)は、ヒムス県のマトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)、レバノンのベカーア県カスル村方面の国境地帯で戦闘が発生したと伝えた。

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一方、NNANNAによると、ベカーア県のカスル村にある土塁近くで3体の遺体が発見され、ヘルメル国立病院に移送された。

また、NNAによると、シリア領内のクサイル市方面からカスル村に向けて砲撃が行われ、砲弾3発が着弾した。

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レバノンのアッカール県知事:シリア北西部の沿岸地域での混乱を受けて、3月9日午後7時までに1,476世帯(うちレバノン人40世帯)6,078人が県内に避難(2025年3月10日)

レバノンのアッカール県のイマード・ラブキー知事は、NNAの取材に応じ、そのなかでシリア北西部の沿岸地域での混乱を受けて、3月9日午後7時までに1,476世帯(うちレバノン人40世帯)6,078人が県内の複数ヵ所に避難、収容されていると発表した。

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ヒズブッラーは沿岸地域での「旧政権の残党」による治安紊乱への関与を否定(2025年3月8日)

マナール・チャンネルによると、ヒズブッラーは沿岸地域での「旧政権の残党」による治安紊乱に関与しているとの一部情報を「何らの根拠もない」と否定した。

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レバノンのヒズブッラーのファイヤード国民議会議員はアサド政権による抑圧、腐敗を支持していなかったと吐露する一方、イスラエルのシリアへの侵攻を黙認したシャルア暫定政権を疑問視(2025年3月4日)

米クインシー研究所の機関紙『責任ある政治』(Responsible Statecraft)は、レバノンのヒズブッラー幹部の1人で国民議会議員を務めるアリー・ファイヤード氏にインタビューを行った。

ファイヤード議員はインタビューのなかで、「シリアで起きた政治変動は大きな戦略的敗北だった。それを無視することはできない」と述べた。

また、アサド前政権との関係については次のように述べた。

ヒズブッラーは、アサド政権とシリア国民の複雑な関係において採用されたアプローチを支持してはいなかった。
ヒズブッラーは、いかなる種類の抑圧、腐敗、または宗派的な行為も支持していなかった。
過去における我々とアサド政権との関係は、特定の問題に関わるものだった。それは複雑な地域紛争において、イスラエルとのバランスを取る必要性に関わっていた。イスラエルはあらゆる国際的支援を受けて、地域の奥深くまで影響を及ぼしており、我々とアサド政権との関係は、厳密にこうした点に関わるものだった。

一方、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権との関係については次のように述べた。

我々は問題を求めているわけではない。両国のバランスの取れた関係を求めるレバノン政府の立場に従っている
だが、少数派の保護、自由の尊重、そしてシリアに新たな抑圧的な指導体制が生まれないことが重要だ。
ヒズブッラーはイスラエルに対するシリアの新指導部の姿勢を注視している。
(新政権の姿勢は)不可解で、多くの疑問を引き起こすものだ。イスラエルがシリア領内に侵攻し、占領したにもかかわらず、新指導部が何の対応も取らなかったというのは、法的・政治的あらゆる観点から奇妙なことだ。これは他のどの国でも見られない事態だ。

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シリア人民抵抗はレバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の葬儀に合わせて声明を出し、改めて弔意を示す(2025年2月23日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長、ハーシム・サイフッディーン師の葬儀が首都ベイルート南部郊外で催され、数十万人が参列した。







葬儀では、ヒズブッラーのカースィム・ナイーム書記長がテレビ演説を行ったほか、イランのムジュタバー・ホサイニー師が最高指導者アリー・ハーメネイー師の弔辞を代読した。


また、葬儀には、ナビーフ・ビッリー国民議会議長、ジョセフ・アウン大統領のほか、イランからはモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ国会議長、アッバース・アラーグジー外務大臣らも参列した。

葬儀に合わせて、イスラエル軍戦闘機複数機がレバノン領内を侵犯、ベイルート南部郊外上空を超低空で飛行し、威嚇した。

また、南部県スール市近郊を爆撃、これによりシリア人の少女1人が負傷、住宅複数棟が損害を受けた。

一方、シリア人民抵抗は声明を出し、ナスルッラー書記長に改めて弔意を示した。

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レバノン軍シリアのヒムス県フーシュ・サイイド・アリー村一帯とベカー県のカスル村、ヘルメル市、カーア村、ダウラ村を隔てる国境地帯に違法に設置されていた通行所複数ヵ所を閉鎖したと発表(2025年2月16日)

レバノン軍司令部指導局は声明を出し、シリアのヒムス県フーシュ・サイイド・アリー村一帯とベカー県のカスル村、ヘルメル市、カーア村、ダウラ村を隔てる国境地帯に違法に設置されていた通行所複数ヵ所を閉鎖したと発表した。

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ヒムス県でレバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近い村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷(2025年2月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーの民兵が国境に近いクサイル市西のフーズ村を砲撃、民間人1人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の部隊が、ハーウィーク村などでの戦闘に対処するため、レバノン国境に近いクサイル市近郊のアクーム村、ズィーター村、バッルーザ村に展開した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が県南部のズィルバ村に新たな和解センターを設置した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市で8日深夜から9日未明にかけて、正体不明の武装グループが刑事治安課に手りゅう弾を投げ込んだ。

一方、『ワタン』によると、内務省総合治安局が海軍部隊の支援を受けて、ラタキア市郊外のブルジュ・イスラーム地区、マルジュ・ダムサルフー地区、シャーティー・アズラク地区、シャムラー岬、周辺の村で、海軍に帰属する盗品の一部を回収した。

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クナイトラ県では、SANAによると、内務省総合治安局が麻薬密輸ネットワークを摘発した。

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イスラエル軍がダマスカス郊外県とレバノンにあるハマースとヒズブッラーの施設を爆撃したと発表:クナイトラ県で羊飼いに発砲(2025年2月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団サウト・アースィマによると、イスラエル軍戦闘機複数機がキスワ市近郊のマーニア山にある旧シリア軍の第1師団と第166旅団の貯蔵施設複数ヵ所を爆撃した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機は、ダイル・アリー村一帯を爆撃した。

爆撃は、軍用車輛、住宅地、軍関係の貯蔵施設などに及んだ。

シリア人権監視団によると、ダイル・アリー村に対する爆撃で、市民1人が死亡、1人が重傷を負った。

ダマスカス郊外県に対する一連の爆撃に関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXで、ダイル・アリー村にあるパレスチナのハマースの武器貯蔵施設を爆撃したと発表した。

発表によると、この施設は、イスラエル軍に対するテロ攻撃のための武器が貯蔵されていたという。

スワイダー24がダイル村複数の地元筋の話として伝えたところによると、標的となった貯蔵施設には、シリア軍事作戦総司令部がアサド政権崩壊後に回収した旧シリア軍の武器が保管されていた。

保管されていた武器のなかには、23mm対空砲、57mm迫撃砲などが含まれていたという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が7日に、占領下ゴラン高原に隣接するマアリーヤ村近郊のジャズィーラ兵舎方面に進軍、同兵舎に向かう道路を新たに建設した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機がインヒル市東の旧シリア軍第15旅団基地の弾薬庫複数ヵ所を爆撃した。

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クナイトラ県では、『ワタン』シリア人権監視団によると、イスラエル軍がルワイヒーナ村近郊で羊飼いに向けて発砲し、子ども1人が負傷した。

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NNAによると、イスラエル軍戦闘機がベカー県バアルベック郡の東レバノン山地に連なる高原に対して爆撃を実施した。

イスラエル軍戦闘機は、ベカーア県ラーシャイヤー郡、西ベカーア郡の上空を低空で、ハルマル市、ベカーア郡北部の高空で旋回を繰り返したほか、首都ベイルートおよび同郊外にも飛来し、旋回を繰り返した。

これに関して、アドライ報道官はXで、ヒズブッラーの戦闘装備を保管していた軍事施設2ヵ所を爆撃したと発表、停戦協定違反に対処したと発表した。

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ヒムス県でシリア軍事作戦総司令部がアラウィー派の一家3人を殺害(2025年2月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、2週間ほど前にシリア軍事作戦総司令部がガズィーラ村で実施した治安作戦で逮捕された市民1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部によってヒムス市アルメニア地区でアラウィー派の一家3人を銃で撃ち、処刑した。

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一方、シリア人権監視団によると、レバノンのベカーア県ヘルメル郡に隣接するジャルマーシュ村でレバノンの部族とヒズブッラーを支持する密輸グループとシリア軍事作戦総司令部が激しく交戦し、部族側の戦闘員4人が死亡した。

国境地帯での一連の騒動に対処するかたちで、
レバノン軍は公式ホームページを通じて声明を出し、シリア領内からの発砲に対して応戦することを認めるジョゼフ・アウン大統領の指示を発出した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ミスヤーフ市近郊のマシュラファ村に至る街道で、正体不明の武装グループが拉致した女性1人を含む3人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が武器弾薬を所持、売買していた2人を逮捕した。

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イドリブ県では、SANAによると、内務省総合治安局がイドリブ市で前政権の「残党」の1人サーイル・ムハンマド・ガドバーン容疑者を逮捕した。

『ワタン』によると、国境治安局がアティマ村一帯の国境地帯で密輸用の地下トンネルを封鎖・破壊するための掃討作戦を実施した。

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ダマスカス県では、『ワタン』によると、内務省総合治安局が治安と安定を強化するために展開した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市で、正体不明の武装グループが若い男性1人を拉致した。

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シリア領内にあるレバノン人の村(ヒムス県ハーウィーク村)で、部族民兵がシャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部)と激しく交戦、2人を殺害、2人を捕捉、軍装備を鹵獲:シリア軍事作戦総司令部は重火器、無人航空機で反撃(2025年2月6日)

ナハールネットなどによると、シリアのヒムス県とレバノンのベカーア県が接する国境地帯で、レバノンのズアイティル部族、ジャアファル部族と、シャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)が交戦した。

戦闘は、レバノン人の村であるヒムス県クサイル市郊外のハーウィーク村で発生、2時間以上にわたって続き、部族側はシャーム解放機構のメンバー2人を殺害、2人を捕捉、軍装備を鹵獲した。

住民らは、戦闘に巻き込まれるのを避けるため、レバノン領内に一時避難したが、この間、シャーム解放機構は、一部の民家を爆破するなどした。

戦闘はまた、レバノン国境に近いヒムス県のジルマーシュ村でも発生したほか、ベカーア県のカスル村に流れ弾と見られる迫撃砲弾1発が着弾した。

事態を受け、シリア領内からの武装勢力の潜入を阻止するため、レバノン軍が同地に展開した。

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SANAが伝えたヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局がハーウィーク村で、レバノンへの武器密輸経路を遮断するための大規模な治安作戦を実施し、密輸に関与した指名手配者多数を逮捕、大量の武器や弾薬を押収した。

作戦実施に際して、国境治安部隊(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)と指名手配者の間で戦闘が発生、治安部隊の隊員2人が拉致された。

また、ヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局は、その後レバノンに武器を密輸しようとしていたグループによって拉致されていた隊員2人を解放することに成功した。

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「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍(シリア軍事作戦総司令部の部隊)は、レバノン国境に近いハーウィーク村でのヒズブッラーの民兵との戦闘の末に同村を制圧し、多数を捕捉した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部は、事態を収拾するため、重火器や独自に開発したシャーヒーン無人航空機で、ヒズブッラーに近いとされる武装グループや麻薬密輸グループを攻撃した。

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一方、シリア人民抵抗は、ヒムス県のレバノンとの国境近くで、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の部族の民兵とともにシリア軍事作戦総司令部に所属する部隊と交戦した。

ヘルメル郡の部族は数日にわたって、同地の村々を襲撃し、住民を拉致、軍用車輛などを強奪しようとしたシリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退し、複数人を殺傷したという。

また、シリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退したのが、ヒズブッラーではなく、部族であると強調した。

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グランディ国連難民高等弁務官:「シリア難民20万人が体制転換後にシリアに帰還した」(2025年1月23日)

NNAによると、レバノンのジョゼフ・アウン大統領は大統領宮殿でフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と会談した。

アウン大統領は会談のなかで、シリア難民の早期帰国への支援をグランディ国連難民高等弁務官に求めた。

これに対して、グランディ国連難民高等弁務官は以下の通り述べた。

国連難民高等弁務官事務所は、シリア難民20万人が昨年12月8日の体制転換後にレバノン、シリア、ヨルダンなどの国からシリアに帰還したと推計している。
それ以外にも多くに人々が帰還を希望している。
国連難民高等弁務官事務所が行った世論調査では、数週間で、帰還希望者の割合が1ポイント増加し、30%になっている。
本日の我々のメッセージとは、これまで達成されたことを活かし、帰還者を支援したいというもので、その取り組みをすでに始まっている。
新政権との関係はシリア全土において建設的なもので、新政権も難民の帰還問題を優先事項として取り組み始めている。

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アブー・カスラ暫定国防大臣はアラブ部族の使節団と、ナアサーン参謀長はレバノン軍協力調整局長のブトルス准将とそれぞれ会談(2025年1月23日)

国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、アラブ部族の使節団と会談した。

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国防省によると、アリー・ヌールッディーン・ナアサーン参謀長は、レバノン軍協力調整局長のミシェル・ブトルス准将と会談し、国境管理の仕組みについて議論した。

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ヒムス県とタルトゥース県のレバノンとの国境地帯でレバノン人の密売グループとシリア人の密輸グループの衝突相次ぐ(2025年1月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)とレバノンのカスル村を結ぶ国境地帯で、レバノン人の密売グループとシリア人の密輸グループが砲撃戦を行い、民家の窓ガラスが割れるなどの損害が出た。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アリーダ国境通行所近くでも同様の戦闘が発生し、レバノン軍部隊が展開し、事態収拾にあたった。

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ヒムス県クサイル市近郊でのシリア人武装勢力とレバノン人が激しく交戦:シリア軍事作戦総司令部が介入、シリア人民抵抗は戦闘に参加したと主張(2025年1月14日)

『ナハール』によると、13日深夜から14日未明にかけて、クサイル市近郊のナフリーヤ村とミスリーヤ村のシリア人武装勢力とフーシュ・サイイド・アリー村に住むレバノン人が激しく交戦した。

発端は、密輸や略奪をめぐるシリア人武装勢力どうしの対立で、ミスリーヤ村のシリア人武装勢力の一部が混乱に乗じてフーシュ・サイイド・アリー村に侵入し、家畜を盗もうとしたことで、戦闘に発展した。

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一方、シリア人権監視団によると、13日深夜から14日未明にかけて、レバノンのヒズブッラーのメンバーとクサイル市近郊のミスリーヤ村の住民が重火器や中火器を使って激しく交戦した。

戦闘は、ヒズブッラーのメンバーがミスリーヤ村を三方から攻撃、住民がシリア軍事作戦総司令部に支援を要請、増援部隊を派遣することで激化した。

ヒズブッラーはミスリーヤ村をはじめとするクサイル市周辺の村々を武器貯蔵場所として使用しており、シリア軍事作戦総司令部が発見していない隠し場所からレバノンに武器を密輸しようとしているという。

ヒズブッラーはまた、クサイル市から武器をレバノンに持ち出そうとして、国境地帯でシリア軍事作戦総司令部と戦闘となった。

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これに関して、シリア人民抵抗は、レバノンのベカーア県の部族がクサイル市近郊のミスリーヤ村を制圧し、シリア人民抵抗がこの部族とともに、シャーム解放機構を交戦したと発表した。

この戦闘で、シリア人民抵抗、ベカーア県の部族、そして住民は、シャーム解放機構のメンバー35人以上を殺害したという。

また、その後、シリア人民抵抗とシャーム解放機構が同地で再び交戦、シリア人民抵抗はクサイル市西部郊外でシャーム解放機構の車列を要撃し、メンバー数十人を殺傷した。

ベカーア県の部族は、シャーム解放機構を撃退後にレバノンに帰還した。

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シャルア総司令官は1月9日にレバノンの国民議会での投票で大統領に選出されたジョゼフ・アウン国軍司令官(中将)と電話会談を行い、祝意を伝える(2025年1月12日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は1月9日にレバノンの国民議会での投票で大統領に選出されたジョゼフ・アウン国軍司令官(中将)と電話会談を行い、祝意を伝えた。

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レバノン軍がベカーア県バアルベック市南のマアルブーン村に近い国境地帯でシリア人と交戦し、兵士1人が負傷(2025年1月3日)

レバノンのベカーア県では、シリア人権監視団などによると、レバノン軍がバアルベック市南のマアルブーン村に近い国境地帯でシリア人と交戦し、兵士1人が負傷した。

レバノン軍と交戦したのは密輸業者。

AFP, January 3, 2025、Aleamaliaat_aleaskaria, January 3, 2025、ANHA, January 3, 2025、‘Inab Baladi, January 3, 2025、Naharnet, January 3, 2025、NNA, January 3, 2025、Qanat al-Manar January 3, 2025、Reuters, January 3, 2025、Sham FM, January 3, 2025、SANA, January 3, 2025、SOHR, January 3, 2025、Syriafree25, January 3, 2025、al-Watan, January 3, 2025などを参照。

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レバノンの総合治安総局はシリア在住者を除くレバノン人に対してシリアに入国しないよう通達(2025年1月3日)

『ナハール』(1月3日付)などレバノンの複数のメディアは、レバノンの総合治安総局がシリア在住者を除くレバノン人に対してシリアに入国しないよう通達した。

AFP, January 3, 2025、Aleamaliaat_aleaskaria, January 3, 2025、ANHA, January 3, 2025、‘Inab Baladi, January 3, 2025、al-Nahar, January 3, 2025、Reuters, January 3, 2025、Sham FM, January 3, 2025、SANA, January 3, 2025、SOHR, January 3, 2025、Syriafree25, January 3, 2025、al-Watan, January 3, 2025などを参照。

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イスラエル軍はヒズブッラーの軍事施設にあるロケット弾発射台複数機を爆撃したと発表(2025年1月2日)

イスラエル軍は午後9時10分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で、イスラエル空軍が先ほど、ヒズブッラーの軍事施設にある中距離ロケット弾発射台複数機、ナバティーヤ県の軍事施設にあるロケット弾発射台複数機に対して爆撃を行ったと発表した。

AFP, January 2, 2025、Aleamaliaat_aleaskaria, January 2, 2025、ANHA, January 2, 2025、‘Inab Baladi, January 2, 2025、Naharnet, January 2, 2025、NNA, January 2, 2025、Qanat al-Manar January 2, 2025、Reuters, January 2, 2025、Sham FM, January 2, 2025、SANA, January 2, 2025、SOHR, January 2, 2025、Syriafree25, January 2, 2025、al-Watan, January 2, 2025などを参照。

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レバノンの司法当局は、ドゥライド・アサド弁護士の妻のラシャー・ハズィーム氏と娘のシャーム氏を釈放(2025年1月2日)

レバノンの司法当局は、ドゥライド・アサド弁護士の妻のラシャー・ハズィーム氏と娘のシャーム氏を釈放した。

2人は12月に偽造パスポートを使ってレバノンを出国しようとしていたところをベイルート国際空港で逮捕されていた。
『シャルク・アウサト』(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2025、Aleamaliaat_aleaskaria, January 2, 2025、ANHA, January 2, 2025、‘Inab Baladi, January 2, 2025、Reuters, January 2, 2025、Sham FM, January 2, 2025、SANA, January 2, 2025、al-Sharq al-Awsat, January 2, 2025、SOHR, January 2, 2025、Syriafree25, January 2, 2025、al-Watan, January 2, 2025などを参照。

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イスラエル軍は12月31日にレバノン南部の武器貯蔵施設に車で武器を搬入しているヒズブッラーのテロリストの動きを確認、イスラエル空軍がこの施設と車を爆撃したと発表(2025年1月1日)

イスラエル軍は午前8時3分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で、イスラエル軍兵士が昨日(火曜日)、レバノン南部の武器貯蔵施設に車で武器を搬入しているヒズブッラーのテロリストの動きを確認、イスラエル空軍がこの施設と車を爆撃したと発表した。

AFP, January 1, 2025、Aleamaliaat_aleaskaria, January 1, 2025、ANHA, January 1, 2025、‘Inab Baladi, January 1, 2025、Naharnet, January 1, 2025、NNA, January 1, 2025、Qanat al-Manar January 1, 2025、Reuters, January 1, 2025、Sham FM, January 1, 2025、SANA, January 1, 2025、SOHR, January 1, 2025、Syriafree25, January 1, 2025、al-Watan, January 1, 2025などを参照。

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レバノンの治安当局は不法入国した前政権時代のシリア軍の将兵13人をシリア側に身柄を引き渡す(2024年12月30日)

レバノンの治安当局は、レバノンに不法入国した前政権時代のシリア軍の将兵13人を北部県アッカール郡の国境地帯で拘束、シリア側に身柄を引き渡した。

エルナシュラ(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 30, 2024、ANHA, December 30, 2024、Elnashra, December 30, 2024、‘Inab Baladi, December 30, 2024、Reuters, December 30, 2024、Sham FM, December 30, 2024、SANA, December 30, 2024、SOHR, December 30, 2024、Syriafree25, December 30, 2024、al-Watan, December 30, 2024などを参照。

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在レバノンのシリア大使館は、追って通知があるまでの期間、領事業務を停止すると発表(2024年12月28日)

外務在外居住者大臣の指示に従い、在レバノンのシリア大使館は、追って通知があるまでの期間、領事業務を停止すると発表した。

『ワタン』(https://www.facebook.com/AlWatanNewspaper.sy/)が伝えた。

AFP, December 28, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 28, 2024、ANHA, December 28, 2024、‘Inab Baladi, December 28, 2024、Reuters, December 28, 2024、Sham FM, December 28, 2024、SANA, December 28, 2024、SOHR, December 28, 2024、Syriafree25, December 28, 2024、al-Watan, December 28, 2024などを参照。

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レバノン政府はレバノンに逃亡した旧体制関係者70人の身柄をシリア軍事作戦総司令部に引き渡す(2024年12月28日)

レバノン政府はレバノンに逃亡した旧体制関係者70人の身柄をシリア軍事作戦総司令部に引き渡した。

ロイター通信(12月28日付)などが伝えた。

AFP, December 28, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 28, 2024、ANHA, December 28, 2024、‘Inab Baladi, December 28, 2024、Reuters, December 28, 2024、Sham FM, December 28, 2024、SANA, December 28, 2024、SOHR, December 28, 2024、Syriafree25, December 28, 2024、al-Watan, December 28, 2024などを参照。

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レバノンの司法当局はバッシャール・アサド前大統領のいとこで弁護士のドゥライド・アサド氏の妻子を逮捕(2024年12月28日)

レバノンの司法当局は12月27日、リフアト・アサド元副大統領の息子でバッシャール・アサド前大統領のいとこにあたる弁護士のドゥライド・アサド氏の妻のラシャー・ハズィーム氏と娘のシャームさんと娘に逮捕状を発行、28日に逮捕した。

2人はレバノンに不法入国し、エジプトに空路で逃れようとしていた。

『ナハール』(12月27日、28日付)が伝えた。

AFP, December 27, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 27, 2024、ANHA, December 27, 2024、‘Inab Baladi, December 27, 2024、Naharnet, December 27, 2024, December 28, 2024、Reuters, December 27, 2024、Sham FM, December 27, 2024、SANA, December 27, 2024、SOHR, December 27, 2024、Syriafree25, December 27, 2024、al-Watan, December 27, 2024などを参照。

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イスラエル空軍はシリアからレバノンのヒズブッラーに武器を密輸するために使用されていたシリアとの国境に近いベカーア県ヤンタ村にあるインフラを爆撃したと発表(2024年12月27日)

イスラエル軍は午後12時5分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で、イスラエル空軍が金曜日、シリアからレバノンのヒズブッラーに武器を密輸するために使用されていたシリアとの国境に近いベカーア県ヤンタ村にあるインフラを爆撃したと発表した。

AFP, December 27, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 27, 2024、ANHA, December 27, 2024、‘Inab Baladi, December 27, 2024、Naharnet, December 27, 2024、NNA, December 27, 2024、Qanat al-Manar December 27, 2024、Reuters, December 27, 2024、Sham FM, December 27, 2024、SANA, December 27, 2024、SOHR, December 27, 2024、Syriafree25, December 27, 2024、al-Watan, December 27, 2024などを参照。

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イスラエル軍はアンサール・アッラーの支配下にあるイエメンの首都サヌアの国際空港、フダイダ港を爆撃(2024年12月26日)

ナハールネット(12月26日付)、NNA(12月26日付)、マナール・チャンネル(12月26日付)などによると、イスラエル軍戦闘機は、アンサール・アッラー(蔑称フーシー派)の支配下にあるイエメンの首都サヌアの国際空港、フダイダの港湾施設や石油エネルギー関連施設を爆撃した。

AFP, December 26, 2024、Aleamaliaat_aleaskaria, December 26, 2024、ANHA, December 26, 2024、‘Inab Baladi, December 26, 2024、Naharnet, December 26, 2024、NNA, December 26, 2024、Qanat al-Manar December 26, 2024、Reuters, December 26, 2024、Sham FM, December 26, 2024、SANA, December 26, 2024、SOHR, December 26, 2024、Syriafree25, December 26, 2024、al-Watan, December 26, 2024などを参照。

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