米主導の有志連合はシリア民主軍のマンビジュ解放作戦の戦果を発表する一方、国防総省はラッカ県でのシリア軍の進軍を支援するロシアとの連携を否定(2016年6月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月6日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

発表によると、有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して35回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、マンビジュ市近郊(15回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

なお、CENTCOMによると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ解放作戦を開始した6月2日以降、有志連合は同地一帯に105回以上の空爆を実施、シリア民主軍は有志連合の空爆支援を受け、ダーイシュの拠点108カ所、車輌31輌、重火器17門、武器庫2カ所、爆弾を積んだ車輌1台を破壊、344平方キロメートルの土地をダーイシュ(イスラーム国)から奪還したという。

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米国防総省のピーター・クック報道官は記者会見で、米主導の有志連合が支援するシリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊主導)によるマンビジュ解放作戦と、ロシア軍が支援するシリア軍のラッカ県進軍作戦に関して「地上での活動において直接の軍事的連携はない」と述べた。

AFP, June 7, 2016、AP, June 7, 2016、ARA News, June 7, 2016、Champress, June 7, 2016、al-Hayat, June 8, 2016、Iraqi News, June 7, 2016、Kull-na Shuraka’, June 7, 2016、al-Mada Press, June 7, 2016、Naharnet, June 7, 2016、NNA, June 7, 2016、Reuters, June 7, 2016、SANA, June 7, 2016、UPI, June 7, 2016などをもとに作成。

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医療関連物資を積んだチェコ航空機の第2便がダマスカス国際空港に着陸(2016年6月7日)

SANA(6月7日付)は、医療関連物資を積載したチェコの航空機の第2便がダマスカス国際空港に着陸した。

航空機には、チェコ赤十字社からシリア赤新月社への「贈り物」として医療関連物資が積まれていた。

SANA, June 7, 2016
SANA, June 7, 2016

AFP, June 7, 2016、AP, June 7, 2016、ARA News, June 7, 2016、Champress, June 7, 2016、al-Hayat, June 8, 2016、Iraqi News, June 7, 2016、Kull-na Shuraka’, June 7, 2016、al-Mada Press, June 7, 2016、Naharnet, June 7, 2016、NNA, June 7, 2016、Reuters, June 7, 2016、SANA, June 7, 2016、UPI, June 7, 2016などをもとに作成。

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医療関連物資を積んだチェコ航空機がダマスカス国際空港に着陸(2016年6月6日)

『ハヤート』(6月8日付)は、医療関連物資を積載したチェコの航空機がダマスカス国際空港に着陸した。

航空機には、チェコ赤十字社からシリア赤新月社への「贈り物」として医療関連物資が積まれているという。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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シリア人民議会で初の女性議長が選出(2016年6月6日)

第2期人民議会(2016年4月13日に投票実施)が首都ダマスカスの人民議会議事堂で召集され、正副議長、書記(2人)、監査(2人)を選出した。

人民議会議長には、ハディーヤ・ハラフ・アッバース女史(ダイル・ザウル県選挙区A部門選出、挙国一致リスト、バアス党)1名が出馬し、無投票で新議長に選出された。

シリア国会議長に女性が就くのは建国以降初。

SANA, June 6, 2016
SANA, June 6, 2016

アッバース新議長は1958年、ダイル・ザウル県生まれ。アレッポ県農学部を卒業後、ユーフラテス大学(ダイル・ザウル市)で教師を務めていた。

1978年から1983年にはシリア学生国民連合東部支部事務局メンバーを、1983年から1988年にはダイル・ザウル・ラッカ両県支部事務局長を、1988年から1998年にはバアス党ダイル・ザウル支部指導部メンバーを務めた。

2003年から2007年には第8期人民議会議員を務め、その後ダイル・ザウル県の国民和解委員会のメンバーとなった。

副議長には、ナジュダト・イスマーイール・アンズール議員(アレッポ県B部門)が無投票で選出され、書記にはラーミー・ムハンマド・サーリフ氏(タルトゥース県B部門、挙国一致リスト、バアス党)、ハーリド・ムーサー・アッブード氏(ダルアー県B部門、挙国一致リスト)、が、監査にはマーヒル・マフフーズ・カーウルマー氏(ハマー県A部門、挙国一致リスト、バアス党)、アーティフ・ザイバク氏(ダマスカス県選挙区A部門、挙国一致リスト、バアス党)が選出された。

SANA(6月6日付)が伝えた。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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英『タイムズ』はヨルダン駐留の英特殊部隊がシリア領内でダーイシュと戦う「新シリア軍」を支援していると伝える(2016年6月6日)

英日刊紙『タイムズ』(6月6日付)は、英特殊部隊がシリア領内に展開、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う「新シリア軍」を支援していると伝えた。

「新シリア軍」の司令官だというマフムード・サーリフ中尉は、ヨルダン北部の基地で『タイムズ』の取材に応じ、そのなかで、ヨルダン領内に駐留するこの英特殊部隊が、「新シリア軍」の要請を受けて、シリア領内に断続的に侵入し、ヒムス県南東部とイラクを結ぶタンフ国境通行所一帯を防衛する「新シリア軍」を支援していると述べた。

この「新シリア軍」はシリア軍を離反した特殊部隊隊員からなり、ヨルダン領内で英国と米国の教練を受け、現在シリア領内で活動しているという。

タンフ国境通行所は、2015年5月にダーイシュが制圧したが、2016年3月に「新シリア軍」が奪取したとされる。

5月にダーイシュはタンフ国境通行所一帯で「新シリア軍」に対して爆弾を仕掛けた車などで攻撃をしかけ、11人を殺害、負傷者17人は米軍のヘリコプターでヨルダンに搬送されている。

また、タンフ国境通行所はダーイシュの度重なる攻撃で甚大な被害を受けたという。

なお、英国防省は、英特殊部隊がシリア、そしてリビア領内で活動しているとのこうした情報を否定している。

http://www.thetimes.co.uk/article/brit-special-forces-in-syria-gvtn97nbg

シリア人権監視団によると、ダマスカス国際空港に着陸した航空機には、チェコ赤十字社からシリア赤新月社への「贈り物」として医療関連物資が積まれていたという。


AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア領内(ハサカ県)に土塁とコンクリート製の壁の建設を開始(2016年6月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がダルバースィーヤ市西部のジャトラ村の農地に侵入し、土塁とコンクリート製の壁の建設を始めた。

ARA News, June 6, 2016
ARA News, June 6, 2016

 

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南部郊外のハミーラ村一帯でシリア軍とファトフ軍が一進一退の攻防を続ける(2016年6月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(6月6日付)によると、アレッポ市南部郊外のハミール村一帯を戦闘機(所属明示せず)が空爆するなか、シリア軍、シリア人・外国人民兵が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍と交戦し、同村に進軍した。

ARA News(6月6日付)によると、シリア軍はこの進軍でハーン・トゥーマーン市郊外の武器燃料庫などを一時制圧したが、ファトフ軍が反撃し、これらを再奪取した。

一方、アレッポ市北部では、シリア軍ヘリコプターがアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、カースティールー街道一帯、アルド・マッラーフ地区、ハンダラート・キャンプ一帯、フライターン市を「樽爆弾」で空爆した。

また戦闘機(所属明示せず)もフライターン市、アレッポ市サーフール地区、マルジャ地区などを空爆し、3人が死亡した。

このほか、ナハールネット(6月6日付)などによると、ヒズブッラーのハリール・アリー・サイイド・ハサン司令官がアレッポ県での戦闘で死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に反体制武装集団が撃ったと思われる迫撃砲弾が着弾し、住民2人が死亡した。

これに対し、シリア軍はハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ダイル・ハビーヤ村、アッバーサ農場に対して「樽爆弾」などで攻撃を加えるとともに、ダーライヤー市を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と同地一帯で交戦した。

シリア軍の包囲を受けるマダーヤー町から脱出しようとした男性が狙撃され、死亡した。

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ダルアー県では、SANA(6月6日付)によると、シリア軍がダルアー氏バジャービジャ地区西部などでシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(6月6日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がバアス市を砲撃し、3人が負傷した。

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クッルナー・シュラカー(6月7日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市北部の武装集団の武器庫が爆発し、1人が死亡した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月6日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ダマスカス県マサーキン・バルザ地区でのイスラーム軍による砲撃だったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は640件。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、June 7, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ市近郊のダーイシュの拠点タブカ軍事基地30キロ弱の地点まで進軍(2016年6月6日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍、シリア軍の航空支援を受けるシリア軍地上部隊および砂漠の鷹旅団などの民兵は、ダーイシュ(イスラーム国)を追撃し、アサド湖南東に位置するタブカ航空基地(第17師団基地)から30キロ弱の地点、アサド湖から約25キロの地点まで進軍した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月6日付)によると、シリア軍はダーイシュとの激しい戦闘の末、ラッカ市とイスリヤー村(ハマー県)を結ぶ街道上のビール・インバージュ村から撤退した。

ビール・インバージュ村はタブカ市から約40キロ南方に位置する。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍のラッカ県進軍に対抗し、ダーイシュ(イスラーム国)はサラミーヤ市とイスリヤー村を結ぶ街道一帯でシリア軍と交戦、同街道を寸断した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市近郊でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同市北東部郊外穀物サイロ東部の複数拠点を制圧した。

一方、SANA(6月6日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、タドムル市東部郊外の穀物サイロ北東部にある拠点3カ所をダーイシュ(イスラーム国)から奪還、これを制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアシャーラ市の市場を空爆し、女性、子供を含む16人が死亡した。

これに関して、一方、国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍戦闘機が空爆したとのロイター通信の報道を否定した。

一方、ダイル・ザウル航空基地一帯ではシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また、SANA(6月6日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部のパノラマ交差点検問所一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はアレッポ県のダーイシュの拠点都市ダーイシュを三方から包囲(2016年6月6日)

アレッポ県では、『ハヤート』(6月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市マンビジュ市一帯を三方(南部、東部、北東部)から包囲したと発表した。

マンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官はロイター通信(6月6日付)に対し、シリア民主軍のマンビジュ市への進撃を受けて、ダーイシュ戦闘員が家族とともに闘争しているという。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍が制圧した村・農村は48にのぼり、またマンビジュ市・ラッカ市街道、マンビジュ市・ジャラーブルス市街道を遮断したという。

ARA News(6月6日付)によると、ジュッブ・カルブ村、下クールダーラー村などを新たに制圧したという。

シリア民主軍とダーイシュの戦闘を受け、マンビジュ市周辺の地域では住民数千人が避難しており、国連によるとマンビジュ市およびその周辺から21万6,000人が避難を迫られており、すでに2万人が避難したという。

また両者の戦闘および有志連合の空爆による死者数は107人を記録、うち25人が民間人、56人がダーイシュ、19人がシリア民主軍で、シリア民主軍の犠牲者のなかには、北の太陽大隊司令官のファイサル・アブディー・サアドゥーン氏(アブー・ライラー)も含まれているという。

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ラッカ県では、ARA News(6月6日付)によると、アイン・イーサー市近郊の第93旅団基地一帯にダーイシュ(イスラーム国)が侵入し、シリア民主軍と交戦した。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「米国は我々がシリア軍をより効果的に空から支援することを承知している」(2016年6月6日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、アレッポ市一帯でのシリア軍に対する航空支援を強化する意思を表明した。

ラブロフ外務大臣はプレス向け声明で「アレッポ市およびその一帯で現在起きているのは、我々が米国にあらかじめ警告していた事態だ。米国は我々がシリア軍をより効果的に空から支援し、テロリストがこの地を掌握しないようすることを承知している」と述べた。

『ハヤート』(6月7日付)が伝えた。

AFP, June 6, 2016、AP, June 6, 2016、ARA News, June 6, 2016、Champress, June 6, 2016、al-Hayat, June 7, 2016、Iraqi News, June 6, 2016、Kull-na Shuraka’, June 6, 2016、al-Mada Press, June 6, 2016、Naharnet, June 6, 2016、NNA, June 6, 2016、Reuters, June 6, 2016、SANA, June 6, 2016、UPI, June 6, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合は3~5日にマンビジュ市近郊を中心にシリア領内で37回の爆撃を実施(2016年6月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月3日から5日の2日間でのシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

発表によると、6月3日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、マンビジュ市近郊(8回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

6月4日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、マンビジュ市近郊(9回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

6月5日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(4回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, June 6, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍は西クルディスタン移行期民政局支配下のアイン・アラブ市(アレッポ県)を越境砲撃(2016年6月5日)

アレッポ県では、ARA News(6月5日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局支配下のアイン・アラブ市を砲撃し、迫撃砲弾4発が着弾した。

トルコ軍はまた、県北西部のアフリーン氏郊外の国境地帯に侵入し、トルコ領内に入ろうとしていた15歳の少年に発砲した。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍、シリア軍がアレッポ市および同市一帯に激しい爆撃を行う一方、ファトフ軍はアレッポ市南部でシリア軍への攻勢を続ける(2016年6月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機が反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市各所(カーティルジー地区、マイサル地区、カーディー・アスカル地区、ハラク地区、ハイダリーヤ地区、旧市街、ズブティーヤ地区)、同市北部カースティールー街道一帯、フライターン市、アナダーン市、カフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村、ハイヤーン町を40回以上にわたって空爆するとともに、同地一帯に激しい砲撃を加え、20人以上が死亡した(クッルナー・シュラカー(6月5日付)によると、死者は45人)。

Kull-na Shuraka', June 5, 2016
Kull-na Shuraka’, June 5, 2016

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区、マイダーン地区を砲撃し、数十人が死傷した。

SANA(6月5日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、マイダーン地区(ファラフ教会)、県知事公邸一帯、国立公園、電力会社一帯、スライマーニーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、イザーア地区、バーブ・ファラジュ地区、バロン通り一帯、旧スィルヤーン地区、ファイイド地区に反体制武装集団が砲撃を行い、5人が死亡、77人が負傷したという。

一方、ARA News(6月5日付)によると、アレッポ市南部郊外のカラースィー村、ハミーラ村にシリア軍が進攻、ファトフ軍がこれを迎撃した。

これに関して、国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、フマイミーム航空基地から出撃したロシア軍戦闘機は全機が無事帰還したと発表、ファトフ軍側の主張を否定した。

また、クッルナー・シュラカー(6月5日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、アレッポ市南部郊外のハルサ村上空で偵察飛行中の戦闘機1機を撃墜したと発表した。

ファトフ軍を構成するスンナ軍によると、この戦闘機はロシア軍所属だったという。

Kull-na Shuraka', June 5, 2016
Kull-na Shuraka’, June 5, 2016

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イドリブ県では、ARA News(6月5日付)によると、シリア軍戦闘機がイドリブ市の住宅地を激しく空爆し、数十人が死傷した。

また、クッルナー・シュラカー(6月5日付)によると、煉瓦工場基地に近い街道(ラーム・ハムダーン村郊外)で爆弾が爆発し、シャーム自由人イスラーム運動のメンバー3人が死亡した。

死亡した3人は爆弾・地雷製造の専門家だという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハウラ地方各所を砲撃した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月5日に9件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、アレッポ市(マイダーン地区、ダーヒヤト・アサド地区、ハーリディーヤ地区、旧市街)でのイスラーム軍による砲撃だったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は640件。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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シリア軍、砂漠の鷹旅団などはロシア軍の爆撃支援を受け、ラッカ県内でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年6月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市西部のアサド湖方面、ラッカ市・アレッポ市街道方面に向けて進軍を続けるシリア軍、砂漠の鷹旅団などが、ヒムス県から派遣されたダーイシュの戦闘員を攻撃した。

この戦闘でダーイシュ35人以上の消息が不明となっているという。

なお、シリア軍はロシア軍の航空支援を受け、ハマー県からラッカ県内に入り、進軍を続けており、4日以降の戦闘でダーイシュ戦闘員26人を殲滅、シリア軍側も9人が死亡したという。

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ハマー県では、SANA(6月5日付)によると、シリア軍、人民防衛諸集団がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、イスリヤー村郊外のアブー・アラージュ村およびその周辺の丘陵地帯を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスフナ市郊外のハイル油田近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、子供2人を含む4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部パノラマ交差点一帯、サルダ山一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は、マンビジュ市とトルコを結ぶ兵站路を遮断するなか、米軍主導の有志連合の爆撃で民間人25人が死亡(2016年6月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川西岸で進軍を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つマンビジュ市5キロの地点にまで到達した(ARA News(6月5日付)によると、マンビジュ市から1キロの地点にまで進軍)。

ARA News(6月5日付)によると、シリア民主軍はジャラーブルス市とマンビジュ市を結ぶ街道に位置する要衝アウン・ダーダート村を制圧したという。

マンビジュ市は、トルコ領からジャラーブルス市を経由してラッカ市、バーブ市などにいたる兵站路上に位置する戦略的要衝で、5月31日に以降、シリア民主軍は約4,000人の兵力(そのほとんどが人民防衛隊隊員)を投入し、38カ村・農場を制圧、ラッカ市とマンビジュ市を結ぶ兵站路を遮断することに成功した。

なお、シリア人権監視団によると、過去1週間の戦闘・空爆で、ダーイシュ戦闘員30人(モロッコ人司令官を含む)が死亡、シリア民主軍隊員も12人が死亡したという。

また民間人の犠牲者は、有志連合がマンビジュ市近郊のウージャクナー村などを空爆し、25人(うち子供3人)が死亡、またダーイシュがヒルバト・ルース村を砲撃し、7人(うち子供3人、女性1人)が死亡したという。

シリア民主軍の作戦は、米軍主導の有志連合の空爆による航空支援を受けるとともに、米軍の顧問・専門家、特殊部隊が支援を行っている。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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地中海沖に展開する米海軍航空母艦を発艦した米軍戦闘機が3、4日にシリア領内のダーイシュ拠点を爆撃(2016年6月5日)

『ハヤート』(6月6日付)などは、米海軍高官の話として、地中海沖に展開する米海軍航空母艦所属の戦闘機が4日、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する2度目となる空爆を実施した。

同高官によると、米海軍戦闘機4機が3日にもシリア領内のダーイシュ拠点を3度にわたって空爆したという。

空爆はいずれも重要拠点に対するものではなかったが、近々より複雑な作戦を実行する予定だという。

空爆が実施された場所については明らかではないが、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が実施中の「マンビジュ解放作戦」での航空支援が目的だったと思われる。

地中海沖に展開する米海軍航空母艦を発艦した戦闘機がダーイシュ掃討作戦に参加するのが初めてで、これまではトルコ領内のインジルリク航空基地が空爆の拠点として使用されてきた。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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チェコ航空がプラハ・ダマスカス便を就航(2016年6月5日)

ARA News(6月5日付)によると、チェコ航空がプラハ・ダマスカス便を就航させ、ダマスカス国際空港に同社旅客機が到着した。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

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反体制派はアレッポ市のシリア政府支配地域を砲撃し10人以上が死亡(2016年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などの反体制派がシリア政府支配下のアレッポ市マイダーン地区、ファイイド地区、ナイル通り地区、サイフ・ダウラ地区を砲撃し、子供1人を含む10人が死亡した。

一方、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市マイダーン地区、ファイイド地区、ハムダーニーヤ地区、ラームーサ地区、サイフ・ダウラ地区、スライマーニーヤ地区を砲撃し、17人が死亡、124人が負傷した。

他方、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、アレッポ・ファトフ作戦司令室は、アレッポ市東部郊外のシャイフ・ユース村にあるシリア軍作戦司令室を攻撃、破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市南部一帯でシリア軍がジハード主義宇そう集団と交戦、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が同市に着弾した。

シリア軍はまたダイル・ハビーヤ村に「樽爆弾」8発以上を投下した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、タッルミンス村・マアルシューリーン村間の街道で爆弾が爆発し、シャーム自由人イスラーム運動の司令官の一人イブラーヒーム・ムスタファー・アッバース氏が死亡した。

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ヒムス県では、ARA News(6月4日付)によると、シリア軍がハウラ地方一帯を「樽爆弾」で攻撃した。

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がマアーン村近郊で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦し、戦闘員40人あまりを殲滅した。

またスカイラビーヤ市の住宅地を反体制武装集団が砲撃した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月4日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ市マイダーン地区、ハーリディーヤ地区、旧市街、ダーヒヤト・アサド地区、ダマスカス郊外県、ダマスカス県マサーキン・バルザ地区で発生したという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は626件。

AFP, June 4, 2016、AP, June 4, 2016、ARA News, June 4, 2016、Champress, June 4, 2016、al-Hayat, June 5, 2016、Iraqi News, June 4, 2016、Kull-na Shuraka’, June 4, 2016、al-Mada Press, June 4, 2016、Naharnet, June 4, 2016、NNA, June 4, 2016、Reuters, June 4, 2016、SANA, June 4, 2016、UPI, June 4, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍の支援を受けるシリア軍、砂漠の鷹旅団がラッカ県内に進攻、ラッカ市・アレッポ市街道、アサド湖方面、タブカ市に向かって進軍(2016年6月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の航空支援を受けるシリア軍が砂漠の鷹旅団(ロシア軍の教練を受けた民兵)などの民兵組織とともに、ハマー県イスリヤー村一帯からラッカ県内に進攻した。

シリア軍はラッカ市・アレッポ市街道、アサド湖方面、タブカ市に向かって進軍、3日以降の戦闘でダーイシュ戦闘員26人以上、シリア軍側の兵士10人程度が死亡したという。

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ヒムス県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、タドムル市東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地の丘陵地帯複数カ所および穀物サイロを完全制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部のパノラマ交差点一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ティーム油田に近いティーム丘をダーイシュが制圧したと伝えた。

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スワイダー県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がカスル村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃した。

AFP, June 4, 2016、AP, June 4, 2016、ARA News, June 4, 2016、Champress, June 4, 2016、al-Hayat, June 5, 2016、Iraqi News, June 4, 2016、Kull-na Shuraka’, June 4, 2016、al-Mada Press, June 4, 2016、Naharnet, June 4, 2016、NNA, June 4, 2016、Reuters, June 4, 2016、SANA, June 4, 2016、UPI, June 4, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がマンビジュ市に向けて進軍を続ける(2016年6月4日)

アレッポ県では、ARA News(6月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を構成するマンビジュ軍事評議会が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、マンビジュ市西方21キロの地点まで到達した。

AFP, June 4, 2016、AP, June 4, 2016、ARA News, June 4, 2016、Champress, June 4, 2016、al-Hayat, June 5, 2016、Iraqi News, June 4, 2016、Kull-na Shuraka’, June 4, 2016、al-Mada Press, June 4, 2016、Naharnet, June 4, 2016、NNA, June 4, 2016、Reuters, June 4, 2016、SANA, June 4, 2016、UPI, June 4, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県のファトフ軍は、住民へのシリア・ロシア両軍の爆撃を回避するためすべての軍事拠点、兵舎の撤収を決定(2016年6月3日)

ファトフ軍の広報委員会は声明を出し、イドリブ市におけるすべての軍事拠点、兵舎の撤収を決定したと発表した。

撤収は、イドリブ市住民に対するシリア軍、ロシア軍の体系的な空爆を回避することが目的だという。

Kull-na Shuraka', June 3, 2016
Kull-na Shuraka’, June 3, 2016

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が「アレッポ復讐の戦い」を開始、アレッポ市南部郊外のシリア軍、イラン人、イラク人民兵と交戦の末、ハーン・トゥーマーン村郊外の武器燃料倉庫など複数カ所を制圧(2016年6月3日)

アレッポ県では、『ハヤート』(6月4日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、トルキスターン・イスラーム党などからなるファトフ軍が「アレッポ復讐の戦い」の開始を宣言し、アレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン村、マアッラータ村で、シリア軍、国防隊、レバノンのヒズブッラー戦闘員、イラク人、イラン人民兵と交戦し、ハーン・トゥーマーン村近郊の武器燃料倉庫、同村に近いサーティル地区、ガソリン・スタンド一帯、マアッラータ村、カラースィー丘、同地近郊の防空大隊基地、ハミーラ村、カルアジーヤ村を制圧した。

イランの複数メディアは、この戦闘でクドス軍団第16師団所属の特殊任務大隊司令官のジャハーンジール・ジャアファリー司令官が死亡したと伝えた。

また、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市内のシリア政府支配地域を砲撃する一方、シリア軍も反体制武装集団支配地域を地対地ミサイルなどで砲撃した。

さらに、ARA News(6月3日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区(西クルディスタン移行期民政局支配地域)が反体制武装集団の砲撃を受け、4人が負傷した。

これに対して、戦闘機・ヘリコプター(所属明示せず)は、アレッポ市(スッカリー地区、マシュハド地区、サカン・シャバービー地区、ハラク地区、サーフール地区、バーブ・ハディード地区、シャイフ・ハドル地区)、アレッポ市北部カースティール街道一帯、アナダーン市、フライターン市、カフルハムラ村、アンジャーラ村、ハーン・トゥーマーン村などアレッポ市北部、西部、南部郊外一帯を激しく空爆した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月3日付)によると、この空爆で子供、子供を含む26人が死亡したという。

一方、SANA(6月3日付)によると、反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、マイダーン地区を砲撃し、子供2人が死亡、27人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(6月3日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がフーア市に迫撃砲30発以上を打ち込み、住民多数が死傷した。

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ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(6月3日付)によると、反体制武装集団がクルド山地方のタルディーン村に進攻したシリア軍、国防隊と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(6月3日付)によると、シリア軍がマイダアー町に突入を試みる一方、ダーライヤー市に対して「樽爆弾」などで攻撃を加えた。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月3日に4件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県で発生し、イスラーム軍が砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は616件。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、June 4, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がラッカ県内のラッカ市・アレッポ市街道、アサド湖から60キロの地点まで進軍(2016年6月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が砂漠の鷹旅団などとともに、シリア・ロシア両空軍の航空支援を受けて、ラッカ県に近いイスリヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ラッカ県境から12キロまでの地点に進軍・制圧、ラッカ市・アレッポ市街道、アサド湖から60キロの地点まで進軍した。

一方、SANA(6月3日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ラッカ県との県境に位置するイスリヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、ザキーヤ街道交差点・ダイル・ハーフィル市分岐点を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市北東部郊外一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(6月3日付)によると、シリア軍はこの戦闘で、タドムル市北部郊外の武器弾薬庫を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市内のシリア政府支配下のジャウラ地区、クスール地区を砲撃、また両者はダイル・ザウル市南西部のパノラマ交差点一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯で交戦した。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はアレッポ市北西部でダーイシュの包囲を受ける「穏健な反体制派」(ハワール・キリス作戦司令室)に「支援物資」を空中投下(2016年6月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米軍主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲に曝されている県北西部トルコ国境近くの「穏健な反体制派」の戦略拠点マーリア市に武器弾薬を空中投下した。

空中投下されたのは、中火器、軽火器、対戦車ミサイルなどだという。

有志連合が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊および同部隊主導のシリア民主軍以外に武器弾薬を空中投下するのはこれが初めて。

これに関して、米国防総省報道官は、有志連合が支援物資を投下したことを認めつつ、投下した装備のなかには、軽火器、対戦車ミサイルは含まれていないと述べ、武器供与を否定した。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市に向けて進軍を続け、ダーイシュが監禁していたヤズィード教徒15人の解放に成功(2016年6月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市南部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、2カ村を新たに制圧した。

また、ARA News(6月3日付)によると、シリア民主軍に参加しているマンビジュ軍事評議会が、ティシュリーン・ダム西部のウンム・シャジャル山一帯をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧、同地で監禁されていたヤズィード教徒住民15人を解放した。

一方、ダーイシュはティシュリーン・ダム一帯の奪還をめざし、シリア民主軍と交戦するとともに、マンビジュ市郊外のアスリーヤ村でクルド系住民数十人を逮捕、連行した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、マンビジュ市住民の子息数十人がダーイシュの部隊に参加したと発表した。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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シリアの国連代表部は11地域への人道戦物資搬入に同意したと発表(2016年6月3日)

シリアの国連代表部は声明を出し、シリア軍、ファトフ軍などの反体制武装集団、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲下にある19地域のうち11地域に対して、6月中に国連および赤十字国際委員会が人道支援物資の搬入を行うことに同意したと発表した。

人道支援物資搬入の対象となるのは、ダマスカス郊外県のカフルバトナー町、サクバー市、ハムーリーヤ市、ジスリーン町、ザバダーニー市、ハラスター市東部、ザマルカー町、マダーヤー町、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町、ダマスカス県のヤルムーク区。

声明は13日に国連安保理で開催された臨時の会合を受けたもの。

この会合で、米英仏は、反体制武装集団が籠城を続ける地域への人道支援物資の空中投下を迫ったが、シリア問題担当国連特別代表補のラムズィー・イッズッツディーン氏は、こうした支援が「火急の課題ではない」と却下し、世界食糧計画(WFP)もこうした支援を計画していないと述べていた。

また、国連のステファン・デュジャリック報道官も「住宅地域に空から支援物資を投下することはできない。3トン程度の物資しか空輸できないヘリコプターが荷物を下ろすために離着陸しなければならない…。こうしたことを行うことの安全上の脅威を我々は考えている」と否定的な発言をしていた。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動はトルコマン人(トルコ系シリア人)を新司令官に任命(2016年6月2日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、アブー・サーリフ・タッハーン氏に代えてアブー・アブドゥッラー・シャーミー氏を新司令官に任命したと発表した。

ARA News(6月4日付)によると、新司令官はトルクメン人(トルコ系シリア人)。

AFP, June 3, 2016、AP, June 3, 2016、ARA News, June 3, 2016、June 4, 2016、Champress, June 3, 2016、al-Hayat, June 4, 2016、Iraqi News, June 3, 2016、Kull-na Shuraka’, June 3, 2016、al-Mada Press, June 3, 2016、Naharnet, June 3, 2016、NNA, June 3, 2016、Reuters, June 3, 2016、SANA, June 3, 2016、UPI, June 3, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合はPYG主導のシリア民主軍が実施中「マンビジュ解放作戦」を航空支援、マンビジュ市一帯で10回の爆撃を実施(2016年6月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月2日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は15回で、ラッカ市近郊(3回)、マンビジュ市近郊(10回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, June 3, 2016などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍がラッカ市に向けて進軍を開始、ハマー県東部のアスライヤー村一帯でダーイシュと交戦(2016年6月2日)

ハマー県では、SANA(6月2日付)によると、シリア軍地上部隊と人民防衛諸集団がシリア・ロシア両空軍の航空支援を受け、イスリヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する攻勢を開始し、アブー・ザイン山、マスバフ地区を制圧した。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ダーイシュはイスリヤー村とラッカ市を結ぶ街道を進軍中のシリア軍と交戦し、シリア軍兵士15人以上を殺害したと発表した。

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ヒムス県では、SANA(6月2日付)によると、シリア軍がタドムル市東部一帯、ジバーブ・ハマド村、ダブアト・マッラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車列を空爆した。

AFP, June 2, 2016、AP, June 2, 2016、ARA News, June 2, 2016、Champress, June 2, 2016、al-Hayat, June 3, 2016、Iraqi News, June 2, 2016、Kull-na Shuraka’, June 2, 2016、al-Mada Press, June 2, 2016、Naharnet, June 2, 2016、NNA, June 2, 2016、Reuters, June 2, 2016、SANA, June 2, 2016、UPI, June 2, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ市軍事評議会を名乗る武装集団と「マンビジュ解放作戦」の開始を宣言(2016年6月2日)

マンビジュ軍事評議会を名乗る武装集団は、シリア民主軍(YPG主導)との連名で共同声明を出し、アレッポ県東部におけるダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市であるマンビジュ市および同地一帯を解放するため「マンビジュ解放作戦」を開始したと発表した。

共同声明(https://www.youtube.com/watch?v=DqJ1dR_JkaM&feature=youtu.be)は、マンビジュ軍事評議会司令官のアドナーン・アブー・アムジャド氏がユーフラテス川河畔のティシュリーン・ダムで発表、「マンビジュ市における我が人民は、ダーイシュのテロリストどものすべての拠点を排除することを呼びかける。これらは我が部隊の軍事的な標的となるだろう。我々は彼ら(マンビジュ市住民)に自らの身の安全を保障するための措置を講じることを呼びかける」と述べた。

アブー・アムジャド氏はまた「我々はマンビジュ市住民に対して、我らが部隊に支援の手を差し伸べるよう呼びかける」と付言した。

なお、アブー・アムジャド氏によると、マンビジュ軍事評議会は、マンビジュ市一帯のアラブ人、クルド人、トルクメン人、チェルケス人部族などすべての民族集団を包摂した組織だという。

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アレッポ県では、ARA News(6月2日付)によると、シリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末にティシュリーン・ダム南西部のヒルバト・ルース村、ヒルバト・ザマーラー村、ムスタファー・ハマーディー村、ハールーラー村、北タッル・アリーシュ村、南タッル・アリーシュ村、サカーウィーヤ村を制圧した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラッカ市内のマシュラブ地区、工業地区などを空爆し、女性2人、子供2人を含む13人が死亡した。

AFP, June 2, 2016、AP, June 2, 2016、ARA News, June 2, 2016、Champress, June 2, 2016、al-Hayat, June 3, 2016、Iraqi News, June 2, 2016、Kull-na Shuraka’, June 2, 2016、al-Mada Press, June 2, 2016、Naharnet, June 2, 2016、NNA, June 2, 2016、Reuters, June 2, 2016、SANA, June 2, 2016、UPI, June 2, 2016などをもとに作成。

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