シリア軍がヨルダン国境のナスィーブ国境通行所を爆撃(2016年6月11日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月12日付)によると、シリア軍戦闘機がヨルダン国境に位置するナスィーブ国境通行所一帯を空爆した。

シリア軍がヨルダン国境を空爆するのは、ナスィーブ国境通行所が反体制武装集団に掌握された2015年4月以降初めて。

AFP, June 12, 2016、AP, June 12, 2016、ARA News, June 12, 2016、Champress, June 12, 2016、al-Hayat, June 13, 2016、Iraqi News, June 12, 2016、Kull-na Shuraka’, June 12, 2016、al-Mada Press, June 12, 2016、Naharnet, June 12, 2016、NNA, June 12, 2016、Reuters, June 12, 2016、SANA, June 12, 2016、UPI, June 12, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍はダマスカス郊外県、イドリブ県での停戦継続を発表(2016年6月11日)

シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍のシューラー評議会は、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、マダーヤー町の4都市などでの停戦を継続することを決定したと発表した。

同地での停戦は、2015年9月にイランの仲介のもと、トルコのイスタンブールで交わされた停戦合意に基づいており、停戦継続の対象は、この4都市のほか、ダマスカス郊外県ブカイン市、スィルガーヤー町、ダマスカス県一帯、レバノン国境地帯、イドリブ県のビンニシュ市、タフタナーズ市、トゥウーム村、マアッラトミスリーン市、イドリブ市、ラーム・ハムダーン村、ザルダナー村、シャッラフ村も含むという。

AFP, June 12, 2016、AP, June 12, 2016、ARA News, June 12, 2016、Champress, June 12, 2016、al-Hayat, June 13, 2016、Iraqi News, June 12, 2016、Kull-na Shuraka’, June 12, 2016、al-Mada Press, June 12, 2016、Naharnet, June 12, 2016、NNA, June 12, 2016、Reuters, June 12, 2016、SANA, June 12, 2016、UPI, June 12, 2016などをもとに作成。

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ダーライヤー市(ダマスカス郊外県)に続いて、ハウラ地方(ヒムス県)にも人道支援物資搬入(2016年6月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、国連、シリア赤新月社、赤十字国際委員会のチームが10日に続き、ハウラ地方に人道支援物資の搬入作業を行った。

搬入作業はトレーラー31台によって行われ、住民14万2,000人分の食糧が搬入された。

しかし、シリア人権監視団によると、シリア軍はハウラ地方に対して砲撃した。

AFP, June 11, 2016、AP, June 11, 2016、ARA News, June 11, 2016、Champress, June 11, 2016、al-Hayat, June 12, 2016、Iraqi News, June 11, 2016、Kull-na Shuraka’, June 11, 2016、al-Mada Press, June 11, 2016、Naharnet, June 11, 2016、NNA, June 11, 2016、Reuters, June 11, 2016、SANA, June 11, 2016、UPI, June 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ県西部のダーイシュ拠点を制圧(2016年6月11日)

ラッカ県では、SANA(6月11日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団の支援を受け、県西部で進軍を続け、ハルビーヤート村、アンバージュ村内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所を制圧した。

またシリア軍は、県東部砂漠地帯に向かって進軍を続ける地上部隊を偵察しようとしていたダーイシュの無人偵察機を撃墜した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地一帯で戦闘を続けた。

一方、SANA(6月11日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、サルダ山一帯、アイヤーシュ裏でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がアーラーク油田と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ドゥーディヤーン村で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

ドゥーディヤーン村は10日に反体制武装集団がダーイシュから奪還に成功している。


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アレッポ県アウラム・クブラー村、アンジャーラ村などでの爆撃で10人が死亡(2016年6月11日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月11日付)によると、ロシア軍戦闘機がアウラム・クブラー町、アンジャーラ村を空爆し、10人が死亡した。

ARA News(6月11日付)によると、空爆を実施したのはシリア軍。

また、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市郊外のジャンドゥール交差点一帯、シャッアール地区、マイサル地区、スッカリー地区、マイサル地区、カーティルジー地区、カフルハムラ村、アナダーン市を空爆し、2人が死亡した。

戦闘機はまた、アレッポ市南部郊外のズィルバ村、タッル・マンムー村、ハーン・トゥーマーン村、マアッラータ村、ハミーラ村、カラースィー村一帯に対しても空爆を実施した。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市北部のハンダラート・キャンプ一帯でシリア軍の車輌を攻撃、ファトフ軍がアレッポ市南部郊外一帯でシリア軍、シリア人・外国人民兵と交戦した。

一方、SANA(6月11日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、サラーフッディーン地区、シャイハーン地区を砲撃し、1人が死亡、5人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル町で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

一方、SANA(6月11日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、カラク交差点南部、マンシヤ地区南部でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月11日付)によると、タルマーニーン村でシャームの民のヌスラ戦線の司令官の一人ウマル・アフマド・ハッジー氏(アブー・ハッターブ)が乗った車の近くで爆弾が爆発し、ハッジー氏が死亡した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月10日に4件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県のイスラーム軍による砲撃だったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は650件を越える。

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米国はシリア政府支配地域内でダーイシュによる自爆テロに異例の非難声明(2016年6月11日)

米国務省のジョン・カービー報道官は、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町で発生した連続自爆テロに関して「このテロ行為は、ダーイシュ(イスラーム国)が行うすべてが非道で野蛮であることを改めて示すことになった」と非難した。

AFP(6月11日付)が伝えた。

AFP, June 11, 2016、AP, June 11, 2016、ARA News, June 11, 2016、Champress, June 11, 2016、al-Hayat, June 12, 2016、Iraqi News, June 11, 2016、Kull-na Shuraka’, June 11, 2016、al-Mada Press, June 11, 2016、Naharnet, June 11, 2016、NNA, June 11, 2016、Reuters, June 11, 2016、SANA, June 11, 2016、UPI, June 11, 2016などをもとに作成。

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サイイダ・ザイナブ市での自爆テロに関して、ダーイシュ広報部門は3度の自爆攻撃を行ったと報じる一方、ダーイシュ・ダマスカス州は1度の自爆攻撃を行ったと発表(2016年6月11日)

ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門アアマーク通信は、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町で発生した2件の自爆テロに関して、「爆破ベルトによる作戦2回と、爆弾車輌による作戦1回の3回の作戦」を実行したと発表した。
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しかし、ダーイシュ・ダマスカス州はその後声明を出し、アブー・アブドゥッラフマーン・アンサーリーを名乗る戦闘員が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、背教者48人以上を殺害した、と主張した。

ダーイシュ・ダマスカス州の声明では自爆ベルトによる攻撃については言及されていない。image014

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ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ市で「2回」にわたり爆発が発生、SANAによると12人、シリア人権監視団によると20人が死亡(2016年6月11日)

ダマスカス郊外県では、SANA(6月11日付)によると、サイイダ・ザイナブ町内で早朝、2度にわたり爆発が起こり、女性、子供を含む12人が死亡、多数が負傷、住宅などが損害を受けた。

2度の爆発のうち、最初の爆発は、サイイド・ザイナブ市入口での自爆ベルトを着用した男性の自爆によるもので、2度目の爆発は、同市近郊のティーン通りでの爆弾が仕掛けられた車の自爆によるもの。

シリア人権監視団によると、死者は20人で、うち13人が民間人、7人が民兵だったという。

SANA, June 11, 2016
SANA, June 11, 2016

 

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