米主導の有志連合によるダイル・ザウル県各所への爆撃を受け、住民数千人が避難(2017年8月7日)

シリア人権監視団は、米主導の有志連合によるダイル・ザウル県各所への空爆激化を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)支配地域から避難する住民の数が急増していると発表した。

同監視団によると、この数日で数百世帯数千人が、西クルディスタン移行期民政局の支配地域に逃れて来たという。

なかには、ラッカ県やアレッポ県のシリア政府支配地域や西クルディスタン移行期民政局の支配地域を経由して、トルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室(ハワール・キリス作戦司令室)の占領支配地域に入ったものもいるという。

一方、シリア・アラブ・テレビ(8月7日付)によると、米主導の有志連合とも割れる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のマヤーディーン市を空爆し、多数の民間人が死傷した。

**

ラッカ県では、ARA News(8月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市ナズラト・シハーダ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地に留まっていた住民数十人を救出した。

**

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動のスーファーン新総司令官は組織の「復興」を誓約(2017年8月7日)

シャーム自由人イスラーム運動の新総司令官ハサン・スーファーン氏(アブー・バラー)は就任後初となるビデオ声明(https://youtu.be/ilbq5ebqn9k)を発表、そのなかで組織を「復興」すると宣言した。

スーファーン氏は「シャーム自由人イスラーム運動が最近の出来事で曝された状況は、運動に対して不正を働こうとした者たちの暴力ではなく、運動そのものの弱さによるものだ。その原因は、麻痺状態…、メッセージの欠如にあったが…、こうした状態の再発を我々は許さない」としたうえで、「運動を包括的に改革し…、革命再生に向けて集中的に活動する」と表明した。

Youtube, August 7, 2017

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派支配下のダマスカス郊外県ヤルダー市で市民社会を指導する若者の育成プログラム修了(2017年8月7日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月7日付)によると、反体制武装集団とダーイシュ(イスラーム国)の勢力争いが続くヤルダー市で、反体制系NGO団体のWATAN開発訓練機構が、市民社会を指導する若者を育成するためのプログラムの第1段階を終え、教練を受けた若者60人の修了式を行った。

60人は、国際法や国連憲章に基づく人権意識、女性や子供の支援など人道分野での活動について学んだという。

なお育成プログラムの第2段階においては、ヤルダー市民のための運動施設の建設などが計画されているという。

Kull-na Shuraka’, August 7, 2017

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動は東グータ地方(ダマスカス郊外県)でのラフマーン軍団による攻撃を非難(2017年8月7日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、ラフマーン軍団が、シャーム自由人イスラーム運動との和解に向けた地元の名士らの仲介を拒否し、ダマスカス郊外県東グータ地方の市町村に「シャッビーハ」のように検問所を設置し、「ムジャーヒディーン」の家々を襲っていると非難した。

シャーム自由人イスラーム運動はそのうえで、ダマスカス郊外県東グータ地方の自治を目的としたあらゆる民政局設置構想をも支持すると表明した。

Kull-na Shuraka’, August 7, 2017

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県東グータ地方で、対立を解消したイスラーム軍とラフマーン軍団が、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動の支配地域を攻撃(2017年8月7日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月7日付)によると、イスラーム軍が東グータ地方のアシュアリー農場一帯でシャーム解放機構と交戦し、同地のモスク、学校、そして農場の一部を掌握した。

『ハヤート』(8月8日付)によると、イスラーム軍はまた、ジスリーン町、サクバー市、カフルバトナー町のシャーム解放機構の拠点を制圧したという。

一方、シリア人権監視団によると、アシュアリー農場でのイスラーム軍によるシャーム解放機構の拠点への攻撃に連動するかたちで、ラフマーン軍団が、カフルバトナー町に進攻、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動のメンバーらを拘束した。

イナブ・バラディー(8月7日付)によると、ラフマーン軍団はまた、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動などが活動するアルバイン市、マディーラー市に対しても攻撃を加えたという。

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、‘Inab Baladi, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県北部の緊張緩和地帯に設置されたダール・カビーラ通行所にロシア軍憲兵隊が進駐(2017年8月7日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(8月7日付)によると、同県北部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に基づき、ロシア軍憲兵隊が反体制武装集団の支配下にあったダール・カビーラ村とシリア政府支配地域をつなぐダール・カビーラ通行所に進駐した。

Kull-na Shuraka’, August 7, 2017

『ハヤート』(8月8日付)によると、通行所に進駐した憲兵隊員は約40人。

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県東グータ地方ではシリア軍とラフマーン軍団の戦闘続く(2017年8月7日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力がアイン・タルマー村一帯、ジャウバル区でラフマーン軍団と交戦し、シリア軍が同地を砲撃した。

これに関連して、ラフマーン軍団は声明を出し、アイン・タルマー村・ジャウバル区の前線でシリア軍第4師団の部隊を殲滅、1人を捕捉したと発表、その写真を公開した。

Kull-na Shuraka’, August 7, 2017

**

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月7日付)によると、アレッポ市サビール地区にあるマフラブ兵舎(通称ターリク・ブン・ズィヤード兵舎)で爆発が発生、アブー・アマーラ特殊任務中隊が犯行を認めた。

**

クナイトラ県では、SANA(8月7日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のハドル村を砲撃し、2人が負傷した。

**

イドリブ県では、SANA(8月7日付)によると、反体制武装集団がシャイフ・ハラール村東部のワーディー・アズィーブに敷設した地雷が爆発し、電力部門の労働者3人が負傷した。

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘の末にヒムス県東部のマヌーフ村を制圧(2017年8月7日)

ヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町東部一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を集中的に攻撃し、マフーフ村を制圧した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル県との県境に位置するフマイマ村一帯のダーイシュ拠点などを空爆した。

SANA, August 7, 2017

一方、シリア人権監視団によると、スフナ市入口付近で、シリア軍第1師団の部隊がダーイシュの要撃を受け、将兵37人が死亡した。

第1師団の部隊は、スフナ市の三つの地区を制圧、現在もロシア軍の航空支援を受けて市内でダーイシュに対する掃討作戦を継続しているという。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍はダイル・ザウル市南部の墓地地区一帯、アッルーシュ丘一帯、ジャフラ村などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、同地のほか、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、ブガイリーヤ村でダーイシュと交戦した。

これに対して、ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市内の住宅街を砲撃し、3人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(8月7日付)によると、シリア軍が県東部のハシャービーヤ村、ファースィダ村、アブー・フバイラート村、ジャニー・アルバーウィー村、北ダキーラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

**

ラッカ県では、SANA(8月7日付)によると、県南東部のブーリヤ山一帯、マアダーン町一帯、フマイスィーヤ村一帯、ジャービル村一帯、ヌマイサ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はシリアを訪問中のチュニジア議員使節団と会談(2017年8月7日)

アサド大統領はシリアを訪問中のチュニジア議員使節団(ムバーラカ・ブラーヒーミー議員が団長)と首都ダマスカスで会談した。

SANA(8月7日付)が伝えた。

SANA, August 7, 2017

AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは18件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年8月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(アレッポ県14件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県4県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 7, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は8月4日~6日の3日間でラッカ市近郊などに過去最大規模の爆撃を実施(2017年8月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月4~6日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

8月4日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し12回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して行われた。

8月5日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して32回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は28回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(23回)に対して攻撃が行われた。

8月6日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は28回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(24回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, August 7, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会メンバーのカルラ・デル・ポンテ女史が辞意表明(2017年8月6日)

シリアでの人権侵害を調査するための国際調査委員会のメンバーで前国際連合戦争犯罪主任検事のカルラ・デル・ポンテ女史は、スイス日刊紙のインタビューに応じ、そのなかで「私は苛立っている。降参しました! 辞表を書きて、数日中に提出する」と述べ、辞意を示した。

ポンテ女史は「何もしていないこの委員会に留まることはできない…。安保理は正義を実現しようとはしていない」と非難した。

AFP(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣「イドリブでの緊張緩和地帯設置は容易でなく、情勢はより複雑だ」(2017年8月6日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はASEAN外相会議に出席するために訪問中のフィリピンの首都マニラで、米国のレックス・ティラーソン国務長官と会談した。

『ハヤート』(8月7日付)などによると、会談では、米国によるロシアへの追加制裁、ウクライナ情勢などとともに、シリア情勢への対応について意見が交わされた。

会談後にロシア外務省が発表した声明によると、シリア情勢をめぐって両国外相は、シリア南西部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる合意履行の重要性などについて議論が集中したという。

また、ラブロフ外務大臣は会談後に記者団に対して、「ロシア、イラン、トルコ、さらには米国が主導する有志連合は、いかなる合意にもそもそも参加しようとしないテロリストを除くすべての反体制派に対して影響力を行使できる。我々はこうした影響力を行使することが必要だとの理解に基づき、停戦を維持、緊張緩和地帯における停戦状態を強化し、政治プロセス開始にふさわしい雰囲気を醸成したい」と述べた。

しかし、ラブロフ外務大臣は、シャーム解放機構やシャーム自由人イスラーム運動などの対立が続くイドリブ県に関して、「イドリブで(シリア南西部、ダマスカス郊外県東グータ地方、ヒムス県北部と)同様の(停戦と緊張緩和地帯設置にかかる)合意にいたることは容易ではない…。この地域の状況はより複雑だ」と述べた。

ラッカ県では、ARA News(8月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)が籠城を続けるラッカ市内のフィルドゥース・モスク一帯、ラシード公園、マンスール通り、マサーキン地区、ワーディー通り、タッル・アブヤド通り、ムルール地区、バドウ地区、ナイーム交差点、スィッハ住宅地区、ジュマイリー地区、国立博物館一帯に対して砲撃を行い、軍主導の有志連合も同地一帯に対する空爆を行った。

シリア民主軍はまた、ラウダ地区、旧市街でダーイシュと交戦した。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部で、YPG主体のシリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室と激しく交戦(2017年8月6日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月6日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「家の者たち」作戦司令室(ハワール・キリス作戦司令室)の支配下にあるマーリア市、カルジャブリーン村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と「家の者たち」作戦司令室が激しく交戦した。

戦闘はシリア民主軍がマーリア市一帯に進軍したことを受けたもので、シリア軍はシャイフ・イーサー村一帯から同地を砲撃、これにより女性1人と子供1人が死亡したという(ARA News(8月6日付)によると、民間人の死者は3人)。

これを受け、トルコ軍がアアザール市近郊のバルサーヤー山に展開するシリア民主軍の拠点やアフリーン市近郊のカスタル・ジンドゥー村、タッル・リフアト市を砲撃した。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がダーイシュとの戦闘の末にヒムス県東部の要衝スフナ市を制圧か?(2017年8月6日)

ヒムス県では、SANA(8月6日付)によると、シリア軍が県東部のマヌーフ村東部でダーイシュ(イスラーム国)に対する追撃・掃討作戦を継続し、拠点5カ所を制圧した。

一方、シャームFM(8月6日付)、ディマスク・アーン(8月6日付)は、シリア軍が未明に県東部の要衝スフナ市に突入、ダーイシュとの戦闘の末にその一部を制圧したと伝えた。

また、ヒズブッラーの戦争広報局は、シリア軍および親政権武装勢力がダーイシュとの戦闘の末にスフナ市を制圧したと発表した。

同広報局によると、シリア軍の工兵部隊が現在、市内で爆発物の撤去作業を行っているという。

他方、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機はスフナ市北部郊外一帯を空爆、シリア軍も同地一帯を激しい砲撃を加えた。

シリア軍と親政権武装勢力は、スフナ市東部郊外各所を砲撃、ダーイシュが撤去した地雷や爆発物の撤去を行った。

スフナ市では、地元出身のダーイシュ戦闘員が撤退を拒否し、市内にとどまり抵抗を続けているという。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(8月6日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部一帯(墓地地区、パノラマ交差点一帯、ダイル・ザウル航空基地、ブガイリーヤ村など)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、拠点を空爆した。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、Dimashq al-An, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、Sham FM, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ県のハイヤーン町、アナダーン市一帯を砲撃(2017年8月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハイヤーン町、アナダーン市一帯を砲撃した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハミーディーヤ村各所を砲撃した。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア観光省:2017年上半期の外国人旅行客数は前年比で25%増(2017年8月6日)

シリアの観光省は、2017年1月から6月までにシリア国内を訪れた外国人観光客の数が53万人に達したと発表した。

この数は2016年の上半期との比較で25%増だという。

SANA(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務省は国連に有志連合の即時解体を要求(2017年8月6日)

シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長宛に書簡を送り、米国主導の有志連合を即時解体するよう改めて要求した。

書簡において、外務在外居住者省は、有志連合が国際法に体系的に違反して、白リン弾を使用するなどしてシリア国民を標的とした空爆を続けていると非難、またこうした行為を通じて、テロ組織への支援を具体的に禁じた国連安保理決議第2253号に抵触していると指摘、シリア政府の要請に基づかずに結成され、攻撃を続ける有志連合の即時解体を要求した。

SANA(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マンビジュ市(アレッポ県)出身の元反体制武装集団メンバー78人が放免に(2017年8月6日)

アレッポ県では、SANA(8月6日付)によると、地元和解プロセスの一環で関係当局に投降していた元反体制武装集団メンバー78人(マンビジュ市一帯の出身者)が、2016年政令第15号に基づき恩赦を受け、バアス党アレッポ地域指導部での手続きを経て放免となった。

AFP, August 6, 2017、AP, August 6, 2017、ARA News, August 6, 2017、Champress, August 6, 2017、al-Hayat, August 7, 2017、Kull-na Shuraka’, August 6, 2017、al-Mada Press, August 6, 2017、Naharnet, August 6, 2017、NNA, August 6, 2017、Reuters, August 6, 2017、SANA, August 6, 2017、UPI, August 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年8月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月6日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、ハマー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

**

一方、過去24時間にハマー県の4カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,135市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 6, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はラッカ市を爆撃し、少なくとも43人を殺害(2017年8月5日)

ラッカ県では、SANA(8月5日付)によると、米主導の有志連合がラッカ市内各所の住宅街を空爆し、少なくとも43人が死亡した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、SMART News, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

チェチェン人武装集団3組織がシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の対立に対して「中立と不干渉」を宣言(2017年8月5日)

スマート・ニュース(8月5日付)によると、シリア北部および西部で活動するチェチェン人の武装集団3組織がユーチューブを通じてビデオ声明(https://youtu.be/Jsq300gvX4g)を出し、イドリブ県でのシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の対立において「中立と不干渉」を順守するとともに、アサド政権やその同盟者と戦うあらゆる武装勢力との協力すると表明した。

ビデオ声明は、「コーカサスの兵」(アジュナード・カウカーズ)の司令官アブドゥルハキーム・シーシャーニー氏、「シャームの兵」(ジュヌード・シャーム)の司令官ムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏、ウサル軍司令官のサラーフッディーン・シーシャーニー氏がアラビア語の字幕付きでチェチェン語で行った。

『ハヤート』(8月6日付)によると、「コーカサスの兵」(アジュナード・カウカーズ)はラタキア県北部で活動する組織で、500人の戦闘員を擁するという。

また「シャームの兵」(ジュヌード・シャーム)もラタキア県北部で活動し、350人の戦闘員を擁するという。

Youtube, August 5, 2017

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、SMART News, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はロジャヴァの拠点都市アフリーン市(アレッポ県)に対峙する国境地帯に戦車、榴弾砲を配備(2017年8月5日)

アナトリア通信(8月5日付)やDHA(8月5日付)によると、トルコ軍は、キリス県から戦車6両、ホイツァー軽榴弾砲5基を西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市に対峙するかたちでトルコ国境地帯に派遣・配備した。

**

アレッポ県では、ARA News(8月5日付)によると、トルコ軍偵察機がアフリーン市一帯、アレッポ北部(シャフバー地区)に飛来、その後トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、ハワール・キリス作戦司令室)がシーラーワー町、バーシャムラ村、バルジャキー・スライマーン村、バースーファーン村を砲撃した。

AFP, August 5, 2017、Anadolu Ajansı, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、DHA, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領「シリア北部の安全地帯拡大に向け、新たな軍事作戦を実施する」(2017年8月5日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、マラティヤ県での開発プロジェクト着工式に参列、「ユーフラテスの盾」作戦を通じて掌握した地域(いわゆる「安全地帯」)拡大に向けて、新たな軍事作戦を実施することを決意したと述べた。

エルドアン大統領は「ユーフラテスの盾」作戦は、シリアにおけるテロ地域設置計画の心臓部を剣で突いた…。トルコ国境南部にテロ国家を樹立しようとする取り組みが今も続いている…。多くの勢力が、PKK(クルディスタン労働者党)を通じてトルコを包囲しようとしている…。近く我々はトルコ国内でこの組織を根絶し、シリアやイランでの追撃を継続する」と述べた。

ARA News(8月5日付)が伝えた。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市カリーム地区をダーイシュから奪取(2017年8月5日)

ラッカ県では、ARA News(8月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、市内北西部のカリーム地区を制圧した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市南部郊外のズィヤーナート村で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュと交戦した。

また、シャッダーディー市南部郊外のハマーダ村で地雷が爆発し、女性1人が死亡した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市とアフリーン市を結ぶ街道が5日ぶりに再開(2017年8月5日)

アレッポ県では、ARA News(8月5日付)によると、1日以降、ヒズブッラー戦闘員、シリア軍によって封鎖されていたアレッポ市・アフリーン市街道が再開された。

クッルナー・シュラカー(8月6日付)によると、街道再開は、ヌッブル市・ザフラー町を防衛する民兵指導部代表と西クルディスタン移行期民政局の会談で合意されたという。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、August 6, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス郊外県などの反体制武装集団支配地域への爆撃・砲撃を続ける(2017年8月5日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、シリア軍がジャウバル区、アイン・タルマー村一帯を激しく空爆・砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はジャウバル区、アイン・タルマー村一帯に地対地ミサイルなど150発の砲弾を撃ち込んだという。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の支配下にあるハドル村に迫撃砲弾2発が着弾した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市郊外の街道一帯を砲撃した。

またウンム・マヤーズィン町とタイバ町を結ぶ街道で、ハウラーン法務局の車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

**

ハマー県では、『ハヤート』(8月6日付)シリア軍が未明に県北東部のガーブ平原の村々を砲撃し、1人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構は同地での戦闘でシリア軍士官を殺害した。

**

アレッポ県では、『ハヤート』(8月6日付)によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外のザフラー協会地区の大使徒モスク一帯で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、アレッポ市南部郊外のハルサ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、カーミシュリー市でラーミー・マフルーフ氏が経営を主導する民間航空会社「シャーム・ウィング」社の事務所が何者かの発砲を受けた。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部の要衝スフナ市を支配するダーイシュを三方から包囲(2017年8月5日)

ヒムス県では、SANA(8月5日付)によると、シリア軍が県東部の交通の要衝スフナ市から1キロの距離に位置するタントゥール山、ドゥワイフキー洞窟一帯でダーイシュ(イスラーム国)を殲滅し、同市を三方向(南部、南東部、南西部)から包囲した。

シリア軍はまた、スフナ市一帯でダーイシュと交戦、同市南西部、ハタムルー村のダーイシュ拠点を空爆した。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州広報局は声明を出し、ダーイシュのメンバー(アブー・バッラー・カラムーニー)がスフナ市西部郊外に進軍したシリア軍の拠点を自爆攻撃し、兵士31人を殺傷したと発表した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(8月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のアッルーシュ丘、墓地地区、バルーク丘、ティブニー町、シュマイティーヤ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

これに対して、ダーイシュはシリア政府支配下のジャウラ地区、クスール地区を砲撃し、4人が死亡した。

**

ハマー県では、SANA(8月5日付)、『ハヤート』(8月6日付)によると、シリア軍が県東部にジャニー・アルバーウィー村、アブー・ハナーヤー村、アブー・フバイラート村、アトシャーナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

**

ラッカ県では、SANA(8月5日付)によると、シリア軍が県南部のフマイスィーヤ村、サーリム・ハマード村、ヌマイサ村、ジャービル村、マアダーン町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

また、シリア軍は県東部のユーフラテス川右岸(南岸)のハルダーン村、サーリム・ハマド村、アトシャーナ村、大マカッラ村、小マカッラ村、ダアマ村の治安と安定を回復した。

一方、『ハヤート』(8月6日付)によると、シリア軍および親政権武装勢力は県東部ユーフラテス川右岸(南岸)のガーニム・アリー村東部に位置するブー・ハマド地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室所属組織は「暫定委任委員会」を設置し、ダイル・ザウル県解放に向けた行動についての判断を付託(2017年8月5日)

米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)を主導する東部獅子軍、革命特殊任務軍、東部自由人、東部軍、ダイル・ザウル県で活動するという反体制武装集団司令官の代表が会合を開き、同県解放に向けた行動開始に向け、軍事的・地理的に最善の戦線を決定するための正しい決定を付託するべく、暫定委任委員会を設置したと発表した。

声明によると、暫定委任委員会のメンバーは以下の通り:

トゥラース・サラーマ(アブー・ファイサル)
ムハンナド・タラーア(中佐)
アブー・ハーティム・シャクラ
フサイン・アブー・アリー(少佐)
ムスタファー・ヒンダーウィー
マフムード・サーリフ(中尉)
ヤフヤー・サーリフ・アリー(アブー・ハマーム)
ムハンマド・バーシュ(アブー・アブドゥッラー)
マフムード・サルマーン(アブー・ハムザ少佐)

ユーフラテス・ポスト(8月5日付)が伝えた。

**

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)に所属する部族軍などが、県東部のシュアーブ村方面に進軍したシリア軍、親政権武装勢力と交戦し、これを撃退した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、Euphrates Post, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ガド潮流のジャルバー代表はダマスカス郊外県東グータ地方での停戦と緊張緩和地帯設置を拒否するラフマーン軍団を非難(2017年8月5日)

シリア・ガド潮流のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー代表は、活動拠点としているエジプトの首都カイロで記者会見を開き、ロシアのイニシアチブのもと、同組織の仲介で成立したダマスカス郊外県東グータ地方での停戦と緊張緩和地帯設置にかかる合意について、ラフマーン軍団が停戦合意への署名を拒否し、停戦違反を続けていると批判した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.