ムスリム同胞団のワリード最高監督者「革命の退行の責任は欧米諸国などの自称「シリアの友」にある」(2017年11月20日)

トルコで活動を続けるシリア・ムスリム同胞団のムハンマド・ヒクマト・ワリード最高監督者はアラビー21(11月20日付)のインタビューに応じ、そのなかで「シリア国民の友」を名乗る国々に、反体制派の革命が軍面と政治面を分断し、退行してしまったことの責任がある」と述べ、欧米諸国、サウジアラビア、カタール、トルコといった国々を非難した。

ヒクマト氏はまた、「人口動態の変化、樽爆弾、サリン・ガス、(ロシア海軍)潜水艦から発射されるミサイル、ファーティマの民兵(アフガン人)の参加によって、政治的ではなく、軍事的解決が承認されてしまった…。国際社会は政治的解決開始に向けてダーイシュ(イスラーム国)の殲滅を期待していたのではなかった…。政権こそがダーイシュ登場以前、そして殲滅後も政治的解決に抗ってきた」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Arabi 21, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内3地区の自治をラッカ市文民評議会、ラッカ市内務治安部隊に移管(2017年11月20日)

ラッカ県では、ANHA(11月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市のマシュラブ地区、タイヤール地区、ジャズラ地区の3地区の自治をラッカ市文民評議会と同市の内務治安部隊に移管した。

ANHA, November 20, 2017

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団によるダマスカス県・ダマスカス郊外県への砲撃が続く(2017年11月20日)

ダマスカス県では、SANA(11月20日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、ハーリド・ブン・ワリード通り、ムジュタヒド地区ファイハー・スポーツ・サロンに着弾し、4人が死亡、183人が負傷した。

犠牲となった4人のうち2人は、シリアの柔道ナショナル・チームのメンバーだった。

反体制武装集団が撃った迫撃砲弾はまた、アルヌース広場にも着弾したが、死傷者はなかった。

一方、ロシア外務省は声明を出し、ロシア大使館の居住ブロックの外壁に迫撃砲弾1発が着弾し、施設の壁、電気系統、水道施設が損害を受けたと発表、「シリア領内で和平を望まない武装集団」によって「女性、子どもとといった民間人だけでなく、ロシア代表部も意図的に狙われている」と非難し、欧米諸国に対してこうした行為を黙認しないよう訴えた。

これらの砲撃に対して、シリア軍も応戦し、ダマスカス郊外県東グータ地方各所を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月20日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がジャルマーナー氏を砲撃し、子ども1人が死亡した。

これらの砲撃に対して、シリア軍も応戦し、ダマスカス郊外県東グータ地方各所を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)によると、「彼らが不正を働いた」の戦いと銘打って攻撃を激化させているシャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる武装集団がハラスター市の前線で共和国護衛隊の部隊を要撃し、多数の兵士を殺害した。

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クナイトラ県では、SANA(11月20日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がバアス市の福祉地区を砲撃し、3人が負傷した。

シャーム解放機構らはまた、ハミーディーヤ村に対しても砲撃を行い、少なくとも3人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(11月20日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県北東部(サアン町北方)のシュハイティル村一帯でアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、同村を制圧した。

一方、シャーム解放機構に近いイバー通信(11月20日付)によると、シャーム解放機構はシリア軍との戦闘の末にシュハイティル村、タッラト・バリールを奪還したという。

AFP, November 20, 2017、ANHA, November 20, 2017、AP, November 20, 2017、ARA News, November 20, 2017、Champress, November 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2017、al-Hayat, November 21, 2017、al-Mada Press, November 20, 2017、Naharnet, November 20, 2017、NNA, November 20, 2017、Reuters, November 20, 2017、SANA, November 20, 2017、UPI, November 20, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 20, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年11月20日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月20日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県1件、ヒムス県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(アレッポ県1件、イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,276市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は17~19日までの3日間での爆撃実績を発表、初めて爆撃を実施しなかったことを明らかにする(2017年11月20日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月17~19日の3日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

11月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し9回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ブーカマール市近郊(3回)に対して行われた。

11月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ブーカマール市近郊(2回)に対して行われた。

11月19日はシリア、イラク領内で空爆は実施されなかった。

CENTCOM, November 20, 2017をもとに作成。

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ロシア・イラン・トルコ外相会談:ラヴロフ外務大臣「シリア諸国民大会へのクルド人の参加の是非を検討した」(2017年11月19日)

ロシアのソチで予定されている、22日に予定されているロシア、イラン、トルコの首脳会談を前に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣がトルコのアンタルヤ市で会合を開いた。

トルコのチャヴシュオール外務大臣は報道声明で、「この首脳会談の目的は、(アスタナ会議の)保障国である3カ国が実現した成果を評価し、シリア危機をめぐって講じる措置を検討することになる」と述べた。

一方、ロシアのラブロフ外務大臣は、会談に関して「非常に生産的だった」としたうで、ヴラジミール・プーチン大統領が提案し、開催が準備されている「シリア諸国民大会」への民主統一党(PYD)の参加の是非について意見を交わしたことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍航空機がロジャヴァ支配地域上空を旋回するなか、監視所にトルコ軍兵士80人が進駐(2017年11月19日)

アレッポ県では、ANHA(11月19日付)によると、県北西部のアフリーン市近郊のバルバラ村上空をトルコ軍の偵察機が旋回するなか、同国戦闘機が数度にわたって飛来した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、トルコ軍の車列が領内に進入し、アキール山一帯に設置された第3監視所に進駐した。

進駐したのはトルコ軍兵士80人、車輌13台。

ANHA, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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「ユーフラテスの盾」作戦司令室のメンバーら150人が「トルコの野望」に反対して離反、YPG主体のシリア民主軍に参加(2017年11月19日)

トルコの支援を受ける「ユーフラテスの盾」作戦司令室(ハワール・キリス作戦司令室、「家のものたち」作戦司令室)のメンバーら約150人がビデオ声明を出し、同作戦司令室を離反し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍すると発表した。

アブー・サイフ・ダイリーを名乗る戦闘員が読み上げたビデオ声明では、離反したのが、サフワ大隊、東部自由人大隊に所属していたダイル・ザウル県出身者とその家族であることを明らかにされた。

また離反の理由に関しては「我々ダイル・ザウル県出身者は、ダーイシュ(イスラーム国)から国を開放するためにユーフラテスの盾に加わった。だたが、その約束がウソだということが分かった…。トルコはユーフラテスの盾を支援するなかで、植民地的な野望を持っていた。だから、我々は離反し、シリア民主軍こそがシリアでテロと戦う唯一の勢力だと分かった」と述べた。

ANHA(11月19日付)が伝えた。

ANHA, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

ハマー県などで、シリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団が交戦(2017年11月19日)

ハマー県では、SANA(11月19日付)によると、シリア軍が県北東部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦を続け、ハッラーン村、ハルダーナー村の拠点を破壊した。

SANA, November 19, 2017

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、シャーム解放機構などからなる武装集団が、県北東部のシュハイティル村を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(11月19日付)によると、反体制武装集団がヒムス市北部のワリード製粉工場を砲撃し、工場作業員7人が死亡した。

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ダマスカス県では、SANA(11月19日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がマッザ86地区に着弾した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、シリア軍がマディーラー市、ハラスター市、アルバイン市、ミスラーバー市、ドゥーマー市、サクバー市、ハムーリーヤ市などを砲撃・空爆し、17人が死亡したという。

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はシリア国内におけるダーイシュ最後の拠点ブーカマール市を再び完全制圧(2017年11月19日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月19日付)によると、シリア軍は、予備部隊、同盟部隊とともにブーカマール市内のダーイシュ(イスラーム国)の最後の拠点を殲滅、同市を再び制圧した。

これにより、ブーカマール市の統治者(ワーリー)であるアブー・ハサン・イラーキー氏らダーイシュのメンバー約150人は、米主導の有志連合の「援護を受け」、ユーフラテス川左岸(東岸)に逃走した。

なお、シリア軍は9日にブーカマール市制圧を発表したが、その後11日にダーイシュの反撃を受けて、同市を喪失していた。だが、この喪失については公式発表は行っていなかった。

syria.liveuamap.com, November 19, 2017

AFP, November 19, 2017、ANHA, November 19, 2017、AP, November 19, 2017、ARA News, November 19, 2017、Champress, November 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 19, 2017、Naharnet, November 19, 2017、NNA, November 19, 2017、Reuters, November 19, 2017、SANA, November 19, 2017、UPI, November 19, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2017年11月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月19日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県3件、ヒムス県2件、クナイトラ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームによる違反報告はなかった。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,273市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 19, 2017をもとに作成。

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ハリーリー首相はサウジアラビアからフランスへ(2017年11月18日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、辞意表明(11月4日)後でサウジアラビアで軟禁されていると噂されていたサアド・ハリーリー首相夫妻がパリに到着したのを受け、同首相を出迎え会談した。

パリ訪問はマクロン大統領の招待を受けたもの。

なお、複数のメディアによると、ハリーリーの3人の子どものうち、長男のフサーム氏はロンドンを経由してパリに到着、一方長女のルールワさんと次男のアブドゥルアズィーズくんは「学校の試験」のためにサウジアラビアの首都リヤドに留まっているという。

Naharnet, November 18, 2017

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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フォックス・ニュースは国連のアレッポ市東部復興事業を悪意をもって報道(2017年11月18日)

フォックス・ニュース(11月16日付)は、国連が、2016年12月にシリア政府によって制圧されたアレッポ市東部街区の復興事業に乗り出そうとしていると批判的に報じた。

フォックス・ニュースが入手した文書によると、復興事業は、UNHCRがシリアの地方自治環境省とともに策定し、「アレッポ市東部を破壊した独裁的なアサド政権の指導のもとで」、「表面上は中立的に見える人道支援を政権がかなりの程度管理することになる」と悪意をもって伝えている。

フォックス・ニュースは、この復興事業が「2016年12月にアサド軍の手に落ちたアレッポを逃れた数万人を難民として固定化しかねない」と懸念を示している。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、Fox News, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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イスラエル軍戦車がシリア軍の車輌を砲撃(2017年11月18日)

イスラエル軍報道官は声明を出し、シリア軍が1974年の兵力引き離し協定に違反して、非武装地帯(ハドル村近郊)に軍用車輌や重機を進入させ、陣地を設置しようとしたと指摘、これに対してイスラエル軍戦車が威射撃を行ったと発表した。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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自由シリア軍特殊作戦旅団「テロ撲滅連隊」がスワイダー県で「イランの民兵」を襲撃したと発表(2017年11月18日)

自由シリア軍特殊作戦旅団「テロ撲滅連隊」を名乗る武装集団は声明を出し、スワイダー県のハッラーン村とアリーカ町を結ぶ街道で「イランの民兵」を襲撃し、レバノン国籍の戦闘員ら10人を殺傷したと発表した。

「イランの民兵」は、ダマスカス郊外県南西部のシャイフ山(ヘルモン山)麓のバイト・ジン村での反体制武装集団に対する戦闘に参加する組織だという。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県の避難民がハサカ県に入るのを阻止(2017年11月18日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ダッバーン村を制圧した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)によると、シリア民主軍はイラク国境に近いタナク油田近郊でダーイシュと激しく交戦したという。

一方、ユーフラテス・ポスト(11月19日付)は、複数の地元メディア筋の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダイル・ザウル県での戦火を逃れて避難する住民が、ハサカ県内の支配地域に入ることを阻止している、と伝えた。

シリア民主軍はハサカ県シャッダーディー市南西部のアブー・ファース村近くに検問所を設置し、避難民が北上するのを阻止しているという。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、Euphrates Post, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ最後の拠点ブーカマール市中心部を再び制圧、南部各所で籠城を続けるダーイシュを包囲(2017年11月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍が同盟部隊(ヒズブッラー、イラク人民動員隊などの外国人民兵)とともにブーカマール市内でダーイシュ(イスラーム国)に他する掃討作戦を続け、市内のダーイシュ拠点すべてを制圧した。

シリア軍はブーカマール市中心街の時計広場に到達、また市内南部各所で籠城を続けるダーイシュを包囲したという。

syria.liveuamap.com, November 18, 2017

一方、アラビー・プレス(11月19日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の司令官の一人ハイルッラー・サマディー少将がブーカマール市一帯での戦闘で戦死した。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Arabi Press, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団は首都ダマスカスを、シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方をそれぞれ砲撃(2017年11月18日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(11月18日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、ムジュタヒド病院一帯、学校が隣接するドゥワイラア地区内の街区、ハラスター市郊外住宅地、サイイダ・ザイナブ町に着弾し、1人が死亡、28人が負傷した。

SANA, November 18, 2017

一方、シリア軍は、シャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、クナイトラ県に近いヒーナ平原一帯、カフル・フール村、バイト・ティーマー村を制圧した。

これに対して、ドゥラル・シャーミーヤ(11月19日付)は、シリア軍が東グータ地方各所(ハラスター市、マディーラー市など)を砲撃・空爆し、7人が死亡したと伝えた。

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ハマー県では、SANA(11月18日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県北東部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、カスル・アリー村、ウルファ村を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は県北部のラターミナ町を砲撃する一方、県北東部のシャティーブ村、ムライジブ村、ウンム・ハズィーム丘、バリール村一帯でアル=カーイダ系のシャーム解放機構、ナスル軍(いわゆる自由シリア軍)などからなる武装集団と交戦した。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア空軍は前日に引き続き長距離戦略爆撃機でブーカマール市一帯のダーイシュ拠点を爆撃(2017年11月18日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の武器庫などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

SANA, November 18, 2017

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 18, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年11月18日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県1件、ヒムス県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(アレッポ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,273市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 18, 2017をもとに作成。

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日本は国連とOPCWの合同査察機構(JIM)の任期を30日延長する決議案を提出するも、ロシアが拒否権を発動、JIMは任期を終える(2017年11月17日)

国連安保理で、シリアでの化学兵器使用に関する調査を行う国連および化学兵器禁止機関(OPCW)の合同査察機構(Joint Investigation Mechanism、JIM)の任期(2017年11月18日)延長に関して15日に日本が提案した決議案が審議された。

日本が示した決議案は、米ロ双方の決議案が否決されたことを受けたもので、JIMの任期を暫定的に30日延長するとともに、20日以内にアントニオ・グテーレス事務総長にJIMの「構造と方法」にかかる改編案を提示することが定められていた。

しかし、ロシアはこの提案に対して拒否権を発動し、またボリビアが反対、中国が棄権することで、廃案となった。

拒否権を発動した理由に関して、ロシアのヴァシリー・ネヴェンツィア国連代表大使は「JIMのメカニズムが短期間であっても延長することは認められない」と述べた。

SANA(11月18日付)が伝えた。

SANA, November 18, 2017

なお、シリア内戦をめぐってロシアが拒否権を発動するのはこれが11回目。JIMは11月18日に任期を終了した。

AFP, November 18, 2017、ANHA, November 18, 2017、AP, November 18, 2017、ARA News, November 18, 2017、Champress, November 18, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2017、al-Hayat, November 19, 2017、al-Mada Press, November 18, 2017、Naharnet, November 18, 2017、NNA, November 18, 2017、Reuters, November 18, 2017、SANA, November 18, 2017、UPI, November 18, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室は支配地域へのシリア赤新月社、国連、赤十字国際委員会の人道支援を拒否(2017年11月17日)

アレッポ県では、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が声明を出し、シリア赤新月社、国連、赤十字国際委員会の支援チームが、県北部の支配地域(「安全地帯」)に人道支援物資を搬入することを拒否すると発表した。

声明では「こうした支援は、政権がシリア赤新月社という諜報機関を通じて、バーブ市に人道支援を搬入するという口実で、(我々の支配)地域に侵入しようとするもので…人民のニーズを保障していると見せ掛けようとしている」と非難した。

al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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ハタイ県知事「対シリア国境に建設中の防護壁は来年初めに完成」(2017年11月17日)

ハタイ県のアルダル・アタ県知事はアナトリア通信(11月17日付)に対して、同県のシリア国境地帯に建設中の防御壁が来年初めには完成するだろうと述べた。

アタ県知事によると、壁の総延長は230キロにおよび、現時点で201キロが完成しているという。

al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017

AFP, November 17, 2017、Anadolu Ajansı, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「ダーイシュを作り出した者がYPGを作り出した…。アフリーン市からPYDを排除する」(2017年11月17日)

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は首都アンカラで公正発展党(AKP)の地方幹部らを前に行った演説で、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)に対する米国の支援を厳しく非難した。

エルドアン大統領は「残念ながら、米国はシリアでの約束を守っていない。テロ組織を殲滅せずに彼らと協力し、支援してきた…。米国は、一部のテロ組織を支援することで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)やダーイシュ(イスラーム国)に対する戦争の妨げとなっている…。ダーイシュを作り出した者がPYDを作り出したのだ…米国は、ラッカ市、マンビジュ市、ダイル・ザウル市などシリア各地での問題で我々には協力しなかった…。我々はアフリーン市を浄化し、PYDを排除せねばならない」と述べた。

ドゥラル・シャームーヤ(11月17日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動が停戦合意(2017年11月17日)

アレッポ県西部で衝突を繰り返していたアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動が5項目からなる和解停戦合意を交わした。

合意は、発砲停止、動員解除、検問所撤廃、街道開放、捕虜交換、紛争解決に向けた合同委員会の設置などを骨子とする。

ドゥラル・シャームーヤ(11月17日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県でシャーム自由人イスラーム運動、ハマー県でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦(2017年11月17日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャームーヤ(11月17日付)によると、ラフマーン軍団などとともに「彼らが不正を働いた」と銘打った作戦を継続するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は、ハラスター市一帯でシリア軍ど交戦、同市郊外の車輌管理局の施設に突入した。

これに対して、シリア軍は、東グータ地方(ハラスター市、アルバイン市、マディーラー市、ドゥーマー市、ハッザ町、ハムーリーヤ市、ザマルカー町、ミスラバー市、シャイフーニーヤ村)を空爆・砲撃し、住民とホワイト・ヘルメット隊員合わせて数十人が死亡した(シリア人権監視団によると、子ども6人を含む10人が死亡)。

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ハマー県では、ドゥラル・シャームーヤ(11月17日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が「自由シリア軍」(イッザ軍、ナスル軍、イドリブ自由軍)とともに、県北東部でシリア軍と交戦した。

また、SANA(11月17日付)によると、シリア軍が県北東部のハーズィム村、ラブダ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官がブーカマール市一帯の前線を視察(2017年11月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月17日付)によると、シリア軍がブーカマール市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を重点的に爆撃、また同地で予備部隊とともにダーイシュと交戦した。

また、『ハヤート』(11月18日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官が、イラク人民動員隊(ヌジャバー運動)の招聘を伴い、ブーカマール市一帯での戦闘を視察したと伝えた。

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル市近郊にYPG主体が設置した避難民仮設居住キャンプを自爆攻撃し、20人を殺害(2017年11月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月17日付)によると、ジャフラ村とCONOCOガス工場の避難民仮設居住センターに対してダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、20人が死亡、30人が負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、仮設居住センターは西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が設営したもの。

一方、ANHA(11月17日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を続行中の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タナク油田南東部に進攻したダーイシュ(イスラーム国)と交戦、これを撃退した。

AFP, November 17, 2017、ANHA, November 17, 2017、AP, November 17, 2017、ARA News, November 17, 2017、Champress, November 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2017、al-Hayat, November 18, 2017、al-Mada Press, November 17, 2017、Naharnet, November 17, 2017、NNA, November 17, 2017、Reuters, November 17, 2017、SANA, November 17, 2017、UPI, November 17, 2017などをもとに作成。

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ロシア空軍の長距離戦略爆撃機がブーカマール市一帯のダーイシュ拠点を爆撃(2017年11月17日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の司令拠点などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

SANA, November 17, 2017

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 17, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年11月17日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月17日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県2件、ヒムス県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ラタキア県1件、ダルアー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(アレッポ県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,271市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 17, 2017をもとに作成。

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