トルコ占領下のラアス・アイン市(ハサカ県)で国民軍所属のスルターン・ムラード師団の灯油貯蔵施設が爆発し戦闘員15人死亡(2019年11月13日)

ハサカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の灯油貯蔵施設で爆発が発生し、戦闘員15人が死亡した。

AFP, November 14, 2019、ANHA, November 14, 2019、AP, November 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2019、Reuters, November 14, 2019、SANA, November 14, 2019、SOHR, November 14, 2019、UPI, November 14, 2019などをもとに作成。

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米軍の車列がアレッポ県スィッリーン町の基地からカーミシュリー市のシリア軍検問所前を通過してイラク方面に撤退(2019年11月13日)

アレッポ県では、ANHA(11月13日付)やシリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市に近いスィッリーン町に米軍が設置していた基地から、車輌約120輌からなる車列が撤退した。

車列は、M4高速道路を東に向かい、カーミシュリー市のシリア軍検問所を前を通過して、イラク方面に向かった。

 

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)によると、米軍の増援部隊がCONOCOガス工場一帯地域に到着した。

AFP, November 13, 2019、ANHA, November 13, 2019、AP, November 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2019、Reuters, November 13, 2019、SANA, November 13, 2019、SOHR, November 13, 2019、UPI, November 13, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領はインドネシア、南アフリカの大使の信任状捧呈式に出席(2019年11月13日)

アサド大統領は、シリアに着任したインドネシアのワジド・ファウズィ(Wajid Fauzi)大使、南アフリカのバリー・フィリプ・ギルダー(Barry Philip Gilder)大使の信任状捧呈式に出席、両大使と個別に会談した。

SANA(11月13日付)が伝えた。

AFP, November 13, 2019、ANHA, November 13, 2019、AP, November 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2019、Reuters, November 13, 2019、SANA, November 13, 2019、SOHR, November 13, 2019、UPI, November 13, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコの支援を受ける国民軍と戦闘の末、ハサカ県の2カ村を奪還(2019年11月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町間の地域でトルコの支援を受ける国民軍と交戦し、前日に奪われていたライハーニーヤ村、カースィミーヤ村などを奪還した。

一方、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍はタッル・タムル町近郊のアズィーズィーヤ村、タッル・タウィール村などを砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラーイー村でトルコの支援を受ける反体制武装集団のメンバー2人が何者かの襲撃を受けて死亡した。

AFP, November 13, 2019、ANHA, November 13, 2019、AP, November 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2019、Reuters, November 13, 2019、SANA, November 13, 2019、SOHR, November 13, 2019、UPI, November 13, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍がイドリブ県、ラタキア県を激しく爆撃し、ホワイト・ヘルメットのメンバー1人を含む7人死亡(2019年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャンナーン村、フライカ村およびその一帯、ナージヤ村、トゥラムラー村、ムシャイリファ村、ストゥーフ・ダイル村を爆撃し、シャンナーン村で民間人3人、マアッラト・ハルマ村でホワイト・ヘルメットのメンバー1人を含む3人、カフルナブル市で女性1人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターもカフルナブル市、ラカーヤー村、ファッティーラ村、カルサア村、マアッラト・ハルマ村、ジャバーラー村、カフルサジュナ村、タッル・ナール村、ハザーリーン村、マアッルズィーター村を「樽爆弾」と機雷で爆撃し、カフルサジュナ村では3人が死亡した。

一方、SANA(11月13日付)によると、シャーム解放機構がハーン・シャイフーン市に設置されているシリア軍の拠点に対して自爆攻撃を試みたが、シリア軍が迎撃し、これを撃破した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍も、ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がクルド山一帯を砲撃した。

またカッバーナ村一帯では、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦し、シリア軍兵士9人、反体制武装集団戦闘員5人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアレッポ市西部郊外を砲撃した。

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ダルアー県では、HFL(11月13日付)によると、ダルアー市近郊のガラズ地区(ガラズ刑務所一帯)とウンム・マヤーズィン町の間に位置する軍事情報局の検問所を何者かが襲撃し、兵士3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県2件、ラタキア県7件、アレッポ県8件、ハマー県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県2件、ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 13, 2019、ANHA, November 13, 2019、AP, November 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2019、HFL, November 13, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 13, 2019、Reuters, November 13, 2019、SANA, November 13, 2019、SOHR, November 13, 2019、UPI, November 13, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから247人、ヨルダンから609人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年11月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月13日付)を公開し、11月12日に難民856人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは247人(うち女性74人、子供125人)、ヨルダンから帰国したのは609人(うち女性183人、子供311人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は464,703人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者147,673人(うち女性44,686人、子ども75,612人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者317,030人(うち女性95,148人、子ども161,675人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,661,110人(うち女性1,998,333人、子供3,397,166人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 693,983人(うち女性208,492人、子供354,209人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,323人(うち女性11,218人、子供16,493人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,919人(うち女性393,779人、子供660,257人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 13, 2019をもとに作成。

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