ダイル・ザウル県南東部の国境地帯でイラク人民動員隊が所属不明の無人航空機の攻撃を受ける(2019年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市近郊のイラク国境近くでイラク人民動員隊の車輌が所属不明の無人航空機の攻撃を受け大破し、乗っていた全員が死亡した。

AFP, November 18, 2019、ANHA, November 18, 2019、AP, November 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2019、Reuters, November 18, 2019、SANA, November 18, 2019、SOHR, November 18, 2019、UPI, November 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)でデモが発生、警察の発砲で1人死亡(2019年11月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)本部前で、前日に市内で発生した爆破事件の犯人の処刑を求めるデモが発生し、住民数百人が参加した。

デモは徐々に激化し、参加者の一部が警察本部を襲撃し、装甲車に放火、これに対して警察が介入し、デモ参加者に向けて発砲、 1人が死亡、1人が負傷した。

https://www.facebook.com/syriahro/videos/568706420562098/

ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、射殺されたのはサイード・マフムード・スッカルを名乗る男性。

しかし、民主統一党(PYD)に近いANHA(11月17日付)は、デモ参加者が「エルドアン打倒」と連呼したために、警察が発砲したと伝え、その映像を公開した。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、バーブ市ではまた、前日の事件の犠牲者に弔意を示すためのゼネストが実施された。

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バーブ市では前日(16日)、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、市民13人を含む19人が死亡した。

ANHA(11月16日付)によると、爆弾が仕掛けられていたのは、トルコの支援を受ける警察の車輌で、反体制武装集団のメンバー17人が死亡、またメンバー22人が負傷したという。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は声明で「シリアを分割する意思はない」と表明(2019年11月17日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は声明を出し、分離独立の意思はないと強調した。

渉外関係局は「我々はシリア北・東部の成員であり、シリアを分割するいかなる目的もない。我々に対して向けられる、我々がシリアを分割しようとしているという言葉や嫌疑は正しくないし、現実から乖離している…。我々は、8年にわたり占領勢力、ダーイシュ(イスラーム国)やヌスラ(シャーム解放機構)の傭兵と戦うことで、シリア分割を試みようとする道を絶ち、シリアの国土と統一を守ろうとしてきた。我々には分割の意思はない」と強調した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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アレッポ市の県知事公邸前で若者が物価高騰に抗議して焼身自殺(2019年11月17日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、アレッポ市の県知事公邸前で若者が物価高騰に抗議して焼身自殺した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で国民軍がダーイシュ・メンバーの妻4人を拘束(2019年11月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の県北部カフルジャンナ村で国民軍第三軍団所属のシャーム軍団が、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻4人を拘束した。

4人はダマスカス郊外県東グータ地方出身の男性の導きで同地に入り、潜伏生活をしていたという。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県、アレッポ県でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍と散発的に交戦(2019年11月17日)

ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、アイン・イーサー市に近いM4高速道路一帯を攻撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

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アレッポ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ県北部の拠点都市アアザーズ市の住民どうしが撃ち合いとなり、複数が死傷した。

一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、16日にトルコ占領下のラーイー村で反体制武装集団メンバー1人を殺害したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市のハシュマーン交差点近くでオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県を爆撃し、住民9人と戦闘員2人死亡(2019年11月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がミラージャ村、アルバイーン山一帯、ハーン・スブル村、カフルサジュナ村、ジャバーラー村、カフルナブル市、マアッルズィーター村、サラーキブ市一帯を爆撃し、ミラージャ村とサラーキブ市で住民9人が、アルバイーン山では反体制武装集団戦闘員2人が死亡した。

またシリア軍ヘリコプターがハザーリーン村、マアッルズィーター村、カフルナブル市、ブサクラー村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はアブー・ズフール町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」爆撃、地上部隊が同地を砲撃した。

また、同地一帯で反体制武装集団とシリア軍が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県10件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を30件(イドリブ県6件、ラタキア県8件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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