シリア民主軍はロシアがトルコ軍によるシリア北東部への攻撃を黙認していると批判(2019年11月24日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はフェイスブックを通じて声明を出し、ロシアがトルコ軍によるシリア北東部への攻撃を黙認していると批判した。

シリア民主軍は、トルコ軍が国民軍の支援を受けつつ、航空と砲撃を行いラッカ県のアイン・イーサー市一帯を三方から砲撃していると指摘、「この攻撃はロシアの目の前で行われたが、ロシアは、停戦保障国として領内にいるはずであるにもかかわらず、沈黙し、この野蛮な侵略を食い止めるために行動しなかった」と批判した。

AFP, November 25, 2019、ANHA, November 25, 2019、AP, November 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2019、Reuters, November 25, 2019、SANA, November 25, 2019、SOHR, November 25, 2019、UPI, November 25, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人負傷(2019年11月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人が負傷した。

シリア人権監視団が信頼できる複数の情報筋から得た情報によると、シリア軍司令部はハサカ県に駐留する部隊にトルコ軍に発砲しないよう司令を出しているが、一部兵士が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を加勢しているという。

一方、SANA(11月24日付)によると、シリア軍部隊がタッル・タムル町西に向けて展開地域を拡大、アーリヤト・フサイン村に新たな拠点を設置した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃、病院が被弾する一方、シリア軍はムシャイリファ村(イドリブ県)をシャーム解放機構などからなる反体制派から奪還(2019年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカンスフラ村、カフルサジュナ村、カフルナブル市、ハーッス村、マアーッラト・ナアサーン村、ムシャイリファ村一帯、放棄された大隊基地、イブリーン村、カフル・ウワイド村、カルサア村を爆撃、カンスフラ村にあるカイワーン病院が被弾し、被害を受けた。

シリア軍ヘリコプターもバスカラー村、カフルナブル市およびその一帯、イフスィム町、ハザーリーン村、バスカラー村一帯、マアッラト・スィーン村、ハーッス村、カフルルーマー村一帯、ヒーシュ村、マアッルズィーター村、バーラ村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がザルズール村、イブリーン村、カフルナブル市、マアッラト・ハルマ村、カルサア村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

シリア軍地上部隊はウンム・ハラーヒール村、ザルズール村一帯で反体制武装集団と交戦した。

SANA(11月24日付)によると、シリア軍はこれにより、20日にシャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室によって奪われていたムシャイリファ村を奪還した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

またシリア軍が同地で反体制武装集団を狙撃、2人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(イドリブ県4件、ラタキア県5件、アレッポ県6件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていた国内避難民366人がラッカ市に帰還(2019年11月24日)

ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、フール難民・国内避難民(IDPs)に収容されていたラッカ市出身者111世帯366人が、避難生活を終えて帰還した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから201人、ヨルダンから982人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年11月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月24日付)を公開し、11月23日に難民982人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは201人(うち女性60人、子供103人)、ヨルダンから帰国したのは781人(うち女性234人、子供398人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は474,683人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者149,956人(うち女性45,372人、子ども76,775人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者324,727人(うち女性97,457人、子ども165,601人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,670,431人(うち女性2,007,129人、子供3,401,920人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 703,963人(うち女性211,487人、子供359,298人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2019をもとに作成。

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