ダーイシュのメンバー4人がダイル・ザウル県ブサイラ市で「イスラーム国は今もある」と連呼(2020年1月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)の武装したメンバー4人組が、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市のイシュリーン通りで「イスラーム国は今もある」と連呼した。

AFP, January 10, 2020、ANHA, January 10, 2020、AP, January 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2020、Reuters, January 10, 2020、SANA, January 10, 2020、SOHR, January 10, 2020、UPI, January 10, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍の無人航空機がアイン・イーサー市西約3キロの距離に位置するIDPsキャンプ一帯を爆撃(2020年1月10日)

ラッカ県では、ANHA(1月10日付)によると、トルコ軍の無人航空機がアイン・イーサー市西約3キロの距離に位置する国内避難民(IDPs)キャンプ一帯を爆撃した。

トルコ軍はまた国民軍とともに、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村、カズアリー村の穀物サイロを砲撃した。

AFP, January 10, 2020、ANHA, January 10, 2020、AP, January 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2020、Reuters, January 10, 2020、SANA, January 10, 2020、SOHR, January 10, 2020、UPI, January 10, 2020などをもとに作成。

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イスラエル政府は、ロシア・シリア両政府への「善意のしるし」としてシリア人捕虜2人を釈放(2020年1月10日)

イスラエル政府は、占領下ゴラン高原出身のシリア人捕虜2人を釈放した。

釈放されたのは、スィドキー・マカト氏(53歳)とアマル・アブー・サーリフ氏(26歳)で、いずれも占領下のクナイトラ県マジュダル・シャムス村出身。

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このうちマカト氏は、シリア政府支持者として知られており、1988年にスパイ罪、反逆罪で逮捕され、32年にわたり獄中生活を余儀なくされていた。

イスラエル当局は2012年8月にマカト氏を一端釈放したが、2025年2月に再逮捕、2017年5月に禁固14年の有罪判決を下していた。

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アブー・サーリフ氏は2015年にシリア人1人を殺害、イスラエル軍兵士2人を負傷させたとして、禁固7年8ヶ月の有罪判決を受け、服役していた。

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2人の釈放に関して、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相の事務所は、昨年4月にシリア領内に埋葬されていたイスラエル軍兵士のザハリア・バウメル氏がロシアの仲介で返還されたことに対する「善意のしるし」として、シリア人捕虜2人を釈放することを決定したと伝えた。

バウメル氏は、1982年のレバノン侵攻時にシリア軍との間で行われた「スルターン・ヤアクーブの戦い」で行方不明となった兵士で、2019年4月にロシアの仲介により、その遺体がイスラエル側に返還されていた。

なお、イスラエル政府は、マジュダル・シャムス村に帰還したないことを条件にマカト氏、アブー・サーリフ氏の釈放を認めようとしていたが、両氏はこれを拒否したために、釈放が実現しないでいた。

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マカト氏の釈放については、シリア国営のSANA(1月10日付)などが大きく伝えた。

同通信社によると、釈放されたマカト氏は故郷である占領下のクナイトラ県マジュダル・シャムス村に帰還し、住民らの熱烈な出迎えを受けた。

マカト氏はまた、解放に合わせて声明を出し、「私が無条件で解放されたように、ゴラン高原も無条件で解放されるだろう。占領下のゴラン高原が解放されるまで、私は闘争の道を進み続ける」と表明した。

また、アサド大統領とシリア国民に向けて「我々がテロに対して勝利した通り、我々の意志も今日勝利した」と述べる一方、占領下ゴラン高原の住民に対しては「私は自由なるシリアの意志のもとにゴラン高原に戻り、解放に向けた道を貫徹する。ゴラン高原の人々は獄中にあっても私の心のなかにいた。我々はすべてのシリア人のため、解放をめざす」と呼びかけた。

AFP, January 10, 2020、ANHA, January 10, 2020、AP, January 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2020、Reuters, January 10, 2020、SANA, January 10, 2020、SOHR, January 10, 2020、UPI, January 10, 2020などをもとに作成。

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ロシアはトルコとの合意に基づきイドリブ県での停戦を発効、トルコにM5高速道路一帯から反体制派を撤退させるよう迫る(2020年1月9日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのユーリ・ボレンコフ・センター長(中将)は声明を出し、「トルコ側との合意に従い、イドリブ県の緊張緩和地帯に、モスクワ時間2020年1月9日14:00(グリニッジ・標準時11:00、シリア時間13:00)おいて停戦規定を導入する」と発表した。

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停戦の発効は、9日にトルコのイスタンブールでのヴラジミール・プーチン大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談、そしてその前日の8日のプーチン大統領とアサド大統領の会談を受けたもの。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月9日付)は、この停戦に関して、ロシアが2018年9月のプーチン大統領とエルドアン大統領が交わした非武装地帯設置にかかる合意をトルコに履行させ、M5高速道路一帯から反体制武装集団を撤退させようとしているとする複数の活動家の見立てを伝えた。

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ドゥラル・シャーミーヤ(1月9日付)によると、ロシアによる停戦発効発表後、シリア軍地上部隊がマアッラト・ヌウマーン市、マアッルシャムシャ村を砲撃した。

死傷者はなかった。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)で国民軍に所属する武装集団どうしが盗んだ家畜のシリア政府地域での密売をめぐって交戦(2020年1月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市内で国民軍に所属する武装集団どうしが盗んだ家畜のシリア政府地域での密売をめぐって対立、交戦となった。

交戦したのはシャーム戦線と東部自由人連合の戦闘員どうしで、シャーム戦線は東部自由人連合の戦闘員17人を拘束、家畜を積んでいた車輌を押収した。

また、国民軍を構成するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が、両組織の兵力を引き離すために、バーブ市内に増援部隊を派遣した。

なお、シリア人権監視団によると、この撃ち合いで、住民2人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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所属不明の無人航空機複数機が「イランの民兵」の影響力が強いダイル・ザウル県のジャラー町、アッバース村を爆撃(2020年1月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機複数機が、シリア政府支配下のブーカマール市近郊のジャラー町、アッバース村を爆撃した。

ジャラー町、アッバース村はいずれも「イランの民兵」の影響力が強いとされている。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月10日付)によると、この爆撃により、アフガン人民兵組織のファーティミーユーン旅団のメンバー8人が死亡。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、January 10, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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トルコによってリビアに派遣された国民軍(自由シリア軍)司令官らの映像がSNSで拡散される(2020年1月9日)

ANHA(1月9日付)は、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のユースフ・マルハブ司令官(アブー・ムハンマド)と同師団の戦闘員が、派遣先のリビアで撮影したとされるビデオ映像がSNSを通じて拡散されている、と伝え、そのビデオ映像を転載した。

 

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍無人航空機がロシア軍監視所から200メートルの距離に位置する検問所を爆撃(2020年1月9日)

ラッカ県では、ANHA(1月9日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機がアイン・イーサー市入り口に設置されている検問所を爆撃し、1人が負傷した。

標的となった検問所は、ロシア軍の監視所から約200メートルの距離に位置している。

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ハサカ県では、SANA(1月9日付)、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊のマシュラーファ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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ラタキア市でイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官暗殺に抗議するデモ(2020年1月9日)

ラタキア県では、SANA(1月9日付)によると、ラタキア市で、米国によるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官とイラク人民動員隊のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官の暗殺に抗議するデモが行われた。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県を爆撃(2020年1月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市一帯、ハーミディーヤ村を爆撃した。

またシリア軍地上部隊がマアッラト・ヌウマーン市近郊を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイジャ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を16件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県4件、ラタキア県1件、アレッポ県7件、ハマー県0件)確認した。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから204人、ヨルダンから972人の難民が帰国、避難民163人が帰宅(2020年1月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月9日付)を公開し、1月8日に難民1,176人が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは204人(うち女性62人、子供104人)、ヨルダンから帰国したのは972人(うち女性181人、子供308人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は519,367人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者165,788人(うち女性50,129人、子ども84,847人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者353,579人(うち女性106,117人、子ども180,317人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,682,935人(うち女性2,004,881人、子供3,408,297人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 748,647人(うち女性224,904人、子供382,086人)となった。
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一方、国内避難民163人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは163人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,867人(うち女性11,578人、子供17,264人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,463人(うち女性394,137人、子供661,012人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 9, 2020をもとに作成。

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ロシア軍がダマスカス郊外県ドゥーマー市の住民からなる民兵の結成に向けた準備を開始(2020年1月8日)

サウト・アースィマ(1月8日付)は、複数の独自情報筋の話として、ロシア軍がダマスカス郊外県ドゥーマー市の住民からなる民兵の結成に向けた準備を始めたと伝えた。

同情報筋によると、この民兵はシリア軍ではなく、ロシア軍の直接指揮下に置かれ、ドゥーマー市の総合情報部に配属されているロシア軍が、参加希望者に対して、免罪措置を完了し、シリア政府所轄のいかなる民兵にも所属していないとの条件を示していることから、同地の元反体制活動家を対象としたものだと考えられる。

民兵は300人規模を予定しており、軽火器によって武装、ドゥーマー市内での総合情報部のパトロールに随行することが任務。

週休1日、月収75,000シリア・ポンドが支払われるという。

なお、ロシア軍はハサカ県アームーダー市、タッル・タムル町でも同様の民兵を創設しており、400人がこれに参加しているという。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、Sawt al-‘Asima, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が会談し、イドリブ県での停戦の必要を改めて強調(2020年1月8日)

シリアの首都ダマスカスを1月7日に電撃訪問し、同日晩に空路でトルコのイスタンブールに移動していたロシアのヴラジミール・プーチン大統領が、同地でトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。


会談は、ロシアからトルコへの天然ガスを供給するための新パイプライン「トルコ・ストリーム」の開通記念式典に先立って行われた。

イスタンブール市内のハリジュ会議センターで非公式で約1時間半にわたって行われた会談で、エルドアン大統領はプーチン大統領に、トルコの東地中海政策の方針をまとめた「Strategic Step on the Eastern Mediterranean Equation: The Turkey-Libya Deal」と題された英語とトルコ語による冊子を献呈した。

両首脳はまた、「トルコ・ストリーム」の開通記念式典後にも短時間の会談を行った。

会談後の共同声明で、両首脳は、シリア情勢への対応について、停戦にかかる合意のすべての条項を実施することで、イドリブ県での停戦を確保する必要を確認する、と表明した。

また、シリアの主権、独立、政治的統合の保護、領土保全を遵守する必要があると強調、すべてのシリア人に対して、差別や政治的変更のない無条件の人道支援を増加させるよう呼びかけた。

さらに、シリアにおけるあらゆるテロと戦い、分離主義的アジェンダを抑止する決意を表明、「2018年9月17日に両国間で締結されたMOU(了解覚書)と、トルコ国境からYPG(人民防衛隊)の武器を撤収することを定めた(2019年)10月22日の合意を遵守する重要性を確認している」と付言した。

一方、リビア情勢については、12日午前0時に停戦するようリビアのすべての当事者に呼びかけた。

アナトリア通信(1月8日付)が伝えた。

AFP, January 8, 2020、Anadolu Ajansı, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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イドリブ市内で「シャーム解放機構と諸派打倒」と書かれた落書きが見つかる(2020年1月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カッリー町でシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、その委託を受けて自治を担うシリア救国内閣の支配に反対する抗議デモが発生した。

また、イドリブ市内では、「シャーム解放機構と諸派打倒」と書かれた落書きが見つかった。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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トルコのMITによる国民軍(自由シリア軍)戦闘員のリビア派遣続く(2020年1月8日)

ANHA(1月8日付)は、トルコがリビアに派遣した国民軍(自由シリア軍)の戦闘員の数が460人に達していると伝えた。

同サイトが得た複数の情報によると、国民軍の戦闘員はトルコの国家情報機関(MIT)が派遣、内訳はシャームの鷹旅団60人、スライマーン・シャー師団50人、スルターン・ムラード師団300人、ムウタスィム・ビッラー旅団50人だという。

また、トルコはこの460人に加えて、ハムザ師団の戦闘員400人を追加でリビアに派遣する準備をしているという。

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一方、シリア人権監視団は、トルコが国民軍戦闘員約260人を新たにリビアに派遣したと発表した。

派遣された戦闘員はシャーム軍団のメンバーで、そのほとんどがヒムス市出身者。

トルコは、ヒムス市出身のシャーム軍団300人をリビアに追加で派遣する予定だという。

これにより、リビアに派遣されたシリア人戦闘員の数は1,250人強となった。

なお、トルコはリビアに派遣するため、戦闘員1,700人の教練を行っているという。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室がシリア軍と激しく交戦、双方合わせて45人死亡(2020年1月8日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月9日付)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室が、サムカ村、ファルワーン村、バルサ村に侵攻し、シリア軍地上部隊と激しく交戦し、3カ村を一時制圧したが、シリア軍がその後これを奪還した。

同監視団によると、この攻防でシリア軍兵士27人、反体制武装集団戦闘員18人が死亡した。

シリア軍地上部隊はまた、ビダーマー町、マルアンド村、ナージヤ村一帯を砲撃した。

一方、SANA(1月8日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市近郊のサムカ村、バルサ村にある反体制武装集団の拠点を爆撃・砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がICARDA一帯を砲撃した。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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シリア外務省は米軍が駐留するアイン・アラブ航空基地などに対するイランの報復攻撃を自衛権の行使として支持(2020年1月8日)

シリアの外務在外居住者省高官筋は、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーン司令官暗殺への報復として、イランが米軍が駐留するイラクのアイン・アラブ航空基地とエルビルにある基地に対するイランの報復攻撃に関して、米軍の攻撃に対するイランの自衛権を認めるとともに、シリアがイラン国民と完全に連帯すると表明した。

SANA(1月8日付)が伝えた。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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ヒムス市でイスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官暗殺に抗議する大規模デモ(2020年1月8日)

ヒムス県では、SANA(1月8日付)によると、ヒムス市で、米国によるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官とイラク人民動員隊のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官の暗殺に抗議するデモが行われ、住民ら多数が参加した。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県南東部の「イランの民兵」の拠点を爆撃する一方、ハサカ県の基地1カ所を撤収か?(2020年1月8日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(1月8日付)によると、米軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるハジーン市近郊のマジャーウィダ村にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク領内からスィーマルカー国境通行所を経由して、装甲車、武器、装備を積載した米軍の貨物車輌60輌がシリアに進入した。

ユーフラテス川東岸地域で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を支援するのが任務だという。

一方、SANA(1月8日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、ダイリーク(マーリキーヤ)市近郊のハッラーブ・ジール村に設置されていた基地から米軍部隊が撤退した。

この基地は半年前に違法に設置されたもので、軍用車輌約40輌からなる米軍の車列はイラク領内に向かったという。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県アルバイーン村での爆発でトルコ軍兵士4人と国民軍戦闘員2人が死亡(2020年1月8日)

ハサカ県では、SANA(1月8日付)によると、ラアス・アイン市近郊のアルバイーン村で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士4人と国民軍の戦闘員2人が死亡、4人が負傷した。

これに関して、トルコ国防省も声明を出し、兵士4人が死亡したことを認めた。


一方、ANHA(1月8日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍がタッル・タムル町近郊のタッル・マナーフ村などを砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(1月8日付)やシリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のディブス村、フーシャーン村を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が応戦し、国民軍との戦闘の末、戦闘員7人を殺害した。

AFP, January 8, 2020、ANHA, January 8, 2020、AP, January 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2020、Reuters, January 8, 2020、SANA, January 8, 2020、SOHR, January 8, 2020、UPI, January 8, 2020などをもとに作成。

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シリア政府当局が米国によるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官の暗殺に関与したとして複数の治安機関関係者や航空会社職員を逮捕か?(2020年1月7日)

『シャルク・アウサト』(1月7日付)は、ワシントンに駐在するアラブ諸国の複数の外交筋の話として、シリア政府当局が米国によるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官の暗殺に関与したとして複数の治安機関関係者や航空会社職員を逮捕したと伝えた。

ソレイマーニー司令官は5月3日、レバノンの首都ベイルートからダマスカス国際空港を経由して、バグダードに向かったが、同外交筋によると、ソレイマーニー司令官がダマスカス国際空港に到着した数分後の午後8時半に、シャーム・ウィング社の航空機1機が同空港を離陸したという。

外交官の1人がイラクの複数の高官の話として伝えたところによると、バグダードとダマスカスでは、ソレイマーニー司令官がダマスカス国際空港を離陸した航空機に搭乗したとの情報が米国側に漏れ、これを受けて米軍の無人航空機がアイン・アサド航空基地を離陸し、暗殺作戦を実行したのではと見て捜査をしているという。

同外交筋によると、捜査は、ソレイマーニー司令官を乗せた航空機がダマスカス国際空港を離陸したことを承知していたシリアの治安機関の要員、シャーム・ウィング社の職員に対しても及んでいるという。

AFP, January 9, 2020、ANHA, January 9, 2020、AP, January 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 9, 2020、Reuters, January 9, 2020、SANA, January 9, 2020、al-Sharq al-Awsat, January 7, 2020、SOHR, January 9, 2020、UPI, January 9, 2020などをもとに作成。

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ロシアはシリア政府と北・東シリア自治局の和解を仲介するためマラソン交渉で10項目からなる行程表を提示(2020年1月7日)

『シャルク・アウサト』(1月7日付)は、ロシア軍司令官を団長とするロシアの使節団が年末に、シリア政府と北・東シリア自治局との和解を仲介するためのマラソン交渉を行っていたと伝えた。

同紙が複数の情報筋の話として伝えたところによると、ロシア使節団はこのマラソン交渉で、10項目からなる行程表を提示したという。

10項目とは以下の通り:

1. 北・東シリア自治局の代表者を制憲委員会(憲法委員会)に参加させる。
2. シリア政府にクルド政治勢力を登用する。
3. スィーマルカー国境通行所(ハサカ県)からマンビジュ市(アレッポ県)にいたる対トルコ・イラク国境にシリア軍国境警備隊を展開させる。
4. 北・東シリア自治局とシリア政府の対話を行う。
5. 経済軍事合同委員会を設置する。
6. クルド人のための公式文書を発行する。
7. クルド語の学校の生徒に正式な修了証書を発行する。
8. 天然資源の利用、とりわけユーフラテス・ダムの利用について調整を行う。
9. シリア軍が接収している北・東シリア自治局支配地域内の学校、教育関連施設から部隊を撤退させる。
10. アレッポ市からイラク国境地帯を経由してブーカマール市(ハサカ県)に至る陸路を開通させる。

同情報筋によると、ロシア使節団は12月25~26日にシリアの首都ダマスカスでシリア政府側と複数回にわたって集中的に会合を開催、その後、26日にハサカ県のカーミシュリー市に移動し、北・東シリア自治局側と会合を行った。

北・東シリア自治局側との会合では、(1)同自治局傘下の民政自治局の処遇、同自治局の支配下にある地域の行政、(2)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特性の維持、(3)シリアの現状維持の是非、について意見が交わされたという。

AFP, January 7, 2020、al-Sharq al-Awsat, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領がシリアを訪問、アサド大統領とともにダマスカスのロシア軍本部での戦況報告会に出席(2020年1月7日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領がダマスカス国際空港に到着、首都ダマスカスにある駐留ロシア軍本部でアサド大統領と戦況報告会に出席し、報告に耳を傾けた。

SANA(1月7日付)が伝えた。

報告会には、セルゲイ・ショイグ国防大臣、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ国防大臣も同席した。

プーチン大統領は、報告会の席上で、東方教会のクリスマス(1月7日)を記念して、シリア軍とともに「テロとの戦い」に任務にあたる駐留ロシア軍部隊に祝意と謝意を述べた。

アサド大統領も、ロシア軍将兵に祝意と謝意を示すとともに、自身を含むシリア国民が過去数年にロシア軍が達成した成果と犠牲を高く評価していると述べた。

https://youtu.be/Yulg6b23KnU

 

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報告会に続いて、両首脳は、地域情勢にかかる非公式会合に出席し、イドリブ県での治安と平和の回復に向けた「テロとの戦い」にかかる計画について協議した。

会合では、シリア北東部でのトルコの動きについても意見が交わされた。

両首脳は、政治プロセスの基本目標について、シリア全土での治安と安定の回復、シリアの統合、独立、領土保全を通じて国民の利益を実現すたうえで、復興に向けた経済的な環境を整えることを確認した。


https://youtu.be/HyhKVCznE1A

 

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会合後、プーチン大統領はアサド大統領とともに洗礼者ヨハネの墓のある大ウマイヤ・モスクを訪れ、19世紀に制作されたコーランの写本を寄贈し、来訪者名簿に記帳した。

https://youtu.be/omp901uLuNs

プーチン大統領はまた、ギリシャ正教会の聖マリア大聖堂を訪問し、来訪者らと挨拶を交わしたほか、聖マリアのイコンを寄贈、シリアの平和と安全を祈願してアサド大統領とともにろうそくに火をともした。

https://youtu.be/ngbgl7F4J-Ihttps://youtu.be/AEkRM0WRke0https://youtu.be/oDVAOKxt4sU

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その後、ダマスカス国際空港からシリアを出国、トルコのイスタンブールに向かった。

なお、RT(1月7日付)などによると、プーチン大統領はイスタンブールに8日まで滞在し、その間にレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と、シリア、リビア情勢などについて協議するという。

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なお、シリア大統領府のツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/sy_presidency)は、プーチン大統領訪問に関する書き込みを過多に行ったため凍結された。

AFP, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、RT, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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アレッポ市でイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官暗殺に抗議する大規模デモ(2020年1月7日)

アレッポ県では、SANA(1月7日付)によると、アレッポ市のサアドッラー・ジャービリー広場で、米国によるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官とイラク人民動員隊のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官の暗殺に抗議するデモが行われ、多数の住民が参加した。

AFP, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県各所を爆撃・砲撃、アレッポ県に増援部隊を派遣(2020年1月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがマアッラト・ヌウマーン市、マアッルシューリーン村、バービーラー村、タッル・マンス村、ガドファ村を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊が、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・スブル村、ハントゥーティーン村、バービーラー村、タッフ村、ザハビーヤ村、バラーギースィー村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構、国民解放戦線などからなる反体制武装集団はジャルジャナーズ町を砲撃した。

こうしたなか、トルコ軍は、カフルルースィーン村に設置した通行所から車輌20輌からなる車列を進入させ、県内にある監視所に派遣した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部、南部、アレッポ市郊外に増援部隊を派遣した。

シリア軍はまた、バルクーム村を砲撃した。

一方、シャーム解放機構、国民解放戦線などからなる反体制武装集団は、シュガイディラ・ダムを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で武装集団が麻薬密輸業者1人を殺害した。

AFP, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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トルコがシリア北部で活動を続けてきた国民軍の戦闘員数百人をラッカ県からリビアに移送(2020年1月7日)

ANHA(1月7日付)は、トルコがシリア北部で活動を続けてきた国民軍の戦闘員数百人をラッカ県タッル・アブヤド市からリビアに移送したと伝えた。

リビアに移送されたのは、シャーム戦線、東部戦線、スルターン・ムラード師団、マジド軍団の戦闘員でその数は500人以上に達しているという、

AFP, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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シリア政府はリビア航空の領空通過を8年ぶりに許可(2020年1月6日)

アリー・ハムード運輸大臣は声明を出し、リビア民間航空機構の要請に応えるかたちで、リビア航空に所属する航空機によるシリア領空の通過を許可したと発表した。

リビア航空の領空通過が許可されるのは、ムアンマル・カッザーフィー政権が崩壊した2011年10月以来8年3カ月ぶり。

AFP, January 7, 2020、ANHA, January 7, 2020、AP, January 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2020、Reuters, January 7, 2020、SANA, January 7, 2020、SOHR, January 7, 2020、UPI, January 7, 2020などをもとに作成。

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ザイナブ・ソレイマーニーさん(ソレイマーニー司令官の娘)「トランプ大統領のような者を抹殺するのに、ナスルッラー、アサド、フーシーらの誰か1人いれば充分」(2020年1月6日)

1月3日に米軍によって暗殺されたイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官の葬儀がイランの首都テヘランで執り行われた。

葬儀に参列した娘のゼイナブ・ソレイマーニーさんは、暗殺を命じたドナルド・トランプ米大統領を痛烈に批判し、ヒズブッラーのナサン・ナスルッラー書記長やシリアのアサド大統領らのいずれかが報復することになるだろうと述べた。

ザイナブさんは「ばくち打ちのトランプよ、イランとイラクを分断しようとした邪悪なあなたの陰謀は、両国の歴史的なつながりをより確かなものとした…。ハサン・ナスルッラー、バッシャール・アサド、イスマーイール・ハニーヤ(ハマース政治局長)、ズィヤード・ナハーラ(パレスチナ・イスラーム聖戦書記長)、アブー・ハサン・アーミリー(ハーディー・アーミリー、バドル機構代表、ソレイマーニー司令官とともに暗殺されたイラク人民動員隊のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官の後任)、アブドゥルマリク・フースィー(イエメン・アンサール・アッラー指導者)。あなたのような者を抹殺するのに、彼らの誰か1人がいれば充分です。彼らがメッセージを送ることになるでしょう」と述べた。

AFP, January 6, 2020、ANHA, January 6, 2020、AP, January 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2020、Reuters, January 6, 2020、SANA, January 6, 2020、SOHR, January 6, 2020、UPI, January 6, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民解放戦線の増援部隊がシャーム解放機構支配下のイドリブ県に入る(2020年1月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)の軍用車輌10台からなる部隊がアレッポ県ダーラト・イッザ市通行所を経由しシャーム解放機構などの支配地域に入り、県内各所の前線に展開した。

AFP, January 6, 2020、ANHA, January 6, 2020、AP, January 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2020、Reuters, January 6, 2020、SANA, January 6, 2020、SOHR, January 6, 2020、UPI, January 6, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア軍の車輌を要撃し兵士7人を殺害する一方、シリア民主軍とも交戦(2020年1月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がユーフラテス川西岸のスバイハーン市近郊の高速道路でシリア軍第11師団の車輌を要撃し、兵士7人が死亡、14人が負傷した。

一方、ユーフラテス川東岸では、アフィーフ油田近くで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタンクローリーが何者かの攻撃を受け、兵士1人が死亡した。

また、ハワーイジュ村では、ダーイシュとシリア民主軍が交戦した。

AFP, January 6, 2020、ANHA, January 6, 2020、AP, January 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2020、Reuters, January 6, 2020、SANA, January 6, 2020、SOHR, January 6, 2020、UPI, January 6, 2020などをもとに作成。

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