米主導の有志連合の車列50輌がイラクからハサカ県に新たに進入(2021年2月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約50輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県の各所に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町で正体不明の武装集団が住民の車に発砲、乗っていた男性1人が死亡、男性の妻が負傷した。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダーイシュ拠点を130回以上爆撃、戦闘員18人死亡(2021年2月6日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県東部とアレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して130回以上の爆撃を実施し、ダーイシュ戦闘員18人を殺害した

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍はラッカ県アイン・イーサー市西郊外でロシア軍のドローンをトルコ軍所属と誤って撃墜(2021年2月6日)

ラッカ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サクル休憩所、M4高速道路沿線を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はアイン・イーサー市西郊外でトルコ軍の無人航空機(ドローン)を撃墜した。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(2月7日付)は、撃墜したドローンは、トルコ軍ではなく、ロシア軍の所属だったと伝えた。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021, February 7, 2011、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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パレスチナ人民兵組織のクドス旅団が2016年のアレッポ市での「テロ爆破」攻撃での戦死者46人の合同葬儀を執り行う(2021年2月6日)

パレスチナ人民兵組織のクドス旅団は、2016年のアレッポ市ザフラー協会地区での「テロ爆破」攻撃で死亡した戦闘員の身元特定が完了したことを受けて、アレッポ市ジュマイリーヤ地区のアサド・スポーツ・サロンで戦死者46人の合同葬儀を執り行った。

2016年5月3日に「カリフ制の暁旅団」を名乗る武装集団がザフラー協会地区での地下にトンネルを掘削し、爆弾を爆発させ、クドス旅団やシリア軍兵士多数が死傷していた。

合同葬儀には、クドス旅団のムハンマド・サイード司令官、シリア軍のアレッポ県軍事治安委員会議長を務めるサリーム・ハルバー少将、アレッポ県ムフティーのマフムード・アッカース師らが弔辞を述べた。

SANA(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領が、アレッポ県北部のラーイー村にイスタンブール大学医学部と健康科学高等研究所を設置する決定に署名(2021年2月6日)

トルコの官報は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、トルコ占領下のアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つラーイー村にイスタンブール大学医学部と健康科学高等研究所を設置する決定に署名したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団、SANA(2月6日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン市でトルコの支援を受ける国民軍に所属する武装集団どうしが交戦した。

交戦したのはハムザ師団とムウタスィム旅団(SANAによると、交戦したのはハムザ師団どうし)。

盗品の分配をめぐる対立が発端で、1人が死亡した(SANA(2月7日付)によると死者は3人)。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021, February 7, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で79人、北・東シリア自治局支配地域で7人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2021年2月6日)

保健省は政府支配地域で新たに79人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者70人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、2月6日現在の同地での感染者数は計14,408人、うち死亡したのは947人、回復したのは8,053人となった。

SANA(2月6日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、2月6日現在の同地での感染者数は計8,530人、うち死亡したのは296人、回復したのは1,218人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性6人、女性1人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市3人、カーミシュリー市1人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市1人、タブカ市1人。

ANHA(2月6日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で2月6日に新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、15人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡0人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計21,032人、うち回復したのは16,925人、死亡したのは407人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1507946689410217/

AFP, February 6, 2021、ACU, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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国民解放戦線所属のナスル軍がハマー県ファターティラ村にあるシリア軍拠点を砲撃し、中尉1人を含む兵士4人が死亡(2021年2月6日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線所属のナスル軍が、シリア政府の支配下にあるファターティラ村にあるシリア軍拠点を砲撃し、中尉1人を含む兵士4人が死亡、8人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、バーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村、バイニーン村、カドゥーラ村、ルワイハ村、ハルーバ村、サーン村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村の国内避難民(IDPs)キャンプで、シリア軍第4師団の兵士が発砲し、女性1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県13件、ラタキア県2件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, February 6, 2021、ANHA, February 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2021、Reuters, February 6, 2021、SANA, February 6, 2021、SOHR, February 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民67人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は648,003人に(2021年2月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月6日付)を公開し、2月5日に難民67人(うち女性20人、子供34人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民67人(うち女性20人、子供34人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は648,003人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者252,755人(うち女性75,977人、子ども128,633人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,729,796人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は877,283人(うち女性263,253人、子供447,124人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は70,484人(うち女性24,806人、子供28,355人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,339,080人(うち女性407,365人、子供672,121人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2021をもとに作成。

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