トルコ占領下のシリア北部でアサド大統領の再選拒否と退陣を訴える「アサド追放に向けたレッドカード」キャンペーン(2021年2月15日)

ザマーン・ワスル(2月14日付)は、トルコ占領下のシリア北部で、シリア革命諸勢力連合を名乗るグループが「アサド追放に向けたレッドカード」と銘打ったキャンペーンを開始、SNSなどを通じて住民の間で拡がりを見せていると伝えた。


キャンペーンは活動家のマルワーン・アッシュ氏が、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市の仲間たちとともに始めたもの。

赤いカードやプラカードを掲げて、今年半ばに予定されている大統領選挙の実施に異議を唱え、アサド大統領の退陣を迫っている。

AFP, February 15, 2021、ANHA, February 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2021、Reuters, February 15, 2021、SANA, February 15, 2021、SOHR, February 15, 2021、Zaman al-Wasl, February 14, 2021などをもとに作成。

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「モスクワ・プラットフォーム」代表のジャミール元副首相はマナーフ・トゥラース氏による移行軍事評議会構想が移行期統治機構の一部をなす必要があると述べる(2021年2月14日)

「モスクワ・プラットフォーム」代表のカドリー・ジャミール元副首相(人民意思党党首)は、マナーフ・トゥラース氏(離反准将)による移行軍事評議会構想に関して、国連安保理決議第2254号に従って、この評議会が移行期統治機構の一部をなす必要があるとの見方を示した。

アラビー・ジャディド(2月14日付)が伝えた。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ市で、地元住民やIDPsが抗議デモを行い、大統領選挙の拒否、体制打倒、アサド大統領の処罰、「シリア革命」支持を表明(2021年2月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ市で、地元住民や国内避難民(IDPs)が抗議デモを行い、今年半ばに予定されている大統領選挙の拒否、体制打倒、アサド大統領の処罰、「シリア革命」支持を訴えた。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌約50輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2021年2月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約50輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県カーミシュリー市近郊(アイン・ディーワール村方面)に向かった。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊で国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーどうしが撃ち合いに(2021年2月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のアリーシャ村で国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーどうしが撃ち合いとなり、戦闘員複数人が負傷した。

AFP, February 15, 2021、ANHA, February 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2021、Reuters, February 15, 2021、SANA, February 15, 2021、SOHR, February 15, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市でアサーイシュが政府管理下のマーヌーク製粉工場と穀物倉庫を接収、国防隊がアサーイシュ検問所に向けて発砲(2021年2月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市で、内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府の管理下にあるマーヌーク製粉工場と穀物倉庫を接収、経営陣に対して北・東シリア自治局の管理下で操業を続けるか退去するよう要請した。

また、ANHA(2月14日付)、シリア人権監視団によると、同市のワフダ交差点にあるアサーイシュの検問所がタイ地区で活動する国防隊の発砲を受けた。

一方、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマアバダ(カルキールキー)町で内務治安部隊(アサーイシュ)で拘束されていた教員8人が、政府指定のカリキュラムに沿って授業を行わないことを誓約し、釈放された。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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ハサカ市とカーミシュリー市で、大統領選挙と国土統合を支持し、米軍とトルコ軍による占領、両国の命令に準じるテロ組織や民兵を拒否するデモが呼びかけられ、多数の住民が参加(2021年2月14日)

ハサカ県では、SANA(2月14日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市とカーミシュリー市で、今年半ばに予定されている大統領選挙と国土統合を支持、米軍とトルコ軍による占領、両国の命令に準じるテロ組織や民兵を拒否するデモが呼びかけられ、多数の住民が参加した。

デモにはイスラーム教、キリスト教法曹界の代表、部族長や地元名士らの呼びかけによって行われた。


AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近郊で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数負傷(2021年2月14日)

アレッポ県では、SANA(2月14日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のジンディールス町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が負傷した。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で79人、北・東シリア自治局支配地域で5人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で9人(2021年2月14日)

保健省は政府支配地域で新たに79人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者43人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月14日現在の同地での感染者数は計14,863人、うち死亡したのは978人、回復したのは8,679人となった。

SANA(2月14日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者6人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月14日現在の同地での感染者数は計8,571人、うち死亡したのは303人、回復したのは1,233人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性1人、女性4人。

また地域の内訳は、ハサカ県のマーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市2人、タブカ市1人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)1人。

ANHA(2月14日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で2月14日に新たに9人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、46人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡3人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計21,072人、うち回復したのは17,249人、死亡したのは407人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1513820215489531/

AFP, February 14, 2021、ACU, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がハマー県北西部のガーブ平原にあるカストゥーン丘に新たな拠点を設置(2021年2月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が県北西部のガーブ平原にあるカストゥーン丘に新たな拠点を設置した。

シリア人権監視団やジュスール研究センター(https://jusoor.co/)の情報などの情報に基づくと、これにより、シリア領内(緊張緩和地帯第1ゾーン)にあるトルコ軍監視所・拠点は少なくとも75カ所、撤去済みとなった監視所・拠点は13カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:サラーキブ市(2カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘、バドラーン丘、バーラ村、カドゥーラ村、アーフィス村、サラーキブ市西(イドリブ・サラーキブ街道)
アレッポ県:アナダーン市、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、イビーン・スィムアーン村、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村、ワサータ村
ハマー県:ムガイル村、カストゥーン村、カストゥーン丘

また撤退が完了した監視所・拠点は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルマーン村(第7監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:アナダーン山(第3監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所)、シール・マガール村(第10監視所)

拠点

イドリブ県:サラーキブ市(1カ所)、マアッル・ハッタート村
アレッポ県:アレッポ市ラーシディーン地区、ハーン・トゥーマーン村、ズィルバ村(クーラーニー工場)

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、アンカーウィー村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるハバブ村近郊の農地で、正体不明の武装集団が男性1人を銃で撃ち殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を36件(イドリブ県15件、ラタキア県13件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は28件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

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ロシア当事者和解調整センター副センター長のヴャチェスラフ・チェトニク海軍少将は報道声明を出し、イドリブ県のフーア市一帯で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、ホワイト・ヘルメットの支援を受けて、シリア軍による化学兵器使用を偽装する準備を行っていることを示す十分な情報を得ていると発表した。

AFP, February 14, 2021、ANHA, February 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 14, 2021、Reuters, February 14, 2021、SANA, February 14, 2021、SOHR, February 14, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民77人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は648,530人に(2021年2月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月14日付)を公開し、2月13日に難民77人(うち女性23人、子供39人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民77人(うち女性23人、子供39人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は648,530人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者253,282人(うち女性76,135人、子ども128,901人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,729,796人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は877,810人(うち女性263,411人、子供447,392人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は71,010人(うち女性25,439人、子供28,711人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,340,628人(うち女性407,998人、子供672,477人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 14, 2021をもとに作成。

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