ラーミー・マフルーフ氏の支持者が運営すると見られる「ラーマーク慈善開発支援者連盟」を名乗るグループがラタキア市で反体制デモを呼びかける(2021年2月13日)

アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の支持者が運営すると見られる「ラーマーク慈善開発支援者連盟」を名乗るグループがSNS上で声明を出し、ラタキア市および同市近郊の住民に対して反体制デモを行うよう呼びかけた。

バフルーリーヤ・ニュースもツイッターのアカウント(https://www.facebook.com/albahluliaNews7777/)を通じて、ラタキア市、マシュキーター村、ハッファ市、バフルーリーヤ町、キンサッバー町、ラビーア町、カルダーハ市、サルマー町、カサブ町、スルンファ町、ワーディー・キンディール村、バスィート岬、および同地一帯の住民に対して、13日にシリア政府の政策と生活状況悪化に抗議するためのデモを行うよう呼びかけた。

https://www.facebook.com/albahluliaNews7777/posts/263172488792378

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がマナーフ・トゥラース氏による移行軍事評議会構想を高く評価(2021年2月13日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のヌーリー・マフムード報道官は、マナーフ・トゥラース氏(離反准将)による移行軍事評議会構想に前向きな姿勢を示した。

RT(2月13日付)によると、マフムード報道官は「このようにシリア国民全体のための解決策を模索することができるいかなる当事者であってもシリアにとって必要だ…。(北・東シリア自治局の)すべての支配地、そこで暮らすすべての社会集団を守り、正当な要求に対応することができるあらゆるイニシアチブを支持する」と述べた。

また「シリアには、アサドしか守ろうとしない体制軍ではなく、シリア国民を構成するすべての社会集団を守る軍事組織が必要だ」としたうえで、トゥラース氏との間には信頼関係がある」と付言した。

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、RT, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアフリーン市で、国民軍に所属するイスラーム軍とシャーム戦線の戦闘員どうしが激しく交戦、多数が死傷(2021年2月13日)

アレッポ県では、SANA(2月13日付)、ANHA(2月13日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で、国民軍に所属するイスラーム軍とシャーム戦線の戦闘員どうしが激しく交戦し、シャーム戦線の戦闘員5人とイスラーム軍戦闘員1人が死亡、3人が負傷した(シリア人権監視団によると、イスラーム軍戦闘員2人が死亡、12人が負傷)。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラーイー村の大衆市場で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、8人が負傷した。

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で、米主導の有志連合所属のドローンがダーイシュの車をミサイル攻撃、2人を殺害(2021年2月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にある県北東部のラウダ砂漠の街道を移動中のダーイシュ(イスラーム国)の車1台が、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)のミサイル攻撃を受け、乗っていた2人が死亡した。

2人の身元は判明していないが、うち1人は「鉱石局」の責任者を務めていたアブー・ヤースィーン・イラーキー氏と思われるという。

一方、ブサイラ市では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のダイル・ザウル軍事評議会の軍事車輌が正体不明の武装集団が撃ったRPG弾を被弾し、兵士1人が死亡、5人が負傷した。

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ハサカ県では、SANA(2月13日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、シリア民主軍が機関銃の発砲を受け、兵士1人が死亡、6人が負傷した。

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で80人、北・東シリア自治局支配地域で6人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2021年2月13日)

保健省は政府支配地域で新たに80人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者55人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、2月13日現在の同地での感染者数は計14,820人、うち死亡したのは975人、回復したのは8,600人となった。

SANA(2月13日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、2月13日現在の同地での感染者数は計8,566人、うち死亡したのは300人、回復したのは1,227人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性1人、女性5人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市4人、アームーダー市1人、ラッカ県のラッカ市1人。

ANHA(2月13日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で2月13日に新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、74人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡0人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,063人、うち回復したのは17,204人、死亡したのは407人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1513105678894318/

AFP, February 13, 2021、ACU, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ中央刑務所一帯を爆撃(2021年2月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ中央刑務所一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県17件、ラタキア県4件、アレッポ県4件、ハマー県8件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は25件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民73人と国内避難民(IDPs)4人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は648,453人、2019年以降帰還したIDPsは71,010人に(2021年2月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月13日付)を公開し、2月12日に難民73人(うち女性22人、子供37人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民73人(うち女性22人、子供37人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は648,453人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者253,205人(うち女性76,112人、子ども128,862人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,729,796人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は877,733人(うち女性263,388人、子供447,353人)となった。

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一方、国内避難民4人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは4人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は4人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は71,010人(うち女性25,439人、子供28,711人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,340,628人(うち女性407,998人、子供672,477人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 13, 2021をもとに作成。

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SANA:米軍が最近になってダイル・ザウル県のウマル油田地帯に新たな航空基地を建設(2021年2月13日)

SANA(2月13日付)は、北・東シリア自治局の支配地各所に違法に基地を設置し、駐留している米軍が、最近になってダイル・ザウル県のウマル油田地帯に新たな航空基地を建設したと伝えた。

AFP, February 13, 2021、ANHA, February 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2021、Reuters, February 13, 2021、SANA, February 13, 2021、SOHR, February 13, 2021などをもとに作成。

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