新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月28日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月28日現在のシリア国内での感染者数は計57,357人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,181人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0EwCGLZuFBfsXoKNaSLL5NGshpCqwvgQbyWsUW9SCMfaPAefLMnnMpDEzNNieJ4h4l

AFP, October 28, 2022、ACU, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

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トルコの占領下のアレッポ県アアザーズ市で、シャーム解放機構への自治・軍事・治安権限の移譲を拒否する抗議デモ(2022年10月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の主要都市の一つアアザーズ市で、シャーム解放機構への自治・軍事・治安権限の移譲を拒否する抗議デモが行われ、住民らが参加した。

デモではまた、駐留トルコ軍の撤退、シリア国民軍の隊列の統合、シャーム解放機構を排除したかたちでの民政自治局の設置などが求められた。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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国連の使節団がトルコ占領下のハサカ県のアルーク村揚水所を初めて視察(2022年10月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、国連の車輌5輌が、ロシア軍パトロール部隊の車輌3輌と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍渉外局の車輌1輌の護衛を受け、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のアサディーヤ村、そしてトルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域内にあるアルーク村の揚水場を巡回した。

国連の使節団が同地を巡回するのは、2019年に同地がトルコ占領下に入って以降初めて。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県を砲撃(2022年10月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村、バイニーン村、シャンナーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はヒムス県南部のガス・プラントを視察(2022年10月27日)

アサド大統領は、ヒムス県南部の中部地区ガス・プラントを視察、同プラントに新たに設置されたタービン圧縮機稼動の第1段階の再稼働式に技術者や労働者とともに立ち会った。

稼働した圧縮機は1日あたり50万立法メートルのガスの増産を通じた、国内でのガス生産量の増加と電力生産・供給増めざすもの。

プラントは2009年に開業したが、その後、幾度となくテロ破壊攻撃に晒されていた。

視察には、フサイン・アルヌース首相、バッサーム・トゥウマ石油鉱物資源大臣も同行した。



アルヌース首相、トゥウマ石油鉱物資源大臣と、シリア・ガス社社長やプラント責任者の話に耳を傾けたアサド大統領は、技術者や従業員の努力を讃え、以下の通り述べた。

このプラントは戦場での戦いのただ中にあって標的とされてきた。この施設は諸君ら同僚から多くの犠牲者、負傷者を出した。だが、彼らは戦いを経てもとどまり続けた。あらゆる意味での戦いにおいてだ。軍事的な戦い。砲撃。即席爆弾など。ここにいる若者たち、あるいは命をささげた者たちは現場に出て、このプラントを修理し、再び稼働させようとし、ガス、発電、そして家庭用ガスなどを生産している。

私は2009年にここに来て、まさに同じプラントを始動させた。当時、このプロジェクトはシリアにとって重要で活気を与えるものだった。今日再び、我々はこのプロジェクトを再開する。我々がテロによって破壊されたものを発展、拡張、改善することは良いことだが、戦争とテロによって我々が新たなプロジェクトに着手するのではなく、同じプロジェクトをやり直すというのは遺憾だ。

その真意は、我々が身を置いてきたテロの結果、無知が仕事と結びついた結果、この国に破壊が起きた。無知が仕事と結びつくことで、人々は人間ではなく群れとなってしまった。群れには外から指図をする飼い主が必要だ…。あるいはイナゴの群れのように…、収穫物を数時間で食い尽くし、善を破壊する。人間の群れは血肉が宿っているが、人間性も知性もない。帰属意識も、愛国心も、道徳もない。こうした人間性のすべてがないのだ。これに対して、意識ある者が愛国心に出会えば、このような文明的なシーンに立ち会うことができる。建設を目にすることができる…。諸君ら、そして諸君らのようにきわめて困難な段階においても国の支えとなる人々と見えることができる…。

このプロジェクトは…戦争を通じて、我々、そしてこの国にとってより重要なものになった。その理由はもちろん封鎖(制裁)にある。

今日、ウクライナでの戦争、ロシアとウクライナを代理とする西側諸国との間の戦争によって、このプロジェクト、そしてそれに類する諸々のプロジェクトはきわめて貴重なものとなった。

ガスの価格高騰は類を見ない。燃料価格、物価高騰もだ…。こうした状況が我々にこれまで以上の使命を与えてくれている。それはそもそも、我々シリア人のなかにあったものだ。我々は1980年代の小麦問題、そしてその後のエネルギー問題でそうしてきたように自らに頼らねばならない。今日、国産、そして国の技術によるガス、石油、エネルギーが必要となっている。

世界は今日、この問題をめぐって大きな問題に直面している。だが、我々は、こうした問題にもかかわらず、新たなプロジェクトを拡大するだけでなく、破壊されたものを復興し、このプラントには新たなブロックが増設された。これは我々のガス生産を発展させるものであり、あなた方の取り組みは、第1に発電所、第2に家庭用ガスといった面で、市民にも恩恵を与えるだろう。

我々は段階を経て前進している…。数ヵ月後、おそらく1年以内に我々の状況はあらゆる面で改善するだろう。それは市民の安心だけでなく、何よりもまず、サーヴィスや経済に反映されるだろう。

諸君らが行っている仕事は非常に重要なイメージを与えるものだ。別の現場にいる諸君らの同僚に公共セクターの成功例を与えている。シリアの公共セクターは戦時中も経済とサーヴィスの担い手だった。公共セクターがなかったら、我々は今日経験している以上の悲劇のなかに身を置いていただろう。

…このことは公共セクターの各機関への信頼を高めることを意味する。公共セクターの各機関への信頼が増せば、国家機関への信頼も増す。それは過ちが生じないことを意味しない。間違いがあれば正さねばならないと言うことと、能力がないと言うこととは別問題だ。能力がないと信じ込んでしまえば、改善したり、発展させたりしようとしても、結果は出ない。あなた方は可能性と能力があることを立証している。だが、もし過ちが残されていたら、改善するし、発展の可能性が残されていたら、それを発展させる…。このセクターこそが国を守るのだ。愛国的セクターなのだ…。公共セクターは、戦時下、そして制裁下にあって真に国を守ってきた。このことは皆にとって明らかになっている。

お世辞抜きに諸君ら一人一人を誇りに思っている…。諸君らは不屈の精神の意味の手本を示した。それは、スローガンや理論を超えている。不屈の精神の意味が何なのかと問う者は、ここに来て、人々がどのように働いてきたかを見るべきだ。諸君らは、シリアの市民一人一人に、心の中に絶望を宿してはならないと言っている。諸君らはメッセージを込めて、それを揺るぎないものとした。我々はあらゆることを行う能力を真に持っている。困難な状況かでも、能力がある。ゆっくり、そして苦労の末に、そして大きな代償を払うかもしれない。だが、我々が達成すると決心している限り、私たちそれができるのだ。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/videos/1329167394538442/

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02yfpphPYiWYXTZzgkkz7rvj23KPrhKPzEh39BB2rUPwoWW9DBi3P7ddLvwvCefEshl

http://www.sana.sy/?p=1771977

SANA(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省公式筋はイランのシラーズ市でのダーイシュによるテロ乱射事件を「テロは米国の政策の主要な一部」と非難(2022年10月27日)

外務在外居住者省公式筋は声明を出し、イランのシラーズ市にあるアフマド・ブン・ムーサー・カーズィム・シャー・チェラーグ廟で発生したテロ攻撃に関して、「もっとも厳しい表現で非難する」と表明、「このテロ攻撃は、テロが諸外国の安定を揺るがし、平和に打撃を与えることで、米国に従属させようとする米国の政策の主要な道具の一つになっていることを改めて示している」と非難した。

イランでは26日、シャー・チェラーグ廟の入口で男性1人が銃を乱射し、女性と子どもを含む15人が死亡、27人が負傷していた。

イランの治安部隊は男性を逮捕、またダーイシュ(イスラーム国)が犯行を認める声明を出している。

https://twitter.com/uunionnews/status/1585344666513571841

SANA(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下パレスチナ上空から首都ダマスカス一帯を狙って多数のミサイルを発射(2022年10月27日)

シリア軍筋は声明を出し、27日午前0時30分頃、イスラエル軍が占領下パレスチナ上空から首都ダマスカス一帯を狙って多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、一部を撃破、被害は若干の物的被害に限られたと発表した。

SANA(10月27日付)が伝えた。

また、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、この爆撃に関して、イスラエル軍のF-16戦闘機が8発の巡航ミサイルを発射、シリア軍の防空部隊はそのうちの4発を撃破したが、兵士1人が負傷したと発表した。
RIAノーヴォスチ通信(10月27日付)が伝えた。

 

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シリア人権監視団によると、この爆撃で、ダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)一帯に設置されているレバノンのヒズブッラーなど「イランの民兵」の武器弾薬庫や指揮所などが狙われ、ヒズブッラーの協力者4人が死亡した。

死亡した4人のうち、少なくとも1人はシリア人だという。

 

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イスラエルのアルマ研究教育センターは、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/Israel_Alma_org/)を通じて、爆撃がダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊のバフダリーヤ村に対して行われ、高性能兵器を標的としていたとの見方を示した。

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また、爆撃の前日、ダマスカス国際空港にイランのIl-76大型ジェット輸送機が着陸したとの情報もある。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、RIA Novosti, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年10月27日)

アレッポ県では、ANHA(10月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、スーガーニーカ村、クナイトラ村を砲撃、アキーバ村では子ども2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市に接するシリア政府支配下のターディフ市近郊で、シリア軍とシリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線が交戦、シャーム戦線の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(10月27日付)、SANA(10月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ヒルバト・シャイール村、ルバイアート村、アッブーシュ村、アサディーヤ村、ダーダー・アブダール村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、タッル・ワルド村にあるシリア軍の拠点が被弾し、兵士1人が死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(10月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で2人(2022年10月27日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月27日現在のシリア国内での感染者数は計57,356人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,179人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0d6NtsrhkiYQhAUsoV1PJAVdyVSRFf5Suuow1G9cH2WBQpwN8cB7zNQc1ig187tM4l

AFP, October 27, 2022、ACU, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回の砲撃を確認したと発表(2022年10月27日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回(アレッポ県1件、ラタキア県3件)の砲撃を確認したと発表し、アレッポ県ミーズナーズ村一帯に対する「テロリスト」の狙撃で、シリア軍兵士1人が殺害されたことを明らかにした。

RIAノーヴォスチ通信(10月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 27, 2022をもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がアレッポ県アフリーンに設営されていたテントを強襲し、シリア国民軍第3軍団メンバーと思われる若い男性3人を追放(2022年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市中心街のカーワー・ハッダード交差点近くに設営されていたテントを強襲し、シリア国民軍第3軍団メンバーと思われる若い男性3人を追放した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッルバリート村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部のアージル村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町で住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局渉外関係委員会はカナダ政府使節団に、ダーイシュのカナダ人メンバーの子ども2人と女性2人の身柄を引き渡す(2022年10月26日)

ハサカ県では、CBC(10月26日付)によると、北・東シリア自治局渉外関係委員会がカナダ政府の使節団に、ダーイシュ(イスラーム国)のカナダ人メンバーの子ども2人と女性2人の身柄を引き渡した。

 

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、CBC, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アブー・ラースィーン町近郊の村々を砲撃(2022年10月26日)

ハサカ県では、ANHA(10月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ウブード村、アサディーヤ村を砲撃した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がロシア軍の支援を受け実弾戦術演習を実施(2022年10月26日)

SANA(10月26日付)によると、シリア・アラブ軍(陸軍)の複数部隊がシリア駐留ロシア軍部隊の支援を受けて、海軍および空軍とともに、実戦を想定して、実弾を使用した戦術演習を数日間の予定で開始した。

演習は、アサド大統領(軍・武装部隊総司令官、大将)の指揮のもと、年次計画に基づいて計画され、マフムード・アッバース国防大臣(軍・武装部隊副司令官、一等中将)、駐シリア・ロシア軍司令部のアレクサンドル・チャイコ司令官(中将)、シリア・ロシア両軍の司令官らが臨席するなかで実施された。




https://www.youtube.com/watch?v=D6OXzy38bog

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人はシリアを訪れているIAEAの使節団と会談し、癌治療での協力の方途などについて意見を交わす(2022年10月26日)

アスマー・アフラス大統領夫人はシリアを訪れている国際原子力機関(IAEA)の使節団と会談し、癌治療での協力の方途や、この分野でのシリアへの支援のありようについて意見を交わした。

SANA(10月26日付)によると、会談でアスマー夫人は以下の通り述べた。

シリアは、保健省や国民癌対策センターなど、関係各省・各機関が参加する全国的なプロジェクトを通じて癌による死亡率を定価させることに成功しました…。
シリアの戦略は、この病気の治療率を上げ、患者の痛みや苦しみを軽減することをめざしています。これは、治療の要件を確保するための取り組みと癌の想起発見に向けた努力を組み合わせることで行われます。
こうした活動には、IAEAがシリアでの癌対策を支援し、医療面でこの病気に対処し、患者をケアし、その苦しみを軽減し、物心面で支援する方法を発展させるために大きな役割を果たす必要があります。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0FF6yNs7t5YRWSUspjiMiG27Q6Qy1qAKVtKpyDb29DMnFtsJURnt3vyXXCTejmvaal

 

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省はシリア民主軍による国連施設の襲撃を非難(2022年10月26日)

外務在外居住者省は声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市で19日に発生した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による国連世界食糧計画(WFP)と国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の事務所への襲撃に関して、「いかなる敵対行為も拒否する」としたうえで、「分離主義組織「を支援する米国やその西側同盟諸国に対して、こうした攻撃の停止と再発を抑止するために圧力をかけるよう要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0323eYMvPCGjREnxyLUWELfKhFFbsRS2tSMzS3Wbroz8yoCwMCEvMy8jUfxe6DTEwml

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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レバノン国内の難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人数十家族が帰還(2022年10月26日)

SANA(10月26日付)によると、レバノン国内の難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人数十家族が、ヒムス県のダブースィーヤ国境通行所とダマスカス郊外県のザムラーニー国境通行所を経由して、シリア軍によって解放されたシリア国内の元居住地に帰還した。

ヒムス県とダマスカス郊外県の関係当局が帰国に必要なすべての手続きを行い、難民らは用意された車輌で自分たちが住んでいた町や村に移送された。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・ウブード村に設置されているシリア軍検問所が同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止(2022年10月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある県東部のタッル・ウブード村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

一方、SANA(10月26日付)によると、ルマイラーン油田で盗奪した石油を積んだタンクローリー22輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシャーム解放機構がイドリブ県で有毒物質が装填されたロケット弾36発の使用を準備していると発表(2022年10月12日)(2022年10月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、シリアのアル=カーイダとして知られるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、イドリブ県南部のアルバーン山の洞窟に設置されている複合施設で有毒物質が装填されたロケット弾36発の使用を準備していると発表した。

エゴロフ副センター長によると、シャーム解放機構はこれらのロケット弾を使用して、シリア軍が民間人に有毒物質を使用したと見せかけようとしているという。

RIAノーヴォスチ通信(10月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 26, 2022をもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月26日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月26日現在のシリア国内での感染者数は計57,354人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,176人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02YTwQUUfZMQVJJkxUBqqTxu4eZQ6rVZAvVEx5e5XMYWGL39egCQScY6dvCo1KmxDnl

AFP, October 26, 2022、ACU, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合に所属するドローンがダイル・ザウル県でイラク人民動員隊の車列を爆撃し、車輌2台を破壊した。(2022年10月25日)

ダイル・ザウル県では、ナフル・メディア(10月26日付)によると、米主導の有志連合に所属する無人航空機(ドローン)複数機が25日晩、イラク人民動員隊の車列を爆撃し、車輌2台を破壊した。

爆撃は、イラク人民動員隊が秘密裏に設置していた国境通行所を通って車輌がイラクに入ろうとしたのを狙って行われたという。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Nahr Media, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域で共闘関係にあるシリア国民軍所属ハムザ師団とスルターン・ムラード師団のメンバー9人を麻薬密輸に関与しているとして逮捕(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市、ジンディールス町で、共闘関係にあるシリア国民軍所属ハムザ師団とスルターン・ムラード師団のメンバー9人を麻薬密輸に関与しているとして逮捕した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県内のイラク人民動員隊の拠点を爆撃、米軍が違法に基地を設置するウマル油田で大きな爆発が発生(2022年10月25日)

ダイル・ザウル県では、アイン・シャーム研究センターが複数の地元筋からの情報に基づいて発表したところによると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市一帯に展開するイラク人民動員隊の拠点複数ヵ所に対して所属不明の戦闘機複数機が爆撃を実施した。

https://www.facebook.com/shamforstudiees/posts/pfbid0HTCyQbRX46oCjSytDUFZ87vUbswenEHsFCsRwJLhLMSNXUSJuMGjyS1T1t3CM3fbl

爆撃は、22日夜に、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地(グリーン・ヴィレッジ基地)が無人航空機(ドローン)によるとされる攻撃への報復と見られるという。

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その後、シリア人権監視団によると、ウマル油田で複数回の大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明だが、「イランの民兵」による攻撃の可能性も否定できない。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Markaz ‘Ayn al-Sham li-l-Dirasat, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が前日に続いて捕虜交換(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域と「オリーブの枝」地域に進攻中のシャーム解放機構と、シリア国民軍第3軍団が前日に続いてバースータ村で捕虜交換を行った。

捕虜交換はトルコの仲介によるもの。

双方が釈放した戦闘員の数は不明。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、スフーフン村を砲撃した。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県、ラッカ県、ハサカ県の北部でトルコ軍とシリア民主軍の交戦続く(2022年10月25日)

アレッポ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・ヒラール村、スーガーニーカ村の森林地帯、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハルバサーン村一帯、クーラーン村一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、マーリア市近郊では、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線のメンバーが乗った車に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地から発射された対戦車ミサイルが命中し、乗っていた戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

また、シャッラーン町近郊のクワイト・ラフマ村にシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地からの砲撃が行われた。

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ラッカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプ、サイダー村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のヒルバト・シャイール村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県関係当局がジャースィム市のダーイシュの拠点で大量の武器弾薬を発見し押収(2022年10月25日)

ダルアー県では、SANA(10月25日付)によると、県の関係当局がジャースィム市にあったダーイシュ(イスラーム国)の複数の拠点で大量の武器弾薬を発見、これを押収した。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のダムヒーヤ村とタッル・ザハブ村にそれぞれ設置されているシリア軍検問所が、両地を通過しようとした米軍の通行を相次いで阻止(2022年10月25日)

ハサカ県では、SANA(10月25日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のダムヒーヤ村(小ダムヒーヤ村)とタッル・ザハブ村にそれぞれ設置されているシリア軍検問所が、両地を通過しようとした米軍の車輌6輌からなる車列の通行を相次いで阻止、これを退却させた。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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レバノンのアウン大統領はアリー・シリア大使に国民杉勲章(大将校章)を授与:アリー大使は領海画定をめぐるシリアとレバノンの連絡の齟齬を認める(2022年10月25日)

任期終了が近いレバノンのミシェル・アウン大統領は、アブドゥルカリーム・アリー在レバノン・シリア大使に国民杉勲章(大将校章)を授与した。

勲章の授与はアリー大使の離任に合わせたもの。


SANA(10月25日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0mjsRr3Ae7V8T3RXUUGKbctK9MucGY9HRtQ5Q16rfaKzfCnuxiMFPwDGSnYintvikl

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アリー大使はアウン大統領との会談後の記者会見で、シリアとレバノンが領海を合意したとの報道、そしてその後、領海画定について協議を目的としたレバノンのイリヤース・ブー・サアブ人民議会副議長を代表とする使節団の訪問がシリア側の要請で延期されたとの報道に関して、以下の通り述べた。

アウン大統領とアサド大統領との間で行われた使節団のダマスカス訪問にかかる連絡において齟齬が生じた。
ブー・サアブ国民議会副議長に訪問日を明記した文書を送付するよう要請したが、到着が送れた。だから、会談は中止されたのではなく、シリア側に充分な時間が確保できなかったために延期となった。
日程は決まっていないし、議論もされてなかったにもかかわらず、レバノン側から発表され、それに対する対応がなされた。つまり中止ではなく、今後合意されると発表された。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月25日付)などが伝えた。

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2008年にシリアとレバノンは正式に外交関係を樹立、2009年に初代大使としてアリー氏が就任していた。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

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