シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県の各所でシャーム解放機構による住民の逮捕に抗議するデモが発生し、シャーム解放機構の打倒が訴えられる(2023年6月10日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のタルマーニーン村、アレッポ県のカフラ村、バービカ村、サッハーラ村で、シャーム解放機構による住民の逮捕に抗議するデモが発生し、シャーム解放機構の打倒などを訴えた。

同様のデモは、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域にあるアアザーズ市、スーラーン・アアザーズ町でも発生した。

AFP, June 10, 2023、ANHA, June 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2023、Reuters, June 10, 2023、SANA, June 10, 2023、SOHR, June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県での戦闘でシャーム解放機構メンバー1人、シリア軍兵士2人死亡(2023年6月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村近郊で同機構に所属するタルハト・ブン・ウバイドッラー旅団の戦闘員1人を攻撃、これを殺害した。

一方、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊で共和国護衛隊の兵士1人を殺害、またファターティラ村一帯、ルワイハ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプで正体不明の武装集団が、治安機関に協力する麻薬密売人と見られる男性1人を銃で撃ち、殺害した。

AFP, June 10, 2023、ANHA, June 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2023、Reuters, June 10, 2023、SANA, June 10, 2023、SOHR, June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍ドローンでアレッポ県北部の街道を移動中の車1輌を爆撃、YPGメンバー5人を殺傷(2023年6月10日)

アレッポ県では、トルコ軍が無人航空機(ドローン)で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマアッラータ村とアフダース村を結ぶ街道を移動中の車1輌を爆撃した。

この爆撃に関して、人民防衛隊(YPG)の広報センターは声明を出し、YPGの兵士3人が死亡、2人が負傷したと発表した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、シャワーリガ村、バイナ村などを砲撃した。

ANHA(6月10日付)が伝えた。

AFP, June 10, 2023、ANHA, June 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2023、Reuters, June 10, 2023、SANA, June 10, 2023、SOHR, June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局は声明を出し、ダーイシュの外国人メンバーに対する裁判を行うと発表(2023年6月10日)

北・東シリア自治局は声明を出し、同自治局が支配地内の刑務所や収容所に拘束しているダーイシュ(イスラーム国)の外国人メンバーに対する裁判を行うと発表した。

声明によると、裁判は公開で行われ、国際法や自治局の法に基づいて行われるという。

https://www.facebook.com/aanes.official/posts/pfbid0L5aFZzHKGokZiAGK5xySq3hgq3WdsFUCt5chQ8PCmHXRfnHfCeQsycAFJLLS7D3rl

ANHA(6月10日付)が伝えた。

AFP, June 10, 2023、ANHA, June 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2023、Reuters, June 10, 2023、SANA, June 10, 2023、SOHR, June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市のフーリーヤート・センターに開設された和解センターでブスラー・シャーム郡の指名手配者、脱走兵、兵役忌避者1,600人以上が社会復帰手続きを行う(2023年6月10日)

ダルアー県では、3日にダルアー市のフーリーヤート・センターに開設された和解センターで、ブスラー・シャーム郡の指名手配者、脱走兵、兵役忌避者1,600人以上が社会復帰手続きを行った。


SANA(6月10日付)が伝えた。

AFP, June 10, 2023、ANHA, June 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2023、Reuters, June 10, 2023、SANA, June 10, 2023、SOHR, June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マナーフ・トゥラース氏は管理されていない武器の回収などを骨子とするシリア内戦の政治解決に向けたヴィジョンを披露(2023年6月9日)

ムスタファー・トゥラース元国防大臣の次男で、アサド大統領の友人とされ、2012年に共和国防衛隊(当時准将)を離反し、反体制活動家に転身、「軍事評議会」なる組織を率いているマナーフ・トゥラース氏が『クドス・アラビー』(6月9日付)のインタビューに応じた。

インタビューのなかで、トゥラース氏は、以下のように述べ、シリア内戦の政治的解決に向けたヴィジョンを語った。

我々の目的は、軍事支配に戻ることでもなければ、そうした支配を行うために活動することではない。我々は自分たちの特性、世界のすべての文明国が従っている法律に沿った役割に沿って活動する。それは、管理されていない武器の回収、愛国的な軍事機関による武器の独占、市民平和の維持、移行期における安定の保護、政治的解決にいたる復旧段階を保障する環境の拡充、国連の諸決議やシリア国民の希望に沿った信頼できる政治プロセスである。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、al-Quds al-‘Arabi, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構支配地、トルコ占領地でシャーム解放機構に反対するデモが行われ、イスラーム解放党のメンバーらの釈放、政府との和解拒否などが訴えられる(2023年6月9日)

イナブ・バラディー(6月9日付)、オガレット・ポスト(6月9日付)、NPA(6月9日付)、シリア人権監視団などによると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アティマ村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、ダイル・ハッサーン村、フーア市、ダーナー市近郊のIDPsキャンプ、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市、スーラーン・アアザーズ町で「暴君に正統性なし」と銘打ったデモが行われ、デモ参加者は、イスラーム解放党メンバーおよびそれ以外の逮捕者全員の釈放、家宅捜索反対を訴えるとともに、シャーム解放機構による「恣意的でシャッビーハ的」な逮捕に拒否の姿勢を示すとともに、「暴君どもの手法は一つ、我々の目的は革命」などと連呼し、シリア政府との和解拒否、シリア革命の原則維持を訴えた。

**

イナブ・バラディー(6月9日付)、ムドン(5月16日付)などによると、イスラーム解放党のメンバーらは、シャーム解放機構が「(メンバーらの)口封じをし、抑圧体制(シリア政府のこと)の手法を真似し、同体制に対する戦線を凍結した」と非難、これに対してシャーム解放機構側は、イスラーム解放党が反体制派の隊列を分裂させ、戦闘員を裏切り、噂を拡散していると非難している。

両者の対立は、5月7日にシャーム解放機構に所属する総合治安機関がダイル・ハッサーン村でイスラーム解放党の「書記長」を含むメンバーや住民を逮捕、家宅捜索を行ったことで一気に激化した。

ダイル・ハッサーン村で活動するイスラーム解放党の「書記長」は同日晩に釈放されたが、その際、総合治安機関が要撃を受け、隊員1人が撃たれて死亡、2人が負傷した。

複数筋によると、ダイル・ハッサーン村の住民は、武器を所持しておらず、要撃には関与していないと主張しており、発砲は総合治安機関による誤射で、住民は負傷した隊員を病院に搬送するなど救命活動に参加したという。

なお、ダイル・ハッサーン村の住居に対するシャーム解放機構の総合治安機関の強襲では、女性1人が負傷したほか、別の女性1人が流産したという。

5月7日に逮捕されたメンバーや住民のうち、18歳の高校生と無所属の戦闘員の1人が5月29日に釈放された。

https://www.facebook.com/watch/?v=772840127659071

https://www.facebook.com/watch/?v=3527841560833836


**

一方、シリア人権監視団によると、政府の支配下にあるダルアー県のジャースィム市とナワー市で、「アッラーは、我々のなかで彼らと和解する者を正すことはない」などと書かれたビラがばらまかれた。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、‘Inab Baladi, June 9, 2023、al-Mudun, May 16, 2023、NPA, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023、Ugaritpost, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市で、住民数がシリア国民軍によって接収された不動産の変換を求めて抗議デモ(2023年6月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市で、住民数十人が、トルコの支援を受けるシリア国民軍によって接収された不動産の変換を求めて抗議デモを行った。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構はイドリブ市などでイスラーム解放党の指導者ら3人を逮捕(2023年6月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、同機構に所属する総合治安機関がイスラーム解放党の指導者1人を逮捕した。

逮捕は「恣意的」なもので、理由は不明だという。

**

また、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、同機構の支配下にザーウィヤ山地方のバーラ村で金曜日の集団礼拝を終えた若い男性2人を逮捕した。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023、June 10, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、ハマー県、イドリブ県、ラタキア県でシリア軍とシャーム解放機構など「決戦」作戦司令室が交戦(2023年6月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部のカフル・アンマ村、ワサート村、カスル村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町を砲撃した。

また、灌漑計画地区、アムキーヤ町一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町でオートバイで移動していたシリア軍の下士官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

また、近くにいた若い男女2人も負傷した。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】UAEからの医療支援物資30.8トンを積んだ貨物機1機がバースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着(2023年6月9日)

アラブ首長国連邦(UAE)からの支援物資を積んだ貨物機1機がバースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

物資は医療関連物資30.8トンでトルコ・シリア大地震の被災地の医療部門を支援するのが目的。

SANA(6月9日付)が伝えた。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは声明を出し、過去24時間にマグニチュード2.7~3.2の地震が3回発生したと発表(2023年6月9日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にハマー県北部、アレキサンドレッタ地方(ハタイ県)を震源とするマグニチュード2.7~3.2の地震が3回発生したと発表した。

SANA(6月9日付)が伝えた。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのベロウソフ在ジュネーブ国連代表部副代表:2018年4月の米英仏のシリアに対するミサイル攻撃は、核兵器を使用するためのアルゴリズム開発を目的としていた可能性がある(2023年6月8日)

ロシアのアンドレイ・ベロウソフ在ジュネーブ国連代表部副代表はスイスのジュネーブで開催されている国連軍縮会議において、2018年4月に米国、英国、フランスが、シリア軍に化学兵器使用の嫌疑をかけて、政府支配地に対するミサイル攻撃を行ったことについて、核兵器を使用するためのアルゴリズム開発を目的としていた可能性を排除していないと述べた。

ベロウソフ副代表はまた、1945年8月に広島と長崎に核爆弾を投下した米国が、核兵器のさらなる使用に対する米国民の道徳的・倫理的障壁を取り除くことで、世界に真の核の脅威を生み出していると非難、核兵器保有を認めていないものの、米国の核兵器を受け入れているとされる国々に対して、米国との協力における透明性を示すべきだと主張、どの軍事基地に米国の核兵器がどれだけあるのかを明らかにすべきだと訴えた。

RIAノーヴォスチ通信(6月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 8, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

指名手配者、脱走兵、兵役忌避者が社会復帰手続きが行われているダルアー市のフーリーヤート・センターの近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2023年6月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、3日から指名手配者、脱走兵、兵役忌避者が社会復帰手続きが行われているダルアー市のフーリーヤート・センターの近くで、何者かが車に仕掛けた爆弾が爆発した。

HFL(6月8日付)によると、死傷者はなかった。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、HFL, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がアレッポ県北部でシリア軍兵士1人を狙撃(2023年6月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村一帯に展開するシリア軍兵士1人を狙撃し、負傷させた。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県マアッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2023年6月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

シャーム解放機構はまた、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマクラビース村を砲撃した。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】UAE赤新月社は被災地を支援するための新たなイニシアチブを立ち上げると発表(2023年6月8日)

アラブ首長国連邦(UAE)赤新月社の使節団代表を務めるムハンマド・カアビー氏は、ラタキア県の講堂での記者会見で、教育部門を支援するための新たなイニシアチブを立ち上げると発表した。

新たに立ち上げられるのは「私の学校は私のアイデンティティ」イニシアチブとファーリス(騎士)教育イニシアチブ、「犠牲祭の衣装」イニシアチブ、「犠牲」イニシアチブの四つ。

カアビー氏によると、「私の学校は私のアイデンティティ」イニシアチブでは、トルコ・シリア大地震で損害を受けたラタキア県内の40の学校の修復を、ファーリス教育イニシアチブは工学部、医学部、薬学部での研修を支援するためにラップトッをプとディスクトップのPCを提供することを、「犠牲祭の衣装」プロジェクトは4万4000人への衣服提供を、「犠牲」プロジェクトはラタキア県、アレッポ県、ヒムス県、ハマー県でそれぞれ10万人に犠牲祭の食事を提供することをそれぞれ目標とする。

SANA(6月8日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアの外務在外居住者省はウクライナ南部のカホフカ・ダムの決壊をウクライナのテロと断じる(2023年6月8日)

外務在外居住者省公式筋は声明を出し、6日にウクライナ南部のカホフカ・ダムの決壊をめぐってロシアとウクライナが相手の破壊工作だと非難し合っていることに関して、「ウクライナ体制によるこのテロ行為は、その無謀の行動の一環であり、ロシアに対する戦争におけるNATO諸国のウクライナ保護を強めるものである」と非難した。

そのうえで、「シリアはNATOの侵略に対抗するロシアと改めて完全に連帯し、国際社会にウクライナ体制の無益な行為と国際の平和と安定への真の脅威となっている西側の侵略志向を停止させるよう強く求める」と表明した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/1144822439724073

SANA(6月8日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はムフザビー駐シリア・チュニジア大使の就任式に臨む(2023年6月8日)

アサド大統領は新たに着任したムハンマド・ベン・バシール・ムフザビー駐シリア・チュニジア大使の就任式に臨み、チュニジア政府からの信任状を受けとった。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/645472957619021



SANA(6月8日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はアーラー・アラブ連盟シリア常駐代表と面談し、指示を下す(2023年6月8日)

アサド大統領は、アラブ連盟シリア常駐代表(兼在エジプト・シリア常駐代表)に就任したフサームッディーン・アーラー大使と面談し、連盟本部があるエジプトの首都カイロの着任に先立って、アーラー大使に対して指示を下した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/1145027169703600

アサド大統領は、2013年法令第126号を施行し、在ジュネーブ国連大使を務めてきたアーラー氏をアラブ連盟シリア常駐代表(兼在エジプト・シリア常駐代表)に任命していた。

SANA(6月8日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2023、ANHA, June 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2023、Reuters, June 8, 2023、SANA, June 8, 2023、SOHR, June 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センター:米国は違法に占領するタンフ国境通行所一帯地域(55地域)内のルクバーン・キャンプからのIDPsの脱出を遅らせ、人道被害を深刻化させている(2023年6月8日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、定例記者会見で、米国にはシリア復興を支援する用意はできておらず、米軍(有志連合)が違法に占領するタンフ国境通行所一帯地域(55地域)内にあるルクバーン・キャンプでの生活を余儀なくされている国内避難民(IDPs)が政府支配地に脱出する動きを意図的に遅らせ、そのことが人道被害を深刻化させていると述べ、批判した。

RIAノーヴォスチ通信(6月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 8, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米GCC外務大臣会合は閉幕声明で難民とIDPsの安全で尊厳ある自発的な帰還にふさわしい環境作りと、難民および難民受入国への支援継続の重要性を確認(2023年6月7日)

米国のアンソニー・ブリンケン国務長官と湾岸協力会議(GCC)加盟諸国の外務大臣がサウジアラビアのリヤドで外務大臣会合を開催、ウクライナ、シリア、イラン、イエメン、パレスチナ・イスラエル紛争、スーダン情勢などにかかる共同声明を発表した。

シリア情勢に関して、声明は、政治的解決に向けた取り組みに引き続き専念するとしたうえで、難民と国内避難民(IDPs)の安全で尊厳ある自発的な帰還にふさわしい環境作りと、難民および難民受け入れ国への支援継続の重要性を確認した。

AFP, June 9, 2023、ANHA, June 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2023、Reuters, June 9, 2023、SANA, June 9, 2023、SOHR, June 9, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア交渉委員会のジャームース代表はあらゆる問題に関してシリア政府と直接交渉する用意があると表明(2023年6月7日)

シリア交渉委員会のバドル・ジャームース代表は、あらゆる問題に関してシリア政府と直接交渉する用意があると述べた。

スプートニク・アラビア語版(6月7日付)によると、ジャームース代表はまた、シリア交渉委員会が政治的解決を基礎とすることに納得しており、停戦と政治的正常化にかかる国連安保理決議第2254号が「我々の指針だ」と付言した。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023、Sputnik Arabic, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍は5月にシリアとイラクでダーイシュに対して38回の作戦を実施し、31人を拘束、8人を殺害したと発表(2023年6月7日)

米中央軍は声明を出し、米主導の有志連合が協力部隊とともに、2023年5月にシリアとイラクでダーイシュ(イスラーム国)に対して38回の作戦を実施し、31人を拘束、8人を殺害したと発表した。

国別の内訳は以下の通り:

イラク:作戦回数21回、11人を拘束、6人を殺害
シリア:作戦回数17回、20人を拘束、2人を殺害

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アティマ村で、住民が同機構による住民の恣意的逮捕や暴行などに抗議するデモを行い、強制解除を試みた治安要員を放逐(2023年6月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアティマ村で、住民が同機構による住民の恣意的逮捕や暴行などに抗議するデモを行った。

これを受けて、シャーム解放機構の総合治安機関のメンバーらがオートバイで現場に駆けつけ、強制排除を試みたが、デモ参加者は総合治安機関のメンバーらを逆に放逐した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市でも女性らが同様のデモを行い、シャーム解放機構、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者を非難した。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】アレッポ市西のマンヤーン村(シリア政府支配下)で住居が倒壊し、男性1人とその子供2人が死亡(2023年6月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西のマンヤーン村(シリア政府支配下)で、トルコ・シリア大地震やシリア軍による砲撃によって損害を受けていた住居が倒壊し、なかにいた男性1人とその子供2人が死亡した。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、ハマー県、アレッポ県、ラタキア県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2023年6月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるジャッラーダ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるサーン村、マアーッラト・ウルヤー村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフカフルタアール村、バフフィース村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるキンサッバー町一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナマル町で、シリア軍兵士が女性1人を銃で撃ち、殺害した。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の貨物車輌など35輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年6月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など35輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市のフーリーヤート・センターに開設された和解センターでの社会復帰手続きが続く(2023年6月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、3日にダルアー市のフーリーヤート・センターに開設された和解センターで、これまでに2,250人の指名手配者、脱走兵、兵役忌避者が社会復帰手続きを済ませた。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2023年6月7日)

ラッカ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、旧アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプなどを砲撃した。

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.